タグ:マリオン・コティヤール ( 15 ) タグの人気記事

「アサシン クリード」

Assassin's CreedUK/フランス/香港/USA

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歴史の裏で長きにわたって対立してきたアサシン教団テンプル騎士団の抗争に巻き込まれた一人の男の冒険の行方を描いたアクション・ファンタジー・アドヴェンチャー。


カラム・リンチ/アギラールに「マクベス/2015」「X-MEN:アポカリプス/2016」のマイケル・ファスベンダー。

ソフィア・リッキン博士に「たかが世界の終わり/2016」マリオン・コティヤール。

アラン・リッキンに「ある天文学者の恋文/2014」ジェレミー・アイアンズ。

ジョセフに「未来を花束にして/2015」ブレンダン・グリーソン。

エレン・ケイに「さざなみ/2015」シャーロット・ランプリング。

ムサに「それでも夜は明ける/2013」マイケル・ケネス・ウィリアムズ。

監督は「マクベス/2015」ジャスティン・カーゼル。


元はゲームということは知っていた。マイケル・ファスベンダーが主演で見に行った次第。いつものように詳しいストーリーはもちろん知らないでおいた。映画は子供時代のカラムから始まり、大人になった彼が死刑囚となる。しかし処刑寸前(死刑囚になった経緯は詳しく説明されない)にリッキン博士親子の研究所に連れて来られ死刑執行は免れる。

やがて話は15世紀のスペインに...これから俄然面白くなって行く!なんて思っていたら又研究所に戻ってしまってそうかこれってゲームだったんだと納得。映画はもちろんゲームのように次作へと続く。次は見ないかも?


Fassyは製作に参加し「マクベス」の監督とヒロインを自らチョイスしたそう。2017年が始まってまだ3ヶ月なのにマリオン・コティヤール映画は既に3本見た。Fassy映画は5月公開予定の「光をくれた人/2016」が楽しみ。


アクション・アドベンチャーながら著名なるUK人俳優が脇を固めている。

テンプル騎士団のメンバー(ユニフォーム)が限りなく似合うジェレミー・アイアンズと、その長老会の有力者役に扮したシャーロット・ランプリング。そしてカラムの父親役のブレンダン・グリーソンと、とても豪華。ブレンダン・グリーソンは味のある俳優でお気に入り俳優の一人。少ない出番ながら存在感あり。

どこまでFassyでどこからスタントマン?と思わせるほどのアクションはスゴかった。


TOHOシネマズ日劇にて


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by margot2005 | 2017-03-22 22:25 | UK | Trackback(2) | Comments(2)

「たかが世界の終わり」

Juste la fin du mooned…akaIt's Only the End of the World2016 カナダ/フランス

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ルイは人気の劇作家。不治の病に冒され死期が迫っている彼は12年ぶりに帰郷する


マルティーヌに「悪の華/2003」「わたしはロランス/2012」「シリアルキラーNo.12015」のナタリー・バイ。

アントワーヌに「五日物語 3つの王国と3人の女/2015」「ジェイソン・ボーン/2016」のヴァンサン・カッセル。

カトリーヌに「マリアンヌ/2016」のマリオン・コティヤール。

シュザンヌに「ロブスター/2015」のレア・セドゥ。

ルイに「パリ、ジュテーム/2006」「約束の葡萄畑 あるワイン醸造家の物語/2009」「サンローラン/2014」のギャスパー・ウリエル。

監督、脚本、製作、編集は「わたしはロランス/2012」「トム・アット・ザ・ファーム/2013」「Mommy/マミー/2014」のグザヴィエ・ドラン。


結局大事な話も出来ずに去るしかなかったルイ。あれは家族の最後の集まりだったのに

取り留めもないことをひたすら喋りまくる母、兄、妹。話さなければならないのに話せないルイ。でもあのシチュエイションで不治の病に冒され死期が迫っている…”なんて話せる状態じゃない。 


ルイは病気なのだから生気がなくても不思議はない。ドラマを見ている誰もが元気のないルイに気づくはずだが、母親マルティーヌは息子が元気で良かったと言い、彼の変化に気がつかない。12年ぶりに再会したとはいえ母親と息子なのだから、何か変化を感じるはず。


マルティーヌ、アントワーヌ、シュザンヌは弾丸のごとく喋るのに対して、カトリーヌとルイは穏やかに話している。二人は初対面ということもあり会話もぎこちない。でもルイの秘密を知ったのは初対面のカトリーヌだった。


