「T2 トレインスポッティング」

T2 Trainspotting2017 UK

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スコットランド、エディンバラ。仲間の3人を裏切り大金を持ち逃げしたマーク・レントンが20年ぶりに故郷へ戻って来る…


マーク・レントンに「われらが背きし者/2016」ユアン・マクレガー。

スパッドに「マッチポイント/2005」「ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式/2007」「恋のロンドン狂騒曲/2010」「パーフェクト・センス/2011」のユエン・ブレムナー。

シック・ボーイに「ドラキュリア/2000「ビザンチウム/2012」のジョニー・リー・ミラー。

ベグビーに「フル・モンティ/1997「フェイス/1997」「リトル・ストライカー/2000」「デス・パズル/2005」のロバート・カーライル。

ダイアンに「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ/2005」「アンナ・カレーニナ/2012」ケリー・マクドナルド。

ベロニカにアンジェラ・ネディヤルコーヴァ。

ゲイルに「マリー・アントワネット/2006」「五日物語 3つの王国と3人の女/2015」「ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期/2016」シャーリー・ヘンダーソン。

監督は「スラムドッグ$ミリオネア/2008」「127時間/2010」「トランス/2013」「スティーブ・ジョブズ/2015」ダニー・ボイル。


離婚して故郷へ戻って来たレントン。家族に愛想をつかされ自殺寸前のジャンキーのスパッド。シック・ボーイはパブを経営しているが、主たる収入は売春とゆすり。そしてベグビーは殺人罪で服役中。と、まともな人間は誰もいない。


再会したレントンとシック・ボーイは、ベロニカを交えて新しいビジネスに乗り出す。スパッドは自殺寸前の所をレントンに助けられボクシングを始める。ベグビーはレントンの帰郷を知り復讐を誓って脱獄し、ひとまず妻子に会いに行くが全く歓迎されない。

そしていつまでも大人になれない4人のダメ男たちが再び結集する。ラスト、スパッドに文才があったなんて驚き!


ダメ男たちに反して女性たちはタフで、女子高生だったダイアンが弁護士になっていて素晴らしい。レントンがベロニカを連れてダイアンに相談に行くシーン…“あなたには彼女は若過ぎるわよ!”とレントンに言うダイアンが可笑しかった。

007オタクのシック・ボーイは相変わらずジェームズ・ボンドの話ばっかりしているし、刑務所脱獄の上、喧嘩中毒のベグビーは相変わらず怒りを押さえられない。演じるロバート・カーライル最高!


オランダから20年ぶりに故郷へ戻って来たレントンを空港で迎えてくれたのはようこそエジンバラへ!と歓迎の挨拶する東ヨーロッパからの移民の女性。シック・ボーイのガールフレンド(後にレントンの彼女になる)はブルガリア人だし、今時の英国が反映されていて面白い。

本作には時折「トレインスポッティング/1996」の映像が織り込まれていて懐かしいことこの上ない。

wowowでダニー・ボイル特集があり、再び「トレインスポッティング」が見れて良かった。

しかしながらダニー・ボイルってトイレのシーンが好きらしい。本作はポスターにもなっている。「スラムドッグ$ミリオネア」でも重要なシーンでトイレがでてきたのを思い出した。


ユアンはもちろん、ロバート・カーライルの大ファンなのでとても楽しみにしていた。そしてロバート・カーライルの映画を見るのはホントに久しぶり。数年前にDVDとwowowで「家族のかたち/2002」と「サマー~あの夏の記憶~/2008」を見て以来かも知れない。



丸の内ピカデリーにて



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# by margot2005 | 2017-04-19 20:26 | UK | Trackback(2) | Comments(2)

「ストロングマン」

Chevalier2015 ギリシャ

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6人の中年男たちがエーゲ海でクルージングを楽しでいる。カード遊びにも飽きたある夜、誰が一番いい男か決めようじゃないか?という話になり、互いを評価して点数をつけ合うことになる...


