「92歳のパリジェンヌ」

「La dernière leçon」…aka「The Final Lesson」2015 フランス

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尊厳死を決断したジョスパン仏大統領の母とその娘との最期の日々を綴った実話「最期の教え」を基に描いたヒューマンドラマ。


ディアーヌに「ソフィー・マルソーの 刑事物語/1985」「仕立て屋の恋/1989/マドモワゼル/2001」「沈黙の女 ロウフィールド館の惨劇/1995」「灯台守の恋/2004」「親密すぎるうちあけ話/2004」サンドリーヌ・ボネール。

マドレーヌに「溺れゆく女/1998」マルト・ヴィラロンガ。

ピエールに「メトロで恋して/2004」のアントワーヌ・デュレリ。

ディアーヌの夫クロヴィスに「キングス&クイーン/2004」「真夜中のピアニスト/2005」「友よ、さらばと言おう/2014」のジル・コーエン。

ディアーヌの息子マックスにグレゴワール・モンタナ。

ヴィクトリアに「サンバ/2014」「1001グラムハカリしれない愛のこと/2014」ザビーネ・パコラ。

監督、脚本はパスカル・プザドゥー。


マドレーヌは娘ディアーヌの家で92歳の誕生日を迎え祝福されている。若い頃は社会運動に関わり、人知れず奔放な恋愛も重ねてきた元助産師。しかし一人暮らしで92歳となった今、出来ることが出来なくなった自分に我慢ならない。誕生日の最中マドレーヌは子供たちの世話にはなりたくないと言い、2ヶ月後に私は逝きます!と宣言する。


お気に入りのフランス人女優サンドリーヌ・ボネールが久しぶりで是非見たかった一作。母親思いの娘を演じる彼女は相変わらず素敵だ。

監督、脚本、撮影を担当した「彼女の名はサビーヌ/2007」は自閉症の妹を記録したドキュメンタリー。公開されたのは知っていたが残念なことに見ていない。本作を見て女優サンドリーヌは演技者ではあるが、きっと優しい心を持った人なんだと感じた。ドラマでのディアーヌ役が本人と被る。


母親の気持ちを理解し支え続けるディアーヌ。兄ピエールは狼狽え感情をむき出しにして、身勝手な判断だと母親を攻め立てる。

こういう時の男って役に立たないのか?動揺してしまって始末に負えない。しかしディアーヌは同じ女性ということもあって母親の気持ちが理解でき、悩みながらもなんとか受け入れることを決断したに違いない。

まぁとにかくこんなに優しい気持ちを持って母親に接することができる人って世の中に何人いるだろう?


娘のディアーヌの愛情は良くわかるのだが、孫のマックスの祖母に対する愛情の深さに感動する。そう言えば、「愛しき人生のつくりかた/2014」でも孫が祖母を深く愛している姿があったのを思い出す。

ヘルパーのような存在のヴィクトリアが、心からマドレーヌの世話をしている様子が素敵だった。

老人の尊厳死は「母の身終い/2012」でも描かれていた。

ジョスパン仏大統領の母は尊厳死を求め闘い続けたという。

将来自分の身に降り掛かることかも知れない事柄ゆえ、ドラマはとても興味深く考えさせられた。

相変わらず邦題が陳腐。


シネスイッチ銀座にて



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# by margot2005 | 2016-11-24 00:40 | フランス | Trackback | Comments(0)

「ブラナー・シアター・ライブ2016/ロミオとジュリエット」

「Branagh Theatre Live: Romeo and Juliet」2016 UK

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ベネディクト・カンバーバッチの「ナショナル・シアター・ライヴ2016/ハムレット/2015」が素晴らしかったので本作も楽しみにしていた。そして「ハムレット」同様映画(舞台劇)は素晴らしかった!!

「ハムレット」と同じく台詞は古典で服装は現代風。ジュリエットはドレスにスニーカーを履いていたりして違和感ありながら意外にマッチしていて、ロミオはスーツにネクタイというファッションで、ブルゾン姿もあり。ロミオ以下の男性も皆スーツで、女性たちは1930年代頃?のドレスを纏っている。

ロミオがジュリエットと出会う有名な場面は、ジュリエットがマイクを前にカラオケのように歌っている。その姿は全く不釣り合いで可笑しかった。

英語の台詞の中に時折イタリア語を織り込んでいるのはブラナー風?


ロミオを演じるリチャード・マッデンは大好きな俳優。スコットランド出身の彼はロミオにぴったり!恋に落ちた男が似合うのだ。「暮れ逢い」でも恋に落ちた切ない男を演じて似合っていた。

30歳の男性に可愛いと言うのは失礼ながら、リチャード・マッデンは本当にキュート!リリー・ジェイムズも可愛いし、とてもキュートなカップルは“ロミオとジュリエット”役にぴったり!


