タグ:ヴィゴ・モーテンセン ( 7 ) タグの人気記事

「はじまりへの旅」

Captain Fantastic2016 USA

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普通じゃない奇妙な一家が織りなすヒューマン・コメディ。

ベンに「約束の地/2014」ヴィゴ・モーテンセン。

ジャックに「素敵な相棒 フランクじいさんとロボットヘルパー/2012」「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札/2014」フランク・ランジェラ。

ハーパーに「ホリデイ/2006」「LIFE!/ライフ/2013」「マイ・ファニー・レディ/2014」キャスリン・ハーン。

デイヴに「サンシャイン・クリーニング/2008」「ダラス・バイヤーズ・クラブ/2013」スティーヴ・ザーン。

ボウドヴァン(ボウ)に「ディファイアンス/2008」「サンシャイン/歌声が響く街/2013」「パレードへようこそ/2014」ジョージ・マッケイ。

キーラーにサマンサ・イズラー。

ヴェスパーにアナリース・バッソ。

レリアンに「虹蛇と眠る女/2015」のニコラス・ハミルトン。

サージにシュリー・クルックス。

ナイにチャーリー・ショットウェル。

監督、脚本は「フェイス/オフ/1997」「 アビエイター/2004」の俳優マット・ロス。


見てから随分と日にちがたってしまってレビューを書くのはやめようかと思いながらシアターをチェックしていたら今だ上映中。4/1に公開され既に1ヶ月以上上映している。ヴィゴ主演なので人気あるのかな?

私はヴィゴ・モーテンセンの熱烈なファンではないが、独特の魅力を放つ俳優だからか彼にはファンが多い。オスカーにノミネートされたちょっと変なオヤジ役が実に似合う。


ベン一家は文明から閉ざされた大自然の山奥に住み、生活は自給自足で子供たちは学校へは通わず父親が教師。ベンはアメリカ合衆国の哲学者(言語哲学者、社会哲学者、論理学者でもある)ノーム・チョムスキーの信奉者で文武両道に優れた才能を持つ男。

野生動物を獲って食べることはあってもハンバーガーを食べたことがない。恋愛は本で学んだが異性との接し方は知らない。全くもって普通じゃない子供たちが父親に連れられて山奥から都会へとやって来る。


亡くなった母レスリーの葬儀に出席するため、山奥から2400km離れたニューメキシコに自家用バスに乗ってやって来た一家は、ベンの妹夫婦デイヴとハーパー家に滞在する。彼らの息子たちは変な?ベンの子供たちに興味しんしん。そして子供たちは従兄弟のTVゲームに興味しんしん。違和感ありまくりのベン一家は妹夫婦の家の庭に一泊して去って行く。


やがて一般常識からかけ離れた思想を持つベンは、折り合いが悪い彼女の父親ジャックと対決することになる。ジャックはこのままでは子供たちが社会に全く順応できないで大人になってしまうと、変人の父親に育てられる彼らが心配でならない。結局ベンはジャックに諭され子供たちを祖父母に預けようと決心するが...結末は素敵だった。


ボウがハーバート大学やイエール大学からの誘いを断ってアフリカのナミビアに行くあたりはやはり蛙の子は蛙かも?

仏教徒だったレスリーをキリスト教の教会から救い出す件はちょっとやり過ぎ?墓を掘るなんてありえない!やはりこの一家は奇妙!

原タイトルの“Captain Fantastic”がナイス。


ヒューマントラストシネマ有楽町にて



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by margot2005 | 2017-05-12 22:28 | MINI THEATER | Trackback(1) | Comments(2)

「約束の地」

「Jauja」…aka「Land of Plenty」2014 アルゼンチン/デンマーク/フランス/メキシコ/USA/ドイツ/ブラジル/オランダ
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製作、音楽、出演(ディネセン大尉)に「アラトリステ/2006」「ザ・ロード/2009」「危険なメソッド/2011」「偽りの人生/2012」「オン・ザ・ロード/2012」「ギリシャに消えた嘘/2014」のヴィゴ・モーテンセン。
インゲボルグにヴィールビョーク・マリン・アガー。
洞窟の女に「ホルテンさんのはじめての冒険/2007」のギタ・ナービュ。
監督はリサンドロ・アロンソ。

