「ルージュの手紙」

Sage femme…akaThe Midwife2017 フランス

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クレールは大学生の息子を持つシングルマザー。助産師の彼女は生真面目な性格で日々禁欲的な生活を送っている。そんなクレールの元に30年前に別れた義母ベアトリスから電話が入る…


生真面目な性格の女性と自由奔放に生きる女性。全く対照的な性格の二人が30年ぶりに再会する。ベアトリスはクレールの父親の元妻。血は繋がらないが二人は一時期、母と娘の関係にあった。しかしベアトリスはある日突然夫を捨てて家を出ていた。ベアトリスのせいで父親が亡くなったと信じているクレールは彼女を許すことができない。


ベアトリスがクレールに連絡をしてきたのは脳腫瘍に侵されてたから…。クレールは酒もタバコもやめようとしないベアトリスを非難するが一向に効き目がない。

二人のやりとりにユーモアがあって良いな。脳腫瘍に冒されているベアトリスより、生真面目な助産師のクレールの方が暗い雰囲気を漂わせていて笑える。


フランス映画祭2017のオープニング作品。しかしながらほぼ一ヶ月で上映終了(1/12迄)。このシアターは料金が安いためレディースデイはかなり混む。で、それはちょっと避けて他のウイークデイに見たけど、かなり混雑していた。

私的に最近公開されるフランス映画はなんとなくつまらないものばかりなので本作も全く期待していなかった。しかしドラマは想像以上に良くて観客が多いのに納得。なのになぜ上映打ち切るのか不思議?


以前、wowowでカトリーヌ・ドヌーヴ主演の「ミス・ブルターニュの恋/2013」を見た。恋する女性を演じていたが意外や違和感なし。「シェルブールの雨傘/1963」で有名になった彼女は「パリジェンヌ/1961」以来ほぼ60年フランス映画で活躍している。おまけに今だに美しい。このような女優って他にいる?

ドラマの中でカトリーヌ・フロ演じるクレールに”あなたは昔から老け顔だったから…”なんて言っていたのを思い出した。二人に年の差はあるけど、ドヌーヴは年齢(70代)の割には若く見えるので、あれって彼女の本音かも知れない。


クレールに「偉大なるマルグリット/2015」のカトリーヌ・フロ。

ベアトリスに「太陽のめざめ/2015」のカトリーヌ・ドヌーヴ。

ポールに「午後8時の訪問者/2016」のオリヴィエ・グルメ。

シモンに「あの頃エッフェル塔の下で/2015」のカンタン・ドルメール。

ロランドに「100歳の少年と12通の手紙</2009」/a>のミレーヌ・ドモンジョ。

セシールに「愛について、ある土曜日の面会室/2009」「メニルモンタン 2つの秋と3つの冬/2013」のポーリーヌ・エチエンヌ。

監督、脚本は「セラフィーヌの庭/2008」「ヴィオレット-ある作家の肖像-/2013」のマルタン・プロヴォ。


シネスイッチ銀座にて(1/12迄)



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# by margot2005 | 2018-01-13 20:46 | フランス | Trackback | Comments(2)

「ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命」

The Zookeeper's Wife2017 チェコ/UKUSA

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1939年、ポーランド。ヤンとアントニーナ夫妻はワルシャワでヨーロッパ最大級の動物園を営んでいる。そんな中、ドイツがポーランドに侵攻し第二次世界対戦が勃発。そして次第に動物園の運営も危うくなってくるのだった…


ナチスの占領下となったポーランド。やがて夫妻が運営するワルシャワの動物園にはナチスがやってきて施設を占領してしまう。動物たちがいなくなった獣舎にユダヤ人たちを匿うアントニーナは、ヒトラー直属の動物学者ヘックの突然の訪問に怯える日々を送ることになる。


戦争のため銃殺された動物たち。動物をこよなく愛する夫妻の辛さは想像を絶する。ナチス占領下のポーランドで、動物園の園長夫妻が外交官の杉原千畝ばりに300人ものユダヤ人を助けた史実があったことを知って驚きつつも感動を覚えた。

