フランス映画祭...クロージング(六本木)

開催中のフランス映画祭も幕を閉じた。合計6本観たのだが...まだ1本の感想も書いていない。これから順番に書いていきたいと思う。フランス映画バンザイ!!
クロージングにはやはりフローラン・ダヴァディが登場し、uniFranceの代表(フランス女性...名前失念)が挨拶した後、今回来日した俳優&監督たちが舞台に登場した。
a0051234_0283587.jpg

今回来日した俳優たちの中で、日本で知られているのはブノア・マジメルとスタニスラス・メラールくらいだろうか??マジメル(上写真真ん中)は貫禄たっぷりで、ロバート・デニーロ以外の何ものでもなかった。オールバックの髪で...でもこれが中々似合っていた。メラールはラストのラストに現れたのだが、「恋は足手まとい」のサラ・フォレスティエの陰に隠れて見えなかった。シャイなのかな??
下写真、サラは「恋は足手まとい」の舞台挨拶に着物で登場し拍手を浴びたが、このクロージングでもまだ着物を着ていたのには驚いた。やはりサラも日本が好きらしい。
a0051234_0331492.jpg

[PR]
# by margot2005 | 2006-03-20 00:41 | 映画祭 | Trackback | Comments(4)

フランス映画祭

今年から東京は六本木と台場で開催されたフランス映画祭。
しかし余りにも観客が少ないのではないか...昨日、金曜日に2本(この世のすべての美しいもの/ラヴ・イズ・イン・ジ・エアー)観た。平日といったこともアリかと思ったが、シアターの入り口は人がいなくって、ほんとに??ここでフランス映画際やるのかぃ!!状態であった。
2本とも客席は半分も埋まっていなかった感じ。「ラヴ・イズ・イン・ジ・エアー」は素敵なコメディだった。舞台挨拶にも来てくれて、サインにも応じていたのに...ブザンソン監督可哀想。
a0051234_0394361.jpg

本日は土曜日ということもあって、人はもう少し多かったが、やはり客席は空席が目立った。今日も2本(誘拐者/アレックス)。「誘拐者」はちょっといただけなかったが、「アレックス」はダルデンヌ兄弟の雰囲気を感じる、フランスの地方に住む低所得者のヒロインを描いた人間ドラマで見応えがあった。
明日は「恋は足手まとい」と「クロージング作品/戦場のアリア」を観る予定。
[PR]
# by margot2005 | 2006-03-19 01:19 | 映画祭 | Trackback(1) | Comments(2)

「リトル・ランナー」

a0051234_2163071.jpg「Saint Ralph 」2004 カナダ
トロント映画祭プレミア上映作品(2004)
主演ラルフには多くの中からオーディションで選ばれたアダム・ブッチャー。
彼の教師ヒバート神父にキャンベル・スコット「愛の選択/1991」。
ナース、アリスを演じるのはジェニファー・ティリー「愛の行方・ファヴィラス・ベイカー・ボーイズ/1989、ゲッタ・ウエィ/1994」。
ラルフのガールフレンド、クレアにタマラ・ホープ「シャル・ウイ・ダンス/2004」。
監督、脚本はマイケル・マッゴーワン。
原題は“聖人ラルフ”...この原題は映画のラスト・シーンのステンドグラスに反映されていてnikui!
コーマ(昏睡)に陥った母を目覚めさせようと“ミラクル”に向かってひたすら走り続ける“リトル・ランナー”の感動物語。
a0051234_2175618.jpg

時代は1953年、カナダ、ハミルトンのカトリック・スクールに通うラルフ(ブッチャー)。父は戦争(第二次世界大戦)で亡くなり、母は病の床に...しかしラルフは明るく、清く...ではなく...隠れてタバコは吸う、女子更衣室を覗き見する等、学校きっての問題児。
a0051234_2184181.jpg

