「ほっ」と。キャンペーン

<   2015年 09月 ( 10 )   > この月の画像一覧

「ベル&セバスチャン」

「Belle et Sébastien」…aka「Belle and Sebastian」 2013 フランス
a0051234_2254684.jpg

a0051234_22534212.jpg
a0051234_2253326.jpg
a0051234_22532222.jpg
a0051234_22531512.jpg
a0051234_2253841.jpg
a0051234_22535181.jpg

アルプスの雄大な景色を背景に母を知らない少年と、人間に虐待されたグレート・ピレニーズ犬ベルの冒険が始まる...

セバスチャンにフェリックス・ボッスエ。
セザールに「三銃士 妖婦ミレディの陰謀/2005」「星の旅人たち/2010」「そして友よ、静かに死ね/2011」のチェッキー・カリョ。
アンジェリーナに「オーロラ/2006」のマルゴ・シャトリエ。
ドクター・ギョームに「そして友よ、静かに死ね」のディミトリ・ストロージュ。
ドイツ軍の中佐ペーターにアンドレーアス・ピーチュマン。
木こりのアンドレにメーディ。
監督、脚本は「狩人と犬、最後の旅/2004」のニコラ・ヴァニエ。

セバスチャンの母親はロマの女性で出産後亡くなり、セザールは孤児となったセバスチャンを引き取り孫娘のアンジェリーナと共に暮らしている。
時は第二次世界大戦の最中。大自然の中にある静かな村にもナチスドイツ軍が進攻して来る。
アンジェリーナの恋人ドクター・ギョームはユダヤ人難民をアルプスを越えてスイスに送るというレジスタンス活動を密かに行っていた。やがてユダヤ人難民一家のアルプス越えの時が来る。しかしドクター・ギョームが怪我を負い、代わりにアンジェリーナが案内役となる。そしてその危険な旅に同行すると言い張るセバスチャン。しかしセバスチャンが伴ったベルが大活躍をみせ、雪深いアルプスを乗り切ることができたのだ。

セバスチャンと出会う前のベルは村人から家畜や人を襲う“野獣”と見なされていたが、それは人間が彼女(確か♀)を傷つけたから…。
“美女と野獣”からつけたようなネーミングがナイス。
6歳の少年と犬と言う組み合わせが感動を呼ぶ。とにかく景色が素晴らしく美しい。

チェッキー・カリョが貫禄。「オーロラ」で見たプリマ・バレリーナのマルゴ・シャトリエがすっかり女優になっていて驚いた。
原作はセシル・ オーブリーの世界的ベストセラ―文学「アルプスの村の犬と少年」で、日本ではアニメ「名犬ジョリィ」として有名。
原作は子供向けの物語ながら、ナチスドイツ、ユダヤ人難民一家のアルプス越えなどを織り込んで、映画は大人の鑑賞に値する作品となっている。
ドイツ軍の中佐ペーターの計らいもドラマに優しくて良い感じだった。

新宿 武蔵野館にて
[PR]
by margot2005 | 2015-09-30 23:27 | フランス | Trackback(2) | Comments(2)

「ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声」

「Boychoir」2014 USA
a0051234_2343298.jpg

母子家庭に育つ少年ステットはトラブル・メーカーの問題児。ある日、彼の通う学校に国立少年合唱団がやって来る。それは校長のミス・スティールがステットの歌の才能を見込み合唱団のオーディションを手配したのだった。しかし土壇場になってステットは逃げ出してしまう。そんな折、母親が車の事故で亡くなってしまう…

