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「王様のためのホログラム」

A Hologram for the King2016 UK/フランス/ドイツ/USA/メキシコ

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大手自転車メーカーの取締役アランは、業績悪化の責任を問われて解任されてしまう。車も家も妻までも失ったアランはIT業界に転職しサウジアラビアの国王に最先端の映像装置〈3Dホログラム〉を売りに行くことになる。しかしはるばるやって来たサウジアラビアの砂漠のオフィスはWi-Fiもつながらなければ、空調設備も悪く、いつになっても国王に会わせてもらえない。おまけに上司からはプレッシャーをかけられ、アランはとうとう身体に変調をきたしてしまう…


アラン・クレイに「インフェルノ/2016」トム・ハンクス。

ユセフにアレクサンダー・ブラック。

ザーラ・ハキムに「しあわせへのまわり道/2014」のサリタ・チョウドリー。

ハンナに「アフター・ウエディング/2006」「インフェルノ」のシセ・バベット・クヌッセン。

デイヴに「未来を花束にして/2015」ベン・ウィショー。

アランの父親ロンに「リバー・ランズ・スルー・イット/1992」のトム・スケリット。

監督、脚本、音楽は「プリンセス・アンド・ウォリアー/2002」「パリ、ジュテーム/2006」「パフューム ある人殺しの物語/2006「ザ・バンク 堕ちた巨像/2009」「クラウド アトラス/2012」のトム・ティクヴァ。


異国の地で体調を壊したアランを助けたのは、他でもないアラヴの女性ドクター、ザーラとお調子者の運転手のユセフだった。

決して若くはないアランが、異なった文化を持つイスラムの地に順応できるってスゴいなぁ!と感心するばかり。デンマーク人のハンナにもらった酒を密かに飲んではいたけど...。

滞在するホテルに酒は置いていないが、どうやらこの国にやって来る外国人が持ち込むらしい。


シアターで何度か予告編を見てはいたが全く期待しないで見に行った。意外なことにとてもナイスなドラマで大満足。しかしながら都内では、今現在日比谷と錦糸町(午前1回のみ)でしか公開していないのが疑問?トム・ハンクス主演なのに…。


デンマーク人のハンナは何処かで見た?見た?と思っていたら「インフェルノ」でWHOのエリザベス役のシセ・バベット・クヌッセンだった。

ユセフを演じるアレクサンダー・ブラックが最高!

ベン・ウィショーは“3Dホログラム”のプレゼンテーションで姿を現すのみ。


女性がまだまだ自立していないサウジアラビアでザーラの大胆なこと!やはり映画だから?

アランがサウジアラビアに残る決断をしたまさかの展開に思わずにんまり。


TOHOシネマズ・シャンテにて



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by margot2005 | 2017-02-27 00:07 | UK | Trackback(1) | Comments(0)

「インフェルノ」

「Inferno」2016 USA/ハンガリー

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ハーヴァード大学の宗教象徴学者ロバート・ラングドンは眠りから覚める。“ここは何処だ?ボストン?”と尋ねるラングドン。しかし窓からヴェッキオ宮殿が見え、“なぜフィレンツェに?”と考えても思い出すことができない。やがてシエナと名乗る女性医師が”傷は銃で撃たれたもので一時的に記憶もなくしている。”と説明する。ラングドンはボストンからフィレンツェにやって来た2日間が全く思い出せなかった。そんな折、警察官の制服を着た女暗殺者が現れ銃を発砲してくる。シエナの助けを借り、命からがら逃れることに成功したラングドンは彼女のアパートに身を寄せる…


ロバート・ラングドンに「ハドソン川の奇跡/2016」トム・ハンクス。

シエナ・ブルックスに「わたしの可愛い人-シェリ/2009」「テンペスト/2010」「あなたとのキスまでの距離/2013」「博士と彼女のセオリー/2014」フェリシティ・ジョーンズ。

エリザベス・シンスキーに「アフター・ウエディング/2006」シセ・バベット・クヌッセン。

ハリー・シムズに「その名にちなんで/2006」「マイティ・ハート/愛と絆/2007」「ダージリン急行/2007」「スラムドッグ$ミリオネア/2008」「ニューヨーク、アイラヴユー/2008」「めぐり逢わせのお弁当/2013」イルファン・カーン。

