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「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」

「Demolition」2015 USA

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デイヴィスは妻ジュリアの父親が経営する金融会社のエリート社員。いつものように妻の運転する車で会社に向かう折、突然の自動車事故で自分は無事ながらジュリアが亡くなってしまう。やがて葬儀が執り行われるが涙がでない。妻が亡くなったというのに悲しくないのか?と自問するデイヴィス。彼はジュリアと出会いあっという間に結婚したことを思い出し、彼女を本当に愛していたのかどうか疑問を抱く…


デイヴィスに「プルーフ・オブ・マイ・ライフ/2005」「ゾディアック/2006」「マイ・ブラザー/2009」「複製された男/2013」 「ナイトクローラー/2014」ジェイク・ギレンホール。

カレンに「ヤング・アダルト・ニューヨーク/2014」「追憶の森/2015」のナオミ・ワッツ。

フィルに「8月の家族たち/2013」クリス・クーパー。

クリスにジュダ・ルイス。

ジュリアにヘザー・リンド。

監督、製作は「ヴィクトリア女王 世紀の愛/2009」「カフェ・ド・フロール/2011」「ダラス・バイヤーズ・クラブ/2013」「わたしに会うまでの1600キロ/2014」ジャン=マルク・ヴァレ。


ジュリアが亡くなる前、冷蔵庫の調子が悪いと言っていたこと思い出したデイヴィスは修理を試みる。しかし修理するはずが壊してしまっていた。それは義父に心の修理も車の修理も同じだ、まず分解して隅々まで点検し、再び組み立て直せと言われたことが頭にあったから…。モノを破壊するってちょっと快感だが、デイヴィスはかなり異常。


一方で自動販売機から商品が出てこなかったため苦情の手紙を会社に送るデイヴィス。手紙を読んだ苦情処理係のシングルマザー、カレンは彼に興味を持つ。それには病院で亡くなった妻のことも記されていた。ひょんなことから出会ったデイヴィスとカレンは親交を深めて行く。


原タイトルは破壊なのに邦題はとてもロマンティック。しかしジェイクの映画だからロマンティックなわけがない、と思っていたら案の定だった。

邦題の意味は映画のラスト近くで主人公が語ってくれる。


デイヴィスは妻と暮らした家を壊しに壊しブルトーザーまで出動させる。でもブルトーザーには唖然!気持ちは良くわかるけどあの行動にはあきれ返る。周りは住宅地なのに全く配慮などしていないのだから…。

ジェイク・ギレンホールは「ナイトクローラー」のルイスと似たような表情を見せて不気味。元々この俳優は苦手なので余計にそう感じるのかも知れない。


人生再生ドラマの本作はエンディングに少々救われる。

娘婿を見捨てない義父フィルの存在が映画を最後迄見る気にさせてくれた。演じるクリス・クーパーがgood

カレンの息子クリスが小生意気で可愛い。


シネマカリテにて


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by margot2005 | 2017-03-04 23:09 | MINI THEATER | Trackback(4) | Comments(0)

「ヤング・アダルト・ニューヨーク」

「While We're Young」 2014 USA
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ニューヨーク、ブルックリン。ドキュメンタリー作家のジョシュと映画プロデューサーのコーネリアは40代の夫婦。子供のいない二人は自由を謳歌しているが、いつまでも若くはなく老いを意識する今日この頃。そんな折、アートスクールで講師をするジョシュに、カップルの聴講生が大賛辞を送ってくる、しばし気分が良くなるジョシュながら新作は思うように進んでいなかった...

ジョシュに「僕たちのアナ・バナナ/2000」「ペントハウス/2011」「LIFE!/ライフ/2013」のベン・スティラー。
コーネリアに「ヴィンセントが教えてくれたこと/2014」「追憶の森/2015」のナオミ・ワッツ。
ジェイミーに「フランシス・ハ/2012」「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌/2013」「スター・ウォーズ/フォースの覚醒/2015」のアダム・ドライヴァー。
ダービーに「クロエ/2009」「ジュリエットからの手紙/2010」「親愛なるきみへ/2010」「レ・ミゼラブル/2012」「パパが遺した物語/2015」のアマンダ・サイフリッド。
コーネリアの父親ブライトバートに「ミッドナイト・ラン/1988」「デーヴ/1993」のチャールズ・グローディン。
監督、脚本、製作は「イカとクジラ/2005」「マーゴット・ウェディング/2007」「ベン・スティラー 人生は最悪だ!/2010」「フランシス・ハ/2012」のノア・バームバック。

ジョシュを尊敬してやまないジェイミーは彼につきまとい始める。やがてそれぞれの妻であるコーネリアとダービーも仲良くなり、中年夫婦は同世代の友達夫婦とは付き合わず若いカップルとの行動にのめり込んで行く。
尊敬されることはそりゃ嬉しいだろうけど、何かウラがあるのではないか?と疑わなかったのかジョシュ?と言いたい!