ステットにギャレット・ウェアリング。
カーヴェルに「主人公は僕だった/2006」「新しい人生のはじめかた/2006」「シェフ 三ツ星フードトラック始めました/2014」「靴職人と魔法のミシン/2014」のダスティン・ホフマン。
国立少年合唱団の付属学校長に「P.S.アイラヴユー/2007」「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで2008」「しあわせの隠れ場所/2009」「わたしの可愛い人-シェリ/2009」「バレンタインデー/2010」「ミッドナイト・イン・パリ/2011」のキャシー・ベイツ。
教師ドレイクに「ワルキューレ/2008」のエディ・イザード。
同じくウーリーにケヴィン・マクヘイル。
ジェラルドに「ポセイドン/2006」「リンカーン弁護士/2011」のジョッシュ・ルーカス。
校長のミス・スティールに「レイチェルの結婚/2008」「29歳からの恋とセックス/2012」のデブラ・ウィンガー。
監督は「シルク/2007」のフランソワ・ジラール。

ステットは母親の葬儀で初めて自分の父親と顔を合わせる。父親のジェラルドは裕福だが家庭があるためステットの引き取りを拒み、ミス・スティールに里親探しを依頼する。しかしミス・スティールはステットを国立少年合唱団に入れるようジェラルドに頼み込む。やがてジェラルドは臨時の入学は認められないながらも、金の力でステットを国立少年合唱団の付属学校に入学させる。そしてそこでステットを待っていたのはカーヴェルの厳しい指導と、クラスメートの執拗なイジメだった。
母子家庭の貧困生活。でも類いまれなる“ボーイ・ソプラノ”の才能を持つ少年ステット。ドラマは少々出来過ぎながらもラストに感動する。

“ボーイ・ソプラノ”は神からのギフトで、ある朝突然その美しい声は消滅してしまうと言う。大人の声に変わってしまった少年がその後、アルト等の声楽家に転向しても成功する保証はないらしい。まさに一定時期だけの“天使の歌声”。
オスカー俳優ダスティン・ホフマン&キャシー・ベイツや、ちょっとお気に入りのハリウッド俳優ジョッシュ・ルーカスとデブラ・ウィンガーの出演が豪華。

TOHOシネマズ・シャンテにて
[PR]
by margot2005 | 2015-09-28 23:10 | MINI THEATER | Trackback | Comments(0)

「ピエロがお前を嘲笑う」

「Who Am I - Kein System ist sicher」2014 ドイツ
a0051234_22532632.jpg

ある日、国際使命手配されている天才ハッカー、ベンヤミンが警察に出頭してくる。やがて彼はユーロポール(欧州刑事警察機関)の捜査官ハンネに語り始める…

ベンヤミンに「ルートヴィヒ/2012」「コーヒーをめぐる冒険/2012」のトム・シリング。
マックスに「THE WAVE ウェイヴ/2008」のエリアス・ムバレク。
シュテファンに「es [エス]/2002」「SOUL KITCHENソウル・キッチン/2009」「ヒンデンブルグ 第三帝国の陰謀/2001」のヴォータン・ヴィルケ・メーリング。
ポールに「es [エス]」「ヒンデンブルグ 第三帝国の陰謀」のアントニオ・モノー・Jr。
マリに「4分間のピアニスト/2006」「バーダー・マインホフ 理想の果てに/2008」「ルートヴィヒ」のハンナー・ヘルツシュプルンク。
ハンネに「未来を生きる君たちへ/2010」「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮/2012」「愛さえあれば/2012」のトリーヌ・ディルホム。
監督、脚本は「23年の沈黙/2013」のバラン・ボー・オダー。

シアターで何度か予告を観てこれは面白そう!とスゴく期待していた。シアターであまり見ることが叶わないドイツ映画だし…。で、初日(土曜日)の最終回にシアターに行ったら“満席で立ち見です!”と言われあきらめた。広い方のシアターなのにと、気を取り直し平日の昼間に行ったところ前二列しか空いてなくてほぼ満席。しかしながらドイツ発のサーバー・マフィア、ドラマは最高に面白かった。

本作の醍醐味は次から次へと攻め立てるスピード感。それは現実なのか?仮想なのか?と考えている間に次の場面に移行する。そして映像もミュージックも大迫力なのだ。
ドイツ映画は時代が古い設定のドラマが多く公開されるような気がするが(日本人に受けるのかも?)、現在が舞台のドイツ映画はスゴくスタイリッシュで面白くて素晴らしい!
捜査官ハンネはベンヤミンに翻弄されまくりながらも...ラスト良かったな。
ぜひMY BESTに入れたいと思う。

主演のトム・シリングは、シアターで見れなくてwowowで見た「コーヒーをめぐる冒険」の主人公ニコ役や、本作のキャラもそうだけど、オタクっぽいイメージがぴったりハマる俳優。
映画宣伝に“この映画のトリックは100%見破れない!”とあるようにどんでん返しのあのラストには唖然!!