クリストフ・ブシャールに「ミックマック/2009」「最強のふたり/2011」「ムード・インディゴ うたかたの日々/2013」「サンバ/2014」「二ツ星の料理人/2015」オマール・シー。

バートランド・ゾブリストに「メカニック/2011」「セインツ -約束の果て-/2013」のベン・フォスター。

監督、製作は「ダ・ヴィンチ・コード/2006」「フロスト×ニクソン/2008」「天使と悪魔/2009」「ラッシュ/プライドと友情/2013」のロン・ハワード。


ラングドンが何も思い出せない中、シエナは彼のジャケットに隠されていた金属の円筒形小型プロジェクターを見つける。壁に映してみたところ、ダンテの”地獄篇/インフェルノ”をモチーフとしたボッティチェッリの“地獄の見取り図”の映像が現れる。二人はそれに刻まれた暗号を見つけだし解読していく。すると、ダンテのデスマスクの所有者で大富豪の生化学者バートランド・ゾブリストに辿り着くのだった。

ゾブリストは人口爆発問題の解決策として世界中にウイルスを拡散し、人類の半数を滅ぼそうと企んでいた。阻止すべく立ち上がったロバート・ラングドンはシエナと共にフィレンツェ、ベニス、イスタンブールを駆け巡ることになる。


2年以上前に原作翻訳の単行本を買って読んだ。それ以来映画化になるのをずっと待っていてやっと公開された。

ダン・ブラウンの小説大好きなのでもちろん“ダ・ヴィンチ・コード”も“天使と悪魔”も読んでいる。

IMDbで映画になると知った時トム・ハンクス以外の配役は誰?と、とても興味があった。特にシエナとエリザベスは?と思っていた。

シセ・バベット・クヌッセンはデンマーク人女優。小説では銀髪の女性(60代)の設定だったがキャストはやはりのヨーロッパ人。でも彼女ちょっと若過ぎる。シエナ役のフェリシティ・ジョーンズはどうかな?やはりちょっとイメージが違う?

このシリーズが好きなのは舞台となるヨーロッパの観光地で大々的にロケされていること。フィレンツェとベニスは観光ツアーのよう。今だ訪れたことのないトルコ、イスタンブールは、何度もBSの旅番組で見たことがあり、まるでその地に行ったような気分になる。ラスト、イスタンブールの地下宮殿のシーンは圧巻だった。水中で逆さにされたメドゥーサの叫び像を一度見てみたいものだ。


上に圧巻と書いたのは撮影のシーンがスゴいこと。でも原作とは全く異なるエンディングに驚き!まずWHOの事務局長シンスキーが水中に潜って敵と闘うなんてあり得ない。おまけにラングドンも参加するなんて…。でもあのような展開にしなければ観客に受けないと思ったに違いないきっと。

もう一つの突っ込みは、ロバート・ラングドンとエリザベス・シンスキーが元恋人のような描き方をしていて、ちょっと違うんじゃない?と思った。どの作品でもラングドンと年の離れたヒロインが互いに惹かれ合いながらも別れると言うのが定番なのだから。


本作を見て思ったのはやはり小説には適わないと言うこと。映画では奥深い所迄描く時間はない。ダン・ブラウンの小説は特に奥深いから...。

過去にワケありで天才的な頭脳を持つシエナと、やはりワケありのWHOのトップの女性エリザベスについてももう少し描いて欲しかった。

少々マンネリズムになってきたトム・ハンクスのラングドン、シリーズ。そろそろこの辺でやめにした方が良いかも?


TOHOシネマズ日劇にて


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by margot2005 | 2016-11-06 23:11 | USA | Trackback(8) | Comments(4)

「ハドソン川の奇跡」

「Sully」2016 USA

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2009年1月15日。乗員乗客155人を乗せた旅客機が、ニューヨークのラガーディア空港を離陸した直後バードトラブルによりエンジンが止まってしまう。やがて機体は急速に高度を下げ始めるのだった...