宗教が色濃く背景に描いてあるので、キリスト教国ではない私たちの国では馴染めない部分が多々登場するが、とてもユーモアを交えて描いてあるため飽きさせないストーリーとなっている。例えば、ラルフが神の声を聞いたというシーンでも、その神はサンタクロースの格好をしていて笑える。全体的に、ストーリーにちょっと無理があるかな?と感じるが、やはり所々に登場するユーモアで以外に許せてしまう。
a0051234_2182576.jpg
14才のラルフを演じているアダムは1988年生まれなので、撮影時は15,6才だっただろうか...14才役にそれほど違和感はない。キャンベル・スコットが滅茶懐かしくって感動した(オーヴァー)!ナース、アリス役のジェニファー・ティリーはセクシー・ダイナマイト(死語か??)女優で、こんな清い役の彼女は初めて観たと思う。相変わらず、あの滅茶しゃがれ声のジェニファー...この映画ではラルフを応援する優しい看護婦役を好演していて素敵だ。
上にも書いた無理のあるストーリーのラストは、ストーリーにマッチした音楽が盛り上げて素敵なラストへと導いてくれている。
a0051234_2181115.jpg

[PR]
# by margot2005 | 2006-03-12 02:56 | MINI THEATER | Trackback(23) | Comments(10)

「歌え!ジャニス・ジョプリンのように」

a0051234_21161228.jpg「Janis et John」2003フランス/スペイン
フランス映画祭(2004)で上映された後、同年8月にシアターで公開された。
主演は名優ジャン・ルイ・トラティニアンの娘マリー・トラティニアンとセルジ・ロペス「堕天使のパスポート/2002」。
ダイアン・レインの元夫クリストフ・ランベールがセルジオ演じるパブロの従兄弟レオンで出演。
マリーの父ジャン・ルイ・トラティニアンは保険金詐欺に遭う顧客キャノン役で、マリーの実生活での元パートナーであったフランソワ・クリュゼ「プロヴァンスの恋/1995」がジョン役。
監督はマリーの元パートナーであったサミュエル・ベンシェトリ。本作が長編第一作。
マリーは2003/8/1に脳水腫により、本作品の完成前41才で亡くなっている。
原題の“ジャニス&ジョン”のジョンとはジョン・レノンのことである。
かなり奇想天外なコメディで楽しめる。
保険外交員のパブロ(ロペス)はちょっとした出来心で保険金詐欺をする。しかしバレてしまって穴埋めを余儀なくされた。そこで彼は従兄弟レオン(ランベール)が遺産相続した100万フランを横取りしようと目論む。レオンは薬漬けの上、狂信的なジャニス&ジョンの大ファンであるレコード店主。ジャニスとジョンが戻って来たとレオンに信じ込ませて大金を奪おうと考えたのである。
a0051234_21162616.jpg
この辺からストーリーがハチャメチャになって行く...とりあえず売れない俳優ワルテル(クリュゼ)をジョン役に雇い、臆病で冴えない妻ブリジット(マリー)にジャニスを演じさせる事に決めた。しかしジャニスを演じているうち、ジャニスにハマってしまったブリジット...ここからが抜群である。ブリジット役のマリーがジャニスになりきって演じるシーンは素晴らしい!ジョン役のフランソワ・クリュゼもジョンに似ていて笑える。
a0051234_2117325.jpg
臆病で内気な妻ブリジットがジャニスを演じるようになってから、人が変わったようになり、どんどんサイケデリックになって行く。その様を見て、許せない仕掛人の夫パブロの姿がこれ又可笑しい!マリーがジャニスのパフォーマンスをする姿は滅茶いける。
a0051234_2117162.jpg

[PR]
# by margot2005 | 2006-03-10 00:03 | フランス | Trackback(2) | Comments(0)

