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イタリア映画祭2017...「いつだってやめられる-マスタークラス」

Smetto quando voglio: Masterclass2017 イタリア

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「いつだってやめられる/2014」の続編。


ピエトロに「おとなの事情/2016」エドアルド・レオ。

マッティアに「副王家の一族/2007」ヴァレリオ・アプレア。

アルベルトにステファノ・フレージ。

アルトゥーロにパオロ・カラブレージ。

バルトロメオに「バッグにはクリプトナイト/2011」リベロ・デ・リエンツォ。

ジョルジョにロレンツォ・ラヴィア。

アンドレアにピエトロ・セルモンティ。

ジュリアに「錆び/2011」「昼下がり、ローマの恋/2011」ヴァレリア・ソラリーノ。

パオラ・コレッティに「暗黒街/2015」グレタ・スカラーノ。

ヴァルテルに「われらの子供たち/2014」ルイジ・ロ・カーショ。

監督、原案、脚本はシドニー・シビリア。


本作は3部作の第2章で、今年イタリアで公開される第3章「Smetto quando voglio: Ad honorem」と一緒に撮影された模様。


合法ドラッグをめぐる大騒動の後、神経生物学者のピエトロは獄中生活を満喫中。一方で女性刑事のパオラ・コレッティは街にはびこる合法ドラッグを絶滅しようと躍起になっている。ある日、ドラッグがやめられないアルベルトが自動車事故を起こし警察に連行される。そこでコレッティはチームを再結成して警察に協力してくれないかとピエトロに持ちかける…


犯罪歴の抹消を条件にOKしたピエトロたち7人と、新たに加わった解剖医と弁護士の2人。彼らのミッションは警察が直接介入することが出来ない合法ドラッグの取引を非合法化するために、秘密裏にドラッグを入手して、その成分を分析することだった。


前作では学者のピエトロたちがドラッグストアで原材料を買ってドラッグを作って売りまくる話で、痛快でとても面白かった。本作もチームが再結成して警察に協力するという展開は中々面白い。前作に比べるとスケールがかなり大きくなっていて見せ場がたっぷりある。


ピエトロ役のエドアルド・レオはスタントなしで真夏に列車のアクション・シーンに挑んだそう。あのシーンはイタリア映画では中々見られない。とてもハリウッド的だった。そしてその列車のシーンにちょっと怪しいヴァルテル役でルイジ・ロ・カーショが出演している。


「いつだってやめられる」というタイトルは、自分も含めた、タバコや酒をやめられない、人間が心に思っている言葉からついたと、ホールの舞台に現れた主演俳優のエドアルド・レオが教えてくれた。


有楽町朝日ホールにて



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by margot2005 | 2017-05-02 23:54 | 映画祭 | Trackback | Comments(0)

「人間の値打ち」

「Il capitale umano」…aka「Human Capital」2013 イタリア/フランス

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イタリア・ミラノ郊外。町で小さな不動産屋を経営するディーノは、後妻で診療内科医のロベルタと娘のセレーナの三人暮らし。ある日、ディーノはセレーナのボーイフレンド、マッシミリアーノの家に娘を車で送ることになる。マッシミリアーノの父親ジョヴァンニは投資ファンドで大もうけした大富豪。やがてディーノは豪邸の庭でテニスに興じるジョヴァンニに自らを紹介し、強引にテニスの相手に加わる。ジョヴァンニの妻カルラは元舞台女優で、今では何不自由ない暮らしながら、夫からはトロフィーワイフ扱いされ自身の居場所が見いだせない空虚な日々。そしてセレーナはリッチな生活を送るボーイフレンド、マッシミリアーノに別れを告げようとしている...