レディース・デイの最終回に日比谷で見たので周りは若い女性だらけ。映画が終了し“ああ面白かった!”と言う若い女性の声が聞こえてきた。やっぱりね。と思った。中年夫婦を手玉にとればそりゃ面白いに違いない。
でもあのラストは全く想像していなかったので、夫婦って自由より子供ってことなのかな?と思った次第。少々締まらない結末が残念。大ラス、空港でスマホを操作する赤ちゃんを見て少々恐ろしくなる。

「フランシス・ハ」は結構評判になっていたけどシアターで見損なってwowowで鑑賞。私的にはそれほどのものでもなかったけど…。でも上に書いたノア・バームバック作品はどれもこれも独特の雰囲気を醸し出すドラマばかり。それがこの監督の趣きなのかも知れない。あのウェス・アンダーソンの「ライフ・アクアティック/2005」の脚本家と言うことで納得した。

何はともあれジョシュを翻弄しまくるジェイミー役のアダム・ドライヴァーがぴったりの配役でドラマを盛り上げている。
“ホスト、ウディ・アレンの大本命”と囁かれてるらしいノア・バームバック。今迄の映画はそれほどでもないが、本作は見終わってすぐにウディ・アレンを思い出した。

TOHOシネマズみゆき座にて
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by margot2005 | 2016-08-14 20:21 | MINI THEATER | Trackback | Comments(0)

「ヴィンセントが教えてくれたこと」

「St. Vincent」 2014 USA
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日々、酒とギャンブルに溺れるヴィンセントの家の隣にシングル・マザーのマギーと息子のオリバーが引っ越してくる。CTスキャン技師のマギーは仕事が忙しく、息子の面倒を見る時間があまりない有様。ある日、マギーに頼まれ仕方なしにオリバーの面倒を見ることになったヴィンセントはベビーシッターで金を稼ごうと思いつく…

ヴィンセントに「ダージリン急行/2007」「ゲットスマート/2008」「リミッツ・オブ・コントロール/2009」「私が愛した大統領/2012」「グランド・ブタペスト・ホテル/2013」のビル・マーレイ。
オリバーにジェイデン・リーベラー。
マギーに「デンジャラス・バディ/2013」「泥棒は幸せのはじまり/2013」のメリッサ・マッカーシー。
ダカに「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)/2014」のナオミ・ワッツ。
ブラザー・ジェラティに「カムバック!/2014」のクリス・オダウド。
ズッコに「ブレイブ・ワン/2007」「ハンティング・パーティ/2007」「奇跡のシンフォニー/2007」 「ザ・レッジ -12時の死刑台-/2011」「大統領の執事の涙/2013」「最高の贈りもの/2013」のテレンス・ハワード。
監督、脚本、製作はセオドア・メルフィ。

ドラマを盛り上げるのはひとえに俳優たちの存在…キャラ…演技。ビル・マーレイ、メリッサ・マッカーシー、ナオミ・ワッツ、そしてオリバー役のジェイデン・リーベラーがスゴく良い。
少々変わった趣のウェス・アンダーソン映画常連のビル・マーレイは偏屈で頑固なオヤジを演じれば天下一品。半パンで登壇する“St. Vincent”がナイス。
愛情深い普通の母親役のメリッサ・マッカーシーを見たのは今回初めて。彼女のキャラはいつも過激だから。
ロシアからやって来た“夜の女”ダカを演じるナオミ・ワッツの成りきりぶりには拍手を送りたい。

金欲しさにオリバーのベビーシッターを引き受けたヴィンセントは12歳の少年を酒場や競馬に連れ回し、子供どうしの喧嘩に割り込んで、オリバーが負けると知るや、相手を攻撃する技を伝授する。頑固オヤジのヴィンセントはモラルなどお構いなしに我が道を突き進んでいる。しかし偏屈で頑固な姿は彼の表の顔で、ヴィンセントの本当の顔は認知症の妻を気遣う心優しい夫。
やがてそれを知ったオリバーは、“St. Vincent”として讃えるのだ。
ビル・マーレイって実は苦手。でも本作を見て、憎たらしいけど、ちょっとチャーミングなビル・マーレイが好きになった。

TOHOシネマズ・シャンテにて
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by margot2005 | 2015-09-11 00:10 | MINI THEATER | Trackback(13) | Comments(2)