映画は白黒。本編が始まる前に一般?の若者たちの“ロミオとジュリエット”論がある。“一目惚れを信じるか?”という件は“ロミオとジュリエット”的には一番重要な質問。ロミオはロザラインに夢中で夜も眠れないのに、ジュリエットに会った途端一目で恋に落ちるのだから…。

後にケネス・ブラナーが登場し、リチャード・マッデンが48時間前に骨折したとか、ロミオの友人マキューシオは若者ながら、あえてデレク・ジャコビを配したと説明する。

リリー、リチャード、デレクケネス・ブラナーの「シンデレラ」にも揃って出演していたのを思い出した。


映画になった「ロミオとジュリエット」はフランコ・ゼフィレッリの1968年版と、レナート・カステラーニの1954年度版を見たことがある。2014年製作のイタリア/ドイツ/スペイン合作の「ロミオとジュリエット」を見てみたい。

何はともあれブラナーの本作はナイスだった。


お気に入り俳優のニコライ・コスター=ワルドーが出演する「ゲーム・オブ・スローンズ」はTSUTAYAで借りてみようと思いつつもまだ見ていない。シリーズは2011年から始まり全部見るには相当なる時間とエネルギーが必要。でも第一、二、三章にリチャード・マッデンが出演しているので今度こそ見始めたい!

そしてリチャード・マッデンがコジモ・デ・メディチを演じる2016年製作のTVシリーズ「Medici: Masters of Florence」が見たい!のだけど日本で発売されるのかどうか定かではない。

リリーの「高慢と偏見とゾンビ」はシアターで見て、意外な設定に面白かったがレビューを書くのを忘れていた。NHKで放送していたTVシリーズ「戦争と平和/2016」は途中で挫折。今一度字幕スーパーで見てみたいものだ。


ロミオに「暮れ逢い/2013」「シンデレラ/2015」のリチャード・マッデン。

ジュリエットに「ブロークン/2012」「ダウントン・アビー シリーズ/2012~2013」「シンデレラ」「二ツ星の料理人/2015」「高慢と偏見とゾンビ/2016」のリリー・ジェイムズ。

マキューシオに「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ/2005」「英国王のスピーチ/2010」「もうひとりのシェイクスピア/2011」「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札/2014」「シンデレラ」のデレク・ジャコビ。

ティボルトにアンス・カビア。

ベンヴォーリオにジャック・コルグレイヴ・ハースト。

ジュリエットの乳母に「恋のロンドン狂騒曲/2010」「ミラクル・ニール!/2015」のミーラ・サイアル。

ロード・キャピュレットにマイケル・ラウズ。

レディ・キャピュレットにマリサ・ベレンスン。

ロード・モンタギューにクリス・ポーター。

レディ・モンタギューにゾーイ・レイニー。

修道僧ロレンスにサム・ヴァレンティン。

パリスにトム・ハンソン。

ヴェローナの太守にテイラー・ジェイムズ。

舞台演出はロブ・アシュフォードと「スルース/2007」「ワルキューレ/2008:出演」「パイレーツ・ロック/2009:出演」「シンデレラ」のケネス・ブラナー。

原作はウィリアム・シェイクスピア。


TOHOシネマズ日本橋にて(期間、時間限定公開中)



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# by margot2005 | 2016-11-21 00:09 | UK | Trackback | Comments(0)

「フランコフォニア ルーヴルの記憶」

「Francofonia」2015 フランス/ドイツ/オランダ

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“ルーヴル、ルーヴルこの美術館はフランス全土より価値があるのでは?

ルーヴルのないフランスは必要か?

1940年の夏パリに敵の軍隊が入ってきた

ルーヴルはどこだ?”


ロシア語で語られるナレーションでドラマは始まる。語る人は映画監督本人。監督と美術品を運ぶ船長がインターネットで会話している。なぜか?ロシア語と英語で…。そしてヒトラーがパリに現れエッフェルの前に立つ実写映像が映る。


第二次世界大戦中、1939年のパリ。

ルーヴル美術館の館長ジャック・ジョジャールはナチス・ドイツから館内の美術品を保護するためパリ郊外へ密か運びだすよう指示する。翌年、ナチス・ドイツから派遣された美術史の学位を持つ将校のヴォルフ・メッテルニヒ伯爵がルーヴル美術館にやって来て、館長に面会を求める。敵対する相手のため互いに心を開いて語り合うことはできない。しかし美術品を守りたいという同じ使命で一体感を持つようになる。


人気のないルーヴル美術館に現れたフランス共和国を象徴する女性像マリアンヌ。彼女はフランス共和国の標語“Liberté, Égalité, Fraternité/自由、平等、友愛”を歌うように繰り返す。やがてナポレオン1世が現れ絵画や彫刻の前で“これも自分が集めてきたものだ!”と過去の栄光に浸りながら、自画像やダビッドの“皇帝ナポレオンの戴冠式”の前で“これが私だ!”と宣う。ルーヴルはかつてナ“ポレオン美術館”と呼ばれたことを思い出した。