カルラ・ベルナスキに「アスファルト/2015」ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ。

ディーノ・オッソラに「まなざしの長さをはかって/2007」「ブルーノのしあわせガイド/2011」ファブリッイオ・ベンティヴォリオ。

ロベルタに「あるいは裏切りという名の犬/2004」「私たちの家で(愛と欲望 ミラノの霧の中で)/2006」「湖のほとりで/2007」「バッグにはクリプトナイト/2011」「あなたたちのために/2015」ヴァレリア・ゴリノ。

ジョヴァンニ・ベルナスキに「輝ける青春/2003」「湖のほとりで」「バッグにはクリプトナイト」のファヴリッツィオ・ジフーニ。

ドナート・ルッソマンノに「われらの子供たち/2014」ルイジ・ロ・カーショ。

セレーナ・オッソラにマティルデ・ジョリ。

マッシミリアーノ・ベルナスキにグリエルモ・ピネッリ。

ルカ・アンブロジーニにジョヴァンニ・アンサルド。

監督、脚本は「ナポレオンの愛人/2006」パオロ・ヴィルズィ。


自分の居場所が見いだせない富豪の妻カルラ、投資ファンドで一攫千金を狙う男ディーノ、愛に疑念を抱く高校生のセレーナ…3人を軸にドラマは進んで行く。


カルラは町にある唯一の劇場が老朽化で取り壊しになることを知り、夫に資金提供を申し出る。自ら運営委員会を立ち上げ、屋敷に評論家や劇作家のドナートを呼び寄せ議論を交わす。そして次第にカルラとドナートの関係は深まって行く。

一攫千金を狙うディーノは銀行から70万€を借り入れジョヴァンニの投資ファンドに参加する。

リッチなボーイフレンドがつまらなくなったセレーナは、診療内科医ロベルタの勤務先で出会った一風変わった少年ルカに恋をする。

彼らには家族が知らない思惑や秘密がぎっしり。


ドラマのオープニングはクリスマス・イブのひき逃げ事故。

車を運転していたのは誰?真実を知るのは誰?と、じわじわ真実が暴かれて行く過程が興味深くて面白い。

金持ちに取り入ろうとする父親と、金持ちの息子を捨てる娘の行動が真逆で滑稽だ。


本作はイタリア・アカデミー賞で7冠に輝いたシリアス・ドラマ。ある夜、突然起こった一つの事故から、金持ち、中間層、低所得者の3つの家庭の隠された秘密と欲望が浮かび上がる。

邦題の「人間の値打ち」とは事故で亡くなった人に支払われる慰謝料のこと。

ヴァレリア・ブルーニ・テデスキは富豪の妻より、「アスファルト」の生活に疲れた中年女性の方が断然似合う。


Bunkamura ル・シネマにて



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by margot2005 | 2016-10-26 00:10 | イタリア | Trackback(2) | Comments(0)

イタリア映画祭2015...「われらの子供たち」

「 I nostri ragazzi」…aka「The Dinner」2014 イタリア
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兄のマッシモは冷静でドライな敏腕弁護士。一方で弟パオロは人情味あふれる小児科医。全く異なった性格である兄弟は月に一度それぞれの妻ソフィアとクララを伴い高級レストランで夕食をすることに決めている。兄弟は決して仲が良いというわけではなく、クララはマッシモの二度目の妻ソフィアを“バービー人形みたい!”と軽蔑している。しかしマッシモの亡くなった前妻との間に生まれた娘ベネデッタと、パオロ、クララ夫婦の一人息子ミケーレは仲が良くいつも一緒に過ごしている。ある夜、パオロとベネデッタはパーティの帰り道に、酔った勢いで衝動的にホームレスに暴行を加え死に至らしめる…

マッシモに「トランスポーター2/2005」「恋するローマ 元カレ/元カノ/2009」のアレッサンドロ・ガスマン。
パオロに「輝ける青春/2003」「映画のようには愛せない/2004」「心の中の獣/2005」「セントアンナの奇跡/2008」「シチリア!シチリア!/2009」「バール・マルゲリータに集う仲間たち/2009」のルイジ・ロ・カーショ。
クララに「向かいの窓/2003」「心の中の獣/2005」「コレラの時代の愛/2007」「愛の勝利を ムッソリーニを愛した女/2009」のジョヴァンナ・メッツォジョルノ。
ソフィアに「見つめる女/2004」「気ままに生きて/2006」「ココ・シャネル/2008」「ブルーノのしあわせガイド/2012」「南部のささやかな商売/2013」のバルボラ・ボブローヴァ。
ミケーレに「孤独な天使たち/」のヤコポ・オルモ・アンティノーリ。
ベネデッタに「幸せのバランス/2012」のロザベル・ラウレンティ・セラーズ。
監督は「幸せのバランス/2012」のイヴァーノ・デ・マッテオ。