チェズレイ(サリー)・サレンバーガーに「ダ・ヴィンチ・コード/2006」「チャーリー・ウイルソンズ・ウォー/2006」「天使と悪魔/2009」「ウォルト・ディズニーの約束/2013」「ブリッジ・オブ・スパイ/2015」トム・ハンクス。

ジェフ・スカイルズに「陰謀のスプレマシー/2012」「エンド・オブ・キングダム/2016」のアーロン・エッカート。

ローリー・サレンバーガーに「アメリカを売った男/2007」「私がクマにキレた理由(わけ)/2007」「最終目的地/2009」「私が愛した大統領/2012」ローラ・リニー。

監督、製作は「チェンジリング/2008」「グラン・トリノ/2008」「インビクタス/負けざる者たち/2009」「アメリカン・スナイパー/2014」クリント・イーストウッド。


日本でも大きなニュースとなったのでハドソン川に不時着した飛行機事故のことはもちろんTVで見ている。そして機長は確かヒーローだったはず??その後、そのヒーローが事故調査委員会に厳しく追求されていたとは...。


飛行機のエンジンが止まっても翼があるのですぐには墜落しない。しかし機体は急速に高度を下げいつまでも浮かんではいられない。そこで機長は空港に戻るのは時間的に無理と判断する。

ハドソン川に不時着後、サリーとジェフはホテルに閉じ込められる。

事故調査委員会は、片方のエンジンは動いていたので空港に戻れたと主張し、サリーの判断は間違っていたと攻め立てる。

ベテラン・パイロットが妻に携帯電話で“事故調査委員会の判断で職を失うかも知れない!”と話すシーンに、国民にはヒーローと賞賛される人物が現実ではとても苦悩してたことを知って驚いた。

サリーは40年の飛行経験があるベテラン・パイロット。それを示すように若き日のサリーの飛行シーンが織り込まれている。


コックピットではコンピューターが“Pull up!Pull up!”と繰り返し、機内では客室乗務員が“Brace!Brace!”と叫ぶシーンは生々しくてとても臨場感があった。

救出後、“155人は全員無事か?”と確認する台詞にさすが命を預かる機長が発した言葉だと感動する。


ラスト、事故調査委員会から“同じことが起きたら同じ判断をしますか?”と質問されたジェフ。“できれば7月にしていただきた!”と答える様はウイットに富むアメリカ人だと感心しきり。あのシーンはナイス!だった。アーロン・エッカートはお気に入りハリウッド俳優の一人。

トム・ハンクス映画は今月末公開予定の「インフェルノ」が楽しみ!


ドキュメンタリータッチで描かれるドラマはとても見応えがあった。さすがはクリント・イーストウッド。

大ラスでサリーご本人と今でも交流を持つという乗客たちが登場する。


丸の内ピカデリーにて



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by margot2005 | 2016-10-13 22:17 | USA | Trackback(6) | Comments(2)

「ウォルト・ディズニーの約束」

「Saving Mr. Banks」USA/UK/オーストラリア
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P.L.トラヴァースに「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ/2005」「主人公は僕だった/2006」「パイレーツ・ロック/2008」「新しい人生のはじめかた/2008」「17歳の肖像/2009」のエマ・トンプソン。
ウォルト・ディズニーに「ダ・ヴィンチ・コード/2006」「天使と悪魔/2009」「キャプテン・フィリップス/2013」のトム・ハンクス。
ラルフに「幻影師アイゼンハイム/2006」「私がクマにキレた理由(わけ)/2007」「デュプリシティ ~スパイは、スパイに嘘をつく~/2009」「終着駅 トルストイ最後の旅/2009」「それでも夜は明ける/2013」のポール・ジアマッティ。
ドン・ダグラディに「キャビン/2011」のブラッドリー・ウィットフォード。
リチャード・シャーマンに「マリー・アントワネット/2006」「ダージリン急行/2007」のジェイソン・シュワルツマン。
ロバート・シャーマンに「イングロリアス・バスターズ/2009」のB.J.ノヴァク。
ドリーにメラニー・パクソン。
トミーに「ジェイン・オースティンの読書会/2007」「新しい人生のはじめかた」「マシンガン・プリーチャー/2011」のキャシー・ベイカー。
トラヴァース・ゴフに「トータル・リコール/2012」のコリン・ファレル。
マーガレット・ゴフに「アンナ・カレーニナ/2012」のルース・ウイルソン。
ギンティにアニー・ローズ・バックリー。
おばエリーに「ほんとうのジャックリーヌ・デュ・プレ/1998」のレイチェル・グリフィス。
監督は「しあわせの隠れ場所/2009」のジョン・リー・ハンコック。
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1961年、L.A.、ハリウッド。大物プロデューサーであるウォルト・ディズニーはP.L.トラヴァースの書いた児童小説”メリー・ポピンズ”の映画化に躍起になっていた。それは娘との約束でもあり、彼の悲願だった。
一方でロンドンに住むP.L.トラヴァースは気乗りしないながらL.A.行きの飛行機に乗る...