ゲットーから連れだしたユダヤ人たちに、秘密裏にパスポートを与えナチスから彼らを救ったのだ。密告により二人の女性が銃殺されるが、他の人々は皆生き延びたとエンディングで紹介されていた。

そういえばドイツ人実業家オスカー・シンドラーもユダヤ人を多く救った人物で映画化されている。


アントニーナに”ユダヤ人を何人匿った?”と脅しをかけ動物の檻に閉じ込める。その後、ヘックの行動はアントニーナに好意を持っていたから?と思ったりもしたけど、とことん悪人にはなれなかったということ。でもアントニーナはヘックを軽蔑していたところが痛快だった

ヘックを演じるダニエル・ブリュールはInternationalなドイツ人俳優。彼は童顔ゆえあまり悪人に見えないで得しているかも?


ジェシカ・チャステインは前作「女神の見えざる手」でスーパー級に強い女性を演じていた。彼女を見た初めての映画はブラッド・ピットの「ツリー・オブ・ライフ/2011」で、本作を見てオブライエン夫人を思いだす。

昨年より物議を醸すハリウッド発端のセクハラ疑惑。インタビューに答えるジェシカの映像をニュースで見たが、素顔の彼女は穏やかな語り口で、本作のヒロインとかぶりとても素敵な女性に見てとれた。


アントニーナに「女神の見えざる手/2016」のジェシカ・チャスティン。

ヤンにヨハン・ヘルデンベルグ。

ヘックに「ヒトラーへの285枚の葉書/2016」のダニエル・ブリュール。

飼育員Jerzykに「ダブリン上等!/2003」「ゲーム・オブ・スローンズ シリーズ/20122016」のマイケル・マケルハットン。

監督は「クジラの島の少女/2002」「約束の葡萄畑 あるワイン醸造家の物語/2009」のニキ・カーロ。


TOHOシネマズみゆき座にて


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# by margot2005 | 2018-01-12 22:37 | ヨーロッパ | Trackback(1) | Comments(4)

「否定と肯定」

DenialUKUSA

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1994年、アメリカ、ジョージア州アトランタ。ユダヤ人のデボラ・E・リップシュタットはエモリー大学で教鞭を執る歴史学教授で、ある時、ホロコースト否定論者デイヴィッド・アーヴィングを非難した著書を発表する講演が行われていた。しかしその最中、会場に突然現れたアーヴィングから名誉毀損で訴えると脅されてしまう…


訴えたデイヴィッド・アーヴィングは英国人。英国の司法制度では訴えられた側に立証責任があり、リップシュタットには「ホロコースト否定論」を崩す必要があった。やがて彼女を支持する人々からの寄付が集まり、法廷弁護士リチャード・ランプトンをリーダーとする大弁護団が組織される。


ホロコーストはユダヤ人のでっち上げでこのような真実はなかったと主張する人がいたなんて何という驚き!

結末はどうなる!まさか?なんて色々と想像したがやはりの結果だった。

リサーチのためランプトンとリップシュタットたちが訪れるポーランドのアウシュビッツや、ロンドンの裁判所での法廷劇に臨場感があり、とても見ごたえのあるドラマだった。


デボラ・E・リップシュタットを演じるレイチェル・ワイズはお気に入り英国人女優。このドラマではアメリカン役。レイチェル存在感あって良かった。そして、映画出演が実に多いトム・ウィルキンソンもナイス!ちょっと驚いたのはティモシー・スポールが痩せていたこと。この方かつてはかなり太っていたはず。ドラマでは意外にも嫌な役柄が似合っている。

英国人弁護士を演じるアンドリュー・スコットやジャック・ロウデンも適役。こんなに素敵なアンドリュー・スコットは初めて見た。「ダンケルク」のジャック・ロウデンのスーツ姿は凛々しくveryイケメン。