今年も又フランス映画祭...「恍惚」

ブログを始めたこともあって今年は気合いを入れて“フランス映画祭”のチケットを手に入れた。今年から映画祭は東京と大阪で開催される(3/15 〜3/19)。
過去の映画祭で上映され、その後日本でも公開された際にシアターでも観た映画...なんとなくDVD で観てしまった。

a0051234_23292712.jpg「恍惚」
「Nathalie... 」2003 フランス/スペイン
トロント国際映画祭招待上映作品(2003)
2004年6月フランス映画祭(クロージング作品)で上映。2004年12月シアターで公開された。
“ナタリー”という原題がなぜか?邦題では“恍惚”となってしまって...やめて!って感じだった。このタイトルとエマニュエルの写真に惑わされて観に行ったoyajiが何人いたことであろう...。
主演はファニー・アルダン「8人の女たち/2002」とエマニュエル・べアール「Mの物語/2003」。ファニーの夫ベルナール役でジェラール・ドパルデュー「ヴォン・ヴォヤージュ/2003」が出演しているが、これはもう完璧女性二人勝ちの映画である。監督はアンヌ・フォンテーヌ。
a0051234_23294448.jpg

パリ、セーヌ川沿いの高級アパルトマンに住むブルジョワ夫婦ベルナール(ドパルデュー)とカトリーヌ(アルダン)。ある日夫ベルナールの浮気を察知したカトリーヌ(アルダン)は驚きを隠せなかった。ベルナールに詰問してもシラを切るばかり。そこでカトリーヌは一計を案じる。仕事の帰り道、フラっと立ち寄った会員制のクラヴ。そこで知り合った娼婦マルレーヌ(べアール)に夫ベルナールを誘惑して欲しいと依頼する。そして二人の情事を全て隠さず報告して欲しいというカトリーヌ。そしてカトリーヌは自分が雇った女マルレーヌに“ナタリー”と名付ける。躊躇しながらもカトリーヌの話に乗ったマルレーヌは、ベルナールを待ち構え誘い出す事に成功する。
a0051234_23295812.jpg

ラストはあっと驚くストーリーで“うそ!”と思わず言ってしまった。秘密を握る二人の女...甘美であり、かつ危険な愛の世界を描いた素敵な大人の物語。
医師であるブルジョワのカトリーヌ役アルダンと、夜の街で働く娼婦マルレーヌ役のべアールが、互いに絶妙の配役で素晴らしい!
アルダンはパリのリッチなマダム役がほんと似合う。彼女の着ている洋服が、全編通じてダークなカラーの落ち着いた雰囲気のものばかりなのだが、これがすっごくお洒落。スリムなアルダンにマッチしていてうっとりとなる。この映画でのドパルデューは、なんとまあ形無しの、存在感の感じられない気の毒な役であったことか...。
[PR]
# by margot2005 | 2006-03-09 00:20 | フランス | Trackback | Comments(2)

「イベリア 魂のフラメンコ」

「Iberia」2005 スペイン/フランス
スペインを代表するダンサーである、サラ・バラス、アイーダ・ゴメスetc.が華麗なフラメンコのパフォーマンスを披露するドキュメンタリー映画。
監督、脚本、美術は「サロメ/2002」のカルロス・カウラ。
「サロメ」も観てなきゃ、サラ、アイーダのダンス・パフォーマンスも見てないのに、いきなりこの映画を観てしまった。フラメンコと言ってもかなりアヴァンギャルドである。
サラとアイーダのダンス・パフォーマンスは堪能できる。これを観たらフラメンコ習ってみようか...なんて思ってしまう映画である。
a0051234_21422718.jpg

[PR]
# by margot2005 | 2006-02-26 21:45 | スペイン | Trackback(3) | Comments(4)

「美しきイタリア、私の家」

a0051234_23445351.jpg「My House in Umbria」 2003 UK/イタリア
マギー・スミス「ムッソリーニとお茶を/1998」、「ラヴェンダーの咲く庭で/2004」主演のTVドラマ。共演はオスカー俳優「アダプテーション/2003」のクリス・クーパー。
監督はリチャード・ロングレイン。
マギー・スミスは凛とした役が似合う女優だが、これではちょっとアル中気味の恋愛小説家を演じていて素敵に似合う。スミスは70才過ぎの現在だが、まだまだ魅力あるbasanである。
スミス演じる恋愛小説家エミリー・デラハンティの執事のような存在クインティ役にティモシー・スパール「宮廷料理人ヴァテール/2000」。
原題の“ウンブリア”はイタリアの中西部に位置する田園地帯で、トスカーナ州が近く、世界遺産で有名なシエナの街も映画に登場する。とにかく田園風景が素晴らしい!!
a0051234_2155988.jpg