重大なる事件を引き起こしたにも関わらず、その重大さを理解しない子供たちに両親は苦悩する。息子を守りたい!と切に願うパオロとクララに対して、弁護士のマッシモは“二人に法の裁きを”と辛い決断を下す。しかしマッシモの決断に強く反撥したパオロは兄への積年の不満が爆発し諍いとなる。
親は弁護士と医師。何不自由なく育った思春期の子供たちが、取り返しがつかない重大な犯罪を犯してしまう。ドラマの中で、マッシモは母親が亡くなったせいもあり娘ベネデッタを甘やかし過ぎたと語っている。パオロとクララはどうなのだろう。二人は息子ミケーレを守ろうと躍起になっている。それは息子を愛しているからこそ…。
子供が犯したとんでもない事件に親はどう対処するのか?というのが本作のテーマ。
で、何度思い起こしてもあのラストは実に衝撃的だった。

数年ぶりで見たルイジ・ロ・カーショが少々懐かしい。ジョヴァンナ・メッツォジョルノも数年ぶりで、思春期の少年の母親役が似合っている。
ベルナルド・ベルトリッチの「孤独な天使たち」の主人公ロレンツォ役のヤコポ・オルモ・アンティノーリが本作の問題少年ミケーレを演じている。彼はホールにゲストとした現れたが、まだ17歳だそうでニキビだらけの顔が可愛い。
今年の映画祭はコメディが多いような気がするが、本作はシリアスな家族のドラマ…それも苦悩を描いた重厚な作品。俳優たちが皆素晴らしくて惹き付けられる。

有楽町朝日ホールにて
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by margot2005 | 2015-05-06 01:05 | 映画祭 | Trackback | Comments(0)

「シチリア!シチリア!」

「Baarìa」 2009 イタリア/フランス
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監督、脚本に「ニュー・シネマ・パラダイス/1991」「マレーナ/2000」「題名のない子守唄/2006」のジュゼッペ・トルナトーレ。
ペッピーノにフランチェスコ・シャンナ。
マンニーナにマーガレット・マデ。
マンニーナの母サリナに「靴に恋して/2002」「題名のない子守唄」「抱擁のかけら/2009」のアンヘラ・モリーナ。
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イタリア、シチリアの田舎町バーリア。貧しい羊飼いの次男坊ペッピーノは幼い頃から大人たちと共に一生懸命働き逞しい青年に成長する。第二次世界大戦が終結、共和国となった頃、彼は美しいマンニーナと出会い恋に落ちる。しかし貧しい男との結婚に彼女の家族は大反対。そこで二人は駆け落ちし、屋根から雨水が漏るようなあばら屋に住み愛を育んで行く...

この映画は2009年の東京国際映画祭で上映された。その時とっても観たかったが日にちが合わず、チケットも取れずで断念。ようやく公開され、期待して観に行ったけれど、シチリアのバーリアがどこかも知らない日本人のわたし…おまけに背景は戦争と政治の世界…
“ジュゼッペ・トルナトーレ監督が故郷シチリアの小さな町を舞台に、激動の時代を生き抜いた一人の 男の波瀾万丈の一代記を綴る…”とあるが、残念なことに心を揺さぶられることはなかった。それに少々長過ぎ(151分)。
「ニュー・シネマ・パラダイス」には激しく心揺さぶられたが、こちらは感情移入出来るテーマではなくとても残念。
しかしエンニオ・モリコーネの音楽とロケ(シチリア&チュニジア)された雄大な景色は素晴らしく、子供時代のペッピーノが学校の教室に立たされるシーンから、彼の未来に入って行く展開は絶妙だった。
サリナ役のスペイン人女優アンヘラ・モリーナの存在感が光る。
スクリーン・デビューとなったマーガレット・マデがトップ・モデルというのはこの上なくうなずける。
フランチェスコ・シャンナは1982年生まれなので、撮影時は20代だったろうが、この方貫禄あって老け役ばっちり。ちょっとリチャード・ギアに似てるかな?
「バール・マルゲリータに集う仲間たち/2009」のルイジ・ロ・カーショが数シーンに、「ダニエラという女/2005」「マルセイユの決着/2008」のモニカ・ベルッチがワンシーンに出演している。
銀座で観たのでモニカ狙いのojisamaが多かったが、モニカのシーンは数秒ってとこかな?
シネスイッチ銀座にて(2/4で終了)
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by margot2005 | 2011-02-05 00:12 | イタリア | Trackback(8) | Comments(0)