デボラ・E・リップシュタットに「光をくれた人/2016」のレイチェル・ワイズ。

リチャード・ランプトンに「マイ ビューティフル ガーデン/2016」のトム・ウィルキンソン。

デイヴィッド・アーヴィングに「ターナー、光に愛を求めて/2014」のティモシー・スポール。

アンソニー・ジュリアスに「SHERLOCK シャーロック 忌まわしき花嫁/2015」マイ ビューティフル ガーデン」のアンドリュー・スコット。

ジェームズ・リブソンに「ダンケルク/2017」のジャック・ロウデン。

ローラ・タイラーに「スロウ・ウェスト/2015」「光をくれた人」のカレン・ピストリアス。

サー・チャールズ・グレイに「ミス・シェパードをお手本に/2015」のアレックス・ジェニングス。

ベラ・ライヒに「つぐない/2007」のハリエット・ウォルター。

監督は「ボディガード/1992」「ボルケーノ/1997」のミック・ジャクソン。


TOHOシネマズシャンテにて



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# by margot2005 | 2018-01-03 20:24 | UK | Trackback | Comments(5)

HAPPY NEW YEAR

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明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

そして例年のことですがいつも見にきてくださる皆さんに感謝したいと思います。


昨年は諸事情で夏以来シアターへ行く回数が大幅に減少し、鑑賞した映画は92作品(レビューを書いていないものが2本と、これから書こうと思っているものが2本)。

イタリア映画祭では6本鑑賞して、一般公開された映画の中からMY BESTを選んだ。


下から見た順番に…

「女神の見えざる手/2016」

「ドリーム/2016」

「甘き人生/2016」

「ザ・ダンサー/2016」

「オレはどこへ行く?/Viva!公務員/2016」

「マンチェスター・バイ・ザ・シー/2016」

「T2 トレインスポッティング/2017」

「わたしは、ダニエル・ブレイク/2016」

「ラビング 愛という名前のふたり/2016」

「エゴン・シーレ 死と乙女/2016」


レビューを書かなかった映画2本...

「ダーティ・グランパ/2016

ロバート・デ・ニーロ&ザック・エフロンがコンビを組んだおバカコメディ。

実はこの映画が2017年の初映画。昨年の1月は見る映画がなくてこんなのまで見てしまっていた。


MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間/2015

ドン・チードルが監督とマイルス・デイヴィスを演じ、ユアン・マクレガーが記者を演じた伝記映画。

マイルス・デイヴィスを良く知らないながら大好きなユアンの出演に鑑賞。中々インパクトのあるドラマだったけど、なぜかレビューを書かなかった一作。


上写真はイタリア旅行の時にカメラに収めたローマ、ナヴォーナ広場の噴水


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# by margot2005 | 2018-01-01 21:09 | TRIP | Trackback | Comments(12)

「オリエント急行殺人事件」

Murder on the Orient Express2017 USAUK/マルタ/カナダ

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名探偵 エルキュール・ポアロはイスタンブールでの休暇を切り上げ急遽ロンドンへ向かう国際列車オリエント急行に乗車する。列車には多種多様な乗客がいたが、ある時、アメリカ人富豪ラチェットから、脅迫を受けているので身辺警護を頼めないかと持ちかけられる。しかしポアロはこれを拒否。やがて深夜、殺害されたラチェットが発見される…

エジプトのナイルで殺人が起こったとの報告を受け、ポアロが現地へ向かう所でエンディングを迎える。ケネス・ブラナーは「ナイル殺人事件」も作るのかな?そして頭の中で「オリエント急行殺人事件」と「ナイル殺人事件」の登場人物が完璧にごっちゃになっているなと思った。

ストーリーは進んで行くが犯人が誰だか?全く思い出せない。ドラマの中でポアロは何人もの乗客に事情聴取しているが解決しない様子。その辺りでそうかそうだったんだと思い出してスッキリした。

1974年版の記憶がないので何とも言えないが、サスペンスドラマ的には1974年版の方が見応えがあったような気がする。今一度1974年版が見てみたい!