シアターで予行篇を何度も観、エマ・トンプソンとコリン・ファレルの出演に俄然観たくなりシアターへ…。映画メリー・ポピンズは観ているが、原作者パメラ・トラヴァース(P.L.トラヴァース)の本は多分読んだことはないと思う。パメラ・トラヴァースは英国では著名なる児童文学作家。

ハリウッドの大物映画プロデューサー、ウォルト・ディズニーとお固い英国女性のP.L.トラヴァースとの掛け合いが実に面白い。ファースト・ネームで呼ばれることをかたくなに拒否するミセス・トラヴァース…実際はシングルなのに…。

エマ・トンプソンとトム・ハンクスはもちろんのこと、脇を固める脚本家のドン、ミュージック担当のシャーマン兄弟、そしてディズニーの秘書のドリーとトミーの存在もナイスだが、何といってもショーファー(おかかえ運転手)のラルフが最高。
たまにこういった趣向の映画を観るのも素敵だ。ウォルト・ディズニーの過去や、パメラ・トラヴァースのそれも知る事となり少々感動する。

P.L.トラヴァースのオーストラリアの子供時代と、1960年代のハリウッドを交差させながら展開するドラマはナイスだった。
オーストラリア時代に登場するギンティと父親トラヴァースはとても仲の良い親子。父親は銀行に勤めるものの酒浸りの日々で、あげく命を落としてしまう。
原タイトル“Saving Mr. Banks”はここに由来する。メリー・ポピンズに登場する銀行家Mr. Banksとギンティの父親トラヴァース・ゴフが被る。“Savings (貯金)”と“Saving Mr. Banks”も掛け合わせている様子。

大好きなコリンは相変わらずゴージャス。エマ・トンプソンもお気に入り女優一人で、頑固な役柄は彼女にぴったり。

TOHOシネマズ・シャンテにて
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by margot2005 | 2014-04-19 20:14 | MINI THEATER | Trackback(11) | Comments(0)

「天使と悪魔」

「Angels & Demons」2009 USA
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ロバート・ラングドンに「ダ・ヴィンチ・コード/2006」「チャーリー・ウイルソンズ・ウォー/2007」のトム・ハンクス。
ヴィットリア・ヴェトラに「ミュンヘン/2005」「ヴァンテージ・ポイント/2008」のアイェレット・ゾラー。
カメルレンゴに「ミス・ポター/2006」「彼が二度愛したS/2008」のユアン・マクレガー。
司令官リヒターに「宮廷画家ゴヤは見た/2006」「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマン・チェスト/2006」のステラン・スカルスガルド。
ヴァチカン、スイス衛兵隊隊長オリヴェッティに「家の鍵/2004」「題名のない子守唄/2006」「対角に土星/2007」のピエルフランチェスコ・ファヴィーノ。
アサシンに「しあわせな孤独/2002」「ある愛の風景/2004」のニコライ・リー・コス。
枢機卿ストラウスに「ザ・バンク 堕ちた巨像/2009」のアーミン・ミューラー・スタール。
スイス衛兵隊少将シャルトランに「青い棘/2004」のトゥーレ・リンハーツ。
枢機卿バッジアに「シルク/2007」のマルク・フィオリーニ。
監督は「ダ・ヴィンチ・コード」「フロスト×ニクソン/2008」のロン・ハワード。
脚本は「ダ・ヴィンチ・コード」のアキヴァ・ゴールズマン。
原作は「ダ・ヴィンチ・コード」のダン・ブラウン。