「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」

「Birdman: Or (The Unexpected Virtue of Ignorance)」2015 USA
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かつて一世を風靡したスーパーヒーロー映画“バードマン”の主人公を演じたリーガンは、いつまでたってもそのイメージが拭えず、その後もぱっとせず今や落ち目の中年俳優。妻シルヴィアとは離婚し、一人娘のサムはドラッグ依存症で退院したばかり。人生最悪状態のリーガンは一旗揚げようと舞台に取り組む…

リーガンに「ビートルジュース/1988」「バットマン/1989」「バットマン リターンズ/1992」のマイケル・キートン。
サムに「マジック・イン・ムーンライト/2014」のエマ・ストーン。
マイクに「幻影師アイゼンハイム/2006」「インクレディブル・ハルク/2008」「ボーン・レガシー/2012」「グランド・ブタペスト・ホテル/2013」のエドワード・ノートン。
ジェイクに「ハングオーバー!! シリーズ/2009~2013」のザック・ガリフィナーキス。
ローラに「わたしを離さないで/2010」「ウォリスとエドワード 王冠をかけた恋/2011」「シャドー・ダンサー/2011」「ビトレイヤー/2013」のアンドレア・ライズブロー。
レズリーに「美しい絵の崩壊/2013」のナオミ・ワッツ。
シルヴィアに「あなたとのキスまでの距離/2013」のエイミー・ライアン。
タビサに「アバウト・タイム ~愛おしい時間について~/2013」「ウイークエンドはパリで/2013」のリンゼイ・ダンカン。
監督、製作、脚本は「バベル/2006」「BIUTIFUL ビューティフル/2010」のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ。

本作は2015年度のアカデミー作品、監督、脚本、撮影賞を受賞した。マイケル・キートン、主演男優賞は敵わなかったが素晴らしいパフォーマンスで、他の俳優たちも大熱演。

マイケル・キートンの「バットマン」はもちろん観ている。彼は映画版の初代バットマン。「ビートルジュース」も「バットマン」同様ティム・バートン作品で、20数年ぶりにシアターでマイケル・キートンを観た。少し前wowowでミシェル・モナハン主演のサスペンス「ブラインド・フィアー」を観てマイケル・キートンが懐かしかったのを思い出す。冴えない役だったけど…。で、これでマイケル・キートン復活となれば嬉しいな。

アカデミー作品賞に選ばれ、イニャリトゥ始めスタッフ、キャストが登壇。キートンはコメントを求められ“ここに立つだけで十分。”と謙虚に答えていた。主演男優賞はエディ・レッドメインに持っていかれたけど、映画の中にオスカーに値する素晴らしいパフォーマンスのキートンがいる。
エドワード・ノートンはお気に入りハリウッド俳優の一人。しかしわたし自身が惹かれる映画に中々出演してくれない。「グランド・ブタペスト・ホテル」は群像劇だったし、ジェレミー・レナー主演の「ボーン・レガシー」はつまらない作品だった。「幻影師アイゼンハイム」のノートンはスゴく素敵だった。あれからかれこれ10年。彼もおじさんの部類に入ってしまったわけだ。
「ハングオーバー!! シリーズ」でうるさくてウザいキャラを演じたザック・ガリフィナーキスが静かで唖然。俳優が演じるキャラって、その人そのものになってしまってコワい。
ローラ役のアンドレア・ライズブローはオーラのある女優で好き。
エマ・ストーンは「マジック・イン・ムーンライト」よりこちらのキャラが良いな。

リーガンが自ら脚色/演出/主演で手がける舞台劇“愛について語るときに我々の語ること”の配役…リーガンの若い恋人ローラと、レズリーの相手役に抜擢された俳優マイクが実生活で彼女の恋人と言う設定。ローラはリーガンの子供を妊娠中と言うおまけまで付いていて、スキャンダラスな俳優たちの実情が面白い。

映画は舞台劇も含め全編現実と妄想がないまぜになった展開がスゴく斬新。
怪我で降板した俳優の代わりにウディ・ハレルソン、マイケル・ファスベンダー、ジェレミー・レナーなどどうか?とモロ実名で登場したり、ロバート・ダウニーJr.の“アイアンマン”がくだらない!と言う台詞もありかなり手厳しい。メグ・ライアンの整形なんて話もあったけど...。

以下少々ネタバレ...