グザヴィエ・ドランの映画ってなぜこんなに話題になるのだろう?映画サービスデーの夕方の回は満席だった。

グザヴィエ・ドラン映画の特徴登場人物の顔は殆どアップ、うるさいくらいのBack Music、そして舞台は世界の何処かで特定はしない。本作が今迄と違っているのはヴァンサン、マリオン、レア、ギャスパー+ナタリー・バイのフランスの著名俳優総出演のキャストがとてもゴージャスなこと。


フランソワ・オゾンが監督したメルヴィル・プポー主演の「ぼくを葬る/2005」を思い起こした。

両親に自らの死を告白できない主人公は祖母に打ち明ける。それは互いにそろそろ死ぬから…”と言うのが理由だった。「ぼくを葬る」は見応えのあるドラマだったが、本作はどうかな?グザヴィエ・ドランが絶賛されるのが良くわからない。

俳優陣が豪華過ぎて、逆にドラマがつまらなくなった?

「わたしはロランス」や「 Mommy/マミー」は良かったのに...。


ギャスパー・ウリエルは20代の頃より30代になった今の方が素敵。本作では実年齢より少し年上の役柄だが、不治の病に冒され死期が迫っている男を好演している。


新宿武蔵野館にて



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by margot2005 | 2017-02-20 23:01 | MINI THEATER | Trackback(1) | Comments(0)

「マリアンヌ」

Allied 2016 UK/USA

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1942年、モロッコのカサブランカ。マックスはイギリスの特殊作戦執行部に所属するカナダの諜報員で、ナイトクラブで偽装妻と落ち合う極秘任務を受けていた。偽装妻役はフランスの女性レジスタンス、マリアンヌ。夫婦を装った二人にはドイツ大使暗殺という過酷な任務が用意されていた


マックスに「白い帽子の女/2015」ブラッド・ピット。

マリアンヌに「マクベス/2015」マリオン・コティヤール。

フランクに「ブーリン家の姉妹/2003」「ベンジャミン・バトン 数奇な人生/2008」「パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト/2013」「コードネームU.N.C.L.E./2015」ジャレッド・ハリス。

ブリジットに「127時間/2010」リジー・キャプラン。

役人に「マジック・イン・ムーンライト/2014」「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション/2015」サイモン・マクバーニー。

ホバーに「青い棘/2004」「ヒトラーの贋札/2007」「ブッデンブローク家の人々/2008」「イングロリアス・バスターズ/2009」「リスボンに誘われて/2013」アウグスト・ディール。

ガイに「マッチポイント/2005」「敬愛なるベートーヴェン/2006」「ウォッチメン/2009」「シングルマン/2009」「イノセント・ガーデン/2013」「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密/2014」「セルフレス/覚醒した記憶/2015」マシュー・グード。

監督、製作は「フォレスト・ガンプ/一期一会/1994」「キャスト・アウェイ/2000」「フライト/2013」のロバート・ゼメキス。


愛しい娘を生んでくれた美しい妻は二重スパイなのか?と悩む夫。悩むブラッド・ピットが最高!

アンジーと共演の「白い帽子の女」は最悪だったけど本作は素晴らしい!アンジーとの相性は悪かったのかも?別れて正解??


wowowで放送のハリウッドの映画情報番組で盛んに宣伝していて、なんだかとても素敵な映画のイメージで興味があった。

ブラッド・ピットのロマンスものって「レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い/1994」と「ジョー・ブラックによろしく/1998」しか思い浮かばない。久方ぶりに見た彼のロマンス映画はとても良かった。戦争を背景に描くロマンス映画って最近全く作られないので、変に?新鮮でありながらも懐かしくてドラマにどっぷりと浸かってしまった。


ブラッドが若い!おそらく30代の男性を演じているのだろうけど違和感なし。そしてマリオンが美しい!絵になる二人がドラマを盛り上げている。マリオンが纏う40年代のファッションもゴージャス!

「白い帽子の女」でブラッド・ピットがフランス語を話しているのは違和感ありだったけど...初めて聞いたからかも知れない...でも本作での彼のフランス語は素敵に聞こえる。


イケメンのマシュー・グードが誰かわからないほどの醜い顔(特殊メイクってスゴい!)でワンシーンに出演。そして元イケメンのアウグスト・ディールは最近見る影もない。「青い棘」の美青年は何処へ?


TOHOシネマズ日本橋にて



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by margot2005 | 2017-02-17 23:09 | UK | Trackback(4) | Comments(6)

「マクベス」

「Macbeth」 2015 UK/フランス/USA
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内戦で荒廃したスコットランド。ダンカン王に忠誠を誓うグラミスの領主マクベスは、戦友のバンクォーと共に反乱軍の攻撃を交わし敵将を切り捨てる。やがて荒野の至る所に死体が散乱する中3人の魔女が現れ、マクベスがスコットランド王になると予言する...