ある日、ミラノに買い物に行くため、列車に乗ったエミリー(スミス)。彼女は偶然にも爆弾事故に遭遇する。同じコンパートメントに居合わせた人々で、からくも生き延びたのはイギリス人のジェネラル(ロニー・ベーカー)、若いドイツ人ワグナー(ベンノ・フユルマン)、アメリカ人少女エイミー(エミー・クラーク)、そしてエミリー自身の4人であった。
a0051234_21545512.jpg

病院から退院した3人と共に我が家に戻ったエミリーはご機嫌であった。彼女は人の世話をするのが大好きだったのである。エミリーの過去は悲惨で、実の親に捨てられた後、養ってくれる人はいたが、10代で家を出て以来自由奔放のジプシー生活が続いた。
a0051234_21552297.jpg

クインティ(スパール)は、エミリーと共に3人の珍客を歓待する。エイミーは事故の後心を閉ざし言葉を失っていた。やがてエイミーの叔父と名乗るトム(クーパー)がアメリカからやって来る。
a0051234_21553621.jpg

イタリア、ウンブリア州はシエナに近いようで、少女エイミーが見たかったシエナの街をみんなで観光するシーンもある。世話になっているミセス・デラハンティのために、彼女の故郷である英国風のガーデンを、ジェネラルとワグナーが作るシーンもあり、美しい庭も堪能できる。
主演のマギー・スミスはちょっとお茶目で、おしゃべりで、アル中気味のレディを好演している。クリス・クーパーの存在がまた素晴らしい。この方は、ただそこにいるだけで存在感のある俳優だが、これでも正にそのものズバリである。インスペクター役のジャンカルロ・ジャンニーニ(雲の中で散歩/1995)がこれ又素敵なojisamaで大好きである。
[PR]
# by margot2005 | 2006-02-20 22:05 | UK | Trackback(1) | Comments(6)

「クラッシュ」

a0051234_21381892.jpg「Crash」2004 USA/ドイツ
時はクリスマス・シーズン、人種のるつぼアメリカ、LAを舞台に二日間の出来事を描いた群像ドラマ。隠れ??ブレンダン、ファンなので、この映画は楽しみにしていた。まあブレンダンは主演じゃないし、出番も少しというのは解っていたが...。とりあえずオープニング出演者の一番始めはやはりサンドラ・ブロックであった。この作品の中で一番メジャーな人はサンドラである。サンドラ、ブレンダン以下出演者はドン・チードル、マット・ディロン、サンディ・ニュートン、ジェニファー・エスポジト、ライアン・フィリップ、テレンス・ハワードetc.監督、脚本は「ミリオン・ダラー・ベイビー/2004」の脚本家ポール・ホッジス。
a0051234_21384112.jpg

LAPDの刑事グラハム(チードル)はアフリカン・アメリカンで、ヒスパニック系の恋人リア(エスポジト)が仕事上のパートナーでもある。ある夜二人は交通事故に巻き込まれる。その事故の被害者は...ここで “Yesterday”の文字...ストーリーは“昨日”へと戻る。
a0051234_21385479.jpg

始まりはペルシャ人の雑貨店店主ファハド(ショーン・トーブ)が娘のドリ(バハー・スーメク)と銃砲店でガンを買うシーンから始まる。若いアフリカン・アメリカンの二人組アンソニー(リュダクリス)とピーター(ラレンツ・テイト)は、夜、ウエスト・エンドの街で検事リック(フレーザー)の妻ジーン(ブロック)に銃を突きつけ、彼のリンカーン・ナヴィゲーターを奪って逃げる。この後物語が進むにつれて上に書いた出演者が登場してくる。書いてるとキリがないのでカットさせていただく。
a0051234_2139947.jpg

この作品も日本人にとって“対岸の火事”である人種問題。「ホテル・ルワンダ」は観てないが...最近多いような気が...これ系...なぜに??
a0051234_21441765.jpg