気になったのはラスト…舞台劇のリーガンは自らを本物の銃で撃って自殺を図り死んでしまう。観客は舞台のパフォーマンスにスタンディングオベーションで答え、辛辣な批評家タビサは舞台劇を絶賛する記事を新聞に掲載する。そしてリーガンが病院で目覚める。銃は鼻をかすっただけだった。元妻が病室でリーガンを見舞っている。その後サムがリーガンのお気に入りの花を持ってやって来る。サムが花瓶を探しに部屋を出た後リーガンは窓から飛び降りてしまう。やがて窓から身を乗り出して父親を見上げるサムの目のアップ...しかし観客の目にリーガンの姿は映らない。
病院のシーンは妄想?リーガン本当は死んでいた?どう解釈すれば良いものかと、頭が???マークになった。
暗いイメージの映画が多いイニャリトゥ作品。少々奇想天外ながら楽しいイニャリトゥ映画は実にナイス。
全編に流れるBack Musicは90%ドラムスで構成されていてとてもドラマにマッチしている。

TOHOシネマズシャンテにて
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by margot2005 | 2015-04-22 00:15 | MINI THEATER | Trackback(20) | Comments(2)

「美しい絵の崩壊」

「Adore」…aka「Two Mothers」2013 オーストラリア/フランス
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リルに「夫以外の選択肢/2004」「ザ・バンク 堕ちた巨像/2009」「愛する人/2009」「映画と恋とウディ・アレン/2011」「ドリーム・ハウス/2011」「インポッシブル/2012」のナオミ・ワッツ。
ロズに「こわれゆく世界の中で/2006」「ニューヨーク、アイラヴユー/2008」「消されたヘッドライン/2009」「50歳の恋愛白書/2009」「ドラゴン・タトゥーの女/2011」「声をかくす人/2011」のロビン・ライト。
イアンに「もうひとりのシェイクスピア/2011」のゼイヴィア・サミュエル。
トムに「アニマル・キングダム/2010」のジェームズ・フレッシュヴィル。
ロズの夫ハロルドに「ダークナイト ライジング/2012」「アニマル・キングダム」のベン・メンデルソーン。
イアンの妻ハンナにソフィー・ロウ。
トムの妻マリーにジェシカ・トヴェイ。
原案、監督に「恍惚/2003」「ココ・アヴァン・シャネル/2009」のアンヌ・フォンテーヌ。
原案、脚本は「危険な関係/1988」「つぐない/2007」「わたしの可愛い人-シェリ/2009」「危険なメソッド/2011」の脚本家クリストファー・ハンプトン。
原作はドリス・レッシングの“グランド・マザーズ”。

オーストラリア東海岸に住むリルとロズは大親友で家も近く、それぞれに一人息子がいる。母親同様息子たちも大親友で、家族ぐるみの付き合いが続いている。やがて二人の息子イアンとトムは母親自慢の美しい青年に成長する。リルは亡夫の会社を引き継ぎ船会社を経営している。一方でロズも画廊を持ち充実した生活を送る日々。そんなある日、ロズの夫ハロルドから都会への引っ越しの話が持ちかけられる…

リルは既に夫を亡くしていたが、イアンに“愛している!”と言われ、美しく若い男の誘惑に勝てなかったロズにはまだ夫がいた(後に別れている)。夫ハロルドがいながら若い男と、それも親友の息子…イアンはロズのことを母親のようだとも語っている…と関係を持ったなんて、なんとインモラル!なのだろうと思いながらもドラマを楽しんだ。
監督はもちろん女性。本作は男性の感性では描けないのでは?と切に感じる。そういや「恍惚」も女性が創る女性の世界だ。

浜辺にいるTwo Mothersが、“見て!美しいわ!わたしたちが創ったアドニスよ!”自分たちの息子をアドニス(ギリシャ神話に登場する美少年)!呼ばわりするTwo Mothersが恐ろしい。やがてその後アドニスたちと抜き差しならない関係を持ってしまうTwo Mothersも恐ろしいし、息子が結婚し、祖母となっても全く変わらないTwo Mothersがますます恐ろしい。原作のタイトル“グランド・マザーズ”が興味深い。
レズビアンの噂を逆利用し、本能のままに生きるTwo Mothersがスゴ過ぎる。
邦題は少々違和感ありかな?

映画を観終わってメリナ・メルクーリ主演の「死んでもいい(Phaedra)/1962」を思いだした。
ギリシャ海運王の娘フェードラは義理の息子アレキシスを愛してしまい、彼の未来の妻に嫉妬し自殺を図る。そしてアレキシスも車の事故で亡くなる…といった破滅の恋物語。
その後40年が経過し本作は「死んでもいい」より以上に禁断の恋のように思えるが、21世紀の今なら許されるのだろうか?…なんて思ってしまった。

ロビン・ライトはお気に入り女優の一人だが、多分一番好きな女優かも知れない。あの憂いを帯びた彼女の雰囲気が素晴らしく素敵。

新宿武蔵野館にて
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by margot2005 | 2014-06-22 23:42 | MINI THEATER | Trackback(6) | Comments(2)