マクベスに「スティーブ・ジョブズ/2015」のマイケル・ファスベンダー。
レディ・マクベスに「サンドラの週末/2014」のマリオン・コティヤール。
バンクォーに「ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男/2005」「ボーン・アルティメイタム/2007」「思秋期/2010(監督、脚本)」「ブリッツ/2011」「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!/2013」「パレードへようこそ/2014」「チャイルド44 森に消えた子供たち/2014」のパディ・コンシダイン。
マクダフに「プロメテウス/2012」「ベルファスト71/2014」「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション/2015」のショーン・ハリス。
マルコム王子に「トランスフォーマー/ロストエイジ/2014」のジャック・レイナー。
レディ・マクダフに「コードネームU.N.C.L.E./2015」のエリザベス・デビッキ。
ダンカン王に「ニュー・ワールド/2005」「縞模様のパジャマの少年/2008」「ロンドン・ブルバード -LAST BODYGUARD-/2010」「戦火の馬/2011」「The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛/2011」「もうひとりのシェイクスピア/2011」「博士と彼女のセオリー/2014」のデヴィッド・シューリス。
監督はジャスティン・カーゼル。

シェイクスピアの4代悲劇の一つ“マクベス”の映画を見たのは初めて。舞台劇も見たことはなくて、本(戯曲)を読んだだけ。映画は舞台劇のように描かれていて、スコットランドやイングランドでロケされた、映画ならではの背景がドラマにマッチしてとても美しい。マクベスの狂気を現しているかのような血や炎のシーンが印象的。

マクベスの前に現れた魔女たちは、マクベスが王になり、さらに彼の戦友であるバンクォーの子孫が未来の王になると予言する。
マクベス夫人は夫を王にしよともくろみ、ダンカン王殺害に躍起になっているが、マクベスは自分が王になっても後を継ぐ存在がいないことを知っている。

“マクベス”を読んだのは大昔。当然大まかなストーリーしか記憶にない。映画を見て、この夫妻が子供を亡くしていたことを知った(オープニングに子供の葬式の模様が描かれる/原作とは違う設定かも知れない?)。その後再び子供には恵まれず夫妻にとってそれは大問題だった(貴族の領主にとって跡継ぎがいないのは致命的)。結局バンクォーと彼の息子フリーアンスも殺さざるを得なくなるのだ。
しかしマクベスに雇われた刺客はフリーアンス殺害に失敗する。やがてマクベスはかつての戦友バンクォーの幻影を見て錯乱状態になって行く。
マクベスは再び魔女たちの予言を聞く。それは“マクダフに用心せよ!”というものだった。スコットランドの貴族でファイフの領主であるマクダフには3人の子供がいた。もうこうなったらとことんやるしかない!と、燃えるような狂気を発散させマクベスはマクダフの妻子4人を火あぶりにかけて殺してしまうのだった。

見終わってマクベスって悪党ながらとても小心者だったんだと変に納得。
演じるマイケル・ファスベンダーは感情表現がとても上手い俳優で素晴らしい。「SHAME -シェイム-/2012」同様悩める男が実に似合う。
罪悪感に苛まれ、もがき苦しみながらも、燃えるような狂気を発散させる様はスゴい!
レディ・マクベス役のマリオン・コティヤールも然り。マリオンは夫をそそのかす悪妻役にぴったり。
脇を固めるUK人俳優、パディ・コンシダインにショーン・ハリス、そしてデヴィッド・シューリスの存在も忘れてはならない。

映画の公式サイトでは“シェイクスピア”俳優を始めとしたプロの人々が絶賛している。でも上映が始まってまだ3週目なのに、既に朝と夕方しか上映していない。やはり一般人には好まれない映画の様子。私的にはお気に入り俳優のマイケル・ファスベンダーが主演ということで見たに過ぎないのだから。

TOHOシネマズ・シャンテにて
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by margot2005 | 2016-05-29 22:31 | UK | Trackback(4) | Comments(0)

「サンドラの週末」

「Deux jours, une nuit」…aka「Two Days, One Night」2014 ベルギー/フランス/イタリア
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ベルギーのとある町。小さなソーラーパネル工場に勤めるサンドラは体調を崩し休職していたが職場復帰を望んでいる。しかしボスからいきなり解雇を言い渡される。業績不振の会社は16人の社員に1000€のボーナスを支払うためには彼女を解雇する必要があった...