イタリア映画祭2010...「バール・マルゲリータに集う仲間たち」

「Gli amici del bar Margherita」…aka「The Friends at the Margherita Cafe」2009 イタリア
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アルにディエゴ・アバダントゥーノ。
マヌエーロに「輝ける青春/2003」「映画のようには愛せない/2004」「心の中の獣/2005」「セントアンナの奇跡/2008」のルイジ・ロ・カーショ。
ジャンに「元カノ/カレ/2009」のファビオ・デ・ルイージ。
ベップにネリ・マルコレ。
タッデオにピエルパオロ・ジッジ。
ニンニに「マリア・カラス 最後の恋/2005」のルイーザ・ラニエリ。
監督、脚本に「ジョヴァンナのパパ/ボローニャの夕暮れ/2008」のブービ・アヴァーディ。

1954年、ボローニャ。バー・マルゲリータに集う常連客の記念写真が今年も飾られた。近くに住む若者タッデオはメンバー最強のアルに近づき、彼の運転手となることに成功する...

アルを中心に、女たらしのマヌエーロ、恋人募集中のベップ、歌手を夢見るジャンetc.バール・マルゲリータに集う仲間たちの騒動を描く群像ドラマ。
いかさまやいたずらをヘッチャラでやってのける大人たち。
盗難車を売りさばく女たらしのマヌエーロは詐欺師ながら可愛くて憎めない男。それを演じるルイジ・ロ・カーショは今までに観たことのないキャラクターながら非常にハマっている。
歌手を夢見るジャンにサンレモ音楽祭からの偽の招待状を送ったり、純情なベップを食い物にしようとするデブの恋人をいじめたり…男たちは大きなお世話やいたずらを繰り返す。男たちによる、男たちのための映画といったところ。
タッデオの祖父とピアノ教師ニンニのおぞましくも面白い関係もイケてた。
大笑いするほどではなかったが、所々にちりばめられたユーモアが笑いを誘う。
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by margot2005 | 2010-05-25 00:01 | 映画祭 | Trackback | Comments(0)

「セントアンナの奇跡」

「Miracle at St. Anna 」2008 USA/イタリア
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オブリーに「きみの帰る場所/アントワン・フィッシャー/2002」「輝く夜明けに向かって/2006」「大いなる陰謀/2007」のデレク・ルーク。
トレインに「8 Mile/2002」「悲しみが乾くまで/2008」のオマー・ベンソン・ミラー。
ヘクターにラズ・アロンソ。
ビショップに「彼らの目は神を見ていた/2005」のマイケル・イーリー。
レナータに「DEAN/ディーン/2001」のヴァレンティナ・チェルヴィ。
パルチザンのペッピに「家の鍵/2004」「題名のない子守唄/2006」「対角に土星/2007」「天使と悪魔/2009」のピエルフランチェスコ・ファヴィーノ。
アンジェロにマッテオ・スキアボルディ。
アンジェロ(中年)に「輝ける青春/2003」「映画のようには愛せない/2004」「心の中の獣/2005」のルイジ・ロ・カーショ。
製作、監督は「ドゥ・ザ・ライト・シング/1989」「マルコムX/1992」「インサイドマン/2006」のスパイク・リー。
原作、脚本はジェームズ・マクブライド。
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1983年アメリカ、ニューヨーク。ある日、定年間近の郵便局員が窓口に切手を買いに来た男性客を銃で射殺する事件が起きる。犯人の郵便局員ヘクターの動機と、被害者との関係が追求される中、ヘクターの部屋で歴史的に重要なイタリアの彫像の頭部が発見される。尋問した刑事にヘクターは1944年イタリアで起こった出来事を話し始める。ヘクターは第二次世界大戦下、黒人だけで編成された“ヴァッファロー・ソルジャー”と呼ばれる部隊に属しイタリアの最前線でナチス・ドイツと戦っていた。ある時、部隊の一員であり、リーダーのオブリー、そしてビショップ、トレインと共にイタリア人少年を助けた事から彼らは部隊からはぐれてしまう。やがて怪我をした少年を連れトスカーナの村に辿り着いた4人は村民たちに温かく迎えられるのだった...
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上映時間は2時間43分ととても長い。しかし上映の間目はスクリーンに釘付けだった。
スパイク・リー作品に多く出演している「愛のエチュード/2000」「グッド・シェパード/2006」のジョン・タートゥーロや、「タブロイド/2004」「コレラの時代の愛/2007」のジョン・レグイザモ、「愛を読むひと/2008」のアレクサンドラ・マリア・ララ、そしてナチス・ドイツ映画にはかかせない俳優で「ワルキューレ/2008」のクリスチャン・ベルケルもそれぞれ数シーンに出演していて楽しめる。
本国では今一の評判?rotten tomatoesはたった34%の支持 。私的には特にラストに感動してしまった。
マッテオ・スキアボルディは1940〜60年代に製作されたイタリア映画から抜け出して来たように少年アンジェロ役がぴったりで、中年となったアンジェロをルイジ・ロ・カーショが演じているのもイタリア映画ファンとして嬉しい限り。
40年代といえば人種差別バリバリのアメリカ合衆国。故郷で白人に差別を受けた彼らも、同じ白人でもイタリア人からは差別を受けない事に不思議な気持ちを抱く。トレインがアンジェロを脇に抱かえ“こんな近くに白人がいるなんて初めてだ”と言う台詞も強烈だった黒人差別の時代を物語っている。
それぞれ違った個性の4人の黒人兵を演じた4人の俳優たちも絶妙の配役。