新宿 武蔵野館にて
[PR]
by margot2005 | 2015-09-25 23:12 | ドイツ | Trackback(7) | Comments(2)

「Dearダニー君へのうた」

「Danny Collins」2015 USA
a0051234_22123010.jpg

70年代にロック・シンガーとして活躍したダニー・コリンズはもう何年も曲がかけず、おまけにかつてのヒット曲を歌うことに虚しさを覚えていた。そんなある日、ダニーのマネージャーで親友でもあるフランクがジョン・レノンの手紙を持って現れる...

ダニー・コリンズに「 ヴェニスの商人2004」「オーシャンズ13/2007」「陰謀の代償 N.Y.コンフィデンシャル/2010」のアル・パチーノ。
メアリー・シンクレアに「華麗なる恋の舞台で/2004」「愛する人/2009」「キッズ・オールライト/2010」「ジンジャーの朝 さよなら、わたしが愛した世界/2012」「フェイス・オブ・ラブ/2013」「あの日の声を探して/2014」のアネット・ベニング。
フランク・グラブマンに「しあわせはどこにある/2014」のクリストファー・プラマー。
サマンサ・リー・ドネリーに「JUNO/ジュノ/2007」「ミスター・アーサー/2011」「ダラス・バイヤーズ・クラブ/2013」のジェニファー・ガーナー。
トム・ドネリーに「ブルージャスミン/2013」「シェフ 三ツ星フードトラック始めました/2014」のボビー・カナヴェイル。
ホテルのスタッフ、ニッキー・アーンスにジョシュ・ペック。
同じくジェイミーに「セッション/2014」のメリッサ・ブノワ。
監督は「ラブ・アゲイン」「ラストベガス/2013」の脚本家ダン・フォーゲルマン。

ジョン・レノンの手紙には“裕福になっても心は同じ”と書かれていた。あの時あの手紙を受け取っていたら、もっとましな人生を送れたかもしれない…”しかし今更思ってもどうしようもない。そこでダニーは今から自分の人生を立て直そうと立ち上がる。まずツァーをキャンセルして息子トムを訪ねるためニュージャージーへと向かう。

かつてダニーのグルーピーだった女性との間に生まれた息子と初めて対面するが、存在を拒否されてしまう。息子トムには優しくてしっかりものの妻サマンサと、ADHD(多動症)の可愛い一人娘がいた。おまけにサマンサは第二子を妊娠中。ダニーはまずサマンサと孫を抱き込もうと考える。

ダニーが長期滞在するニュージャージー・ヒルトンのマネージャー、メアリーとの出会いも微笑ましい。
アル・パチーノは今年75歳。歌うシーンもあって実にシブい。
そしてドラマのバックに流れるのはジョン・レノンの名曲の数々…Imagine/Working Class Hero/Love/Beautiful Boy/Nobody Told Me等々。

ドラマのモデルになったのは英国のシンガーソングライターのスティーヴ・ティルストンで、かつて大成功をおさめ今でも現役だそう。もちろん彼のことは全く知らない。映画の舞台はアメリカで、名前もダニー・コリンズに変えられている。
真実に発想を得たフィクションながら中々素敵なヒューマン・ドラマだった。