ルーヴル美術館を語りながら第二次世界大戦の記録映画が頻繁に登場する。まるでドキュメンタリーのようだがそうではない。ルーヴル美術館の歴史を語るドラマは中々興味深かった。

ナチス・ドイツは「ミケランジェロ・プロジェクト/2014」描かれたようにヒトラーの命で美術品を強奪する前に、美術品を守るため将校を送っていたという史実を知って驚いた。


ジャック・ジョジャールに「あの夏の子供たち/2009」「ジュリエット・ビノシュ in ラヴァーズ・ダイアリー/2011」「ある朝突然、スーパースター/2012」「めぐりあう日/2015」ルイ・ド・ドゥ・ランクザン。

ヴォルフ・メッテルニヒ伯爵にベンヤミン・ウッツェラート。

ナポレオンに「トランスポーター/2002」のヴィンセント・ネメス。

マリアンヌにジョアンナ・コータルス・アルテ。

監督、脚本は「チェチェンへ アレクサンドラの旅/2007」「ボヴァリー夫人/2009」「ファウスト/2011」アレクサンドル・ソクーロフ。


ルーヴル美術館

ルーヴル美術館

ルーヴル美術館

ルーヴル美術館

ユーロスペースにて





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# by margot2005 | 2016-11-20 19:58 | フランス | Trackback | Comments(0)

「ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期」

「Bridget Jones's Baby」2016 アイルランド/UK/フランス/USA

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TVの敏腕プロデューサーであるブリジットは43歳になった。キャリアは順調だが今だシングル。ある日、事故で亡くなった元カレ、ダニエルの葬儀に参列し、妻を伴ったもう一人の元カレのマークと鉢合わせしてしまう。

ある時、アラサーの同僚でキャスターのミランダに誘われ野外ロック・フェスに行くハメになる。そこでイケメン実業家ジャックと出会い、酔った勢いで一夜を共にしてしまう。数日後、ブリジットは洗礼式でマークと再会する。やがてマークから“妻カミラとは別れた!”との告白を聞いて気分が高揚しベッドインしてしまう。数ヶ月後、妊娠していることが明らかになるが、生まれてくる子供の父親はジャックなのか?マークなのか?わからない。ブリジットは二人に真実を告げることに…


ブリジットに「ミス・ポター/2006」「かけひきは、恋のはじまり/2008」「砂上の法廷/2016」レニー・ゼルウィガー。

マークに「ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ/2016」コリン・ファース。

ジャックに「フリーダム・ライターズ/2007」「魔法にかけられて/2007」「近距離恋愛/2008」「バレンタインデー/2010」パトリック・デンプシー。

ドクター・ローリングスに「ラヴ・パンチ/2013」「ウォルト・ディズニーの約束/2013」「二ツ星の料理人/2015」エマ・トンプソン。

ブリジットの父に「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国/2008」「ヴィクトリア女王 世紀の愛/2009」「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙/2011」「ウイークエンドはパリで/2013」「パディントン/2014」「ブルックリン/2015」「ターザン:REBORN/2016」ジム・ブロードベント。

ブリジットの母に「恋のロンドン狂騒曲/2010」「ヒステリア/2011」のジェマ・ジョーンズ。

ミランダに「ヘンダーソン夫人の贈り物/2005」サラ・ソルマニ。

監督は「ブリジット・ジョーンズの日記/2001」「ブローン・アパート/2008」のシャロン・マグアイア。


ドラマの中に「ブリジット・ジョーンズの日記」の映像も織り込まれ、クリスマスにトナカイのセーターを着たマーク、いやコリンの若いこと!“ブリジット・ジョーンズ”のマーク・ダーシー、コリンは実にゴージャス!

もちろんレニーも若くてチャーミング。彼女は笑顔が良い。笑顔がなかった「砂上の法廷」のレニーの別人?状態を思い出す。

本作映倫指定はG。4文字言葉炸裂なのでR指定でも良いんじゃないか思った。英国の女性って子供の前でsexの話するわけ?ちょっと不謹慎。おまけに男に飢えてる女性ばかり...それはドラマの中だけと思いたい。


「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月」から12年。「ブリジット・ジョーンズの日記」からは、なんと15年の歳月が流れている。どちらの映画もシアターで見た。本作はちょっと迷ったけどコリン見たさにシアターへ…。


43歳の歳で元カレと新しいカレに出会い、子供まで授かるなんてブリジットはなんと幸せな女性なのだろうと思わずにいられない。現実ではこのような最後のモテ期が来るとは思えないが、小説/映画だからどうにでもなる。ブリジットの生き方って30代から40代の女性の憧れのような人生かも知れない。

若い上司に首を言い渡されてもめげないブリジット。“一番高いベビーカー!を買ってやる!!”と意気込むブリジットがナイス!あのようにブリジットのめげない姿に女性たちは共感を呼ぶのだろう。でもレニーのブリジットは最後にして欲しい。


TOHOシネマズ日劇にて


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# by margot2005 | 2016-11-19 19:11 | UK | Trackback(2) | Comments(2)