日比谷で観るか新宿で観るか迷ったが、今月で閉館となる新宿のテアトルタイムズスクエアで観た。過去に「山猫」や「ブロークン」を観たこのシアターは大きなスクリーン&音響で、階段状の座席が観やすく、素晴らしいシアターだったが、閉鎖は新宿に次々と出来たシネコンのせい?実に残念。
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by margot2005 | 2009-07-30 23:54 | USA | Trackback(12) | Comments(2)

「映画のようには愛せない/私が望む人生」

a0051234_2354837.jpg「La vita che vorrei」2004 イタリア/ドイツ
2006年度イタリア映画際で上映され、その後公開されたら観たいなと思っていたら、未公開でいきなりDVD化された。
なぜに?シアターで公開されなかったのか?
素敵なLove storyなのに...
映画の中で俳優を演じる二人に「輝ける青春」「心の中の獣」のルイジ・ロ・カーショとサンドラ・チェッカレッリ。
サンドラは初めてお目にかかったイタリア女優だが...なんかどこかで観た顔なのだが...誰か似た顔の女優がいるのでしょう...
監督、脚本はジュゼッペ・ピッチョーニ。
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人気俳優ステファノ(カーショ)は新しい主演映画のリハーサルで、無名の女優ラウラ(チェッカレッリ)と本読みすることに抵抗を感じる。この映画のステファノの相手役は恋人でもある女優のキアラ(ガラテア・ランツィ)であったから...
しかしステファノは、演技も実際の人生と解釈しているラウラに次第に魅力を感じて行く。
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19世紀舞台の映画はステファノ演じるフェデリコと、ラウラ演じるエレオノーラの不倫物語。
映画の中の映画のショット...ロマンティックな場面、台詞が、私生活の二人と重なってとってもロマンティックなストーリーとなっている。
DVD化の際「映画のようには愛せない」となったタイトルは、演じる俳優二人の本音であって中々興味深いタイトル考えたなぁと思った。
「青春の輝き」で初めてお目にかかったイタリア人俳優カーショは結構イケメンなのだが、なんかどの役も同じ顔(まぁ顔は変えられないが...)で俳優として少々魅力に欠けるかな?なんて感じるが如何なものか??
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by margot2005 | 2006-12-25 00:03 | イタリア | Trackback(4) | Comments(2)

「輝ける青春」

a0051234_105217.jpg「La Meglio gioventù」...aka「The Best of Youth」2003 イタリア
昨年の夏に神保町の岩波ホールで上映の際、前売りチケットを購入したにもかかわらず、体調不良でチケットを無駄にした。その後都内随所で公開されていたが、観に行く事は叶わなかった。そして今回DVDになったので観る事が出来た...良かった。
イタリア映画祭で映画を観る前に、この作品を観る事が出来たのは実にラッキーだった。
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イタリアに住む中流階級の家族の模様を描いたヒューマン・ドラマ。
監督はマルコ・トゥリオ・ジョルダーナ。主演のニコラ&マッテォ兄弟にルイジ・ロ・カーショ&アレッシオ・ボーニ(心の中の獣/2005)。ジョルジアにジャスミン・トリンカ(恋愛マニュアル/2005)。トリンカは「息子の部屋/2001」に出演していたようだが、どうも記憶にない。
オープニングは、かの有名な60年代の大ヒット曲「朝日のあたる家」である。