サンドラに「エヴァの告白/2013」のマリオン・コティヤール。
夫マニュに「ある子供/2005」「ロルナの祈り/2008」「少年と自転車/2011」のファブリツィオ・ロンジョーネ。
同僚ジュリエットに「アデル、ブルーは熱い色/2013」のカトリーヌ・サレ。
同僚ジャン・マルクに「イゴールの約束/1996」「ロゼッタ/1999/息子のまなざし/2002/」「ゴー・ファースト 潜入捜査官/2008」「ジャック·メスリーヌ フランスで社会の敵(パブリック·エネミー)No.1と呼ばれた男 Part1/ Part2/2008」のオリヴィエ・グルメ。
同僚アンヌに「シスタースマイル ドミニクの歌/2009」のクリステル・コルニル。
監督、製作、脚本は「イゴールの約束」「ロゼッタ/息子のまなざし」「ある子供」「ロルナの祈り」「少年と自転車」のジャン・ピエール&リュック・ダルデンヌ。

サンドラは金曜日の夜と土、日の2日間にわたって同僚を訪ね歩き自分の復職のためボーナスをあきらめてくれないか?と説得して回る。
この説得は実に辛い。ボーナスを当てにする同僚が殆どなのだから。しかしサンドラは夫マニュに励まされ一軒一軒同僚の家を訪ね歩く。そして結果は…。
これってフランス人の感覚なのだろうか?解雇を言い渡された従業員が、他の従業員に助けを求めるなんて…。日本人の感覚ではこういった行動は決してしないと思う。自分も含めて…。
それにサンドラはウツで休職していたはず?ウツの人間ができる行動とは思えない。まぁ途中で挫折して薬を過剰摂取したりもするが、サンドラがここまでできたのは夫マニュの力添えが大きかったと思う。そしてラストは爽やかでダルデンヌ映画らしくないのだ。過去の彼らの作品は二度と見たくないと思わせるものが殆どだったから。

投票の結果を見て、サンドラはとても優しい心の持ち主だと感じた。
サンドラはノーメークで毎日同じジーンズに、代わり映えのしないTシャツやタンクトップと、ショルダー・バックを肩にかけ、髪はトップにゴムで結んでいる。マリオン・コティヤールはとても華やかで美しい女優ながら、住宅ローンの支払いを案じる生活感漂うサンドラ役がしっくりくるのだ。

ダルデンヌ兄弟映画は「イゴールの約束」~「少年と自転車」まで観ているが、本作はオスカー女優マリオン・コティヤールの出演が話題になり、2015年のオスカー主演女優賞にもノミネートされた。
オリヴィエ・グルメはダルデンヌ作品の常連で、ファブリツィオ・ロンジョーネもいくつかの作品に出演している。
この監督の作品は孤独がベースで、それに貧困も加わる。しかしセシル・ドゥ・フランスが主演の前作「少年と自転車」辺りからダルデンヌ独特の暗さから抜け出したように感じる。それ以前の作品はどれもこれも観ていて辛くなって困った。まぁ何れの作品も最後にはほのかな希望が見えるのだが…。

「サンドラの週末」という邦題だと何か楽しげなことを想像しがちで全くふさわしくない。サンドラはちっとも楽しいウイークエンドじゃないのだから。原タイトルの“Two Days, One Night”…サンドラに残された金曜日の夜と土、日の2日間...切羽詰まった感じがドラマにふさわしくて良い感じ。

ヒューマントラストシネマ有楽町にて
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by margot2005 | 2015-06-05 00:36 | フランス | Trackback(10) | Comments(2)

「エヴァの告白」

「The Immigrant」2013 USA
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エヴァ・シブルスカに「君と歩く世界/2012」のマリオン・コティヤール。
ブルーノ・ワイスに「帰らない日々/2007」「アンダーカヴァー/2007」「ザ・マスター/2012」のホアキン・フェニックス。
マジシャン、オーランドに「ジェシー・ジェームズの暗殺/2007」「ハート・ロッカー/2008」「ザ・タウン/2010」「アメリカン・ハッスル/2013」のジェレミー・レナー。
マグダ・シブルスカにアンジェラ・サラフィアン。
監督、脚本、製作は「リトル・オデッサ/1994」「裏切り者/2000」「アンダーカヴァー/2007」のジェイムズ・グレイ。
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1921年、新天地を求め戦火のポーランドからアメリカにやって来た“移民”のエヴァ。しかしニューヨークに住む頼りの叔母は迎えに来ず、妹マグダは入国審査で結核と診断され、隔離されてしまう。エヴァは“英語が話せて働ける!”と訴えるが、あらぬ疑いをかけられ強制送還されそうになる。そんなエヴァの前にブルーノという男が現れ、エヴァの入国に手を差し伸べる...