「インポッシブル」

「Lo imposible」…aka「The Impossible」2012 スペイン
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2004年、12月。英国人夫婦のヘンリーとマリアはクリスマス休暇のため3人の息子を連れタイのリゾート地を訪れる。楽しいクリスマス・イヴもクリスマス・ディも終わり、引き続き家族はヴァカンスを楽しんでいた。しかしクリスマス・ディの翌日スマトラ島沖で巨大地震が発生し、津波が一家を襲う。一緒にいたマリアとルーカスは助かるが、マリアは脚に重傷を負っていた...
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マリアに「夫以外の選択肢/2004」「ザ・バンク 堕ちた巨像/2009」「愛する人/2009」「映画と恋とウディ・アレン/2011」「ドリーム・ハウス/2011」のナオミ・ワッツ。
ヘンリーに「砂漠でサーモン・フィッシング/2011」のユアン・マクレガー。
長男ルーカスにトム・ホランド。
次男トマスにサミュエル・ジョスリン。
三男サイモンにオークリー・ペンダーガスト。
老婆に「みんなで一緒に暮らしたら/2011」「永遠のこどもたち」のジェラルディン・チャップリン。
監督は「永遠のこどもたち/2007」のファン・アントニオ・バヨナ。

シャンテで予告編上映の際、主演のナオミ・ワッツとユアン・マクレガーが“日本の皆さん...”と語るシーンを何度も見て少々気になっていた一作。津波に呑み込まれるシーンがリアルで、観るかどうか迷っていたが、ユアンのファンなのと、シャンテで上映ということで観に行った。
確かに津波のシーンはかなりの迫力。CGだと分ってはいるが、津波によって被害にあったマリアとルーカスの姿は真に迫るものがある。オスカーにノミネートされたナオミ・ワッツは迫真の演技。本作がデビュー作というルーカス役のトム・ホランドも頑張っている。

実話だから皆助かることは分っているが、二転三転する展開に母親マリアは死んでしまうのか?父親ヘンリーは下の息子たちと死んでしまったのか?など余計なことが脳裏をかすめ、ラスト近くで家族全員が無事再会した時はほっとした。

2004年、スマトラ島沖地震に遭遇した家族の実話なのでラストに実際の家族の写真が映し出される。
離ればなれになりながらも必死で家族を捜し、自らが持つ全ての体力と、全ての精神力をかけ懸命に生き残るため奔走する姿に感動する。

老婆が次男トマスと星を見ながらおしゃべりする台詞の中に原タイトル“インポッシブル”という言葉が登場するのが意味深だ。そのワンシーンにだけ出演しているジェラルディン・チャップリンはぎりぎり60代ながら。この方マジで老婆の雰囲気。

ナオミ・ワッツが素晴らしかったと書いたが、夫ヘンリーを演じたユアンも素晴らしかったな。ユアンはファミリーマン役も似合うのだ。そして、長男ルーカスを演じたトム・ホランドはデビュー作とは思えないほどの名演技で、母親を案じ、父親と弟たちを探す健気な姿が涙を誘う。

マリアの完璧な治療のためチューリッヒ保険が手配したプライベート・ジェットでシンガポールへと向かうエンディングに、次回からの私自身の海外旅行保険はチューリッヒにしようと誓った。

TOHOシネマズ・シャンテにて
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by margot2005 | 2013-07-08 23:50 | スペイン | Trackback(13) | Comments(0)

「恋のロンドン狂騒曲」

「You Will Meet a Tall Dark Stranger」2010 USA/スペイン

ロンドンを舞台にウディ・アレンが描く皮肉たっぷりの群像コメディ。
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サリーに「夫以外の選択肢/2004」「ザ・バンク 堕ちた巨像/2009」「愛する人/2009」「映画と恋とウディ・アレン/2011」「ドリーム・ハウス/2011」のナオミ・ワッツ。
ロイに「アメリカン・ギャングスター/2007」「告発のとき/2007」「ミルク/2008」「ブッシュ/2008」のジョシュ・ブローリン。
ヘレナに「ブリジッド・ジョーンズの日記/2001」のジェマ・ジョーンズ。
アルフィに「プルーフ・オブ・マイ・ライフ/2005」「最終目的地/2009」のアンソニー・ホプキンス。
グレッグに「ボーダータウン/報道されない殺人者/2006」「私が、生きる肌/2011」「エージェント・マロリー/2011」のアントニオ・バンデラス。
ディアに「スラムドッグ$ミリオネア/2008」「ミラル/2010」のフリーダ・ピント。
シャーメインに「華麗なる恋の舞台で/2004」「ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン!/2007」のルーシー・パンチ。
占い師ク リスタルに「旅する女/シャーリー・バレンタイン/1989」のポーリーン・コリンズ。
ジョナサンに「ブラザー・グリム/2005」のロジャー・アシュトン・グリフィス。
監督、脚本は「映画と恋とウディ・アレン/2011」のウディ・アレン。
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とてもロマンティックだった「ミッドナイト・イン・パリ/2011」の前に製作されたこちらには少々期待していた。そしてそれはかつてのアレン映画らしく皮肉たっぷりの展開で…ドタバタしているところもアレン流か?例によって登場人物が喋りまくっている。
中心になる軸はサリーかと思える。
美術を学んだサリーはアート・ギャラリーを持つのが夢だが、現在は雇われの身に甘んじている。おまけに女好きでsexyなギャラリーのオーナー、グレッグに魅せられる日々。
サリーの夫ロイは医者の資格を持つにも関わらず作家に転向し、売れたのは処女小説のみで後はスランプ状態。ストレス解消のため自宅の窓越しに見えるエキゾティックで若い娘を盗み見るうち彼女に夢中になる。
サリーの母親ヘレナは40年連れ添った夫に捨てられ占いに癒しを求めるが、占い師クリスタルはインチキ商売の様子。
サリーの父親アルフィはアンチエイジングに目覚め、娘よりも若いコールガール、シャーメインにぞっこんで結婚してしまう。