19世紀末のパタゴニア。デンマーク人エンジニア、ディネセン大尉は一人娘インゲボルグを伴いアルゼンチン政府軍による先住民一掃計画に参加している。インゲボルグと二人海辺の野営地のテントで眠る父親は、ある夜隣のベッドに娘がいないことに気づく。テントから飛び出したディネセンは部下の助けも断り一人荒野に飛び出し馬を走らせるが、広い荒野には誰の姿も見えない。やがてディネセンは血を流し息絶え絶えの男を発見する。彼は兵士でインゲボルグに誘われ駆け落ちしたのだ。しかしインゲボルグの行方はわからない。そうこうするうちディネセンは自分の馬がいなくなったことに気づく。その後徒歩で荒野を彷徨う彼の前に痩せた犬が現れ、犬に導かれるように洞窟にたどり着くのだった…

オープニング、父親が娘に深い愛を伝えるシーンがある。
娘を探しに荒野を彷徨った男が未知なる摩訶不思議な世界へ足を踏み入れて行く。パタゴニアの荒野の洞窟にいる女がデンマーク語で話していたのがまたまた不思議で…ラスト、瀟洒な屋敷にいる美しいインゲボルグが痩せた犬を連れているシーンも恐ろしく不思議だし…でもあれが現実で、荒野にいるインゲボルグが幻想だった?
邦題の「約束の地」が意味深いのかも知れない。

年を重ねるごとに品格が伴ってきたヴィゴ・モーテンセンは素敵な俳優。馬に乗る姿は相変わらず颯爽としていてクールだ。
ヴィゴを初めて見たのはハリソン・フォード主演の「刑事ジョン・ブック/目撃者/1985」。その後何作か見たが、中でも印象に残ったのは「ダイヤルM/1998」でのグウィネス・パルトローの恋人役。その後「ロード・オブ・ザ・リング/2001~2003」でメジャーになり、「ヒストリー・オブ・バイオレンス/2005」「イースタン・プロミス/2007」と続き、個性的なオーラを放つヴィゴ・モーテンセンのファンになった。
残念ながら「善き人/2008」はシアターに行けなくて今だ見ていない。先月公開されていた「涙するまで、生きる/2014」は原作がアルベール・カミュということで見送った。
そして本作…ファンが多いヴィゴ映画ながらウイーク・ディの夕方、シアターはガラガラ。なぜに?と思いつつ観ていたが久方ぶりに途中で挫折しそうな映画だった。本作何がなんだか?と終盤近くまでわからずじまいで、エンディングが始まりなんと幻想的な映画だったんだろうと一息ついた。

幻想的かつ独創的なドラマのスクリーンは丸みを帯びた四角。
フランス映画「我が至上の愛 ~アストレとセラドン~/2007」も丸みを帯びた四角だったのを思い出す。本作同様やはり幻想的な作品だった。

ユーロスペースにて
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by margot2005 | 2015-06-28 22:36 | 中・南米 | Trackback | Comments(0)

「ギリシャに消えた嘘」

「The Two Faces of January」2014 UK/フランス/USA
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1962年、ギリシャ。米国人青年ライダルはアテネでツアーガイドをしている。ある日、パルテノン神殿で優雅なアメリカ人紳士チェスターと彼の妻コレットと出会う。ライダルはゴージャスなアメリカ人夫婦に魅了され近づいて行く…

チェスターに「アラトリステ/2006」「ザ・ロード/2009」「危険なメソッド/2011」「偽りの人生/2012」「オン・ザ・ロード/2012」のヴィゴ・モーテンセン。
コレットに「マリー・アントワネット/2006」「メランコリア/2011」「オン・ザ・ロード」のキルステン・ダンスト。
ライダルに「マリア/2006」「ワールド・オブ・ライズ/2008」「ロビン・フッド/2010」「ウォリスとエドワード 王冠をかけた恋/2011」「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌/2013」のオスカー・アイザック。
ローレンにデイジー・ビーヴァン。
監督、脚本は「ドライヴ/2011」「スノーホワイト/2012」「47RONIN/2013」の脚本家ホセイン・アミニ。
原作はパトリシア・ハイスミスの“殺意の迷宮”。