ドクターにヨルゴス・ケンドロス。

ヨルゴスに「ビフォア・ミッドナイト/2013」パノス・コロニス。

ジョゼフにヴァンゲリス・ムリキス。

ディミトリスにマキス・パパディミトリウ。

ヤニスにヨルゴス・ピルパソプロス。

クリストスにサキス・ルヴァース。

監督、脚本は「ビフォア・ミッドナイト/2013」アティナ・ラヒル・ツァンガリ。


ものすごく迷ったが、邦題の「ストロングマン」に惹かれて見に行ってしまった。原タイトルは“ knight/騎士と言う意味。“ストロングマン”は“最高の男”という意味合い。

海が舞台のストロングマンだから、海で男の強さを競うドラマだとばかり想像していた。ところが全く違った展開で、料理の知識/寝相が良い/人の悲鳴を聞いたらすぐに駆けつける/細長い棚作りが得意/コレステロール値や血糖値が正常などを競うといった代物。それが意地とプライドを賭けた男の闘いだなんて余りにくだらなくて呆れた。


冗談半分で楽しむはずが、次第にエスカレートしムキになる男たちが可笑しいと言えば可笑しいのだけど、笑えるほどのモノでもないし...見終わって何この映画?状態で、ギリシャのコメディにはやはりついて行けない。

本作の共同脚本家は下2本を書いたエフティミス・フィリップ

「ロブスター/2015」はまだ許せたけど「籠の中の乙女/2009」に至っては到底理解出来ない世界。再びギリシャ映画ってかなり異様と思った次第。 

ドラマにはがっくりだったが、さすが海運王アリストテレス・オナシスを生んだ国だけあって、アテネのハーバーに停泊する数々のヨットがゴージャス!


本作はシアターで予告編も見ていなくて、貼ってあるポスターを見ただけ。これから見るのを迷った時は公式サイトを覗いて見ようと心に誓った。


シネマカリテにて






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# by margot2005 | 2017-04-17 23:40 | ヨーロッパ | Trackback | Comments(0)

「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」

Jackie2016 USA/チリ/フランス

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19631122日、ジョン・F・ケネディ大統領は訪問先のダラスで狙撃され命を落とす。しかし妻のジャッキーには悲しみに暮れている暇などなかった。エアーフォースワンで次期大統領リンドン・B・ジョンソンの宣誓式に立ち会った後、夫の葬儀の準備や、父親が亡くなったことを子供たちに知らせなければならない使命が待っていた…



ジャクリーン・ケネディ(ジャッキー)に「ブラック・スワン/2010」「聖杯たちの騎士/2015」ナタリー・ポートマン。

ロバート・F・ケネディ(ボビー)に「エレジー/2008」「17歳の肖像/2009」「素敵な相棒 フランクじいさんとロボットヘルパー/2013」「ブルージャスミン/2013」「完全なるチェックメイト/2015」「ブラック・スキャンダル/2015」ピーター・サースガード。

ジャーナリストに「M:i:III/2006」「グッド・シェパード/2006」「ウォッチメン/2009」「パブリック・エネミーズ/2009」「君が生きた証/2014「スポットライト 世紀のスクープ/2015」ビリー・クラダップ。

ナンシー・タッカーマンに「ローマでアモーレ/2012」「フランシス・ハ/2012」のグレタ・ガーウィグ。

神父に「リミッツ・オブ・コントロール/2009」「メランコリア/2011」「裏切りのサーカス/2011」「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ/2013」ジョン・ハート。

ビル・ウォルトンに「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙/2011」リチャード・E・グラント。