1971年21歳のスティーヴ・ティルストンは雑誌ZigZagのインタビューで、“成功や富が自分の曲作りをダメにしてしまうのではないかと恐れる。”と話した。その記事を読んだジョン・レノンが励ましの手紙をZigZagの記者に送ったものの本人には届かず、34年(2005年)ぶりにオークションにかけられたその手紙がティルストンの元に届く。手紙にはジョンとヨーコのサインの他に電話番号が記されていた。
ほんと、ジョンの手紙を手にしていたら、ジョンに電話をかけ話していたら、スティーヴ・ティルストンの人生は少々違ったものになっていたかも知れない。人生は時として皮肉なものだ。

角川シネマ有楽町にて
[PR]
by margot2005 | 2015-09-23 22:20 | MINI THEATER | Trackback | Comments(0)

「キングスマン」

「Kingsman: The Secret Service」 2014 UK
a0051234_19495446.jpg
a0051234_19494474.jpg

ロンドン、サヴィル・ロウの高級テーラー“キングスマン”の仕立て職人ハリーは、どの国にも属さない諜報機関のエージェントで、仲間からはギャラハットと呼ばれている。ある日、同じくエージェントのランスロットが殺され、新人をスカウトしようと立ち上がる…

ハリー/ギャラハットに「リピーテッド/2014」のコリン・ファース。
ゲイリー・“エグジー”にタロン・エガートン。
マーリンに「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密/2014」「リピーテッド」のマーク・ストロング。
ロキシーにソフィー・クックソン。
アーサーに「スルース/2007」「ダークナイト ライジング/2012」のマイケル・ケイン。
リッチモンド・ヴァレンタインに「アヴェンジャーズ2012」「ジャンゴ 繋がれざる者/2012」のサミュエル・L・ジャクソン。
ガゼルにソフィア・ブテラ。
ランスロットに「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマン・チェスト/2006」「パイレーツ・ロック/2009」のジャック・ダベンポート。
アーノルド教授に「SWシリーズ/1977~1983」のマーク・ハミル。
監督、製作は「レイヤー・ケーキ/2004」「キック・アス/2010」「X-MEN:ファースト・ジェネレーション/2011」のマシュー・ヴォーン。

ハリーがスカウトした新人は貧困家庭で無駄な人生を送る若者エグジー。彼の父親はかつてキングスマンのエース・エージェントだった。キングスマンの新人テストに挑んだエグジーは、教官マーリンの下に紅一点のロキシーらと共に過酷な訓練に耐えに耐える。しかし選ばれるのランスロットの代わりのただ一人。この訓練がブラック・ジョークたっぷりで面白い。

教会での殺戮シーンと、天才IT富豪のリッチモンド・ヴァレンタイ ンの砦でのエグジーの奮闘はかなり盛り上がり楽しめる。ガゼルのキャラも強烈ながら面白い。
スパイの秘密兵器...靴の先から飛び出すナイフは“007ロシアより愛をこめて/19563”で見た記憶がある。あの傘は?レイフ・ファインズのスパイ映画「アベンジャーズ/1998」であのような傘がでてきたような記憶が…定かではない。
エグジーの犬J.Bもジェームズ・ボンドやジェイソン・ボーンからヒントを得たのじゃなくて、TVシリーズ「24ーTWENTY FOURー」のジャック・バウアーとは実にクール。とにかく色んなスパイ映画のパロディが盛り込まれていて楽しめる。

ジェームズ・ボンドのスーツはサヴィル・ロウの高級テーラーで仕立てるらしい。ハリー役のコリンとジェームズ・ボンドがダブって見える。あり得ないけどコリン・ファース、ボンドってナイスかも?
ボスの名前がアーサーで.ランスロットやギャラハット、マーリンとアーサー王伝説に登場する人物の名前が粋だ。円卓はなかったけど...。
マーク・ストロングが訓練生のお父さんみたいでナイス。