ディアはフィアンセがいるのに、彼を捨ててロイを選んだり、サリーがグレッグに相手にされなかったりと意外な展開が笑える。そしてアルフィは妻へレナに復縁を望むが彼女は知り合ったジョナサンと意気投合してしまって相手にしてもらえない。

”Tall Dark Stranger”って“見知らぬ素敵な男”といったイメージ。西洋の良い男の条件としてまず背が高くて、ヘアーはダークが良いらしい。赤毛とかブロンドの男は男らしくないのかも知れない。良くない意味で“黒い騎士”とも言っていた。

アレン映画らしく至る所にシニカルな表現が炸裂する。
占いにハマりまくっているヘレナは“私の前世は英国王室よ!”なんて言い出しサリーはあきれ返るしかない。
家のローン支払いを援助してくれている義母ヘレナにも我慢できないロイは訪ねて来た彼女に“家から出て行ってくれ!”なんて追い出す始末。ロイもアルフィも妻と元妻を無視し放題なのだ。ロイは意外にも勝利を納めるがアルフィは罰があたった様子。
でもディアをゲットした幸せなロイには何れ明らかになるスゴい問題(事件)があった。それも妻をないがしろにした罰?
サリーはグレッグに愛されていると思い込んでいたようだが、後から現れた新進画家に奪われとてもお気の毒だった。
ヘレナが出会う男ジョナサンが”Tall Dark Stranger”とは真逆で最高。
ディアのファッションが全て赤というのも印象的だった。

TOHOシネマズ日比谷シャンテにて
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by margot2005 | 2012-12-16 21:48 | MINI THEATER | Trackback(9) | Comments(2)

「ドリーム・ハウス」

「Dream House」 2011USA

妻子をこよなく愛するウィルは出版社に勤める有能な編集者。ある日、ウィルは長い時間を家族と過ごすため会社を辞め郊外に買った屋敷で小説を書く第二の人生を始めようとしていた...
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ウィル・エイテンテンに「ドラゴン・タトゥーの女/2011」のダニエル・クレイグ。
アン・パターソンに「夫以外の選択肢/2004」「ザ・バンク 堕ちた巨像/2009」「愛する人/2009」「映画と恋とウディ・アレン/2011」のナオミ・ワッツ。
リビーに「ナイロビの蜂/2005」「ファウンテン/2006」「マイ・ブルーベリー・ナイツ/2007」のレイチェル・ワイズ。
ジャック・パターソンに「マーガレットと素敵な何か/2009」のマートン・ソーカス。
謎の男ボイスに「ゾディアック/2006」「ザ・シューター/極大射程/2007」「ベンジャミン・バトン 数奇な人生/2008」のイライアス・コティーズ。
クロエ・パターソンにレイチェル・G・フォックス。
ドクター・グリーリーにジェーン・アレクサンダー。
監督は「マイ・レフトフット/1989」「父の祈りを/1993」「マイ・ブラザー/2009」のジム・シェリダン。

シネマ・サンシャイン池袋で映画を観たのは何年ぶりだろうと考えるくらい前のこと。以前はハリウッド大作などを上映していて良く観に行ったシアターの一つだが、昨今は邦画の上映が多いようだ。都内ではお台場と西新井と池袋でしか上映がなかったのでここで観るしかなかった。

オープニング、会社を去るウィルを見送る人の中になぜか怪しいまなざしで彼を見つめる人物がいたりしてなぜに?と思っていた。会社のビルディングのドアで偶然出くわした年配の女性はウィルに温かい言葉をかけていたが後に彼女は別人に扮して出てくる。
映画のオフィシャル・サイトに新ジャンル“ヒューマン・サイコ・スリラー”が誕生した…とあるが中々goodなネーミング。