詐欺師であるチェスターは大勢の投資家から大金をせしめていた。ある時、愛するコレットと旅行中のアテネのホテルにいきなりやって来た男を図らずも殺してしまう。所持品を調べた所彼は探偵だった。やがてチェスターはライダルに救いを求める。チェスターとコレットには親子ほどの年齢差があり、二度目の結婚で若いコレットを自分のものにしたチェスターは、次第に深まるライダルとコレットの親密な関係に嫉妬心を募らせて行く。
嫉妬心むき出しのチェスターを演じるヴィゴの形相が凄みを帯びている。ひょうひょうとした感じのオスカー・アイザック演じるライダルと真逆の風情で見ていて面白い。ヴィゴ・モーテンセンは影のある、ちょっと過激な人物がとてつもなく似合う。

オフィシャル・サイトに“極上のクラシカル・サスペンス”&“ハリウッドの豪華キャストが魅せる、至高の心理作戦”とある。ドラマはエキゾティックな雰囲気で出演者たちも皆適役でありながら、アラン・ドロンの「太陽がいっぱい/1960」や、マット・デイモンの「リプリー/1999」ほどの盛り上がりはなく、至高の心理作戦とまでは行かない少々地味な作品。どんでん返しとかありか?と期待したけど、悪は裁かれる...で終末を迎える。
個人的にはこういったクラシカルなドラマは好きなので映画を楽しんだのは言うまでもない。
小説は傑作らしいので機会があれば読んでみたい。
ジョン・マルコヴィッチ主演で「リプリー」の後日談を描いた「リプリーズ・ゲーム/2003」という映画もあり。

ヴィゴ・モーテンセン、キルステン・ダンスト、オスカー・アイザックと何れの俳優も60年代にマッチしている。ヴィゴの大ファンてほどではないが、マジで惹き付けられる俳優だ。オスカー・アイザックも好きだし、キルステン・ダンストは現代物よりクラシックな役柄がとても似合う女優。
渋谷のシアターでヴィゴ主演の「約束の地/2014」の予告を観た。来月公開予定で楽しみ。

昨今のギリシャはユーロ離脱とかで大変そうだが、60年代のギリシャは平和そうに映る。ギリシャを始め、マルタ、イスタンブール(トルコ)でロケされた景色が美しい。そしてコレットが纏う60年代のファッションが素敵だ。

ヒューマントラストシネマ有楽町にて
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by margot2005 | 2015-04-25 22:22 | UK | Trackback(4) | Comments(2)

「オン・ザ・ロード」

「On the Road」 2012 フランス/USA/UK/ブラジル/カナダ
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母親とニューヨークに暮らす駆け出し作家のサルは父親の死に打ちのめされ虚脱状態。そんなある日、中西部からやって来たディーンに誘われ放浪の旅に出る…
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サル・パラダイス(ジャック・ケルアック)に「ロシアン・ルーレット/2010」のサム・ライリー。
ディーン・モリアーティ(ニール・キャサディ)に「トロン:レガシー/2010」「カントリー・ストロング/2010」のギャレット・ヘドランド。
メリールウ(ルアンヌ・ヘンダーソン)に「イン・トゥ・ザ・ワイルド/2007」「ニュームーン/トワイライト・サーガ/2009」のクリステン・スチュワート。
カミール(キャロリン・キャサディ)に「マリー・アントワネット/2006」「メランコリア/2011」のキルステン・ダンスト。
カーロ・マルクス(アレン・ギンズバーグ)に「パイレーツ・ロック/2009」のトム・スターリッジ。
ジェーン(ジョーン・フォルマー)に「魔法にかけられて/2007」「チャーリー・ウイルソンズ・ウォー/2007」「ダウト ~あるカトリック学校で~/2008」「サンシャイン・クリーニング/2008」「ジュリー&ジュリア/2009」「ザ・マスター/2012 」「マン・オブ・スティール/2013」のエイミー・アダムス。
オールド・ブル・リー(ウィリアム・バロウズ)に「アラトリステ/200」「ザ・ロード/2009」「危険なメソッド/2011」「偽りの人生/2012」のヴィゴ・モーテンセン。
テリーに「ブラインドネス/2008」「正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官/2009」のアリシー・ブラガ。
監督は「モーターサイクル・ダイアリーズ/2003」「パリ、ジュテーム/2006」のウォルター・サレス。
原作はジャック・ケルアックの「路上」。