コリンとマークの出演に初日に見に行ったところスゴく混んでいて驚いた。血だらけの凄まじい殺し合いに“痛快バイオレンス・スパイ・アクション”はものすごく面白かった。R15+なのでマジで大人が楽しめるスパイ・アクション映画。
ボディダブルはありだろうけど、コリンのアクションがスゴい。そしてウエールズ出身のタロン・エガートンがキュートなのだ。
ジャック・ダベンポート好きなのだけど、あっという間に殺されてしまってがっくり。
ルーク・スカイウォーカー、マーク・ハミルの出演に驚き。と言ってもエンドクレジットで知った。アレじゃ見てもわからない。
あの結末から続はなし?でも続があればとても嬉しい。

日比谷 みゆき座にて
[PR]
by margot2005 | 2015-09-19 22:34 | UK | Trackback(19) | Comments(2)

「天使が消えた街」

「The Face of an Angel」2014 UK/イタリア/スペイン
a0051234_20185180.jpg
a0051234_20183936.jpg
a0051234_2018193.jpg

2007年、イタリア、シエナで英国人留学生エリザベスが殺害され、容疑者としてルームメートのアメリカ人留学生ジェシカと、その恋人が逮捕される。時がたち2011年のイタリア、シエナ。今、裁判所で一審で有罪判決を受けた彼らの控訴審が始まろうとしている…

トーマス・ラングに「ニューヨーク、恋人たちの2日間/2012」「誰よりも狙われた男/2013」のダニエル・ブリュール。
シモーン・フォードに「ハード・ラッシュ/2012」「トータル・リコール/2012」のケイト・ベッキンセール。
メラニーに「アンナ・カレーニナ/2012」のカーラ・デルヴィーニュ。
エドゥアルドに「ナポレオンの愛人/2006」「錆び/2011」「司令官とコウノトリ/2010」「家の主たち/2012」「自由に乾杯!/2013」「幸せの椅子/2013」のヴァレリオ・マスタンドレア。
監督は「マイティ・ハート/愛と絆/2007」「イタリアは呼んでいる/2014」のマイケル・ウィンターボトム。

2007年にイタリアの古都ペルージャで留学生殺人事件が起こった。“アマンダ・ノックス事件”と名づけられたそれは日本人にとって知る由も無いが、欧米のメディアで大センセイションを巻き起こしたという。映画の舞台はトスカーナ地方シエナに置き換えられている。

主人公はロンドン在住の映画監督トーマス・ラング。トーマスは事件をテーマにフィクション映画を作ろうと取材のためシエナに赴く。ローマ在住のアメリカ人ジャーナリストのシモーンを案内役に取材を進めるが、伝わって来るのはスキャンダラスな話ばかり。トーマスは真実を描きたいと思っていたのでシモーンが紹介してくれた報道陣とは一線を置くことになる。そんな折、カフェで英国からの留学生メラニーと出会う。

ドラマの大筋はトーマスの心理状態...シエナにいる彼はL.A.に住む別れた娘が恋しくてならない。そしてシモーンに欲望を覚え、メラニーのはつらつとした若さに魅了されている。映画の脚本は中々進まず焦りからドラッグを買い求める。

シモーンに紹介されて出会ったシエナ在住の少々奇怪なるイタリア男エドゥアルドの存在が面白い。演じるのはヴァレリオ・マスタンドレア。出番は少ないながら独特の魅力を放つヴァレリオ・マスタンドレアが良いな。メラニー役のカーラ・デルヴィーニュも然り。
ケイト・ベッキンセールはニコル・キッドマン同様苦手な女優。
ダニエル・ブリュールの映画はたくさん見ている。この人は俳優っぽくないというのか地味で、ドラマの中の低迷中の監督役がしっくりくる。

映画にはそれほど引込まれなかったが、トスカーナ地方のシエナが素晴らしく美しくて魅せられる。世界中の人に愛されるあのカンポ広場でも撮影されていた。
映画を見終わって記憶に残ったのはシエナの美しい街だけ?