本作の予告は全く観ていない。大好きなダニエル・クレイグ主演ということで迷うこともなく観に行った。
映画の共演で結婚に至ったレイチェル・ワイズがドラマの中でもダニエルの妻を演じている。“君はなんて美しいんだ!いつまでもそのままでいて欲しい!”と言う夫に”それは、無理だわ!”と答える妻。もちろん全て台詞なのだろうけど…ダニエルがレイチェルに向かって言う台詞がほぼ二人だけの世界って感じ。
夫が妻に何度も何度も“美しい!”とか“愛している!”と言うのだ。しかしこの会話には意味があるのだと後で分かった。

いつものように前知識なしで映画を観たので途中からどうなるこれ??で、中盤、いきなり変化したのはウィルのヘアー・スタイル。それからはあれよあれよと真実が暴かれて行く。そのプロットはかなりありきたりで…ちょっとネタばれするが…やはり“ghost”だったのだと納得する。
メラメラと燃え上がる屋敷に飛び込み妻に“君と一緒にいたい!”と言う夫。“あなたは行って(生きて)!”と答える妻。そして、とどめに“いつもあなたと一緒よ!”と宣う妻…陳腐な台詞炸裂ながらダニエル、ファンなので許してしまった。
撮影されたカナダの雪景色が謎めいたストーリーにマッチしてナイスだったのは言うまでもない。

レイチェル・ワイズを初めて観たのはキアヌー・リーヴス主演の「チェーン・リアクション/1996」。あれから15年。レイチェル・ワイズは年々素敵な女優になっていく。
「危険なメソッド/2011」のサラ・ガドンが出演していたようで…でもシンディって役柄記憶になし。

シネマ・サンシャイン池袋にて
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by margot2005 | 2012-12-05 23:45 | USA | Trackback(8) | Comments(2)

「愛する人」

「Mother and Child」2009 USA/スペイン
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エリザベスに「夫以外の選択肢/2004」「ザ・バンク 堕ちた巨像/2009」のナオミ・ワッツ。
カレンに「アメリカン・ビューティ/1999」「華麗なる恋の舞台で/2004」のアネット・ベニング。
ルーシーに「Mr.&Mrs.スミス/2005」「セントアンナの奇跡/2008」のケリー・ワシントン。
ポールに「ザ・クリーナー 消された殺人/2007」「1408号室/2007」のサミュエル・L・ジャクソン。
パコに「ジェイン・オースティンの読書会/2007」ジミー・スミッツ。
トムに「ハート・ロッカー/20-08」「パッセンジャーズ」のデヴィッド・モース。
シスター・ジョアンナに「アメリア 永遠の翼/2009」のチェリー・ジョーンズ。
ソフィアにエルピディア・カリーロ。
ドクター・ストーンに「ジェイン・オースティンの読書会/2007」のエイミー・ブレネマン。
監督、脚本は「彼女を見ればわかること/1999」「美しい人/2005」「パッセンジャーズ/2008」のロドリゴ・ガルシア。
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14歳で妊娠したカレンは母親により我が子を養子に出されてしまう。毎回娘の誕生日が来る度想いを馳せ、今年で37歳になったことを知る。一方で敏腕弁護士のエリザベスは他人に心を許すことが出来ず会社のボスであるポールとセックスしても深入りするつもりはない。そしてある日、カレンの母親が亡くなり、エリザベスは妊娠していることを知る…

映画の予告は繰り返し観るけれど、この映画の予告はホントに何度も、何度も観た。多分昨年の10月か?11月くらいから予告していたように記憶する。公開日は1月15日で2、3ヶ月予告していたことになるのか?

ナオミ・ワッツはとても可憐な顔立ちの女優だと思う。しかし演じるのは官能的で大胆な役柄が多い。そのアンバランスがより一層sexyさを醸し出しているように思える。それは「ブローン・アパート/2008」のミッシェル・ウイリアムスとも重なる。
シアターはナオミ・ワッツ、ファンのojisamaが多かった気がする。

こちらのナオミ・ワッツの役所は気の毒なくらい不運な女性。ラストもそうだし…まぁロドリゴ・ガルシアが描く世界なのでハッピー・エンディングは期待してなかったけど。
生まれるなり養子に出され、その後引き取られた先からも逃げ出す。ずっと一人で生きて来たエリザベスはとてつもなく強い意志を持った女性に違いない。人を愛することも、愛されることも知らず、人すらも避けて生きて来たエリザベス。男との関係はセックスのみ。
人の良さそうな隣人夫婦。妻が妊娠中にも関わらず夫を誘惑するエリザベス。一方で目の不自由な少女との出会いは大切にする。それは人との結びつきを避ける彼女ならではのふるまいだ。少々歪んだ精神の彼女の行動(心)は誰にも愛されずに育った人間だからかも知れない。