ヒッピーのバイブルとも言われる原作が有名らしいが知らなかった。実在の人物が映画の中で名前を変えて登場している。
駆け出し作家のサルと、セックス&ドラッグ三昧で破滅的に生きるディーン。ラストへと繋がる二人が対照的で、とても重厚なドラマを139分堪能した。

サルの旅はニューヨーク~コロラド~カリフォルニア~ノースカロライナ~ルイジアナ~サンフランシスコ~メキシコへと続いた。
マルセル・プルーストの長編小説“失われた時を求めて”の第一篇“スワン家の方へ”がまるでサルのバイブルのようにドラマの中に登場する。それはサルを始めとしてディーン、メリールウ、カーロへと回し読みされ、読んでるメリールウが涙を流すシーンもある。
この本は家の本棚にある。相当前に読んでほんの最初の段階で挫折した。今一度気合いを入れて読んでみたい。

サルとディーン、そしてサルの最初の妻メリールウと二番目の妻カミール。サルたちの道中に加わるカーロと、ルイジアナに住むジェーンとオールド・ブル・リーのカップル。そしてサルがカリフォルニアで出会うメキシコ人女性テリー…とロード・ムービーながら、様々な人が織りなすヒューマン・ドラマでもある。

俳優たちが素晴らしい。サル役のサム・ライリーと、ディーン役のギャレット・ヘドランド…wowowで彼らの映画は鑑賞済だが、シアターで観たのは初めて。サムもギャレットもナイスキャスティング。
先週観たニール・ジョーダンのヴァンパイア映画「ビザンチウム/2012」にサム・ライリーが出演していたのを思い出す。
過去に見たギャレット・ヘドランドは甘いマスクの爽やかな青年のイメージだが、本作では破滅へとたどるディーン役を見事に演じている。
グィネス・パルトロー主演の「カントリー・ストロング」で、ギャレットは大ファンでもあるカントリーのスーパースター、ティム・マッグロウと共演し、ドラマの中で歌っているが、非常に上手くて驚く。彼のバリトンは素敵。

ヴィゴの出番は少ないがいつもながらの存在感に圧倒される。最近よくお目にかかるエイミー・アダムスも、作品によってお嬢さんだったり、ちょっとobasanだったりして楽しめる。
セールスマン役で「ファーゴ/1996」や「アルマゲドン/1998」の性格俳優スティーヴ・ブシェミが出演していてちょっと嬉しい驚き。この方スゴく、スゴく個性的なハリウッド俳優の一人。

'50,60年代が舞台。全編ノスタルジックな雰囲気が漂い、musicは語るまでもなく素晴らしい。
ガエル・ガルシア・ベルナル主演の「モーターサイクル・ダイアリーズ」はもちろん見ているが、今一度見たくなった。

新宿武蔵野館にて
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by margot2005 | 2013-10-06 22:21 | フランス | Trackback(5) | Comments(0)

「偽りの人生」

「Todos tenemos un plan」…aka「Everybody Has a Plan」2012 アルゼンチン/スペイン/ドイツ
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ブエノスアイレスに住む医師のアグスティンは妻クラウディアと共に裕福で幸せな生活を送っている。ある日、クラウディアは養子探しにアグスティンの病院を訪れる...
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ペドロ/アグスティンに「アラトリステ/200」「ザ・ロード/2009」「危険なメソッド/2011」のヴィゴ・モーテンセン。
クラウディアに「瞳の奥の秘密/2009」のソレダ・ビジャミル。
ロサにソフィア・ガラ・カスティリオーネ。
アドリアンにダニエル・ファネゴ。
ルーペンに「瞳の奥の秘密」のハビエル・ゴディーノ。
監督、脚本はアナ・ピターバーグ。

ヴィゴ・モーテンセンは50歳を過ぎているがホント若い。「危険なメソッド」での偉大なる心理学者フロイトは初老役だったが、本作では年齢不詳ながら、若いロサが夢中になるほど素敵な男なのだ。