ジョン・F・ケネディにキャスパー・フィリップソン。

監督は「NO/2012」のパブロ・ラライン。


JFKの妻ジャクリーン・ケネディが主人公ということで少々興味があり見に行ってしまった。ナタリー・ポートマン苦手なのに。しかしダラスでの暗殺から国葬が執り行われるまでの4日間を描くドラマは真に迫るものがあった。4日間を描く間に記者の取材に答えるジャッキーと、ファースト・レディが自らの住まいであるホワイトハウスを紹介する当時のTV番組が織り込まれる。


暗殺されたリンカーンの様に、夫が偉大な大統領としてその名を歴史に残せるかどうかを考え実行した妻ジャッキー。血のりの付いたピンクのスーツを着たジャクリーン・ケネディの姿は目に焼き付くほど何度も見ている。夫を殺害した犯人に見せてつけてやる!とピンクのスーツを着替えなかったジャッキー。政府専用機内でジョンソン次期大統領の就任宣誓式の立ち会いにも汚れたスーツのまま。


ホワイトハウスに戻り、自室で涙を流しながら血に染まったスーツを脱ぐジャッキーの姿は怒りと悲哀がないまぜになっている。

彼女には父親が亡くなったことを二人の子供たちに知らせなければならない辛い使命があり、おまけに国葬に向かって入念な計画をたてなくてはならない。強い決意で立ち向かうジャッキー、演じるポートマンの形相は気迫に迫る。


過去にBSでドキュメンタリーとして作られたのジャクリーン・ケネディの物語を見たことがある。ナタリー・ポートマンはかなり研究した様子で、顔は似ていないが成りきりぶりがスゴい。スローな話し方はジャッキーそっくり。

ボビー役のピーター・サースガードは少々イメージが違っていたけど、他にいなかった?


TOHOシネマズ・シャンテにて



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# by margot2005 | 2017-04-14 00:11 | USA | Trackback(3) | Comments(2)

「LION ライオン 25年目のただいま」

「Lion」2016 オーストラリア/USA/UK

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5歳の時に迷子になり、オーストラリア人夫婦の養子として育てられたインドの少年が、大人となりGoogle Earthを駆使して生家を見つけ出し、25年の時を経て実の家族との再会を果たした奇跡の実話”


サルーに「スラムドッグ$ミリオネア/2008」「マリーゴールド・ホテルで会いましょう/2011」「マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章/2015」「奇蹟がくれた数式/2015」デヴ・パテル。

サルー(少年時代)にサニー・パワール。

ルーシーに「ソーシャル・ネットワーク/2010」「ドラゴン・タトゥーの女/2011」「サイド・エフェクト/2013」「トラッシュ!-この街が輝く日まで-/2014」「キャロル/2015」ルーニー・マーラ。

スーに「シークレット・アイズ/2015」「ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ/2013」ニコール・キッドマン。

ジョンに「あぁ、結婚生活/2007」「オーストラリア/2008」「パブリック・エネミーズ/2009」「オレンジと太陽/2010」デヴィッド・ウェンハム。

グドゥにアビシェーク・バラト。

マントッシュにディヴィアン・ラドワ。

監督はガース・デイヴィス。


オープニングからしばらくはインドでのサルーが描かれる。

ある日、大好きな兄グドゥにせがみ列車に乗って出かけたサルー。しかし幼いサルーに労働は無理で、グドゥは弟を駅に置いて行ってしまう。暗くなっても帰ると約束したグドゥは戻って来ない。そこで家に戻ろうとサルーは反射的に近くに止まっている列車に乗ってしまうが、それは回送列車でサルーをのせて延々と走り続け、到着した場所は1600キロ離れたベンガル州のコルカタだった。やがてインドの田舎町で生まれ育ったサルーは言葉も通じない大都市コルカタで迷子になってしまう。


タスマニアで養父母のもと何不自由なく育ったサルーは誰にも言えない秘密を抱えていた。大学生になり、恋人ルーシーと共に参加した食事会で懐かしいインドの揚げ菓子を目にする。その赤い揚げ菓子は幼い頃食べたくても、お金がなくて口にできないものだった。