ヒューマントラストシネマ有楽町にて
[PR]
by margot2005 | 2015-09-15 21:46 | UK | Trackback(3) | Comments(0)

「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」

「Mission: Impossible - Rogue Nation」2015 USA/香港/中国
a0051234_20302887.jpg
a0051234_20301733.jpg

wowowで「ミッション:インポッシブル/1996」~「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル/2011」まで一挙放送していたのを見た。前作「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」以前の作品は全てシアターで観ている。
どうもトム・クルーズが苦手で、「ワルキューレ」以来のシアター。
今回見に行く気になったのはモロッコとウイーンでのロケに惹かれて…。でもこのシリーズってどんどん面白くなっているのがスゴい。5作品目の本作はほんとに面白くてシアターで観て正解だった。バイクのシーンはスゴい迫力。トム・クルーズってやはりスゴい人だ。そしてイルサ役のレベッカ・ファーガソンがかっこいい!サイモン・ペッグ良いな。

イーサン・ハントに「M:i:III/2006」「大いなる陰謀/2007」「ワルキューレ/2008」のトム・クルーズ。
ウィリアム・ブラントに「ジェシー・ジェームズの暗殺/2007」「ハート・ロッカー/2008」「ザ・タウン/2010」「アメリカン・ハッスル/2013」「エヴァの告白/2013」のジェレミー・レナー。
ベンジー・ダンに「M:i:III/2006」「ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン!/2007」「恋愛上手になるために/2007」「宇宙人ポール/2010」「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!/2013」「しあわせはどこにある/2014」のサイモン・ペッグ。
イルサ・ファウストに「ヘラクレス/2014」のレベッカ・ファーガソン。
ルーサー・スティッケルに「M:i:III」「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル/2011」のヴィング・レイムス。
ソロモン・レーンに「ボルジア家 愛と欲望の教皇一族 シリーズ/2011~2013」「プロメテウス/2012」「ベルファスト71/2014」のショーン・ハリス。
アラン・ハンリーに「私の中のあなた/2009」「恋するベーカリー/2009」「ローマでアモーレ/2012」「ブルージャスミン/2013」「アリスのままで/2014」のアレック・ボールドウィン。
英国首相に「プライドと偏見2005」「プロヴァンスの贈りもの/2006」「エリザベス:ゴールデン・エイジ/2007」「ワルキューレ/2008」「路上のソリスト/2009」「アバウト・タイム ~愛おしい時間について~/2013」のトム・ホランダー。
M16のアトリーに「ワールド・オブ・ライズ/2008」「ある公爵夫人の生涯/2008」「ジェーン・エア/2011」「裏切りのサーカス/2011」「博士と彼女のセオリー/2014」「マジック・イン・ムーンライト/2014」のサイモン・マクバーニー。
監督、脚本、原案は「ユージュアル・サスペクツ/1995」「ワルキューレ/2008」の脚本家クリストファー・マッカリー。

TOHOシネマズ日劇にて(既に上映終了)
[PR]
by margot2005 | 2015-09-14 21:14 | USA | Trackback(8) | Comments(2)

「わたしに会うまでの1600キロ」

「Wild」 2014 USA
a0051234_20573369.jpg

a0051234_20574259.jpg

a0051234_2058953.jpg

a0051234_2058301.jpg

a0051234_211275.jpg

“アメリカ西海岸を南北に縦断する過酷な自然歩道パシフィック・クレスト・トレイル(PCT)にたった一人で挑み、3ヵ月間で1600kmを踏破した実在の女性シェリル・ストレイドの冒険物語。”

シェリルに「恋人たちのパレード/2011」「デビルズ・ノット/2013」「グッド・ライ~いちばん優しい嘘~/2014」のリース・ウィザースプーン。
ボビーに「夫以外の選択肢/2004」 「ザ・マスター/2012」「きっと、星のせいじゃない/2014」のローラ・ダーン。
ポールにトーマス・サドスキー。
リーフにキーン・マクレイ。
シェリルの友人エイミーに「ボルケーノ/1997」「ロシアン・ルーレット/2010」のギャビー・ホフマン。
グレッグに「ダラス・バイヤーズ・クラブ/2013」のケヴィン・ランキン。
フランクに「セッションズ/2012」のW・アール・ブラウン。
ジョナサンに「フィレーネのキライなこと/2003」のミキール・ハースマン。
監督は「ヴィクトリア女王 世紀の愛/2009」「カフェ・ド・フロール/2011」「ダラス・バイヤーズ・クラブ/2013」のジャン・マルク・ヴァレ。

