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「ハートストーン」

Hjartasteinn…akaHeartstone2016 アイスランド/デンマーク

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アイスランドの小さな漁村に暮すソールとクリスティアンは幼なじみの大親友。思春期真っただ中のソールは美少女ベータに惹かれている。それを知ったクリスティアンはソールを応援する。やがてベータの友達でクリスティアンに思いを寄せるハンナも加わり4人で行動するようになる...


ソールにバルドゥル・エイナルソン。

クリスティアンにブラーイル・ヒンリクソン。

ベータにディルヤゥ・ヴァルスドッティル。

ハンナにカトラ・ニャルスドッティル。

ラケルにヨーニナ・ソールディス・カルスドッティル。

ハフディスにラゥン・ラグナスドッティル。

ソールの母にニーナ・ドッグ・フィリップスドッティル。

クリスティアンの父にスヴェイン・オーラフル・グンナルソン。

クリスティアンの母にナンナ・クリスティン・マグヌスドッティル。

牧場主にソーレン・マリング。

店主に「好きにならずにいられない/2015」のグンナル・ヨンソン。

監督はグズムンドゥル・アルナル・グズムンドソン。


ソールとクリスティアンは常に行動を共にしている。小さな漁村は閉鎖的であり人間関係は濃密。やがて二人が友人以上の関係であるという噂が広がり、両親によってソールと引き離されたクリスティアンは自殺を図る。

原タイトルの“Hjartasteinn”はそれぞれが〝温かい感情/Heart”と〝厳しい環境/Stone”の意味を持つ造語だそう。二つの言葉がドラマの展開と共に意味深い。

スクリーンにソールとクリスティアンが牧場主の手伝いをするシーンや、大自然の中でキャンプをするシーンが映し出される。それは都会暮らしをする自分にとっては異次元の世界のようでとてつもなく新鮮に感じる。そしてアイスランドに羊はかかせない。

「馬々と人間たち/2013」「ひつじ村の兄弟/2015」「好きにならずにいられない/2015」と続くアイスランド映画。「好きにならずにいられない/2015」はあまり惹かれなかったので見ていない。

アイスランド映画って独特の雰囲気があって興味深い。上に書いた2作はコメディの要素が入っているが本作はシリアスなLGBTがテーマのドラマで、少年の恋と友情が語られる。見終わってやはりとんでもなく切ないドラマだと思った。アイスランドの雄大な自然の中に溶け込むように演じる少年たちが素晴らしい。


恵比寿ガーデンシネマにて


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by margot2005 | 2017-08-05 20:02 | ヨーロッパ | Trackback | Comments(0)

「ひつじ村の兄弟」

「Hrútar」…aka「Rams」2015 アイスランド/デンマーク/ノルウェー/ポーランド
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アイスランドの辺境の地に住む兄弟キディーとグミーは隣合う家に住みながら非常に仲が悪く40年も口を聞いていない。そして毎年開催される羊の品評会ではいつも兄弟の羊が優勝を競い合っている。そんな折、キディーの羊が疫病に侵されていることが発覚する…

グミーにシグルヅル・シグルヨンソン。
キディーに「ザ・ディープ/2012」のテオドール・ユーリウソン。
保健所のカトリンに「馬々と人間たち/2013」のシャーロッテ・ボーヴィング。
監督、脚本はグリームル・ハゥコーナルソン。

保健所の立ち入り調査が入り村の全ての羊が殺処分されることになる。先祖代々の羊が絶滅の危機にさらされてしまい、焦ったグミーは牡の羊1匹と数匹の牝羊を繁殖のため家の地下に隠すことを思いつく。

アイスランド発のヒューマン・コメディドラマは大笑いするほどのものではないが、愛する羊たちのために人間がバタバタする様子が描かれていて面白かった。
「馬々と人間たち」と同じくアイスランド映画はどこか可笑しい雰囲気を漂わせるのだ。

初老の兄弟は共にシングルで非常に仲が悪い。しかしながらそこはやはり血を分けた仲。弟が酔っぱらって雪の上で眠った兄を介抱したり病院へ運んだりする。渋々ながらではあっても。
トラクターで病院へ運ぶ(荷物を載せる部分に人間をのせる)シーンに唖然とし、兄弟は会話しないので手紙を書いて犬に届けさせる様子は微笑ましくなる。
何はともあれグミーにとって羊はまるで愛するペットのよう。ぎゅっと抱きしめ頬すりしたあげくキスまでするのだから。臭くないのか?と何度も思った。俳優は大変だ!
大ラスの兄の深い愛にびっくり。あれは完璧アイスランドのやり方だと思う。