ある日、ハーヴァード大学の宗教象徴学者ロバート・ラングドン教授はプールで遊泳中ヴァチカンからの使者に協力要請を受ける。それは秘密結社イルミナティが教皇候補4人の暗殺を企てているという事実だった。半信半疑でローマに飛んだラングドンは、セルンの科学者ヴィットリア・ヴェトラと共に事件解決に奔走する...
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世界同時公開ということで初日に観に行った。
3年前「ダ・ヴィンチ・コード」が公開される前にダン・ブラウンの小説を読んだ。展開があまりに面白くて一気読み。そして読み終えてすぐ本屋に走り「天使と悪魔」の単行本を発見。3年前は文庫になっておらずそれほど評判でもなかったこの小説。やはり一気に読んだ。そして3年後「天使と悪魔」公開前に今一度気合い入れて一気に読んだ。やはりダン・ブラウンの小説は面白い!ロバート・ラングドン、シリーズ3作目の“The Lost Symbol ”翻訳本出版して!

映画では、主要な登場人物と、それらの名前が原作と異なっている。
原作に登場し、重要な鍵を握るセルンの所長マクシミリアン・コーラーと、スイス衛兵隊副隊長ロシェが映画には登場しない。BBCの記者とカメラマンもカットしてある。
コーラーの変わりにリヒターがカメルレンゴと対決する人物に設定されている。
オープニングとエンディングも原作とは異なり、映画らしい展開となっている。
340ページ余りの単行本2冊を2時間30分の映画にしてあるので、「ダ・ヴィンチ・コード」同様かなり端折ってあるが、「ダ・ヴィンチ・コード」よりも分りやすく本を読んでなくともストーリーは理解できる。
しかしながら、あまりにも早く、即座に次はあこ!次は!と次々に枢機卿たちが捕われている場所をラングドンが示すあたりは説明がなされてなく、なんであんな簡単に分るの??なんて思えるが、まぁ映画なので、時間がないから致し方ない。
ヴィットリアの生い立ちは語られなくとも良しとするけど、カメルレンゴの事は映画でも描いて欲しかった。それってかなり重要なパートだと思えるのだが...
映画解説では“ガリレオの暗号コードの解明に乗り出す...”と書いてあるが、残念なことに、このあたりの展開はかなり簡単に片付けられてしまっている。

以前イタリア大周遊ツアーに行った。その際ヴァチカン市国だけゆっくりと見て回る事が出来たので、ベルニーニが設計したサン・ピエトロ広場が目に浮ぶ。
建築家であり、彫刻家で、ミケランジェロと並ぶ、天才ベルニーニ。彼については殆ど知らなかった部類なので、今一度ローマへ行って、彼の世界的に有名な彫刻を見たい気持ちが俄然深まって来た。

夜景が美しいヴァチカンとローマ市内をラングドンとヴィットリアが案内してくれる。
ヴァチカンでロケはされているようだが、あの広場に集まった群衆を空から写した映像はCGIでしょうね?
カメルレンゴ役のユアン・マクレガーは本から現れたように役にマッチしていて、ユアン素晴らしい!
ロバート・ラングドン演じるトム・ハンクスはもちろんのこと、ヴィットリア・ヴェトラ役のアイレット・ゾラー、アサシン役のニコライ・リー・コスもそれぞれナイス・キャスティング。
コンクラーベ進行役のモルターティは映画ではドイツ人枢機卿ストラウスで、彼を演じるアーミン・ミューラー・スタールは毎度ながらの名優。
出演陣の顔ぶれが、イスラエル、UK、イタリア、スエーデン、デンマーク、ドイツと、素晴らしくInternational!
小説とは違った趣のハリウッド発エンタテーメント映画として観ると面白い。
ワーナー・マイカル板橋にて...
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by margot2005 | 2009-05-17 19:28 | USA | Trackback(35) | Comments(6)

「チャーリー・ウイルソンズ・ウォー」

a0051234_1822856.jpg「Charlie Wilson's War」2007 USA
1980年代のアメリカ。テキサス州選出の下院議員チャーリー・ウイルソンの、実話を元にしたポリティカル・コメディ。