「誰のせいでもない」

「Every Thing Will Be Fine」2015 ドイツ/カナダ/フランス/スウェーデン/ノルウェー

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トマスはカナダ、モントリオール郊外に住む作家。ある冬の夕暮れ、雪道を走っている時丘から突然ソリが滑り降りてくる。慌ててブレーキを踏み車から飛び出す。そこにはうずくまった幼い男の子がいたが幸い怪我はない様子。やがてトマスは男の子を家まで送り届けるが、彼の母親ケイトは、息子クリストファーに“ニコラスは?”と訪ねた後、半狂乱で家を飛び出して行く…


トマスに「オズ はじまりの戦い/2013」「パーフェクト・プラン/2014」のジェームズ・フランコ。

ケイトに「ラブ・トライアングル 秘密/2014」シャルロット・ゲンズブール。

アンに「ミュンヘン/2005」「潜水服は蝶の夢を見る/2007」「隠された日記 母たち、娘たち/2009」「ある神父の希望と絶望の7日間/2014」のマリ=ジョゼ・クローズ。

サラに「アバウト・タイム ~愛おしい時間について~/2013」「スポットライト 世紀のスクープ/2015」レイチェル・マクアダムス。

クリストファーに「インモータルズ -神々の戦い-/2011」のロバート・ネイラー。

トマスの父親に「2012/2009」「小さな命が呼ぶとき/2010」 「パーフェクト・メモリー/2015」のパトリック・ボーショー。

エディターに「フェイク・クライム/2010」「ヘンゼル&グレーテル/2013」のピーター・ストーメア。

監督は「パリ、テキサス/1984」「ベルリン・天使の詩/1987」「アメリカ,家族のいる風景/2005」「Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち/2011」のヴィム・ヴェンダース。


一人の男と3人の女の12年間の物語。

トマスは自己中心で恋人サラとの間に子供はいない。サラは子供を切に望んでいるがトマスは欲しいとは思っていない。彼は小説家として大成することが一番なのだ。サラは常にトマスを気遣うがトマスはそうではなく、別れたいとも思っている。そんな折事故が起こる。

事故はトマスのせいではないものの心に大きな傷ができ、ぎくしゃくしていたサラとの仲は壊れてしまう。やがてトマスは書くことによって自らの責任と向き合おうと考え始める。


出来上がった小説を携えエディターを訪ねるトマス。帰りのエレベーターの中でフランス語の翻訳をしている編集者アンと出会う。

そして事故が忘れられないトマスは、雪も溶けたある日、事故現場に現れクリストファーの母親と再会する。“何しに来たの?”と聞くケイトに”今一度現場を見ておきたかった。”と答えるトマス。そして“何か助けになることがあればいつでも連絡してくれ!”と電話番号を渡して去って行く。


トマスを家に呼び暖炉の火で本を燃やすケイト。ケイトはトマスに“フォークナーは好き?”と聞く。“好きでも嫌いでもない。”と答えるトマス。ケイトは本に夢中になり子供たちが外で遊んでいるのに注意を払わなかった自分を責めている。彼女が暖炉で燃やした本はきっと夢中になって読んでいたフォークナーの本に違いない。


そういえばケイトもアンもシングル・マザー。トマスはおそらくどちらかの女性と結ばれるだろうな?と思っていたが、それはアンだった。

ひょっとしてケイト?なんて思ったけどケイトじゃ出来過ぎだし…。


成長したクリストファーとトマスが対決するシーンが少々不気味。クリストファーがリュックから本を取り出す前のトマスの表情は固まっていた。私自身もひょっとして銃が出てくる...なんて妄想にとらわれた。

留守中邸宅に忍びこみ破廉恥な行いをしたクリストファーを許すトマス。そしてそれに繋がる大ラス...

トマスの笑顔がタイトルの“全てうまくいくさ/何も問題はない”を表現していてとても素敵なエンディングだった。


とにかくこのようなセンシティヴな役柄のジェームズ・フランコは初めて見た。

シャルロット・ゲンズブール、マリ=ジョゼ・クローズ、レイチェル・マクアダムスと3人の女優がそれぞれに光っている。ジェームズ・フランコはもちろん素晴らしい。

2Dで鑑賞。3Dにする必要があったとは思えないけど…。


ヒューマントラストシネマ渋谷にて



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# by margot2005 | 2016-11-15 23:56 | ドイツ | Trackback | Comments(0)

「手紙は憶えている」

「Remember」2015 カナダ/ドイツ

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ホームで暮らす90歳のゼヴは認知症で最愛の妻ルースが亡くなったことすら忘れている。ある日、友人のマックスから1通の手紙を手渡される。ゼヴとマックスはアウシュヴィッツ収容所の生存者で、70年前共にナチスの兵士に家族を殺されていた。犯人の名前は”ルディ・コランダー”で身分を偽りまだ生きているという。マックスはターゲットとして4人のルディ・コランダー”を選んでいた。身体が不自由で車椅子に頼らざるをえないマックスはゼヴに復讐を依頼する…