でも客室を真上から撮るカメラワークや、ポアロが乗客全員を集めて謎解きを披露するシーンはまるでダ・ヴィンチの「最後の晩餐」の様子で斬新。


見たとはいえ1974年版はほとんど記憶に残っていない。ちょっと調べてみたら登場人物の名前が若干違っていることに気がついた。

一時期アガサ・クリスティにハマって小説を読んだが数十年前なので登場人物の名前など覚えているわけがない。そしてクリスティの本を家の本棚に探したがやはりなかった。文庫本はとっくに処分済みだった。


それにしても出演陣がゴージャスこの上ない。ジュディ・デンチ、デレク・ジャコビにウィレム・デフォー。ペネロペ・クルスに、いつまでも若くてびっくりのミシェル・ファイファーなどなど。そうそうジョニー・デップ忘れてた…。全く笑わないジョニーが可笑しくて笑える。

驚いたのは超有名なバレエダンサー、セルゲイ・ポルーニンが出演していること。ポルーニンが演じるルドルフ・アンドレニ伯爵がオリエント急行乗車の際に記者に取り囲まれ怒り爆発!彼らにバレエダンス的に廻し蹴りするシーンに笑ってしまった。

デイジー・リドリーは「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」のイメージが強くて、彼女の周りにアンドロイドが見えそうで少々困った。


ブークに「ダ・ヴィンチと禁断の謎 シリーズ/20132014」のトム・ベイトマン。

ハバード夫人に「わたしの可愛い人-シェリ/2009」のミシェル・ファイファー。

ピラール・エストラバドスに「悪の法則/2013」のペネロペ・クルス。

ゲアハルト・ハードマンに「きっと、星のせいじゃない/2014」のウィレム・デフォー。

ドラゴミロフ公爵夫人に「マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章/2015」のジュディ・デンチ。

ヒルデガルデ・シュミットに「ロブスター/2015」のオリヴィア・コールマン。

エドワード・マスターマンに「ブラナー・シアター・ライブ2016/ロミオとジュリエット/2010」のデレク・ジャコビ。

ヘクター・マックイーンに「美女と野獣/2017」のジョシュ・ギャッド。

メアリ・デブナムに「スター・ウォーズ/フォースの覚醒/2015」のデイジー・リドリー。

ドクター・アーバスノットにレスリー・オドム・Jr.

マルケスに「マグニフィセント・セブン/2016」のマヌエル・ガルシア=ルルフォ。

ルドルフ・アンドレニ伯爵にセルゲイ・ポルーニン。

エレナ・アンドレニ伯爵夫人に「シング・ストリート 未来へのうた/2015」のルーシー・ボーイントン。

ピエール・ミシェルに「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女/2017」のマーワン・ケンザリ。

ラチェットに「ブラック・スキャンダル/2015」のジョニー・デップ。

監督、製作、出演(エルキュール・ポアロ)「ダンケルク/2017」ケネス・ブラナー


TOHOシネマズ日劇にて



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# by margot2005 | 2017-12-27 21:04 | USA | Trackback | Comments(4)

「プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード」

Interlude in Prague」 2017 チェコ/UK

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1978年、プラハではモーツァルトのオペラフィガロの結婚」が大ヒットしていた。一方で三男を病気で亡くし深い悲しみに沈むモーツァルト。やがて彼は重苦しいウイーンから逃れるように地元名士の誘いを受けプラハへと赴く。友人ヨゼファの邸宅に滞在しながら「フィガロの結婚」のリハーサルと新作オペラの作曲に励む日々。そんな折、フィガロの結婚」のケルビーノ役に抜擢された若手オペラ歌手スザンナと出会う…


ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトを演じたアナイリン・バーナードが「ダンケルク」のギブソンと全く別人で驚き!ウイッグの威力?

クラシック音楽には疎いがモーツァルトの楽曲はわかる。聞きなれた旋律が多々流れ、音楽ファンが多く見に来ていたような気もする。

フィガロの結婚」は以前wowowで放送していたメトロポリタン・オペラで全編見たが、新演出バージョンだそうで退屈せずに見られた記憶がある。


ドラマ的に盛り上がりはない。モーツァルトが好きじゃなければ寝てしまうかも?そして万人受けする映画ではないけれども、ロケされた美しい街プラハと全編に流れるモーツァルトの美しい音楽に魅了された。

フィガロの結婚」の場面がたびたび登場し、新作「ドン・ジョヴァンニ」でラストを迎える。


モーツァルト映画と言えば「アマデウス/1984」なしに語ることはできない。それはアントニオ・サリエリとヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの物語で素晴らしいドラマ。今一度見てみたいと思った。