チャーリー・ウイルソンに「フィラデルフィア/1993」「ダ・ヴィンチ・コード/2006」のトム・ハンクス。
富豪の女優ジョアン・ヘリングに「ペリカン文書/1993」「エリン・ブロコビッチ/2000」のジュリア・ロバーツ。
CIAエージェント ガスト・アブラコトスに「カポーティ/2005」のフィリップ・シーモア・ホフマン。
チャーリーの補佐官(秘書)ボニー・バックに「魔法にかけられて/2007」のエイミー・アダムス。
「ジェイン・オースティンの読書会/2007」のエミリー・ブラントがちょい役で出演している。
監督は「ワーキング・ガール/1988」「クローサー/2004」のマイク・ニコルズ。
原作はジョージ・クライルの“Charlie Wilson's War”
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“チャーリーズ・エンジェル”と呼ばれる3人のナイス・バディ女性を秘書に持ち、“酒と女”の日々を満喫している下院議員チャーリー・ウイルソン。
ある日、ラスベガスで歓楽中TVの放映に目が釘付け...
チャーリーは秘書のボニーを伴って一路アフガニスタンへと向かう。
ソ連軍がばらまいた対人地雷によって、手足をなくした子供たちの姿を見たチャーリーは唖然とし、帰国する。
同じくテキサス出の富豪女優ジョアンは共産主義者。彼女にけしかけられたチャーリーは、落ちこぼれCIAのガストを巻き込んでアフガニスタンを救おうと立ち上がるのだった...
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アフガニスタンでは、ソ連の戦闘機を撃ち落とす度“やったぁ!”と歓声が起き、それがワシントンのチャーリーに知らされ、チャーリーは、チャーリーでボニーと抱き合って喜んじゃう...なんてとってもコメディ・タッチに描かれていて笑ってしまう。
ノー天気チャーリーの行動は本当に事実だったのか?とあきれてしまう。
ジョージ・クライルというアメリカ人ジャーナリストが書いたノン・フィクションが元になっているようだが、本もこのようにコメディ・タッチなのか気になる。
それとなぜ今頃このような映画をハリウッドが作ったのだろうか?
アフガニスタンを救った事で表彰されるチャーリー。しかしチャーリーがなし得なかった事がある。それは子供たちのための学校だったようだ。
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チャーリー役のトム・ハンクス、富豪女優ジョアン役のジュリア・ロバーツ、そして落ちこぼれCIAのガストを演じるP.S.ホフマンのトリオは絶妙の配役である。
何れの作品を観ても感じるが、あの平凡な顔で、どのような役も難なく演じるってやはり演技派なのだろうトム・ハンクス。
癖のある役はこの方!P.S.ホフマンで、これでも様になっている。
ボニー役のエイミー・アダムスって「魔法にかけられて」の時もそうだったが、とってもチャーミングな女優。
撮影時40才のジュリア・ロバーツ...貫禄だなぁの一言!
ワーナー・マイカルにて...
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by margot2005 | 2008-05-25 19:14 | USA | Trackback(23) | Comments(10)