ゼヴ・グットマンに「トレビの泉で二度目の恋を/2014」「Dearダニー君へのうた/2015」クリストファー・プラマー。

マックス・ザッカーに「ウディ・アレンの重罪と軽罪/1989」「やさしい嘘と贈り物/2008」マーティン・ランドー。

ルディ・コランダー#1「愛を読むひと/2008」「バーダー・マインホフ 理想の果てに/2008」「アンノウン/2011」「悪の法則/2013」「リスボンに誘われて/2013」「ファイティング・ダディ 怒りの除雪車/2014」ブルーノ・ガンツ。

ルディ・コランダー#2に「きっと ここが帰る場所/2011」のハインツ・リーフェン。

ルディ・コランダー#4に「U・ボート/1981」「イングリッシュ・ペイシェント/1996」「ダ・ヴィンチ・コード/2006」ユルゲン・プロフノウ。

ジョン・コランダーに「シークレット・アイズ/2015」ディーン・ノリス。

チャールズ・グットマンに「今そこにある危機/1994」「ミッション:インポッシブル/1996」のヘンリー・ツェーニー。

監督は「秘密のかけら/2005」「クロエ/2009」「デビルズ・ノット/2013」「白い沈黙/2014」アトム・エゴヤン。


ある日突然老人がホームから抜け出し列車やバスを乗り継ぎ目的地に赴く。見ていてこれはただのロードムービー?なんて思ったりもしたがラストは壮絶だった。

4人のルディ・コランダーの中の一人が犯人本人である。ルディ・コランダー#3がいないのは既に亡くなっていたから。ゼヴはコランダーの息子で警察官のジョンと会うことになる。ジョンは究極のネオナチで部屋にハーケンクロイツ(鉤十字)の旗を飾り、ナチスのユニフォームまで所蔵していた。

ゼヴとジョンが争いを始め、結局ゼヴがジョンを撃ち殺してしまう。このシーンが実に不可解だったが、ラストに繋がって行くようでなるほどなとも思った。


いつもどうり前知識なしで見た。見た後オフィシャル・サイトを覗いてみたら...

“ラスト5分の衝撃ーーーすべての謎が解き明かされるとき、あなたの見ていた世界は一転する。”と書いてあった。


いやいや衝撃のラストシーンの時“あっ!”と声あげていたかも知れない。見たのは公開2週目の金曜日の夕方の回で、両隣にも人がいてちょっと焦った。この映画評判なのかシアターが混んでいて驚いた。


ユルゲン・プロフノウは老け役(ゼヴ・グットマと同世代)をしているがどうも変に?加工したシワが気になった。ユルゲン・プロフノウはスゴく見たことのある俳優ながら思い出せずで、調べてみたら「U・ボート」のドイツ人俳優だった。


劇中ゼヴがピアノを弾くシーンがある。エンドクレジットで演奏者の中にクリストファー・プラマーの名前があったが、この方ピアニストになりたかったそうで、ピアノ演奏が上手いのも納得。


TOHOシネマズ・シャンテにて


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# by margot2005 | 2016-11-12 21:26 | MINI THEATER | Trackback(6) | Comments(0)

「奇蹟がくれた数式」

「The Man Who Knew Infinity」2015 UK

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1914年のインド、マドラス。妻、母親と共に暮す事務員のラマヌジャンは数学に魅せられ独学で学んでいる。ある時、自らの研究成果を英国の大学に認めてもらおうと著名な数学者に手紙を送るが全く相手にしてもらえない。そんな中、ただ一人名門ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジのG・H・ハーディ教授が手紙の内容に興味を持ち、ラマヌジャンを大学に招聘する。彼は妻を残して行くことにためらいを感じながらも研究発表できる喜びを胸に海を渡るのだった…


ラマヌジャンに「スラムドッグ$ミリオネア/2008」「マリーゴールド・ホテルで会いましょう/2011」「マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章/2015」のデヴ・パテル。

G・H・ハーディに「ある天文学者の恋文/2016」ジェレミー・アイアンズ。

ラマヌジャンの妻ジャナキにデヴィカ・ビセ。

ジョン・リトルウッドに「ラヴェンダーの咲く庭で/2004」「エリザベス1世 ~愛と陰謀の王宮~/2005」「フロスト×ニクソン/2008」「ブッシュ/2008」「裏切りのサーカス/2011」トビー・ジョーンズ。

サー・フランシス・スプリングに「シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム/2011」のスティーヴン・フライ。

バートランド・ラッセルに「抱擁/2002」「インベージョン/2007」「われらが背きし者/2016」ジェレミー・ノーサム。

監督、脚本、製作はマシュー・ブラウン。


ラマヌジャンが英国に渡ったのは第一次世界大戦下の激動の時代。当時インドは英国の植民地だった。植民地からやって来た学歴のないラマヌジャンに周囲の人々は偏見の目を向ける。その上、招いてくれたハーディは数式の証明の必要性を力説するばかり。直感でひらめくラマヌジャンにとって証明は難しかった。そんな中、リトルウッドだけがラマヌジャンに優しく接し、彼のだだならぬ才能を評価していた。

