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「未来を花束にして」

Suffragette2015 UK

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1912年、ロンドン。洗濯工場で働くモードは同じ職場の夫サニーと幼い息子の三人で暮らし日々の生活は貧しく、職場は男尊女卑がまかり通る劣悪な環境にある。ある日、街中でショーウインドウのガラスに石が投げ込まれる現場に遭遇する。それは女性参政権運動を展開するWSPU(女性社会政治同盟)の過激な抗議活動だった。そして職場で抗議活動をしていた女性バイオレットに自己紹介され、モードは活動に参加するようになる


モード・ワッツに「プライドと偏見/2005」「17歳の肖像/2009」「わたしを離さないで/2010」「SHAME -シェイム-/2011」「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌/2013」のキャリー・マリガン。

イーディス・エリンに「カンバセーションズ/2005」「英国王のスピーチ/2010」「レ・ミゼラブル/2012」「天才スピヴェット/2013」「シンデレラ/2015」のヘレナ・ボナム・カーター。

バイオレット・ミラーに「終着駅 トルストイ最後の旅/2009」「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ/2009」「リピーテッド/2014」のアンヌ・マリー・ダフ。

アリス・ホートンに「タロット・カード殺人事件/2006」「エンジェル/2007」「つぐない/2007」「ワン・デイ 23年のラブストーリー/2011」ロモーラ・ガライ。

サニー・ワッツに「追憶と、踊りながら/2014」「ロブスター/2015」「リリーのすべて/2015」ベン・ウィショー。

アーサー・スティード警部に「イン・マイ・カントリー/2004」「プルートで朝食を/2005」「グリーン・ゾーン/2010」「アルバート氏の人生/2011」「推理作家ポー 最期の5日間/2012」「ある神父の希望と絶望の7日間/2014」のブレンダン・グリーソン。

エメリン・パンクハーストに「マダム・フローレンス! 夢見るふたり/2016」のメリル・ストリープ。

監督はセーラ・ガヴロン。


モードが活動にのめり込んでいったのは夫とのやり取りから...“この子が娘ならどんな人生?と聞くモードに君と同じ工場勤めと答えるサリー。モードはもし娘が生まれたら自分と同じ運命になることを案じ、許せなかったに違いない。


たび重なる妻の投獄に怒りを覚えたサリーはモードを家から追い出してしまう。追い出されたモードは息子にも会わせてもらえない。やがて一人で子育てすることが無理だと判断したサリーは、息子を養子に出してしまう。それを知ったモードはサリーを罵るが、自分ではどうすることもできない。この時代女性(妻)には親権がなかったのだ。モードが別れ間際に私を探しに来てね!と幼い息子に懇願する。あのシーンは哀し過ぎる。


主演のキャリー・マリガンを始めとして、いずれの女優もスッピンで頑張っている。

2シーンくらいしか出演しないものの、メリル・ストリープ案の定圧倒的な貫禄を見せつけていてさすが。


映画のエンディングに世界の女性が参政権を得た年が記される。ドラマの舞台となった英国は1928年。アメリカ合衆国はそれ以前の1920年。日本は1945年(第二次世界大戦終結の年)で、フランスとイタリアも日本と同じ年で遅いなぁと驚く。サウジアラビアはなんと2015年にやっと獲得が認められた。それはニュースで見た覚えがある。


TOHOシネマズ・シャンテにて


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by margot2005 | 2017-02-14 23:11 | UK | Trackback(1) | Comments(6)

「パディントン」

「Padinton」2014 UK/フランス
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“マイケル・ボンドの世界的人気児童小説シリーズを実写映画化したファミリー・コメディ。”