だがしかしとても見応えのある素晴らしいドラマであった。かなり期待して観に行って、素晴らしかった場合、とても満足感に浸れ幸せである。これが正にそのものであった。
偏見を抱きながらも、刑事としての使命を果たすオフィサー・ライアン(ディロン)。そして、いきなり銃を突きつけられ、車を奪われたリックとジーン夫婦、白人でないというだけで侮辱を受けたTVプロデューサーのキャメロン(ハワード)と妻クリスティン(ニュートン) ...互いの夫婦がラストでは“I love you!”で閉めてしまうあたりこれぞ!アメリカ映画である。
a0051234_21394188.jpg

隠れ?ブレンダン・ファンとして...こんなブレンダン珍しい...サンドラもこれ又珍しい...サンドラ・ブロック映画って、彼女のオーラというのか知名度のみで、面白くない駄作ばっかりなのだが、このサンドラはちょっと違っていた。ドン・チードル、マット・ディロン、サンディ・ニュートンetc.出演者すべてが素晴らしい!テーマがテーマなので仕方ないとは思うが、単館系公開というのは寂しすぎる。
[PR]
# by margot2005 | 2006-02-14 22:37 | MINI THEATER | Trackback(84) | Comments(28)

「ラヴェンダーの咲く庭で」

a0051234_19504449.jpg「Ladies in Lavender」 2004 UK
英国の名女優二人、マギー・スミス「ゴスフォード・パーク/2001」とジュディ・デンチ「シッピング・ニュース/2001」、「プライドと偏見/2005」が姉妹を演じた素敵なハートフル・ドラマ。
監督、脚本は「スイミング・プール/2003」で出版社社長ジョンを演じたチャールズ・ダンス。
a0051234_19513236.jpg

時代は1936年...初老の姉妹ジャネット(スミス)とアーシュラ(デンチ)は、英国の最西端コーンウオール地方で静かに暮らしていた。嵐の去ったある日、浜辺に打ち上げられた若い男を見つける。けがをしていた彼を二人は家に連れ帰り看護する。彼は英語を話さない異国人であった。後に彼はポーランド人のヴァイオリニスト、アンドレア(ダニエル・ブリュール)であることが解る。姉妹で手厚く看護していたが、妹のアーシュラは、この若い異国人に異性としての感情を抱き始めていた。けがが癒えて元気になったアンドレアは姉妹に得意のヴァイオリンを聞かせるようになる。
難を言えば姉妹役の二人が似ていない...これにはちょっと困った。しかし名女優二人の存在は素晴らしい。しっとりとした素晴らしいドラマだ。タイトルにもなっているラヴェンダーが咲いた庭を初めコーンウオールの景色が美しい!
a0051234_1952784.jpg

貫禄のジュディ・デンチが、この作品では、時代的に男性と縁が薄かった未婚の純な女性を演じている。少々似合わないが、頑張っている。けなげな役のデンチって初めてかも??マギー・スミスは相変わらず、リンとした雰囲気のレィディ役がぴったり!
いつも怪しい魅力のナターシャ・マケルホーン 「デビル/1997、キリング・ミー・ソフトリー/2001」がアンドレアの才能を見抜くドイツ人、オルガ役で出演している。アンドレア役のスペイン人(ドイツ人だと思っていたが...)であるダニエル・ブリュールの作品は未見であるが、これから公開予定の「戦場のアリア/2005」にも出演している。2005年6月に公開され、現在DVDになっている。
a0051234_19515155.jpg

[PR]
# by margot2005 | 2006-02-11 20:39 | UK | Trackback(13) | Comments(16)