やがて戦争が激化し、孤独と食料不足に耐えねばならないラマヌジャンはとうとう病気になってしまう。


数学は苦手なのでラマヌジャンが解き明かす天文学的な数式はチンプンカンプンだったがドラマには惹き付けられた。G・H・ハーディが想像以上に良い人で、ジョン・リトルウッドの存在は一服の清涼剤。


熱い国からやって来たラマヌジャンは最初素足だった。肉(牛/豚)は食べないし、線香を灯しての日々の信仰はかかせない。そして雪を見て感激するラマヌジャン。

ハーディはキリスト教徒ながら信仰心がない。それゆえ、神を信じ直感でひらめくと言うラマヌジャンを信じることは難しい確かに...ましてや数学者だし...。


思想も文化も宗教も違うラマヌジャンとハーディ。年齢や肌の色を越え互いに理解し合った二人の友情物語は素晴らしかった。

撮影されたケンブリッジ大学トリニティ・カレッジは1世紀前と同じたたずまいだなんて、さすが英国の名門大学!

「マリーゴールド・ホテル シリーズ」でのお調子者のイメージが焼き付いているデヴ・パテルながら、意外や偉大なる数学者が似合っている。

ジェレミー・アイアンズは相変わらずの貫禄で大学教授にぴったり。そういえば「ある天文学者の恋文」でも大学教授を演じていた。


角川シネマ有楽町にて


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# by margot2005 | 2016-11-11 00:39 | UK | Trackback(4) | Comments(4)

「ダゲレオタイプの女」

La femme de la plaque argentique…akaDaguerrotype」「The Woman in the Silver Plate2016 フランス/ベルギー/日本

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ジャンはパリ郊外に建つ古い屋敷にスタジオを構える写真家ステファンのアシスタントとして採用される。ステファンはダゲレオタイプと呼ばれる技巧を使って写真撮影をしていた。その手法は決して動くことが許されず、全身を特殊な器具で拘束して撮影するためモデルにとっては苦痛を伴うものだった。しかしステファンの娘マリーは文句も言わずに今日もモデルを勤めている…


ジャンに「予言者/2009」「ある過去の行方/2013」「サンバ/2014」「消えた声が、その名を呼ぶ/2014」タハール・ラヒム。

マリーに「女っ気なし/2011」のコンスタンス・ルソー。

ステファンに「ロゼッタ/1999/息子のまなざし/2002」「ある子供/2005」「ロルナの祈り/2008」「ゴー・ファースト 潜入捜査官/2008」「ジャック·メスリーヌ フランスで社会の敵(パブリック·エネミー)No.1と呼ばれた男 Part1/ Part2/2008」「少年と自転車/2011」「ヴィオレット-ある作家の肖像-/2013」「サンドラの週末/2014」オリヴィエ・グルメ。

不動産屋トマに「クララ・シューマンの愛/2008」「ミステリーズ 運命のリスボン/2010」「皇帝と公爵/2012」「画家モリゾ、マネの描いた美女 名画に隠された秘密/2012」マリック・ジディ。

ステファンの知人ヴァンサンに「青の寝室/2014」「あの頃エッフェル塔の下で/2015」マチュー・アマルリック。

ステファンの亡き妻ドゥーニーズにヴァレリ・シビラ。

執事ルイに「ナインスゲート/1999」のジャック・コラール。

監督、脚本は黒沢清。


母親が亡くなり父親と執事のルイと共に暮らしていたマリーの元に青年ジャンが現れる。ジャンは次第に父親の芸術の犠牲者であるマリーを気の毒に思うようになる。そしてマリーは心優しいジャンに惹かれ始める。

植物が大好きなマリーはパリの植物園に仕事を求め面接に行く。面接官は空きがないから今は採用できないと言いつつ、マリーの植物への熱い想いを知り、トゥールーズの植物園なら採用があるかも知れないと推薦状を書いてくれる。やがてトゥールーズから面接に来てくれとの手紙が届き父親ステファンに報告する。しかしステファンはそれを無視してしまう。

ある時、マリーに突然キスをされたジャンは、驚きつつも彼女に惹かれてしまう。そしてマリーのトゥールーズへの思いを知ったジャンは、その地で彼女と新しい生活を送りたいと思うようになる。


自殺した妻ドゥーニーズの亡霊に悩まされるステファン。マリーを救ってやりたいと願っているジャン。そんな折、マリーが階段から転落する。


病院へ運ぶ途中車から消えてしまったマリー

やがて現れたマリーの額から怪我の傷が消えている

横たわるマリーの心臓の音が聞こえない

一時マリーが消えた場所に再びやって来たジャン

そしてその川を捜索する警察を目の当たりにする

不信なことばかり起きて、それは夢なのか?幻なのか?