シアターで予覚を何度も見て、暗そうな映画だなぁと想像していたがここまでとは…でも監督がジェイムズ・グレイなので了解した。そしてジェイムズ・グレイはホアキン・フェニックスがお好きらしい。エヴァを演じるマリオン・コティヤールも終始固い表情でドラマは相当暗い。

予告編を見てマリオン・コティヤールが印象的だったので、ホアキン・フェニックスもジェレミー・レナーも苦手ながら観に行ってしまった。ホアキンは精神不安定でキレる役柄がとても似合う。本作でもピンプ(ポン引き)役が実に似合っている。

映画のwebsiteに“マリオンの放つ美に圧倒されたグレイ監督が、彼女のために書き下ろした本作…”とある。確かにマリオンは美しい。ちょうどwowowで放映していた「ウエスト・サイド・ストリー」を見ていて、マリオン若い頃のナタリー・ウッドに似ている。

ニューヨーク、エリス島でロケされた背景が物悲しいドラマをいっそう盛り上げている。
原タイトルはズバリ“移民”。
邦題は教会で懺悔する“エヴァの告白”から付けられた模様。エヴァを追って教会へやって来たブルーノがエヴァの告白を聞いてしまう。生きるため売春に身を投じたエヴァが自らの過ちを神父に告白する。汚れた身体は元には戻らないが、神に助けを求めるエヴァに神父は“祈りなさい!罪は救われる!”と諭す。
ブルースもオーランドもエヴァを愛していたが、彼女を救うことは叶わなかった展開が観ていて腹立たしいが、観る前からハッピー・エンディングになることはあるまいと想像していたので、やはりその通りか...だった。

少々宗教色が濃いためノン・クリスチャンにとっては取っ付きにくいが、大ラスのエリス島、マグダとの再会が叶ったエヴァがボートでニュージャージーへと向かうシーンにわずかな希望を感じ、シンプルで暗いドラマに心打たれる。
絶賛されたというマリオン・コティヤールの演技はすばらしい。ホアキン・フェニックスも然り。

TOHOシネマズ・シャンテにて
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by margot2005 | 2014-03-02 21:55 | MINI THEATER | Trackback(6) | Comments(0)

「君と歩く世界」

「De rouille et d'os」…aka「Rust and Bone」2012 フランス/ベルギー
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南フランス、アンディーヴ。ステファニーは観光地のマリンランドでシャチの調教をしている。一方でベルギーから一人息子を連れヒッチでアンディーヴまでやって来たシングル・ファーザーのアリ。アリはクラブのガードマンとなり、ある夜ステファニーと出会う。その後、マリンランドで事故が起こりステファニーは両足を失ってしまう。ステファニーは周りの同情に耐えられなくなり一人引きこもってしまう。ある日、アリがステファニーを訪ねて来る。そしてアリは引きこもるステファニーに“海に行かないか?”と誘う...
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ステファニーに「ダークナイト ライジング/2012」のマリオン・コティヤール。
アリに「ロフト/2008」「闇を生きる男/2011」のマティアス・スーナールツ。
アリの息子サムにアルマン・ヴェルデュール。
アリの姉アナにコリンヌ・マシエロ。
ステファニーの友人ルイーズに「華麗なるアリバイ/2007」「灼熱の肌/2011」のセリーヌ・サレット。
監督、脚本、製作は「真夜中のピアニスト/2005」「予言者(アンプロフェット)/2009」のジャック・オーディアール。

孤独で傷ついた男と女が出会う。しかし二人はすぐに惹かれ合わない。フランス人の感覚だと先にsexが優先するのだろうか?もうsexなんて出来ないと思っていたステファニーをアリが誘う。そしてステファニーはその喜びに再び目覚める。そしてだんだん二人は惹かれていくのだ。ラストはとても素敵だった。

「闇を生きる男」のジャッキー同様、アリも心は弱いが肉体は非情に強い。そしてストレートに感情を表現するところも同じ。草食系と言われる今時の日本の男とは大違いで、荒削りながらもこういった男に魅了される。演じるマティアス・スーナールツがぴったり。

負け犬だが強いアリと、両足をなくし肉体的に弱くなったステファニー。逞しい肉体を持つアリがステファニーを抱え海へと入って行く。シャチの調教紙だったステファニーはもちろん海が大好きだったに違いない。しかしもう泳ぐなんてことは考えられなかった彼女をアリは海へと誘うのだ。海のシーンは“トレ・トレ・ヴィアン!”だった。