映画を見てまず思い出したのは「イントゥ・ザ・ワイルド/2007」。映画を見た後製作者の一人は「イントゥ・ザ・ワイルド」の製作者で「ラブ&マーシー 終わらないメロディー/2014」のビル・ポーラッドと知った。本作は女性一人の大冒険ドラマで、同じく実話である。
たった一人で過酷な大自然に挑戦したシェリルにはどのような過去があったのだろうか?それらはフラッシュバックとなってドラマの中に映しだされる。

ボビーの夫は飲んだくれで暴力的。子供を連れ家を出た彼女はシングルマザーとなってもいつも明るさを絶やさずシェリルとリーフにとっては素晴らしい母親だった。そんなボビーが46歳の若さで亡くなってしまう。

最愛の母親の死を受け入れることができず、優しい夫ポールがいるにも関わらず手当り次第にsexをしドラッグに溺れる日々。やがてポールと離婚したシェリルは自分探しの旅に出る決意をする。
自分探しの旅に出る...というのはとても良く理解出来る。一人旅なら尚更自分を見つめる事もできるし、しかしこの女性はなんと過酷な旅を選んだのだろう?山歩きの経験もないのに...おまけに歩く前から後悔しているように見えたし、でも人生のどん底にいたシェリルにとって、どうしてもやらねばならないことだったに違いない。

9/1の映画サービスディにシアターに行ったら満員で断られた。で、別の日に..まぁまぁの入りだった。
どこかのレビューにリース・ウィザースプーンってそれほど魅力を感じない女優…と書いている。というのも“キューティ・ブロンド”のリースからイメージが抜けないからかも知れない。オスカー主演女優賞をゲットした「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道/2005」は確かに素晴らしかったけど…。そして「グッド・ライ~いちばん優しい嘘」同様本作のリースも中々素敵だ。製作にも参加している。

オープニングとラストに流れるサイモンとガーファンクルの“El Condor Pasa (コンドルは飛んで行く)”がナイス。同じくS&Gの“Homeward Bound(早く家に帰りたい)”も流れ、この曲はヒロインの心境を現しているようでニクい。
ポスターにあるエイブラハム・リンカーンの“決して後ろを振り返らない...”がシェリルの心境を語っている様子。
シェリルが一人奮闘している中、道中で出会うグレッグ、フランク、ジョナサンたちとのエピソードをさりげなく挿み良い感じ。
旅のゴールであるオレゴン州の“神の橋”が見えた時のシェリルの爽やかな顔が素敵だ。映画のラストは感動を与えてくれる。
相変わらず邦題がダサ過ぎる。「Wild」クールなんだけど。

TOHOシネマズ・シャンテにて
[PR]
by margot2005 | 2015-09-13 23:07 | MINI THEATER | Trackback(5) | Comments(2)

「ヴィンセントが教えてくれたこと」

「St. Vincent」 2014 USA
a0051234_23581739.jpg

日々、酒とギャンブルに溺れるヴィンセントの家の隣にシングル・マザーのマギーと息子のオリバーが引っ越してくる。CTスキャン技師のマギーは仕事が忙しく、息子の面倒を見る時間があまりない有様。ある日、マギーに頼まれ仕方なしにオリバーの面倒を見ることになったヴィンセントはベビーシッターで金を稼ごうと思いつく…