1966年、イタリア、ローマに住むカラーティ家には大学生のニコラ(カーショ)とマッテォ(ボーニ)という仲の良い兄弟がいた。辛抱強く努力家のニコラに対し、マッテォは繊細な夢想家であった。ある日、精神を病んでいるジョルジア(トリンカ)を、不当な扱いを受けている施設から連れ出して来るマッティオ。ニコラは友人カルロ(ファヴリッツィオ・ジフーニ)とヴィターレ(クラウディオ・ジョエ)と共にノルウェー旅行に出る予定であったが、マッテォが連れて来たジョルジアを故郷に送り届けるはめになる。
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全編6時間でDVDモチ2枚だが、1本観たら止まらなくて...結局一気に観た。観終わったら朝であった。

ノルウェーを皮切りにトリノ、ミラノ、パレルモ、トスカーナとイタリア周遊旅行のように景色が楽しめる。しかしこの作品2003年作であるが、時代設定、最初は1960年代である。さすがイタリア...40年前と風景が変わらないというのもスゴイ!なと感じた。
対照的な性格のニコラ、マッティオ兄弟を中心に、彼らの両親、姉、妹..そして友人たち...後にニコラが出会い、互いに愛し合うジュリア(ソニア・ベルガマスコ)。マッテォが偶然知り逢うミレッラ(マヤ・サンサ)を登場させながら、素晴らしいストーリーが展開して行く。観終わってとにかく感動!!であった...いやマジで感涙してしまった。
難を言えば、主演の二人は現在かれこれ40才なのだが、大学生の役を演じていて少々違和感あり...でもこのドラマを観た人は皆許すでしょう!
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by margot2005 | 2006-05-08 01:26 | イタリア | Trackback(1) | Comments(2)

イタリア映画祭2006...「心の中の獣」

a0051234_1403985.jpg「La bestia nel cuore」...aka「The Beast in the Heart/Don't Tell 」2005 イタリア/フランス/スペイン/UK
国際ベネチア映画祭主演女優賞(2005)/ジョヴァンナ・メッゾジョルノ
監督はクリスティーナ・コメンチーニ。彼女は「ブーベの恋人/1963」の監督ルイジ・コメンチーニの娘と言うことである。「ブーベの恋人」は懐かし過ぎ!
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主演のサビーナにジョヴァンナ・メッゾジョルノ。
サビーナの兄ダニエレにルイジ・ロ・カーショ。
恋人フランコにアレッシオ・ボーニ。二人は「輝ける青春/2003」のコンビ。


声優のサビーナ(メッゾジョルノ)には俳優であるフランコ(ボーニ)という恋人がおり、互いに愛し合っていた。子供が欲しいと願っていたサビーナは妊娠に気ずく。しかしサビーナに遠い昔の悪夢が蘇り、アメリカに住む兄ダニエレ(カーショ)を訪ねる決心をする。両親は既に亡くなっており、残された彼女の家族は兄だけであった。兄の家で過ごすうち、頑なだった兄も、妹の妊娠を知って心揺さぶられる。そして彼は過去に起きた衝撃的な事実をサビーナに告白するのだった。
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サビーナの親友である、盲目でレズビアンのエミリア(ステファニア・ロッカ)、フランコが俳優として出演するTVドラマの撮影監督ネグリ(ジュゼッペ・バッティストン)、そして声優サビーナのディレクターであるマリア(アンジェラ・フィノッキアーロ)らを随所に絡ませながら素晴らしい作品となっている。
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トラウマをただ引きずるだけの暗い映画なのか?と想像していたが、イタリア人はここでもユーモアを忘れない。所々に笑いを入れながらストーリーは展開して行く。コレが又絶妙である。アレッシオ・ボーニの笑顔はほんと爽やかで素敵!
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by margot2005 | 2006-05-07 02:17 | 映画祭 | Trackback(4) | Comments(6)