アイスランドと言えば火山と歌姫ビョークくらいしか思い浮かばないが牧羊(羊毛)が盛んらしいことを知った。
映画の中で描かれるアイスランドの過酷な冬は凄まじい。見ていて印象に残ったのは兄弟がいつも着ている温かそうなロピセーター。なぜか?セーターはヒゲもじゃの顔にとてもマッチしている。スコットランド、アラン島のフィッシャーマンズセーターも素敵だがロピセーターもかなり素敵だ。

新宿武蔵野館にて
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by margot2005 | 2016-01-13 23:56 | ヨーロッパ | Trackback(4) | Comments(0)

「馬々と人間たち」

「Hross í oss」…aka「Of Horses and Men」2013 アイスランド/ドイツ/ノルウェー
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アイスランドの小さな村にもようやく春が訪れようとしている。
独身男コルベインはシングルマザーのソルヴェーイグに惹かれていて、ある時、馬に乗り彼女の家を訪ねたところお茶に招かれる。やがてソルヴェーイグの家を辞去し牝の愛馬に乗り家路へと進む道、あろうことか柵を超えたソルヴェーイグ自慢の種馬が近づきコルベインの愛馬をキズものにしてしまう。ショックから立ち直れないコルベインもようやく落ち着きを取り戻し愛馬に銃を向ける。一方でソルヴェーイグは彼女の愛する種馬を去勢するしかなかった...。

コルペインにイングヴァール・E・シーグルソン。
ソルヴェーイグにシャーロッテ・ボーヴィング。
ヨハンナにシグリーズル・マリア・エイルスドティール。
ヴェルンハルズルにステイン・アルマン・マグヌソン。
エーギットールにヘルギ・ビョルンソン。
グリームルにキャルタン・ラグナルソン。
フアン・カミーリョにフアン・カミーリョ・ロマン・エストラーダ。
監督、脚本はベネディクト・エルリングソン。

村人たちはコルベインとソルヴェーイグの行く末に興味津々。観光客を迎える準備に忙しい村人も二人が気になって仕方がないのだ。そして双眼鏡片手に二人の姿をウオッチングする姿あり。

飲んだくれのヴェルンハルズルは海上に停泊するロシア船に愛馬と共に乗り込みウオッカを手に入れる。強い酒ウオッカは飲み過ぎに注意…といわれたにも関わらず陸に戻る間もウオッカを飲みまくるヴェルンハルズル。案の定飲み過ぎた彼は草原で眠ってしまい命を落とす。
エーギットールとグリームルは馬を柵に入れることでもめ争いの追跡劇を始める。
スウェーデン出身の馬のトレーナー志願のヨハンナは見事な手綱さばきをするスーパーウーマン。そんな彼女に惚れる旅人フアン・カミーリョ。

コルペインとソルヴェーイグが惹かれ合うように、互いの愛馬も惹かれ合っている様子が実に可笑しい。アイスランド舞台の馬と人間のオムニバス群像コメディは馬が主人公で人間は脇役といった感じ。壮大なる草原を走り回る馬が美しい。
春とはいえ冷たい海を泳ぐ馬…馬って水泳得意なんだと感心しきり。まぁ人間以外全ての動物は泳げるようだが…。

BSの旅番組で何度も見たアイスランド。かの地に行くことは多分叶わないだろうけどとても興味深い国ではある。で、この映画の予告をシアターで観ていたため少々気になっていた。ハリウッド大作やその他の映画のロケーションにも登場している魅惑的なアイスランドは実に美しい国(島)。

大笑いするほどでもないけど、なんか可笑しいアイスランド映画は期待以上に楽しめる。
映画のラストで…“映画撮影において馬を決して傷つけてはいません。”という案内がでる。映画の中で馬を射殺したり、去勢したり、果ては馬の内蔵を取り出すシーン迄でてくるのだから…。

シアター・イメージフォーラムにて
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by margot2005 | 2014-11-27 23:58 | ヨーロッパ | Trackback(2) | Comments(2)