フランス映画祭2010で観た「予言者(アンプロフェット)」は、非情な刑務所の中で次第に権力を得てのし上がって行く主人公アラヴ青年が凄まじいドラマで印象に残る一作。
本作のアリも強い。元ボクサーのアリが金をかけて路上ボクシングをするシーンが数回登場する。原タイトルは“錆と骨”というボクシング用語だそう。

マリオンはともかく、ベルギー人俳優マティアス・スーナルツ主演映画が丸の内にかかるとは驚きだったが、案の定か?上映期間(4/4~4/27)短かった。

「闇を生きる男」に続き強い男を演じるマティアス・スーナルツ。「ロフト」で初めてお目にかかったベルギー人俳優のマティアスを最近お気に入り俳優の仲間に入れた。本作は一般公開されるずっと前から知っていたので期待していた一作。私的には満足の作品だったが、上にも書いたように短い公開期間は人が入らなかったから?オスカー女優マリオンが出演していても日本では万人受けしないといったところか。マティアスの次作が楽しみ!

丸の内ピカデリー(既に上映終了/シネ・リーブル池袋にて上映中)
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by margot2005 | 2013-04-29 22:59 | フランス | Trackback(8) | Comments(0)

「ダークナイト ライジング」

「The Dark Knight Rises」 2012 USA/UK

ブルース・ウエィン/ダークナイトに「ニュー・ワールド/2005」「アイム・ノット・ゼア/2007」「ダークナイト/2008」のクリスチャン・ベール。
アルフレッドに「スルース/2007」のマイケル・ケイン。
ジェームズ・ゴードン市警本部長に「裏切りのサーカス/2011」のゲイリー・オールドマン。
ルーシャス・フォックスに「最高の人生の見つけ方/2007」「ウォンテッド/2008」「インビクタス/負けざる者たち/2009」のモーガン・フリーマン。
セリーナに「プラダを着た悪魔/2006」「ジェイン・オースティン 秘められた恋「ゲットスマート/2008」「パッセンジャーズ/2008」「レイチェルの結婚/2008」「ワン・デイ 23年のラブストーリー/2011」のアン・ハサウェイ。
ベインに「ロックンローラ/2010」「裏切りのサーカス」のトム・ハーディ。
ミランダに「ミッドナイト・イン・パリ/2011」マリオン・コティアール。
ジョン・ブレイクに「セントアンナの奇跡/2008」「(500)日のサマー/2009」のジョゼフ・ゴードン・レヴィット。
フォーリー市警副本部長に「メンフィス・ベル/1990」「トランスポーター2/2005」のマシュー・モディーン。
監督、脚本、原案、製作は「ダークナイト」「インセプション/2010」のクリストファー・ノーラン。
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あれから8年。隠遁生活を送っていたブルース・ウエィンがゴッサム・シティを救うため再び立ち上がる…“The Dark Knight Rises!”
シリーズ完結編のワル役は鋼鉄の身体を持つテロリストのベイン。そしてセリーナ=キャット・ウーマンと手を組んだラストへとストーリーは展開して行く。

前作のレビューにも書いたが”バットマン・シリーズ”は全てシアターで観ている。今回はパスしようかと思ったが、クリストファー・ノーラン監督版のシリーズ完結編ということで、クリスチャン・ベールのブルース・ウェインを観に行こうと思った。結局、完結編はブルースの死で終わってしまった。
ブルース役のクリスチャン・ベールはUKのウエールズ出身俳優。UK人は大好きながらクリスチャン・ベールはそれほどでもない。とてもクールで素敵なんだけど…というのも彼はハリウッド・マネー映画にばかり出演しているのだ。ちょっと前wowowでケネス・ブラナーの「ヘンリー5世/1989」を観た時少年の彼が出演していてとてもキュートだったのを思い出す。
クリスチャン・ベールは“Dark Knight/暗闇の騎士”にぴたりとハマる俳優だ。“Dark”は声に“深みのある”という意味でも使うようで、クリスチャン・ベールの声は正にそれそのもの。

ベイン役は最初誰か全く分からなかった…それもそのはず終始奇妙なマスクをつけていたから…エンドクレジットでトム・ハーディを確認。「ロックンローラ」のハンサム・ボブは見る影もない。