「ドン・ジョヴァンニ 天才劇作家とモーツァルトの出会い/2009」「ナンネル・モーツァルト 哀しみの旅路/2010」などモーツァルトが登場する映画も見ているのを思い出した。

ジェームズ・ピュアフォイはマジでふてぶてしいキャラが似合う俳優。


ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトに「ダンケルク/2017」のアナイリン・バーナード。

サロカ男爵に「ハイ・ライズ/2016」のジェームズ・ピュアフォイ。

ヨゼファに「レ・ミゼラブル/2012」のサマンサ・バークス。

スザンナにモーフィッド・クラー。

監督、脚本はジョン・スティーヴンソン


新宿武蔵野館にて



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# by margot2005 | 2017-12-22 22:46 | ヨーロッパ | Trackback | Comments(0)

「gifted/ギフテッド」


gifted2017 USA

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7歳の少女メアリーは叔父のフランクと暮らしている。メアリーの母親は数学者で娘も母親の血を引き数学に天才的な才能を持っていた。フランクがメアリーの面倒を見ているのは自殺した姉に頼まれていたから。

やがて学校へ通いだしたメアリーは周りに馴染めず孤立し始める。それは彼女が天才で普通ではないということ。フランクは学校から天才児の英才教育で名高い私学への転校を勧められるがこれを拒否。彼はメアリーを普通の子供として育てたいと願っていた


「(500)日のサマー」がナイスな映画だったのでちょっと期待していた。でも期待以上のドラマで満足した。「キャプテン・アメリカ」のクリス・エヴァンスのヒューマン・ドラマも中々イケてる。そして天才少女メアリー役のマッケナ・グレイスの演技力がスゴイ!

祖母イブリンの出現にどうなるのか?とハラハラしたが、エンディングは想像どうり。隣人ロバータの存在が良いな。フランクがメアリーの担任ボニーと出来ちゃうのは物語的に必要だった?


クリス・エヴァンスの映画を初めて見たのはキム・ベイシンガー主演の「セルラー/2004」。爽やかな青年役が印象的だった。その後「キャプテン・アメリカ」で有名になったクリスながら、上にも書いたようにヒューマン・ドラマが似合う素敵な俳優。


映画は公開されてほぼ1か月。巷で好評を得ているのか?終了日未定で来週も日比谷で上映される予定。


フランクに「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー/2011」のクリス・エヴァンス。

メアリーにマッケナ・グレイス。

イブリンに「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)/2014」のリンゼイ・ダンカン。

ボニーにジェニー・スレイト。

ロバータに「ドリーム/2016」のオクタヴィア・スペンサー。

監督は「500日のサマー/2009」マーク・ウェブ。


TOHOシネマズシャンテにて


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# by margot2005 | 2017-12-21 22:00 | MINI THEATER | Trackback | Comments(6)

「人生はシネマティック!」

Their Finest2016 UKスウェーデン

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1940年、第二次世界大戦下のロンドンの街はドイツ軍の空襲が続いている。政府は国民の闘争心を奮起させるためプロパガンダ映画を製作していた。しかし映画界は徴兵により人手が足りない。そんな折、コピーライターの秘書をしていたカトリンが新作映画の脚本家に大抜擢される...


カトリン・コール「ボヴァリー夫人とパン屋/2014」ジェマ・アータートン。

トム・バックリーに「世界一キライなあなたに/2016」サム・クラフリン。

アンブローズ・ヒリアードに「マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章/2015」ビル・ナイ。

フィル・ムーアに「砂漠でサーモン・フィッシング/2011」レイチェル・スターリング。

エリス・コールに「リスボンに誘われて/2013」ジャック・ヒューストン。

ソフィー・スミスに「ヴェルサイユの宮廷庭師/2014」ヘレン・マックロリー。

サミー・スミスに「僕と世界の方程式/2014」エディ・マーサン。

カール・ランドベックに「女神の見えざる手/2016」ジェイク・レイシー。

レイモンド・パーフィットに「フランス組曲/2014」ポール・リッター。

陸軍長官に「アサシン クリード/2016」ジェレミー・アイアンズ。

ロジャー・スウェインに「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命/2016」リチャード・E・グラント。