ダルデンヌ兄弟...「ロゼッタ」「息子のまなざし」

ベルギー人監督リュック&ジャン・ピエール・ダルデンヌ兄弟の2作品。シアターで「ある子供/2005」を観る前に、DVDで「ロゼッタ/1999」を観、そして「ある子供」を観た後wowowで放映されていた「息子のまなざし/2002」を観たのだが...この兄弟監督作品に共通するものは...貧困、家庭崩壊...いずれの作品も主人公は低所得者であり、それぞれの家庭に離婚歴がある。アメリカ人同様ヨーロッパ諸国の夫婦も離婚する人々が多い。

a0051234_22341923.jpg「ROSETTA」1999 フランス/ベルギー
1999年度カンヌ国際映画祭パルムドール賞/リュック&ジャン・ピエール・ダルデンヌ
主演女優賞/エミリー・ドゥケンヌ
主演は「灯台守の恋/2004」でブリジットを演じたエミリー・ドゥケンヌ 。
「灯台守の恋」の5年前の作品なので、1981年生まれのエミリーは、この作品の時は10代であった。映画の中のエミリーはとてつもなく幼く見える。「ある子供」でチンピラを演じていたファブリッツィオ・ロンギーヌがロゼッタと出会う若い男リケを演じている。「息子のまなざし」のオリヴィエ・グルメはリケが働くワッフル屋のボス役。

アルコール依存症の母親(アンヌ・イェルノー)とキャンプ場に設置されたトレーラー・ハウスに暮らすロゼッタ(ドゥケンヌ )は、ある日いきなり職場で解雇を言い渡される。不本意だがどうにもならない。職探しに翻弄するロゼッタだが仕事は簡単に見つからない。ロゼッタの日常を描いているだけの、とにかくとてつもなく単調なドラマだ。
アルコール依存症の母を疎ましく思いながらも、けなげに守ろうとする姿がめちゃくちゃ哀れである。そして知り合ったリケ(ロンギーヌ)にほのかな思いを寄せるのだが...。
ダルデンヌ作品は余りにも哀れで、悲しくて、観ていて少々辛くなる。
a0051234_22344044.jpg

ロゼッタが大事に、大事にしている一足のブーツが映画の中で非常に印象に残る。トレーラー・ハウスでの食事のシーン...ゆで卵をさも美味しそうに食べているロゼッタ...「ある子供」のキッチンのシーンでも、粉末かなんかのインスタントの顆粒を鍋に入れて、後はトマトを切って入れるだけの質素な食事...寂しいメニューだなと思った。
フランス映画お得意のあっと言う間のラスト・シーン...どう理解しようかと考えるのだが...後でジーンとくる。それは「ある子供」「息子のまなざし」にも共通しているダルデンヌの技であろうか...。上写真は素顔のエミリー。


a0051234_22353148.jpg「LE FILS」...aka「THE SON 」2002 ベルギー/フランス
2002年度カンヌ国際映画祭主演男優賞/オリヴィエ・グルメ
脚本もダルデンヌ兄弟。主演はオリヴィエ・グルメ 。グルメはヴァンサン・ペレスが監督した「天使の肌/2002」やロマン・デュリスの「パリの確率/1999」に出演しているのだが...悲しい...記憶に...なしである。この作品の詳しいストーリーはとても書けない...ネタバレしたくないし...余りにも重いしで...。

a0051234_22354512.jpg

職業訓練所の教師オリヴィエ(グルメ)には暗い過去がある。
ある日フランシス(モルガン・マリンヌ)という少年が訓練を希望しにやって来る。オリヴィエの受け持つ木工クラスは、すでに人員オーヴァーで受け入れる事が出来ない。いったん断るオリヴィエなのだが...撤回してフランシスを自らの木工クラスに招き入れる。
ある夜仕事から戻ったオリヴィエの家に訪ねて来た別れた妻マガリ(イザベラ・スパール)。彼女は“子供が生まれるの!”と言う。“あなたには誰か良い人いないの?”とマガリに聞かれ“ノン!”と答えるオリヴィエ。
この後は観てのお楽しみとしたい。とんでもないストーリー展開に...あっと驚いてしまった。この作品のラストも...たまらない...。
この作品は途中で(最初の方...)何度も挫折し、観るのを諦めかけた映画である。というのも始まりが余りにも辛気くさくって(単調)...邦題の「息子のまなざし」というタイトルはどうなるのか?と考えたりして...しかし「ある子供」を観た後にもう一度トライしたのだが、一気に観る事が出来た。原題は“息子”。
[PR]
# by margot2005 | 2006-02-05 21:27 | フランス | Trackback(8) | Comments(2)