マイケル・ケイン、ゲイリー・オールドマン、モーガン・フリーマンはもちろん出演している。そして少々情けない警部役に扮しているマシュー・モディーンが懐かしくてならなかった。マシューの映画は「トランスポーター2」以来。
アン・ハサウェイの映画は良く観ているけど、どうも好きになれない女優の一人。それとキャット・ウーマンはやはりハル・ベリーかな?。ミシェル・ファイファーもいたけど…。
少々ネタバレするが…あのラストはジョゼフ・ゴードン・レヴィットが引き継ぐってこと??となると“Dark Knight/暗闇の騎士”のイメージはコロリと変わりそう。

丸の内ピカデリーにて
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by margot2005 | 2012-08-17 23:58 | USA | Trackback(8) | Comments(2)

「ミッドナイト・イン・パリ」

「Midnight in Paris」 2011 スペイン/USA
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ギルに「トラブル・マリッジ カレと私とデュプリーの場合/2006」「ダージリン急行/2007」のオーウェン・ウイルソン。
イネスに「幸せのポートレート/2005」「あぁ、結婚生活/2007」「消されたヘッドライン/2009」「きみがぼくを見つけた日/2009」「シャーロック・ホームズ/2009」のレイチェル・マクアダムス。
アドリアナに「NINE/2009」のマリオン・コティヤール。
ガブリエルに「美しい人/2008」「ロビン・フッド/2010」のレア・セドゥ。
イネスの友人ポールに「ブラッド・ダイヤモンド/2006」「クィーン/2006」「フロスト×ニクソン/2008」のマイケル・シーン。
ポールの妻キャロルにニーナ・アリアンダ。
F・スコット・フィッツジェラルドに「戦火の馬/2011」のトム・ヒドルストン。
ゼルダ・フィッツジェラルドに「ミルク/2008」のアリソン・ピル。
アーネスト・ヘミングウェイにコリー・ストール。
ガートルード・スタインに「P.S.アイラヴユー/2007」「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで2008」「しあわせの隠れ場所/2009」「わたしの可愛い人-シェリ/2009」「バレンタインデー/2010」のキャシー・ベイツ。
サルバドール・ダリに「ハリウッドランド/2006」「ダージリン急行」「キャデラック・レコード ~音楽でアメリカを変えた人々の物語~/2008」のエイドリアン・ブロディ。
美術館ガイドにカーラ・ブルーニ。
コール・ポーターにイヴ・ヘック。
イネスの父親ジョンに「幸せのちから/2006」のカート・フラー。
イネスの母親ヘレンにミミ・ケネディ。
監督、脚本に「人生万歳!/2009」のウディ・アレン。
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アメリカ人である脚本家のギルが1920年代のパリに迷い込み、ピカソの愛人アドリアナと出会う。彼はフィアンセがいるにも関わらずアドリアナを恋人にしたいと願うが叶わなかった。異なる時代に生きているので叶うわけがないのだが…。
もうどうしようもなくパリに魅せられてしまったギルはイネスとの婚約を解消する。夕暮れ時、パリ、セーヌに架かる橋を歩くギルの前にいきなりガブリエルが現れる。ラスト・シーンはとてもロマンティックだった。

ウディ・アレンの映画を有楽町マリオンの大劇場で観たのは初めてかも知れない。映画公開前、マリオンの通路に本作のデカいポスターが貼られていて、まさか?ここで公開?疑っていたがホントだった。
アレン映画は好きで色々と観ている。「マッチポイント/2005」以来は全てシアターで観て来た。今年の秋にアントニオ・バンデラス主演のアレン映画が公開予定。それも是非観にいきたいものだ。
ともあれ本作はパリ好きにはたまらない…セーヌ/シャンゼリゼ/凱旋門/コンコルド広場/エッフェル/ヴァンドーム広場/ロダン美術館にヴェルサイユ宮殿まで出て来る。そういえばモネの庭、ジヴェルニーでも撮影されていた。

オドレイ・トトゥの「プライスレス 素敵な恋の見つけ方/2006」でホテルマンを演じていたガド・エルマレがイネスの父親に雇われた探偵に扮し、ヴェルサイユ宮殿の“鏡の間”を走り回っていた。フランスは映画の撮影にスゴく協力的。
フランスの元ファースト・レディ、カーラ・ブルーニが美術館の案内役というのもトレヴィアンなキャスティング。
ピカソやダリは当然のことながら、小説家アーネスト・ヘミングウェイやF・スコット・フィッツジェラルド、作家で詩人のガートルード・スタイン、そしてミュージシアン、コール・ポーターなどのアメリカンが20年代パリに住んでいたなんてやはりパリは芸術の都だ。