監督は「17歳の肖像/2009」「ワン・デイ 23年のラブストーリー/2011」ロネ・シェルフィグ。


コピーライターの秘書カトリンを採用したのは情報省映画局の特別顧問トム・バックリーで、カトリンのアイデアで採用された映画の題材は“ダンケルク”。それはダンケルクの撤退作戦でイギリスの兵士を救い出す双子の姉妹の物語。やがて仕事に取りかかったカトリンはバックリーたちと協力し合って脚本を書き上げていく。しかしわがままなベテラン俳優アンブローズ・ヒリアードの存在や、無理な要求を急き立てる政府からのプレッシャーに悩ませられる日々。


ラスト近くはちょっと悲しいがカトリンの輝かしい未来が見えそうなエンディングはとても良かった。


最初ヒゲをはやして眼鏡をかけたトムを演じるサム・クラフリンが彼と一致せず困った。サム・クラフリンはお気に入りUK俳優の一人。そして相変わらずビル・ナイが良い味出してナイス!ワンシーンにしか登場しない陸軍長官役のジェレミー・アイアンズは貫禄たっぷりで、この方ホント存在感のある俳優。

カトリンのパートナー、エリス役のジャック・ヒューストンや、アンブローズ・ヒリアードのエージェント役のエディ・マーサンなど個性派俳優も出演していて地味なドラマを盛り上げている。


映画を見てクリストファー・ノーランの「ダンケルク/2017」を思い出したのは言うまでもない。

映画はウーエルズでロケされた模様。


新宿武蔵野館にて



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# by margot2005 | 2017-11-30 20:56 | UK | Trackback | Comments(4)

「ノクターナル・アニマルズ」

「Nocturnal Animals」2016 USA

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アート・ディーラーとして成功を収めながらも夫との結婚生活は冷え切り、満たされない日々を送るスーザン。ある日そんな彼女のもとに、20年前に離婚した元夫エドワードから彼の著作『夜の獣たち(ノクターナル・アニマルズ)』が送られてくる。”


スーザン・モローに「メッセージ/2016」エイミー・アダムス。

トニー・ヘイスティングス/エドワード・シェフィールドに「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う/2015」ジェイク・ギレンホール。

ボビー・アンディーズに「ラビング 愛という名前のふたり/2016」マイケル・シャノン。

レイ・マーカスに「アンナ・カレーニナ/2012」アーロン・テイラー=ジョンソン。

ローラ・ヘイスティングスに「お買いもの中毒な私!/2009」アイラ・フィッシャー。

インディア・ヘイスティングスに「高慢と偏見とゾンビ/2016」のエリー・バンバー。

ルーに「ストーンウォール/2015」「ネオン・デーモン/2016」のカール・グルスマン。

ハットン・モローに「フリー・ファイアー/2016」アーミー・ハマー。

アン・サットンに「ハドソン川の奇跡/2016」ローラ・リニー。

アレシアに「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)/2014」アンドレア・ライズブロー。

カルロスに「パッセンジャー/2016」マイケル・シーン。

監督、脚本、製作は「シングルマン/2009」トム・フォード。


「シングルマン」に続くトム・フォード作品。予告編はシアターで何度か見たが、ストーリーがどのような展開になるのかは全く予測できなかった。公開が始まって気になったのは上映館が少ないこと。都内では現在日比谷・シャンテとシネマート新宿のみ。トム・フォード映画が万人受けするとは思えないが、ヒロインは万人受けしそうなエイミー・アダムス。しかし相手役はジェイク・ギレンホールで、一癖も二癖もあるマイケル・シャノンも出演している。で、やはりであった。本作は今年鑑賞した映画の中で一番後味の悪いドラマかも知れない。

原作はオースティン・ライトのミステリー小説“ノクターナル・アニマルズ“。“夜の獣たち”と言う名のドラマはとても怪しかった。


予想通りのエンディング。スーザンが待つレストランにエドワードはなぜ現れなかったのだろう?と考えた。

映画を見た後公式サイを覗いたら...