パディントン(声)に「ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男/2005」「アイム・ノット・ゼア/2007」「ザ・バンク 堕ちた巨像/2009」「ブライト・スター~いちばん美しい恋の詩(うた)~/2009」「テンペスト/2010」「007 スカイフォール/2012」「追憶と、踊りながら/2014」「007 スペクター/2015」のベン・ウィショー。
ヘンリー・ブラウンに「僕が星になるまえに/2010」「ダウントン・アビー シリーズ/2010~2013」「ミケランジェロ・プロジェクト/2013」のヒュー・ボネヴィル。
メアリー・ブラウンに「ウディ・アレンの夢と犯罪/2007」「17歳の肖像/2009」「わたしを離さないで/2010」「ジェーン・エア/2011」「ブルージャスミン/2013」のサリー・ホーキンス。
ミセス・バードに「ジェイン・オースティンの秘められた恋/2007」「ワンチャンス/2013」のジュリー・ウォルターズ。
ミスター・グルーバーに「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国/2008」「ヴィクトリア女王 世紀の愛/2009」「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙/2011」「ウイークエンドはパリで/2013」「フィルス/2013」のジム・ブロードベント。
ミスター・カリーに「モディリアーニ 真実の愛/2004」のピーター・キャパルディ。
ミリセントに「オーストラリア/2008」「ペーパーボーイ 真夏の引力/2012」「イノセント・ガーデン/2013」「レイルウェイ 運命の旅路/2013」「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札/2014」「リピーテッド/2014」のニコール・キッドマン。
監督、原案、脚本はポール・キング。

たまにはこいうった映画も良いかと観に行った。
ジャングル時代のパディントンのシーンも面白かったが、パディントンがロンドンにやって来てブラウン家に住まうようになってからの展開が愉快で、パディントンはキュートだし、大人の鑑賞にたえる作り方に満足。
ブラウン家のカラフルなインテリアはもちろんのこと、とにかく色彩がとてもとても美しくて惹き付けられた。英国のTVコメディを中心に活躍するという監督ポール・キングの感性には素晴らしいものがある。

ほんとパディントン可愛い!マーマレード大好きって!やはり甘いもの好きの熊ならでは。
我が家にもロンドン土産の縫いぐるみの熊がいるが、残念ながらパディントンではない。パディントン駅にも行ったけど全く気にしていなかった。これも残念なこと。今一度行ってみたいな。
ベン・ウィショーの優しくて穏やかな声がパディントンにぴったり。そして意地悪なミリセントを演じるニコール・キッドマンが正に適役。「ダウントン・アビー シリーズ」でのグランサム伯爵のヒュー・ボネヴィルもナイス。女装の彼は少々キモかったけど…。

新宿バルト9にて(既に上映終了)ヒューマントラストシネマ渋谷で上映中
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by margot2005 | 2016-02-21 23:55 | UK | Trackback(1) | Comments(0)

「追憶と、踊りながら」

「Lilting」2014 UK
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カンボジア系中国人のジュンは夫を亡くしロンドンの介護老人ホームで暮らしている。英語が話せないジュンの楽しみは一人息子カイが面会に来る時間だけだった...

リチャードに「パフューム ある人殺しの物語/2006」「ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男/2005」「アイム・ノット・ゼア/2007」「ザ・バンク 堕ちた巨像/2009」「ブライト・スター~いちばん美しい恋の詩(うた)~/2009」「テンペスト/2010」「007 スカイフォール/2012」のベン・ウィショー。
ジュンに「グリーン・デスティニー/2000」「ラベンダー/2000」のチェン・ペイペイ。
ジュンの息子カイにアンドリュー・レオン。
ホームの住人アランに「バンク・ジョブ/2008」のピーター・ボウルズ。
通訳のヴァンにナオミ・クリスティ。
ホームの職員マーガレットに「ヴィクトリア女王 世紀の愛/2009」のモーヴェン・クリスティ。
監督、脚本はホン・カウ。

過去のベン・ウィショーの出演する映画のレビューに苦手とか、好みではないと書いているが「ブライト・スター~いちばん美しい恋の詩(うた)」辺りから素敵な俳優になってきた。なぜか…?どこから見てもスゴく繊細なイメージのベン・ウィショーは限りなく優しい人物が似合う。本作のリチャードが正にそうなのだ。同性婚した相手がいるベン初めてのゲイ役?
スクリーンに映し出されるリチャードとカイのキスシーンが嫌悪感など全く感じないで、あえて言えば美しくて驚く。

「ブライト・スター~いちばん美しい恋の詩(うた)」のジョン・キーツ役も良かったが、本作はありのままの魅力あふれるベン・ウィショーがドラマの中にいる。
ちょっと難を言えば、ベン・ウィショーは素敵だがドラマは少々辛気くさい。シーンの大半はジュンが暮す老人ホームが舞台ということもあるが…。通訳のヴァンが中国語から英語に翻訳する間字幕が出ないので待たなければならないのも少々もどかしい。