「ダ・ヴィンチ・コード」

「The Da Vinci Code」2006 USA
監督と脚本は「ビューティフル・マインド/2001」のロン・ハワードとアキヴァ・ゴールドマン。原作はダン・ブラウン。主演のロバート・ラングドンにトム・ハンクス、ソフィー・ヌヴォーにオドレィ・トトゥ「ロシアン・ドールズ/2004」、ベズ・ファーシュにジャン・レノ、シラスにポール・ベタニー、リー・ティーピングにイアン・マッケラン、そしてマヌエル・アリンガローサにアルフレッド・モリーナと言う豪華な俳優人。a0051234_2454390.jpg映画を観る際、基本的に前知識はなしで、出来たら原作は読みたくない。しかしこの映画ほど原作を読んでおいて良かったと思ったことは過去にない気がする。原作の単行本上下2冊を2時間30分の映画にした脚本家アキヴァ・ゴールドマンってスゴイ!と思った。ただし満足はしていない。まあ2冊の単行本を2時間30分の映画にすること自体が無理だと思ったが...これも仕方がない...とにかく映画は限られた時間内で描くので...だがしかし、“ダ・ヴィンチ・コード”については全然語れていない。踏み込めていないのだ。ダン・ブラウンの小説を一気読みした後、バルセロナの歴史研究家マーティン・ランの書いたノン・フィクション“ダ・ヴィンチ・コード・デコーデッド”を読んだ。わたしのように頭の中で“ダ・ヴィンチ・コード”が出来上がった状態で映画を観た人は滅茶満足に欠けるでしょう...まあこれも仕方ないが...出演俳優はそれぞれ適役で良かったと思う。
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ルーヴル美術館館長ジャック・ソニエール(ジャン・ピエール・マリエール)が何ものかに殺害された。ソニエールの死体はレオナルド・ダ・ヴィンチのウィトルウィルス的人体図を彷彿とさせる形で横たわっていた。捜査が開始され、ちょうどパリで講演をしていたハーヴァード大学のロバート・ラングドン(ハンクス)が殺害現場ルーヴルに呼ばれる。宗教象徴学の権威であるラングドンを出迎えたのはフランス司法警察のベズ・ファーシュ警部(レノ)。ソニエールが殺害された、正にその夜ソニエールとラングドンが会う約束をしていたと言う事を知ったファーシュはラングドンを疑い始めていた。そうこうするうち、フランス司法警察暗号解読官ソフィー・ヌヴォー(トトゥ)が現れる。ソニエールはソフィーの祖父で、彼はソフィーになら解けるであろう暗号を、自身の身体や、ルーヴルの名画周辺に残していた。
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その後映画はサスペンス・タッチでイエス・キリストの“聖杯”探しが描かれるのだが、何せ英語とフランス語がごちゃ混ぜの上...オプス・ディ、悪魔崇拝、シオン修道会、秘密結社、ウィトルウィルス的人体図、フィナボッチ数列、黄金比、クリプッテックス...と耳慣れない言葉の嵐で...おまけに聖書の言葉も引用され、非日常的この上ない会話(字幕)の連続で、ミステリーを楽しむと言うにはちょっと...本ではもちろんこれらにについて詳しく説明してあるので、興味しんしんで読み進める。しかし映画では余りにも説明が割愛されているので、本のそれらの箇所を何度も、思い出し、考えずにいられない状態であった...終始...なものでサスペンスに浸ると言う気分ではなかった。
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ルーヴルで撮影したということだが、“モナ・リザ”と“岩窟の聖母”の他は、さらっと映るのみで、階段途中にある、かの有名な“サモトラのニケ”が一瞬映ったかと思ったらルーヴルは終わりで..少々物足りない気がした。
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それぞれの人物の描写についても乏しく、特にティーピング(マッケラン)の従僕であるレミー・ルガリュデ(ジャン・イヴ・バーテルロ)やチューリッヒ保管銀行パリ支店長アンドレ・ヴェルネ(ユルゲン・プロフノウ)の描き方(彼らの行動)がとても短絡的で困った。観ていて、なんでいきなりそんな行動にでるの...みたいな...
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主演のトム・ハンクス、この作品ではほとんど笑わない...真剣そのもののトム・ハンクスの顔って余り見かけない気がする...
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ヒロインのオードレは「アメリ/2001」のイメージがいつも付いてくるが、いや中々良かった。ジャン・レノは相変わらず存在感あり!!イアン・マッケラン、ポール・ベタニー、アルフレッド・モリーナはそれぞれ適役でgood!
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ディレクターズ・カット版で5時間位の作品が作られたら観たいなぁ。
わたしはクリスチャンではないが、神イエスが人間であり、マグダラのマリアとの間に子供をもうけ、子孫がいる...その子孫は...と言うのはちとキツいなと思った...。
ラスト・シーン...ルーヴル・ピラミッドのガラスから下を見入るラングドン...その下にはあの像が...コレは原作にはない。原作はソフィーとの再会の約束である...ラングドンが見入るその像はマグダラのマリア???
ああ又パリに行きたくなって来た!!
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by margot2005 | 2006-05-25 19:51 | USA | Trackback(49) | Comments(14)