”20年前に別れた夫から送られてきた小説。それは愛なのか。復讐なのか。”とあった。


別れた夫エドワードから送られてきた小説を読み、小説のトニーとエドワードがスーザンの中でダブる。スーザンとエドワードの過去も取り入れながら進むストーリーは極めて斬新。

ある時、エドワードの子供を中絶し、泣き崩れるスーザンを慰めるハットン。しかしエドワードの小説に登場するトニーの娘と、スーザンが電話で話す娘が同一人物だったのは?と謎が残る。


美を愛でるデザイナー、トム・フォード作品だけあってスーザンが纏うファッションが素晴らしく美しい!完璧にメイクアップしたエイミー・アダムスもとても綺麗。彼女が暮らす屋敷もスーパー・ゴージャスだし、出演人もゴージャス!ローラ・リニー、アンドレア・ライズブロー、マイケル・シーンに至ってはワンシーンしか出演していない。そしてアーロン・テイラー=ジョンソンはワルが似合う!似合う!

オープニングのグロテスクなアートはトム・フォード好み??


TOHOシネマズ・シャンテにて



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# by margot2005 | 2017-11-19 20:08 | MINI THEATER | Trackback(2) | Comments(2)

「女神の見えざる手」

Miss Sloane2016 フランス/USA

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アメリカ合衆国、ワシントン。エリザベス・スローンは大手ロビー会社コール=クラヴィッツ&Wで働く超やり手の剛腕ロビイストで、目的のためなら手段も厭わない強者。ある日、銃擁護派団体から君の力で女性を銃賛成派に変えろと頼まれるが、それを一笑に付してしまう。やがてエリザベスの態度に怒りを爆発させた上司は彼女に即刻首を言い渡す。一方で小さな新興ロビー会社のCEO、シュミットがエリザベスに目を付け接近して来る


エリザベス・スローンに「スノーホワイト/氷の王国/2016」ジェシカ・チャスティン。

ロドルフォ・シュミットに「キングスマン/2014」マーク・ストロング。

エズメ・マヌチャリアンに「砂上の法廷/2016」「美女と野獣/2017」ググ・ンバータ=ロー。

ジェーン・モロイに「ローマでアモーレ/2012」アリソン・ピル。

パット・コナーズに「メッセージ/2016」マイケル・スタールバーグ。

フォードに「キャロル/2015」「ワタシが私を見つけるまで/2016」のジェイク・レイシー。

ジョージ・デュポンに「華麗なるギャツビー/1974」のサム・ウォーターストン。

スパーリング上院議員に「ドリームガールズ/2006」「人生は小説よりも奇なり/2014」のジョン・リスゴー。

監督は「恋におちたシェイクスピア/1998」「マリーゴールド・ホテルで会いましょう/2011」「マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章/2015」ジョン・マッデン。


ドラマはエリザベス・スローンが上院議員の聴聞会に召還される所から始まる。大手ロビー会社にいた時手がけた仕事に不正があったと見なされ、その真意が問われていた。そして物語は3ヶ月前に戻る。


エリザベスには家族も友人もいない。食事はいつも同じ中華屋で食べ(食べる時間短縮のため錠剤ですませても良い...なんて言っていたけど、ビールがぶ飲みしていた感じ)、性的欲求はホテルに出向きエスコートサービスですませる。

眠ることもカットして仕事一筋に生きるなんて、なんと言う味気ない生活なのだろう!と唖然となる。まぁドラマはフィクションだから、このような生活をしていたらきっと頭が変になるに違いない。


何処かにジェシカ・チャスティン怪演…なんて記事もあったけど、この俳優すっごい迫力ある!

常にドレスアップして、真っ赤なルージュにピンヒールが決まっているエリザベスのファッションが眩しいほど素敵だ。

エスコートサービスのフォードが善い人でほっとした。


公開されて4週目に見たが上映館はかなり混んでいて、本作巷で評判になってるのかと思った。132分と長いながらも、立て続けに盛り上がりを見せるドラマはとても見応えがあった。それにしてもあの膨大な台詞を喋るジェシカ・チャスティンは尊敬に値する。

原タイトルは「ミス・スローン」なのに邦題は実に凝っている。


TOHOシネマズ・シャンテにて


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# by margot2005 | 2017-11-14 21:24 | フランス | Trackback(2) | Comments(4)