ここでサルーの心は一気にインドに戻ったように見えた。それからサルーはGoogle Earthを駆使して生家を見つけ出す作業にのめり込んで行く。


ジョンとスー夫妻はサルーの後に再びインドからマントッシュという男の子を養子に迎える。養父母となったジョンとスーに懐こうと努力するサルーに反して、マントッシュは反撥を繰り返す。サルーはオーストラリアでの全く違った生活にも順応できる賢い子供だったのだ。


何はともあれ本作には大いに感動してしまった。デヴ・パテルが素晴らしい。「マリーゴールド・ホテル」シリーズではお調子者が似合っていたし、「奇蹟がくれた数式」でのシリアスな演技もとても良かった。そして本作のサルーはぴったりの役で、彼がこんなにかっこ良くてチャーミングだったなんて新しい発見かも?

そして少年時代のサニー・パワールがキュート。

実話を元に作られた映画はどうしても感動してしまう。特に母親と息子が再会するなんてドラマには超弱いのでラストは泣けてどうしようもなかった。


TOHOシネマズみゆき座にて



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# by margot2005 | 2017-04-11 22:00 | UK | Trackback(9) | Comments(4)

「ムーンライト」

Moonlight2016 USA

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内気な少年シャロンはシングルマザーのポーラとマイアミの貧困地域に暮している。麻薬中毒の母親はほぼ育児放棄で、学校では“リトル”と呼ばれて虐められている。ある日、いじめっ子に追いかけられるシャロンはフアンという男に助けられる…


シャロン(ブラック)にトレヴァンテ・ローズ。

シャロン(10代)にアシュトン・サンダーズ。

シャロン(リトル)にアレックス・ヒバート。

ケヴィンに「42 ~世界を変えた男~/2013「グローリー/明日への行進/2014」のアンドレ・ホランド。

10代のケヴィンにジャハール・ジェローム。

ポーラに「マイアミ・バイス/2006」「フェイク シティ ある男のルール/2008」「おじいさんと草原の小学校/2010」「007 スカイフォール/2013」「007 スペクター/2015」「マンデラ 自由への長い道/2013」「われらが背きし者/2016」ナオミ・ハリス。

フアンに「ベンジャミン・バトン 数奇な人生/2008」「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命/2012」マハーシャラ・アリ。

テレサにジャネール・モネイ。

監督、脚本はバリー・ジェンキンズ。


ドラマはシャロンの少年期、青年期、成人期の3つのパートに分けて描いている。

シャロンはフアンと出会って以来、彼と恋人のテレサから大切にされ、母親からは与えてもらえなかった温もりを感じ始める。しかし高校生になってもシャロンは相変わらず虐められていた。そんな中、幼い頃からの唯一の友達ケヴィンに友情以上のものを抱き始める。


自らのセクシャリティに悩むシャロンは、フアンが麻薬密売人で、その上、麻薬中毒の母親に薬を売っていたことを知り愕然となるが、大人になった時、彼も又麻薬密売人になっていた。

ラスト、シャロンはかつて唯一の友達だったケヴィンと再会する。そしてケヴィンに心の内を告白する。これってラヴ・ストーリーなのかも知れない。

映画を見る前なぜタイトルが「ムーンライト」なのか?気になっていたが...なるほど。


オスカー作品賞に輝いた作品で巷では話題になっているし、シアターも満席で期待度は増すばかり。ものすごく感動するってほどではなかったけど、小さな感動を覚えるヒューマン・ドラマだった。

オスカー助演男優賞をゲットしたマハーシャラ・アリは青年期からの出演がない。短い出演ながらフアンを好演している。ナオミ・ハリスも今迄のイメージとは全く違った役柄を力演しているし、シャロンを演じる3人の俳優たちも良かった。


TOHOシネマズ・シャンテにて



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# by margot2005 | 2017-04-08 00:12 | USA | Trackback(4) | Comments(4)

東京の桜は満開!