アグスティンは医者という社会的地位がある上、美しくてリッチな妻までいる。しかし彼は現在の生活に不満を抱いているのだ。夫婦には子供がいないため、妻は養子を迎える事を望んでいる。しかしその件で妻と諍いをし、アグスティンは自室にこもって出て来ない。彼の行動はかなり子供っぽい振る舞いかと思える。

社会的地位があって裕福、だからって人間幸せってわけではない。人生をやり直そうなんて考えていたアグスティンはその一人か?“誰もが計画を持っている。”という原タイトルが非常に意味深。そしてそこへ運良く違った人になれる機会が訪れる。

アグスティンは最初、末期ガンに苦しむ兄から自分を殺してくれという依頼に躊躇していた。しかし風呂場で突然兄の首を絞めてしまう。発作的かも知れないが、きっと兄に成り済ますことを考えていたに違いない。で、事は上手く運びまんまと兄に成り済ましたアグスティンだったが、人生はそうそう上手くは行かない。アグスティンは兄ペドロが犯罪に関与していたとは知る由もなかったのだから。

顔つきが完璧に似ていても、一卵性双生児とはいえ性格は異なる。刑務所でペドロと会ったクラウディアは、彼が夫のアグスティンだと確信する。そりゃそうだ、夫婦なら分らないはずがない。
そして夫が彼自身を捨てたことにヒドいショックを受ける妻。それは夫婦であることを否定されたわけだから...。あのシーンのクラウディアはあまりにも気の毒だった。

ロケーションされたブエノスアイレスのティグレ。風光明媚な観光地らしいが、映画の中ではとても暗くて別の場所かと見まがうばかり。そして暗い雰囲気をだすため、撮影にあえて寒い次期を選んだのは正解である。

ヴィゴ・モーテンセンのスペイン語映画は4作目とのことだが、個人的に観たのは「アラトリステ」以来。デンマーク、ハーフのヴィゴはなんとなく理由はないけど英語よりスペイン語が似合う。

TOHOシネマズ・シャンテにて
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by margot2005 | 2013-07-31 22:17 | 中・南米 | Trackback(7) | Comments(2)

「ザ・ロード」

「The Road」2009 USA
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男に「アラトリステ/2006」のヴィゴ・モーテンセン。
息子にコディ・スミット・マクフィー。
老人に「サンキュー・スモーキング/2006」「アンダーカヴァー/2007」「ラッキー・ユー/2007」「クレージー・ハート/2009」のロバート・デュヴァル。
男の妻に「告発のとき/2007」「あの日、欲望の大地で/2008」のシャーリーズ・セロン。
ラスト、男の息子が出会う“善い人”に「ハート・ロッカー/2008」のガイ・ピアースが扮している。
監督にジョン・ヒルコート。
原作小説”ザ・ロード”は「すべての美しい馬/2000」「ノーカントリー/2007」のコーマック・マッカーシー。

現代アメリカを代表する作家コーマック・マッカーシーのピュリツァー賞受賞作の映画化作品。これは本で読めば素晴らしいのではないかと思える。しかしながら映画はダメだった。途中でシアターを出ようかと思ったくらい…。
天地異変なのか?核戦争なのか?原因はいっさい明かされないでストーリーは進んで行く。空はどこまでも暗く灰色で、破壊された家々に餓死した人々の死体が転がり、家の中にはいっさい食べ物はない。そして人食いギャングが銃を携えてあたりを伺っている。
人間食べる物が無くなったら、人間を食べるしか方法がない。物語の中で息子は“僕らはどんなにお腹が空いても人を食べないよね?”と父親に聞く。“もちろん。”と答える父親。しかし彼は自分が死んでしまった後息子が一人で生き延びられるかどうか心配している。息子は、息子で父親が死んでしまったらどうしようと不安でいっぱいなのだ。
息子の存在が生きる(希望)糧になり、父親の子供を思う気持ちが感動的に描かれている。ヴィゴ・モーテンセンの鬼気迫る演技は素晴らしい!が映画的にはどうも今一つ。
男の妻に扮するシャーリーズ・セロン。出番は少ないが、この方は存在感のある女優だ。妻は精神的に追いつめられて息子を出産後家を出て自殺してしまう。餓死するか、人食いギャングに食べられるくらいなら死んだ方がましと自殺してしまった妻を救えなかった男がなんとなく情けなく映る。
こちらも何度も、何度も予告を観て気になっていた。とてつもなく暗い映画かと想像していたが、暗いだけじゃなくワケが分からない“人類最後の日”ストーリー。
ただ、海辺で男の息子が“善い人”の家族と出会うエンディングには少々感動。コディ・スミット・マクフィーの熱演が光る。
日比谷 TOHOシネマズ・シャンテにて
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by margot2005 | 2010-07-18 00:13 | MINI THEATER | Trackback(10) | Comments(0)

