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「マンチェスター・バイ・ザ・シー」

Manchester by the Sea 2016 USA

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ボストンの住宅街で便利屋として生計をたてるリー・チャンドラー孤独で短気な性格の男。ある日、兄のジョーが心臓発作で倒れたとの知らせを受け病院に向かう…


リー・チャンドラーに「オーシャンズ13/2007」「ジェシー・ジェームズの暗殺/2007」「ザ・ブリザード/2016」「トリプル9 裏切りのコード/2015」のケイシー・アフレック。

ジョー・チャンドラーに「アルゴ/2012」「ゼロ・ダーク・サーティ/2012」「キャロル/2015」カイル・チャンドラー。

パトリックに「グランド・ブタペスト・ホテル/2013」「とらわれて夏/2013」ルーカス・ヘッジズ。

ランディに「フランス組曲/2014」ミシェル・ウィリアムズ。

ジョージに「最高の人生のはじめ方/2012」「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う/2015」のC・J・ウィルソン。

エリーズ・チャンドラーに「ベティ・ペイジ/2005」「3時10分、決断のとき/2007」のグレッチェン・モル。

ジェフリーに「いとしい人/2007」マシュー・ブロデリック。

監督、脚本は「マーガレット/2011」のケネス・ロナーガン。


リーは兄ジョーが倒れたとの報告を受けて故郷マンチェスター・バイ・ザ・シーに戻るが、彼は既に帰らぬ人となっていた。医師やジョーの友人ジョージと葬儀の相談をした後、アイスホッケーの練習試合をしているジョーの息子パトリックを迎えに行く。そして弁護士からパトリックの後見人にリーが選ばれていたことを知らされる。


後見人になるには未成年の甥パトリックを引き取らなくてはならない。しかしリーはマンチェスター・バイ・ザ・シーに住むことはできないのでボストンで一緒に暮らそうと考える。一方でパトリックは学校を変わることも友人と別れることも考えられない。やがてリーは決断を下す。

“今のアパートじゃ狭いから部屋を探している”なぜ?”と聞くパトリックに”おまえが訪ねてくるかもしれないから…”と答えるリー。あの会話からパトリックを愛しているリーの気持ちが伝わってきて、とても素敵なシーンだった。続くエンディング…ボートに乗って釣り糸を垂れる二人の姿に引込まれた。


ドラマではたくさんの死”が描かれ、主人公は深い悲しみを抱えているが、見ているものはそれほど辛くはない。それは所々に織り込まれるちょっとしたユーモアがあるから...。

冬の穏やかな海、道路には雪があり、空は澄んでいる。そんな映像はとても美しかった。


アカデミー主演男優賞をゲットしたケイシー・アフレックの演技は想像以上に素晴らしかった。アカデミー賞の授賞式で、弟ケイシーが主演男優賞に輝いたことを兄のベンが自分のことの様に喜び、ハグをし祝福のキスをしていたシーンがとても感動的だったことを思い出す。やっぱりベンよりケイシーの方が演技派?


本作の予告編はシアターで何度も、何度も繰り返し見た。リーとランディが交わす会話から、この二人はとてつもない悲しみを味わったのだと伝わってくる。映画を見て想像以上に過酷な出来事を体験した二人に驚いた。

ミニシアター公開がちょっと寂しい。


ケイシー・アフレック映画は殆どwowowで鑑賞。「ゴーン・ベイビー・ゴーン/2007」「セインツ -約束の果て-/2013」「ファーナス/訣別の朝/2013」とか見たけど印象に残った映画はない。記憶に残ったのはシアターで見た「ジェシー・ジェームズの暗殺」くらい。でもこの映画でケイシー・アフレックの印象は深く残るに違いない。


シネスイッチ銀座にて



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by margot2005 | 2017-05-17 20:39 | MINI THEATER | Trackback(8) | Comments(4)