今年も新宿御苑と千鳥ヶ淵の桜を堪能!
想像以上に外国人が多くてびっくり!

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ここから千鳥ヶ淵の桜
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# by margot2005 | 2017-04-07 21:53 | Trackback | Comments(2)

「サラエヴォの銃声」

Smrt u Sarajevu…akaDeath in Sarajevo2016 フランス/ボスニア・ヘルツェゴビナ

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第一次世界大戦のきっかけとなったサラエヴォ事件から100年。ホテル・ヨーロッパでは記念式典を行うための準備が行われている。仕事熱心なフロント主任ラミヤは客を迎える準備に忙しい。そして支配人のオメルは記念式典に出席するVIPのジャックをホテルに迎える。部屋に入ったジャックは早速式典の演説の練習を始める。屋上ではジャーナリストのヴェドラナが、サラエヴォ事件の皇太子暗殺者と同じ名前を持つ男ガヴリロ・プリンツィプに、戦争と結果についてのインタビューの真っ最中。そんな中、オメルはホテルの従業員の間で企てられているストライキを阻止しようと躍起になっていた


ジャックに「シラノ・ド・ベルジュラック/2990「地上5センチの恋心/2007」(ほとんど)チャーミングな王子/2013」のジャック・ウェベール。

ラミヤにスネジャナ・ヴィドヴィッチ。

オメルに「サラエボ、希望の街角/2010」イズディン・バイロヴィッチ。

ヴェドラナにヴェドラナ・セクサン。

ガヴリロ・プリンツィプにムハメド・ハジョヴィッチ。

監督、脚本は「美しき運命の傷痕/2005」「戦場カメラマン 真実の証明/2009「汚れたミルク あるセールスマンの告発/2014」のダニス・タノヴィッチ。


先だって「汚れたミルク あるセールスマンの告発」を見たばかり。1週間の間にダニス・タノヴィッチの映画を2本見るとは異例なこと。

ホテル・ヨーロッパの屋上、ロビー、リネン室、キッチン、VIPゲストルーム、地下駐車場...それぞれの場所にいる人々を同時進行でリアルに描くスリリングな群像ドラマ。


大昔、社会の時間に習った”サラエヴォ事件”はボスニア・ヘルツェゴビナの人々にとって忘れられない歴史的事件。このような記念式典があったなんてことも全く知らないけれど、ダニス・タノヴィッチ独特のドキュメンタリーのような雰囲気を感じさせる群像ドラマは見応えがあった。

100年前サラエヴォで皇太子が暗殺された事件と、ドラマの中の銃撃事件とは全く関係がないながら、ラストの銃撃はとても衝撃的。


シネマカリテにて


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# by margot2005 | 2017-04-05 22:18 | フランス | Trackback(1) | Comments(0)

「おとなの事情」

Perfetti sconosciuti…akaPerfect Strangers2016 イタリア

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ある月食の夜、幼なじみの男性4人がそれぞれのパートナー同伴で食事会を開くことになる。ロッコとエヴァ夫婦の家にやって来たのはレレとカルロッタ夫婦にコジモとビアンカ夫婦。そして後はペッペを待つばかり。離婚歴があるペッペは新しい恋人と参加するはずだったが、恋人の都合がつかずペッペは一人参加となる。食事が始まり会話も弾む中、エヴァがゲームをしようと提案する。それはそれぞれの携帯に届いたメールや電話を見せ合うこと。やがて一人のスマートフォンにメールが届く…


ペッペに「愛と欲望 ミラノの霧の中で/2006」「まなざしの長さをはかって/2007」「人生、ここにあり!/2008」「司令官とコウノトリ/2012」「幸せの椅子/2013」ジュゼッペ・バッティストン。