シーンは現在と過去を行ったり来たりする。
カイは母親にゲイだと明かすことができないまま事故で死んでしまう。リチャードとジュンはある日突然愛する人を失ってしまったのだ。リチャードはジュンを施設から連れだしカイと住んでいた家で面倒をみようと考えるが文化や世代の違いで中々上手くいかない。言葉が通じないのが最大の問題ではあるが...。

何はともあれジュンは息子が生き甲斐だった。ラスト近くでジュンはリチャードに嫉妬していたと告白する。彼女のこの気持ち…息子を取られたような気持ちは理解出来る。しかし息子とは永遠に暮らせないのだからとも思うのだ。中国人って日本人のように核家族ではなく大家族で暮らす人々が多いからだろうか?
でもラスト、リチャードとジュンが互いの言語で話しているのに、通じているように映る姿が心を打つ。原タイトル「Lilting/軽くはずむような」と、邦題「追憶と、踊りながら」はラストのシーンに由来するように思え味合い深い。

新宿武蔵野館にて
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by margot2005 | 2015-06-09 22:55 | UK | Trackback | Comments(0)

「テンペスト」

「The Tempest」2010 USA
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プロスペラに「エリザベス1世 ~愛と陰謀の王宮~/2005」「クィーン/2006」「消されたヘッドライン/2009」「終着駅 トルストイ最後の旅/2009」のヘレン・ミレン。
エアリエルに「ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男/2005」「アイム・ノット・ゼア/2007」「ブライト・スター~いちばん美しい恋の詩(うた)~/2009」のベン・ウィショー。
怪物キャリバンに「ブラッド・ダイヤモンド/2006」のジャイモン・フンスー。
ナポリ王子ファーディナンドに「ヒマラヤに降る雪/1999」のリーヴ・カーニー。
プロスペラの娘ミランダに「わたしの可愛い人-シェリ/2009」のフェリシティ・ジョーンズ。
ナポリ王アロンゾーに「ボーン・アルティメイタム/2009」「マイ・ブルーベリー・ナイツ/2007」のデヴィッド・ストラザーン。
老顧問官ゴンザーローに「すべてはその朝始まった/2005」のトム・コンティ。
ミラノ大公ア ントーニオに「ザ・タウン/2010」のクリス・クーパー。
ナポリ王弟セバスチャンに「リプリー 暴かれた贋作/2005」「バーレスク/2010」のアラン・カミング。
王の執事(酒蔵係)ステファノーに「ダ・ヴィンチ・コード/2006」「シルク/2007」「17歳の肖像/2009」のアルフレッド・モリナ。
同じく道化師トリンキュローに「ベッドタイム・ストーリー/2008」のラッセル・ブランド。
監督、脚本、製作に「アクロス・ザ・ユニバース/2007」のジュリー・テイモア。
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娘の婚礼の帰り道、ナポリ王アロンゾーは海上で大嵐に遭遇する。船は難破し、やがて王の弟セバスチャン、忠実な老顧問官ゴンザーロー、そしてミラノ大公アントーニオらと共に孤島に流れ着く。しかし王子ファーディナンドの姿は見当たらなかった。実はこの大嵐は孤島に住むプロスペラが魔術によって引き起こしたものだった。名君ミラノ大公の妃であった彼女は、夫亡き後女大公として民衆に愛されていたが、12年前、弟アントーニオとナポリ王アロンゾーらの謀略により、一人娘ミランダと共に追放されていた。プロスペラは孤島で魔術を修得し、技を極め、空気の妖精エアリアルを操り、裏切りものへの復讐を日々目論んでいた...
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あの景色はどこだろうと思っていたらハワイでロケされた模様。
ウイリアム・シャイクスピアの最後の作品といわれる“テンペスト”は読んでいない。でもお大まかなストーリーは知っていたので、物語には入って行けた。幻想的な映像がとても印象的で美しい。
映画は主人公のプロスペラーが男性から女性に変えられている。そして少々ミュージカルっぽい場面もあり。それにしてもベン・ウィショーとリーヴ・カーニーは歌が実に上手い。二人ともとっても甘い声の持ち主で、特にベン・ウィショーのsweet voiceには驚かされた。ベン・ウィショーが歌うのは意外だったが、リーヴ・カーニーはブロードウェイでミュージカル版“スパイダーマン”に出演していて、先だってBSで放映された“トニー賞2010”で彼のパフォーマンスを見た(聞いた)ばかり。上手いの当たり前かと感心しきり。