夜な夜なギルが迷い込む20年代。そのファッションとMusicに引き込まれる。マリオン・コティヤールは20年代のファッションが実に似合っている。
ギルを20年代に誘う車...あれってシトロエン?パリの街の石畳には当然ながらクラシック・カーがマッチしていた。

とても素敵な大人のファンタジー。オーウェン・ウイルソンが飄々としていてつかみ所のないギルにぴったりだ。アドリアナを演じたマリオン・コティヤールと、雑貨屋の娘ガブリエル役のレア・セドゥーがとてもキュート。

丸の内ピカデリーにて
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by margot2005 | 2012-06-10 23:37 | スペイン | Trackback(15) | Comments(6)

「NINE」

「Nine」 2009 USA/イタリア
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グイドに「ゼア・ウイル・ビー・ブラッド/2007」のダニエル・デイ・ルイス。
ルイザに「世界でいちばん不運で幸せな私/2003」「ラヴ・イズ・イン・ジ・エアー/2005」「プロヴァンスの贈りもの/2006」「エディット・ピアフ~愛の讃歌~/2007」「パブリック・エネミーズ/2009」のマリオン・コティヤール。
カルラに「NOEL ノエル/2004」「ボルベール/帰郷/2006」「それでも恋するバルセロナ/2008」「恋愛上手になるために/2007」「エレジー/2008」「抱擁のかけら/2009」のペネロペ・クルス。
リリーに「007/慰めの報酬/2008」のジュディ・デンチ。
ステファニーに「ル・ディヴォ―ス/パリに恋して/2003」「トラブル・マリッジ カレと私とデュプリーの場合/2006」のケイト・ハドソン。
クラウディアに「インベージョン/2007」「オーストラリア/2008」のニコール・キッドマン。
ママに「昨日・今日・明日/1963」「ひまわり/1970」のソフィア・ローレン。
サラギーナに「ポセイドン/2006」のファーギー(ステイシー・ファーガソン)。
監督、製作に「シカゴ/2002」「SAYURI/2005」のロブ・マーシャル。
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世界的な映画監督グイドは新作“ITARIA”が撮影開始直前だと言うのに脚本は未完成。監督意外のスタッフは既に準備が整い、制作発表記者会見が開催される。なんとか記者会見を乗り切ったグイドだったがプレッシャーは限界を超えてしまう。撮影所から逃げ出した彼は愛人カルラ、妻ルイザ、ママと、愛する女性に慰めを求め、混乱した頭は幻想の世界へと入りこんでしまう…

先月は観たい映画がたくさん公開され、時間ある限り観には行ったがレビューを書く時間がない。この映画も観てからかれこれ3週間近く経過した模様。今月に入ってからもやはり映画を観続けているのでますますレビューがたまる。備忘録として観た映画は全て書きたいが、だんだん無理っぽくなってきて哀しい。

「8 1/2/1963」をベースに描かれたトニー賞受賞のブロードウェイ・ミュージカルの映画化。記憶に残るフェデリコ・フェリーニの「8 1/2」は、思い悩むマルチェロ・マストロヤンニと、優しい妻アヌーク・エーメしか思い出せなくて、クラウディア・カルデイナーレが女優クラウディア役だったこともトンでいる。今一度ぜひ見て見たい。
オスカー俳優がわんさと出演し、ニコール・キッドマン、マリオン・コティヤール、ペネロペ・クルス、ケイト・ハドソンと、皆歌上手過ぎで驚くばかり。ファーギーのパフォーマンスは圧巻で、フランス語で歌うジュディ・デンチがキュート、そしてオスカー女優たちに囲まれてのケイト・ハドソンの歌とダンスのパフォーマンスはスゴいパワフル!
一緒に観た友曰く“肉食べてるから皆パワフルよね!”ときたがズバリその通り。

イタリア男は妻以外に愛人+母親も必要な人種??
母親に“会いたかったよ!”なんて台詞日本人には言えないだろうな?一度息子に言わせてみたいものだ。
情けない男グイド役のダニエル・デイ・ルイスはどう見ても英国人だが、この役柄は似合っていてさすがの役者。グイドのママを演じたソフィア・ローレンのゴージャスさにはただただ脱帽。
女優たちのパフォーマンスが皆パワフルたが、ペネロペのダンスは妖艶で、この方の映画を観に行くといつもいるペネロペ、ファンおじさま…丸の内ってこともありおじさま族多し。
ミュージカルは結構好きなので「シカゴ」もそうだったけどとても楽しめて、気分転換に持ってこいの映画だった。
丸の内ピカデリーにて
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by margot2005 | 2010-04-12 20:52 | USA | Trackback(9) | Comments(0)