レレに「ローマに消えた男/自由に乾杯!/2013」「天使が消えた街/2014」ヴァレリオ・マスタンドレア。

カルロッタに「ローマ、恋のビフォーアフター/2011」のアンナ・フォリエッタ。

コジモに「いつだってやめられる/2014」エドアルド・レオ。

ビアンカに「五日物語 3つの王国と3人の女/2015」「ハングリー・ハーツ/2014」アルバ・ロルヴァケル。

ロッコに「神様の思し召し/2015」マルコ・ジャリーニ。

エヴァに「それもこれもユダのせい/2009」「パリより愛をこめて/2010」「カプチーノはお熱いうちに/2013」カシア・スムートニアック。

監督、脚本、原案はパオロ・ジェノヴェーゼ。


イタリア映画は大好きだし、出演陣も豪華だしで楽しみにしていた一作。でもこのブラック・コメディはあまり好きじゃない。イタリアで流行ったらしいが日本人の感性に合うかどうかは疑問?あれだけごちゃごちゃになった夫婦&友人関係がラストでは….。してやられたラストに唖然!

そして食事会を月食の夜に設定して、不思議な現象が起きても可笑しくない?なんて考えたのかも?

映画はほぼ密室劇。原タイトルの“完全なる他人”はどう理解すれば良いのやら?邦題の”大人の事情”って?


携帯というのはとてもパーソナルなもので、たとえ夫婦であっても互いに見せ合うなんて考えられない。だからそれをテーマにしたら面白いと思ったのだろうか?このドラマを考えた人は?まぁテーマとしては面白いかも知れないけれど、映画としては今ひとつだった。


シネマカリテにて


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# by margot2005 | 2017-04-03 23:17 | イタリア | Trackback(1) | Comments(0)

「未来よ こんにちは」

L'avenir…akaThings to Come2016 フランス/ドイツ

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ナタリーはパリの高校で哲学を教える50代後半の女性教師。夫ハインツも哲学教師で結婚生活は25年になる。そんなある日、夫から”好きな人ができたので別れて欲しい。”と告白される。そして認知症が進む母親イヴェットが施設に入った末亡くなってしまい、仕事上では長い付き合いだった出版社から時代に合わないと契約を打ち切られてしまう。娘クロエと息子ヨアンは既に独立しており、ふと気つけばナタリーは一人きりになっていた…


ナタリーに「アスファルト/2015」イザベル・ユペール。

ハインツに「ラブ・トライアングル 秘密/2014」「偉大なるマルグリット/2015」アンドレ・マルコン。

ファビアンに「EDEN/エデン/2014」のロマン・コリンカ。

イヴェットに「ボン・ヴォヤージュ/2003」「夏時間の庭/2008」「ホーリー・モーターズ/2012」「ボヴァリー夫人とパン屋/2014」エディット・スコブ。

ヨアンにソラル・フォルト。

脚本、出演(クロエ)にサラ・ル・ピカール。

監督、脚本は「あの夏の子供たち/2009」EDEN/エデン/2014」のミア・ハンセン=ラヴ。


子供が独立した後夫に愛人が出来て離婚を要求される。おまけに母親が亡くなり孤独で時折泣きたくもなるが、ナタリーは何といっても自由である。思い返せば認知症だった母親に手を焼いた時期もあった。


映画はナタリーの歩くシーンを頻繁に映し出す。それは前向きに生きようとするナタリーを表現しているようにも見えて素敵だ。

ナタリーは再会したかつての教え子ファビアンの住まいがあるローヌ・アルプスを訪ねて彼の仲間たちと交流するが、若者ばかりのコミュニティに身を置いて、自分はもう若くはないと痛感する。しかし辛いながらも日々の現実を受け入れ、未来に向かって生きている。いつも凛として…。