「アラトリステ」

「Alatriste 」 2006 スペイン

17世紀のスペインを舞台に、架空の人物アラトリステの愛と冒険を描いた歴史スペクタクル・ドラマ。
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ディエゴ・アラトリステに「ヒストリー・オブ・バイオレンス/2005」のヴィゴ・モーテンセン。
イェゴに「コレラの時代の愛/2007」「美しすぎる母」のウナクス・ウガルデ。
マリアに「ベルエッポック/1992」「パンズ・ラビリンス/2006」のアリアドナ・ヒル。
アンヘリカに「美しすぎる母/2007」のエレナ・アナヤ。
グアダルメディーナ伯爵に「ヴァンテージ・ポイント/2008」のエドゥアルド・ノリエガ。
オリバーレス伯爵に「あなたになら言える秘密のこと/2005」のハビエル・カマラ。
監督、脚本は「ウェルカム!ヘヴン/2001」のアグスティン・ディアス・ヤネス。
原作はアルトゥーロ・ペレス・レベルテの小説“アラトリステ”。

17世紀スペイン。フランドルの戦場で命を落とした友人の息子イェゴを引き取り育てるためディエゴ・アラトリステはマドリッドに戻る。そして彼は過去に愛し合った女優のマリアと再会する。既に夫のいるマリアだったが、二人は逢瀬を重ね愛を確かめ合う。その後思いもよらぬ陰謀に巻き込まれながらも剣をとるディエゴだった...
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原作はとても長い物語らしい。ディエゴとイェゴ。ディエゴとマリア。そしてイェゴと王妃の侍女であるアンヘリカ。彼らの出会いや恋がかなり端折ってあるので物足りない。本を読めばもっと、もっと面白いのであろうと切に感じた。
ヴィゴ・モーテンセンの剣さばきも見応えあり...なんて書いてる記事もあったが、それほどの剣さばきかな?...と言うのも悲惨な戦場の場面の方が剣で闘うシーンより多く致し方ない。wowowで観た「ヒストリー・オブ・バイオレンス」のヴィゴがとてもクールだったので「イースタン・プロミス/2007」が公開された時観に行こうと思ったが、結局観れなかった。こちらも「イースタン〜」と同じくシャンテで公開中。平日の最終回ヴィゴ ファンの女性で賑わっていた。彼のファンて多いんだと知ったヴィゴ主演作品。
ヴィゴ・モーテンセンの“ロード・オブ・ザ・リング”シリーズを観てないので、シアターで初めて観たのか?この俳優と思った所、「クリムゾン・タイド/1995」「デイライト/1996」「GIジェーン/1997」etc.とハリウッド大作に毎年のように出演している。DVDで観たヴィゴ映画の中で印象的だったのは「ダイヤルM/1998」でのヒロインの愛人役や、ブレンダン・フレーザーの「聖なる狂気/1995」でも強烈な個性を見せつけていた。
ヴィゴ・モーテンセンについては殆ど知らなくてデンマークとのハーフというのも初めて知った。どこかデンマーク人俳優マッツ・ミケルセンに似ているような気がする。
ヨーロッパ諸国の言語が堪能な彼、スペイン語映画に出演するのも納得。若く見えるし、若い役柄が多い彼も今年50才と言う。でもとても、とてもSexyな俳優。
「イースタン・プロミス」も機会があればDVDで見てみたい。
日比谷シャンテシネにて...
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by margot2005 | 2008-12-21 23:52 | スペイン | Trackback(12) | Comments(11)