ナポリ王子ファーディナンド役のリーヴ・カーニーはプリンスの雰囲気ぴったりの俳優で中々素敵だ。上にも書いたようにBSで放映された“トニー賞2010”でのリーヴ・カーニーのパフォーマンス。それは映画を観た後だった気がする。なんとなく観たことあるなぁ??と思っていたのは彼の出演する「テンペスト」を観ていたからかも?

「クイーン」のヘレン・ミレンは貫禄たっぷり。上映館TOHOシネマズ・シャンテにラスト近くで彼女が着るドレス(ポスターと同じ衣装)が飾ってあった。しかしながらそれはあまりにも華奢で、小さくて驚いた。
でも、ヘレン・ミレンは貫禄たっぷりで素晴らしく、他の俳優が霞んでしまっていると書きたい所だが…いやいやそうでもない。妖精エアリエルと怪物キャリバンを演じた二人は良かったな。ベン・ウィショーもジャイモン・フンスーもほぼ全裸に近い格好で頑張っていたし…まぁほぼ全裸だから頑張っていたというものではないけれど...。
ジャイモン・フンスーは「ブラッド・ダイヤモンド」で素敵だなと思った俳優。ベン・ウィショーはあまり好みではないが「ブライト・スター~いちばん美しい恋の詩(うた)~」の彼は良かったな。
そして一押しで印象に残るのは道化師トリンキュロー役のラッセル・ブランド。彼については殆ど知らない。アダム・サンドラーの「ベッドタイム・ストーリー」のミッキー役の彼の記憶は飛んでいるが、この作品では精彩を放っている。
王の執事(酒蔵係)ステファノー役のアルフレッド・モリナもいつもながら存在感のある俳優。
そして多種多様な役柄を演じるクリス・クーパーの出演にも驚かされた。

全体的にファンタジーって感じで観ると楽しめる。

TOHOシネマズシャンテにて
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by margot2005 | 2011-06-22 23:03 | MINI THEATER | Trackback(10) | Comments(0)

「ブライト・スター~いちばん美しい恋の詩(うた)~」

「Bright Star」 2009 UK/オーストラリア/フランス
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ファニーに「キャンディ/2006」「プロヴァンスの贈りもの/2006」「エリザベス:ゴールデン・エイジ/2007」のアビー・コーニッシュ。
ジョン・キーツに「パフューム ある人殺しの物語/2006」「アイム・ノット・ゼア/2007」「情愛と友情/2008」のベン・ウィショー。
チャールズ・ブラウンに「幸せのポートレート/2005」「ラースと、その彼女/2007」「ジェシー・ジェームズの暗殺/2007」のポール・シュナイダー。
ファニーの母ブローン夫人に「シャロウ・グレイブ/1995」「クロコダイルの涙/1998」のケリー・フォックス。
ファニーの弟サミュエルに「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ/2005」のトーマス・サングスター。
監督、脚本は「ピアノ・レッスン/1993」「イン・ザ・カット/2003」のジェーン・カンピオン。
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1818年、ロンドン郊外ハムステッド。ジョン・キーツは詩人としての才能を開花し始めたが、貧しさからは逃れられず、親友であり、編集者でもあるチャールズ・ブラウンの家に身を寄せることになる。そしてブラウンの隣人ブローン家の長女ファニーと出会う。やがてキーツは結核で弟を亡くした上、作品は評論家から酷評される始末。傷ついた彼を優しく包み込んだのは隣人の美しい娘ファニーだった…

ジョン・キーツは死後、英国ではシェイクスピアと比較されるくらい称えられたという。キーツの名前は知っているが、彼の詩は読んだことがない。

“僕らが夏の三日間を生きる蝶であったなら
平凡な50年を生きるより
深い歓びの日々になる”
平凡な50年より深い歓びの三日間が良いなんて、やはり凡人では愛を語る詩人には決してなれない。