エリザベスの生みの母カレンも人を避けて人生を送って来た。同僚の男性に誘われ出かけたのに憮然とした態度を取る、本当に可愛くない女なのだ。アネット・ベニングはぴったりの適役。しかしそれも悲惨な過去を引きずっているからだろう。14歳で母親となったが無理矢理引き離されてしまった我が子。家で老いた母親の介護をしながら自らも介護士として働く日々。しかし母親が亡くなるその日までカレンとの間の確執は続いた。
結局、母親は娘から生まれたばかりの子供を取り上げて後悔しているという気持ちを明かさないまま死んでしまう。母と仲が良かった家政婦のソフィアから彼女の気持ちを聞かされ、カレンが“母はなぜわたしに言ってくれなかったの?”と嘆くシーンは気の毒過ぎ。
14歳で妊娠してしまった娘。他に方法はなかったのだろうか?わたしだったら孫にあたるその子を自分の子供として育てたと思う。絶対に!この母親は世間体を重んじ、少々冷たい気がするな。

原題の“Mother and Child”は素晴らしいタイトル!エリザベスとカレン、カレンとその母親。そしてルーシーと養子、ルーシーとその母親。もう一カップル、ソフィア母子もいた。これらの“Mother and Child”が織りなす人間ドラマは見応えがあった。でもラスト、泣けるってほどではなかったが、流れるエンディングはなんとも印象的で耳に残る。
TOHOシネマズ・日比谷・シャンテにて
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by margot2005 | 2011-02-17 23:32 | MINI THEATER | Trackback(7) | Comments(0)

「ザ・バンク 堕ちた巨像」

「The International」2009 USA/ドイツ/UK

“真実さえ、取引されるのか”...巨大銀行の不正を暴くクライム・サスペンス。

ルイ・サリンジャーに「インサイドマン/2006」「エリザベス:ゴールデン・エイジ/2007」のクライヴ・オーウェン。
エレノア・ホイットマンに「夫以外の選択肢 /2004」「イースタン・プロミス/2007」のナオミ・ワッツ。
IBBC銀行の頭取に「ある愛の風景/2004」のウルリク・トムセン。
元東ドイツの軍人ウェクスラー老人に「ミュージックボックス/1989」「イースタン・プロミス」のアーミン・ミューラー・スタール。
監督は「プリンセス・アンド・ウォリアー/2002」「パリ、ジュテーム/2006」「パフューム ある人殺しの物語/2006」のトム・ティクヴァ。
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ルクセンブルグに拠点を置く国際銀行IBBCの不審な取引情報をつかんだインターポール捜査官サリンジャーは、N.Y.検事局のホイットマンと協力し、本格的な捜査を始めようとする。しかし探れば、探るほど関係者が次々に消されて行くのだった...

オープニングに登場するベルリン中央駅から始まって、電車が走るミラノの街、インターポールの本部があるリヨン、そしてイスタンブールのモスクに、N.Y.の美術館、と“ジェイソン・ボーン・シリーズ”のそれのように楽しめる。
単身で巨大銀行の頭取に会いに行くサリンジャー役のクライヴ・オーエンがクールでかっこいい!彼もお気に入りUK俳優の一人。
インターポールの捜査官は逮捕権がないという。結局ラストでは強引(マイウェイ)なやり方で悪者を追いつめて行くサリンジャー。イスタンブールでのあんなのあり?なんて思っていたらイタリアン・マフィアが加勢にきて一言“グラッチェ!”...あのシーンは最高だった。
上ポスターに偽りありで、美術館のド派手な銃撃シーンにナオミ・ワッツはいません。

クライヴ・オーエンもナイスだが、この作品で素晴らしかったのはウェクスラー老人役のアーミン・ミューラー・スタール。東ドイツ出身の彼にはハリウッド映画を始めとして色んな映画でお目にかかれる。この作品でもメッセンジャーの老人を演じる彼の存在は素晴らしい。
銀行頭取役のデンマーク俳優ウルリク・トムセンも、自業自得ながら、どんどん追いつめられ逃げ場を失った情け無い役が似合っている。
銀行頭取が瀟洒な自宅で息子と“チェス”ではなく“囲碁”をしていたのには驚いた。
検事役が全く似合わないナオミ・ワッツはミスキャスト?
社会派サスペンスにしてはド派手、撃ち合いシーン炸裂で、エンターテーメント狙いの作品かと感じた。まぁクライヴ・オーエン ファンとしては楽しめる。
ワーナー・マイカルにて...
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by margot2005 | 2009-04-15 00:18 | USA | Trackback(12) | Comments(2)