ジャンとマリーが二人だけで結婚を誓った村の教会で真相が明らかになる


いつもの様に前知識なしで見たので、まさか?このような展開とは驚いたが、ドラマはダークながらも美しくファンタジーの雰囲気も感じられてナイスだ。

怪しくも切なくて哀しいラヴストーリーは素晴らしかった。

主人公を演じるタハール・ラヒムはお気に入りのフランス人俳優で、荒削りな反面優しい心を持つ青年を好演している。

タハール・ラヒム初来日したらしい。知らなかった…。

大好きなマチューも出演しているが数シーンにしか登場しないのが残念。

オリヴィエ・グルメは貫禄たっぷり。

そして邦画を全く見ないので残念なのことに監督の黒沢清については名前しか知らない。フランスを舞台にこのような哀しくも美しい映画を作る人物とはスゴい!


新宿シネマカリテにて



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# by margot2005 | 2016-11-09 21:16 | フランス | Trackback(2) | Comments(0)

「インフェルノ」

「Inferno」2016 USA/ハンガリー

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ハーヴァード大学の宗教象徴学者ロバート・ラングドンは眠りから覚める。“ここは何処だ?ボストン?”と尋ねるラングドン。しかし窓からヴェッキオ宮殿が見え、“なぜフィレンツェに?”と考えても思い出すことができない。やがてシエナと名乗る女性医師が”傷は銃で撃たれたもので一時的に記憶もなくしている。”と説明する。ラングドンはボストンからフィレンツェにやって来た2日間が全く思い出せなかった。そんな折、警察官の制服を着た女暗殺者が現れ銃を発砲してくる。シエナの助けを借り、命からがら逃れることに成功したラングドンは彼女のアパートに身を寄せる…


ロバート・ラングドンに「ハドソン川の奇跡/2016」トム・ハンクス。

シエナ・ブルックスに「わたしの可愛い人-シェリ/2009」「テンペスト/2010」「あなたとのキスまでの距離/2013」「博士と彼女のセオリー/2014」フェリシティ・ジョーンズ。

エリザベス・シンスキーに「アフター・ウエディング/2006」シセ・バベット・クヌッセン。

ハリー・シムズに「その名にちなんで/2006」「マイティ・ハート/愛と絆/2007」「ダージリン急行/2007」「スラムドッグ$ミリオネア/2008」「ニューヨーク、アイラヴユー/2008」「めぐり逢わせのお弁当/2013」イルファン・カーン。

クリストフ・ブシャールに「ミックマック/2009」「最強のふたり/2011」「ムード・インディゴ うたかたの日々/2013」「サンバ/2014」「二ツ星の料理人/2015」オマール・シー。

バートランド・ゾブリストに「メカニック/2011」「セインツ -約束の果て-/2013」のベン・フォスター。

監督、製作は「ダ・ヴィンチ・コード/2006」「フロスト×ニクソン/2008」「天使と悪魔/2009」「ラッシュ/プライドと友情/2013」のロン・ハワード。


ラングドンが何も思い出せない中、シエナは彼のジャケットに隠されていた金属の円筒形小型プロジェクターを見つける。壁に映してみたところ、ダンテの”地獄篇/インフェルノ”をモチーフとしたボッティチェッリの“地獄の見取り図”の映像が現れる。二人はそれに刻まれた暗号を見つけだし解読していく。すると、ダンテのデスマスクの所有者で大富豪の生化学者バートランド・ゾブリストに辿り着くのだった。

ゾブリストは人口爆発問題の解決策として世界中にウイルスを拡散し、人類の半数を滅ぼそうと企んでいた。阻止すべく立ち上がったロバート・ラングドンはシエナと共にフィレンツェ、ベニス、イスタンブールを駆け巡ることになる。


2年以上前に原作翻訳の単行本を買って読んだ。それ以来映画化になるのをずっと待っていてやっと公開された。

ダン・ブラウンの小説大好きなのでもちろん“ダ・ヴィンチ・コード”も“天使と悪魔”も読んでいる。

IMDbで映画になると知った時トム・ハンクス以外の配役は誰?と、とても興味があった。特にシエナとエリザベスは?と思っていた。

シセ・バベット・クヌッセンはデンマーク人女優。小説では銀髪の女性(60代)の設定だったがキャストはやはりのヨーロッパ人。でも彼女ちょっと若過ぎる。シエナ役のフェリシティ・ジョーンズはどうかな?やはりちょっとイメージが違う?