演じるイザベル・ユペールは60代ながらとてもチャーミングでナタリーにぴったり。

ファビアンに新しい出会いはある?と聞かれ“孫が出来たわ!”と答えるナタリーが愛おしい。


ミア・ハンセン=ラヴの作った大人の女性のためのドラマは素晴らしかった。中高年女性に今年一番のおすすめ映画。

渋谷で見るか、有楽町で見るか迷った末、夕方の時間が合う有楽町にしたところシアターは満席(平日/小さい方)。窓口では“昨日も満席だった!”なんて声も…。本作巷で話題になっているなんて知らなかった。


ヒューマントラストシネマ有楽町にて


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# by margot2005 | 2017-04-01 22:20 | フランス | Trackback(1) | Comments(0)

「パッセンジャー」

「Passengers」2016 USA

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近未来。5000人の乗客を乗せた豪華宇宙船アヴァロン号は地球から遠く離れた移住地へ向かっている。乗客は目的地に到着するまでの120年間を冬眠ポッドの中で安全に眠り続けるはずだったが、一つのポッドが不具合を起こし、中にいたエンジニアのジムが目覚めてしまう。やがて地球を後にしてまだ30年しかたっていないこと、自分以外に目覚めた人間は誰もいないことが判明する。ジムは宇宙船の中を駆け巡りバーカウンターに一人の男を見つけるが、それはアンドロイドのアーサーだった…


オーロラ・レーンに「あの日、欲望の大地で/2008」「世界にひとつのプレイブック/2012」「アメリカン・ハッスル/2013」「X-MEN:アポカリプス/2016」のジェニファー・ローレンス。

ジム・プレストンに「マネーボール/2011「ゼロ・ダーク・サーティ/2012」her/世界でひとつの彼女/2013」のクリス・プラット。

アーサーに「ブラッド・ダイヤモンド/2006」「クィーン/2006」「フロスト×ニクソン/2008」「ミッドナイト・イン・パリ/2011」マイケル・シーン。

ガスに「M:i:III/2006」「ラスベガスをぶっつぶせ/2008」「マン・オブ・スティール/2013」ローレンス・フィッシュバーン。

キャプテン・ノリスに「モディリアーニ 真実の愛/2004「オーシャンズ13/2007」のアンディ・ガルシア。

監督は「ヘッドハンター/2011」「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密/2014」モルテン・ティルドゥム。


シアターやwowowのHollywood Expressで見た予告編の映像がとても綺麗だったので少々気になっていた。で、なんとなく見に行ってしまった。ところが意外にもナイスなSFアドベンチャーで、ロマンスものでもある。とにかく宇宙船のセットがスゴかった。そして監督が「ヘッドハンター」や「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」のモルテン・ティルドゥムということも後で知った次第。

ヒロインの名前がオーロラ(眠れる森の美女のプリンセス)というのも中々素敵。ジムが蘇生の後生き返りキスで目覚めた?なんて台詞はとてもロマンティック。満天の星を見ながら泳ぐオーロラ。プールのシーンはとても美しく幻想的。


豪華宇宙船内ではゴールドの乗客(オーロラ)と並の乗客(ジム)に朝食の差をつけていたりして面白い。

アンドロイドがサービスするフレンチや和食のレストランがあり、ガーデニングで薔薇まで栽培している宇宙船なんてあり?


ジョージ・クルーニーとサンドラ・ブロックの二人しか登場しない映画「ゼロ・グラビティ/2013」を彷彿とする宇宙空間のシーンも美しかった。

3人目に目覚めたのはパッセンジャーじゃなくてクルーのガス。ガスが目覚めなかったらオーロラとジムはどうなっていたことやら?そうそう、ジムがエンジニアで良かった。


ちょっとネタバレ...

宇宙船の中で二人が同時に目覚めるとばかり思っていたけど、ジムがオーロラを無理矢理起こしたなんて...。オーロラが怒るのも当然!

教訓!アンドロイドを信用してはならない。全くもって口が軽いから。


TOHOシネマズ日劇にて



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# by margot2005 | 2017-03-30 00:03 | USA | Trackback(6) | Comments(4)