「ジェシー・ジェームズの暗殺」

a0051234_20274715.jpg「The Assassination of Jesse James by the Coward Robert Ford 」 2007 USA
19世紀、西部開拓時代に生きたアウトロー、ジェシー・ジェイムズと、彼を暗殺した若者ロバート・フォードの物語。
ジェシー・ジェイムズに「バベル/2006」のブラッド・ピット。
彼に憧れ、最後はジェシー暗殺犯人となるロバート・フォードに「オーシャンズ13/2007」のケーシー・アフレック。
ジェシーの兄フランクに「アメリカ,家族のいる風景/2005」のサム・シェパード。
「フライド・グリーン・トマト/1991」のメアリー・ルイーズ・パーカーがジェシーの妻ジーを演じている。
監督、脚本はアンドリュー・ドミニク。
長ったらしい原タイトル...ロバート・フォードの前に“臆病な(勇気のない)”と付いているのがニクい。
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1881年、アメリカ、ミズーリ州。
南北戦争から戻って以来、15年もの間、兄フランク(シェパード)を始めとした仲間と共に、銀行や、列車強盗を重ねてきたジェシー(ピット)は34才になっていた。
長い逃亡生活に疲れた彼はフランクと共に最後の列車強盗を計画していた。
ある日、フランクの元へロバート(アフレック)という青年が現れ仲間に入れて欲しいと懇願する。ロバートは19才。フランクに軽くあしらわれたロバートは、めげずにジェシーに仲間に入れて欲しいと頼んだところ、ジェシーの答えは”Yes!”だった。
ジェシーはロバートが幼い頃から憧れる、彼の中でのヒーロー...しかし、仲間になったロバートはその後思いもよらぬ運命に翻弄されていくのだった...
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アメリカ人にとっては伝説のヒーローで、ロビン・フッドのように例えられることもあるようだが、日本人=アジア人(ヨーロッパで彼は知られているのだろうか??)にとっては殆ど知らない人に属し...映画に描かれたジェシー・ジェイムズ...なぜに?ヒーローなの?と軽い疑問...
2001年にコリン・ファレルがジェシー・ジェイムズを演じた「アメリカン・アウトロー」という作品がある。これでのジェシーは農民たちのヒーローとして描かれていて中々かっこ良かった。
しかし、ブラッド・ピットが演じた本作は、15年もの間強盗を繰り返した後、34才になったジェシーが名前を変え、職業を偽って逃亡する日々を描いている。
なのでかっこ良いジェシーは登場しない。疲れ果てたジェシーだけ...
いつ仲間に裏切られるのか?いつ暗殺されるか?と心配の日々を送るジェシー晩年の姿を描いた世界なので、ストーリー展開ははっきり言ってつまらない...それとだが、2時間40分の上映時間は長過ぎる...
“描かれるのは英雄の偶像ではなく実像だ。”と某新聞の映画解説欄に書いてあったのも頷ける。
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ヴェネチア国際映画祭(2007)で主演男優賞をゲットしたブラッド・ピット。
罪も無い少年を羽交い締めにして脅したり、自分に嘘をついていると直感した相手に、背後から容赦なく銃を向け殺してしまう。
そんな情け容赦ない極悪人を演じるブラッド・ピットも中々good。
ブラッド・ピット狙いで観る映画ではない。連休中、レイトショーではあったが、女性客は殆どいなく、oyajiのみ...
ロバートを演じるケーシー・アフレックの苦悩する姿が真に迫る。
「フライド・グリーン・トマト」のイジー役もナイスだったが、メアリー・ルイーズ・パーカーって時代物似合う。
ブラッド・ピットはミズーリ州で育ったらしい...この映画の舞台となったミズーリは、彼にとって庭みたいなものかと想像したが、撮影場所はカナダ、アルバータ州。
池袋シネマ・サンシャインにて...
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by margot2005 | 2008-01-15 23:18 | USA | Trackback(22) | Comments(4)