このシリーズが好きなのは舞台となるヨーロッパの観光地で大々的にロケされていること。フィレンツェとベニスは観光ツアーのよう。今だ訪れたことのないトルコ、イスタンブールは、何度もBSの旅番組で見たことがあり、まるでその地に行ったような気分になる。ラスト、イスタンブールの地下宮殿のシーンは圧巻だった。水中で逆さにされたメドゥーサの叫び像を一度見てみたいものだ。


上に圧巻と書いたのは撮影のシーンがスゴいこと。でも原作とは全く異なるエンディングに驚き!まずWHOの事務局長シンスキーが水中に潜って敵と闘うなんてあり得ない。おまけにラングドンも参加するなんて…。でもあのような展開にしなければ観客に受けないと思ったに違いないきっと。

もう一つの突っ込みは、ロバート・ラングドンとエリザベス・シンスキーが元恋人のような描き方をしていて、ちょっと違うんじゃない?と思った。どの作品でもラングドンと年の離れたヒロインが互いに惹かれ合いながらも別れると言うのが定番なのだから。


本作を見て思ったのはやはり小説には適わないと言うこと。映画では奥深い所迄描く時間はない。ダン・ブラウンの小説は特に奥深いから...。

過去にワケありで天才的な頭脳を持つシエナと、やはりワケありのWHOのトップの女性エリザベスについてももう少し描いて欲しかった。

少々マンネリズムになってきたトム・ハンクスのラングドン、シリーズ。そろそろこの辺でやめにした方が良いかも?


TOHOシネマズ日劇にて


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# by margot2005 | 2016-11-06 23:11 | USA | Trackback(8) | Comments(4)

「ジェイソン・ボーン」

「Jason Bourne」2016 UK/USA

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世間から姿を隠し静かに人生を送っていたジェイソン・ボーンは全ての記憶を取り戻していた。ある日、ギリシャに潜伏しているボーンに元同僚のニッキーが接触を試みる。ニッキーはCIAのサーバーから秘密情報を盗み出し “トレッドストーン計画”の全貌とそれに関わったボーンの父親の情報も手にしていた。しかしニッキーの足取りを追跡したCIA長官デューイはギリシャに凄腕アサシン、アセットを送り込む…


ジェイソン・ボーンに「オデッセイ/2015」マット・デイモン。

ヘザー・リーに「アンナ・カレーニナ/2012」「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮/2012」「ガンズ&ゴールド/2013」「エクス・マキナ/2015」「コードネームU.N.C.L.E./2015」「リリーのすべて/2015」 「二ツ星の料理人/2015」アリシア・ヴィキャンデル。

ロバード・デューイに「告発のとき/2007」「カンパニー・メン/2010」「リンカーン/2012」のトミー・リー・ジョーンズ。

アセットに「美女と野獣/2014」「チャイルド44 森に消えた子供たち/2014」ヴァンサン・カッセル。

ニッキー・パーソンズに「ボーン・アルティメイタム/2007」「世界にひとつのプレイブック/2012」ジュリア・スタイルズ。

監督、脚本、製作は「ボーン・スプレマシー/2004」「ボーン・アルティメイタム/2007」「キャプテン・フィリップス/2013」のポール・グリーングラス。


帰って来たジェイソン・ボーン!「ボーン・アルティメイタム/2007」から9年。ジェレミー・レナーの「ボーン・レガシー/2012」を見たけどマジでつまらなかった。やはりジェイソン・ボーンはマット・デイモンでなくては…とは言いつつ「ボーン・アルティメイタム」のレビューにはあまり面白くなかったなんて書いている。そう、今回のジェイソン・ボーン再登場にはあまり期待しないでおいた。

でもかつて読んだロバート・ラドラムの“暗殺者”のファンでもあるのでこのシリーズには思い入れがあり、マットもお気に入り俳優だし...。


このシリーズは世界中を飛び回るジェイソン・ボーンと、彼の強さが楽しめる娯楽作品。

ロケーションで今回スゴかったのはラスベガスのシーン。解体する前のホテルで撮影されたというシーンはかなりの迫力。ジェイソン・ステイサムの“トランスポーター・シリーズ”のノリで、あり得ない場面もあったが…。他にも毎回登場するヨーロッパ諸国でも撮影されている。


シリーズに欠かせなかったニッキーがあっさりと殺されてしまって可哀想だったけど、次回に続くヘザーの登場がナイス!

キーラ・ナイトレイの「アンナ・カレーニナ」や、デンマーク、スウェーデン合作の「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮」で始めお目にかかったスウェーデン出身のアリシア・ヴィキャンデル。オスカーもゲットし今や引っ張りだこの彼女は、クラシックな作品も現代物も未来ものも全てOK。本作ではCIA若手エージェントがこれまた良く似合っている。

ワルが完璧にまで似合うヴァンサン・カッセルの出演も良かったな。トミー・リー・ジョーンズも然り。


ボーン追跡を任された若手エージェント、ヘザー・リーとCIA長官デューイとのやり取りが何気に面白い。アリシアは作品ごとに素敵な女優になっていく。

ラスト、ジェイソン・ボーンとヘザー・リーが対決??次作が楽しみとなった。


TOHOシネマズ・スカラ座にて



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# by margot2005 | 2016-11-06 00:36 | UK | Trackback(4) | Comments(4)