ファニーがベッドルームに放った蝶の姿を思い出す。
もう一つ極めて印象的なシーンがある。隣人同士のキーツとファニー。互いのの家の間には白い壁が存在する。ファニーは自分のベッドをその壁にくっ付ける。そして壁に耳をあて隣の音を聞く。ファニーの壁の向こう側の壁にはやはり彼女の存在を感じているキーツがいる。
時代が時代ゆえスゴくまどろっこしい二人の恋だが、だからこそあのようなラブレター(詩)が何度も、何度も書かれることになった次第。
ファニーはキーツの死後も彼からの手紙はもちろん、短い文章のカードまで保存していたという。恋人(婚約者)キーツの才能を信じていたのだろうな。
繊細なタッチで心情が描かれるジェーン・カンピオンのヒロイン像にはいつも心引き込まれる。
観るまえ、アビー・コーニッシュがヒロインって??と思っていたが、いやいやとても良かった。彼女は毎回ごく自然に作品に溶け込んで行くように見え、どの役柄もキマっている。作品を観ているとかなり違ったジャンルにも関わらず、どの作品にもすんなりと溶け込んでいる素晴らしい女優。
ベン・ウィショーは苦手な俳優だが、こちらでは以外に良かったな。
銀座テアトル・シネマにて
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by margot2005 | 2010-06-28 21:10 | UK | Trackback(5) | Comments(0)

「ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男」

a0051234_123868.jpg「Stoned」2005 UK
監督はスティーヴン・ウーリー。
主演ブライアン・ジョーンズにレオ・グレゴリー。
ローリング・ストーンズ結成時リーダーだったギタリストのブライアン・ジョーンズ。彼の27年の短い生涯を描いたサスペンス・ドラマ。
ブレイク前のビートルズのメンバーの一人だったスチュアート・サトクリフの短すぎる人生を描いた「バック・ビート/1993」を彷彿とさせる作品。
監督のウーリーは「バック・ビート」のプロデューサーでもある。
運命の女性がそれぞれの作品に登場するのも偶然とは思えないのだが...
コレは実話である。
原タイトルは俗語で“酒・麻薬で酔った”と言う意味。
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昔、昔、どちらかと言えば“ビートル・マニア”だったので、ビートルズのレコードは殆ど持っていて、ローリング・ストーンズものはそれなりにだった。
しかしローリング・ストーンズ...ブルースを歌う彼らには素晴らしいものがあったのでやはり大ファンだった。
60年代に発生し、21世紀の今でも活躍しているバンドってスゴイものがある。
おそらくラストかなと?思える彼らの全世界ツアーも終了したようだが...
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ポップ路線で売ろうとするグループに反撥を覚えるリーダーのブライアン・ジョーンズ(グレゴリー)はロンドンを離れ風光明媚な田舎に住処を移す。
そしてドイツ人女優アニタ・パレンバーグ(モネット・メイザー)と出会い恋に落ちるブライアン。
名声も金もゲットしたブライアンはいつしか酒と、麻薬に溺れ身を滅ぼしていく。
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ブライアン・ジョーンズがロンドンを離れて住んだ家。それは“くまのぷーさん”の作者A・A・ミルンも住んだというコッチフォード農場。
彼はチェルトナムの生まれという。そこはコッツウオルズ地方である。緑豊かな環境に生まれ育ったブライアンはロンドンの喧噪から離れて静かに暮らしたかったのだろうか?
サリー州でロケされたという田園風景が素晴らしく綺麗!
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映画ではストーンズのメンバーは殆ど登場しない。その中で一番出てくるのはキース・リチャーズ。後、ミック・ジャガー&チャーリー・ワッツが少々登場するのみ。
キースたちを演じる俳優たち...余り似ていない...まぁそっくりさんを配するのは無理があるというもの。
ミック役のルーク・デ・ウルフソンは余りにキュート過ぎちゃって笑える。
ラストで、“ブライアンが死んだからローリング・ストーンズも終わりだ!”と言う台詞に対し“いやブライアンがいなくてもローリング・ストーンズは永遠に活躍する!”と言う台詞がニクい。
60年代〜21世紀の今迄大活躍した彼らには哀しい過去があったんだと、「バック・ビート」同様感動してしまった。“ブライアン安らかに...”
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by margot2005 | 2007-08-31 01:37 | UK | Trackback | Comments(8)