ヴィンセントに「ダージリン急行/2007」「ゲットスマート/2008」「リミッツ・オブ・コントロール/2009」「私が愛した大統領/2012」「グランド・ブタペスト・ホテル/2013」のビル・マーレイ。
オリバーにジェイデン・リーベラー。
マギーに「デンジャラス・バディ/2013」「泥棒は幸せのはじまり/2013」のメリッサ・マッカーシー。
ダカに「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)/2014」のナオミ・ワッツ。
ブラザー・ジェラティに「カムバック!/2014」のクリス・オダウド。
ズッコに「ブレイブ・ワン/2007」「ハンティング・パーティ/2007」「奇跡のシンフォニー/2007」 「ザ・レッジ -12時の死刑台-/2011」「大統領の執事の涙/2013」「最高の贈りもの/2013」のテレンス・ハワード。
監督、脚本、製作はセオドア・メルフィ。

ドラマを盛り上げるのはひとえに俳優たちの存在…キャラ…演技。ビル・マーレイ、メリッサ・マッカーシー、ナオミ・ワッツ、そしてオリバー役のジェイデン・リーベラーがスゴく良い。
少々変わった趣のウェス・アンダーソン映画常連のビル・マーレイは偏屈で頑固なオヤジを演じれば天下一品。半パンで登壇する“St. Vincent”がナイス。
愛情深い普通の母親役のメリッサ・マッカーシーを見たのは今回初めて。彼女のキャラはいつも過激だから。
ロシアからやって来た“夜の女”ダカを演じるナオミ・ワッツの成りきりぶりには拍手を送りたい。

金欲しさにオリバーのベビーシッターを引き受けたヴィンセントは12歳の少年を酒場や競馬に連れ回し、子供どうしの喧嘩に割り込んで、オリバーが負けると知るや、相手を攻撃する技を伝授する。頑固オヤジのヴィンセントはモラルなどお構いなしに我が道を突き進んでいる。しかし偏屈で頑固な姿は彼の表の顔で、ヴィンセントの本当の顔は認知症の妻を気遣う心優しい夫。
やがてそれを知ったオリバーは、“St. Vincent”として讃えるのだ。
ビル・マーレイって実は苦手。でも本作を見て、憎たらしいけど、ちょっとチャーミングなビル・マーレイが好きになった。

TOHOシネマズ・シャンテにて
[PR]
by margot2005 | 2015-09-11 00:10 | MINI THEATER | Trackback(12) | Comments(2)

「ナイトクローラー」

「Nightcrawler」2014 USA
a0051234_23225417.jpg
a0051234_23223590.jpg
a0051234_23221723.jpg
a0051234_2322815.jpg

L.A.に住むルイスは定職に就かず、盗みで日銭を稼ぐその日暮らしの日々。毎日観葉植物に水をやり、シャツにアイロンをかける。友人も家族もいない男の楽しみはTVとPC。そんなある夜、“ナイトクローラー”と呼ばれる報道パパラッチ、ジョーと遭遇する。悲惨な映像がTVに売れると知ったルイスは盗んだ高級自転車を、カメラと無線傍受器に交換し夜の街に繰り出す。そして警察無線を盗み聞きし、事件現場へ駆けつけたルイスはショッキングな写真を撮影した後、あるTV局に売り込みに行く…

ルイスに「プルーフ・オブ・マイ・ライフ/2005」「ゾディアック/2006」「マイ・ブラザー/2009」「複製された男/2013」のジェイク・ギレンホール。
ニーナに「トーマス・クラウン・アフェアー/1999」「マイティ・ソー/2011」「マイティ・ソー/ダーク・ワールド/2013」のレネ・ルッソ。
リックに「グアンタナモ、僕達が見た真実/2006」「センチュリオン/2010」のリズ・アーメッド。
ジョーに「ヘイヴン/堕ちた楽園/2004」「エージェント・マロリー/2011」「2ガンズ/2013」のビル・パクストン。
監督、脚本は「落下の王国/2006」「ボーン・レガシー/2012」の脚本家ダン・ギルロイ。

ルイスは私利私欲しか考えず、自分がいかに優秀であるかアピールしまくる。そしてディレクターのニーナも彼の才能を認める。
もし被害者の家族がルイスの行動を知ったら訴えるのではないか?と思ったりもした。嘘が上手くて刑事の追求までかわしてしまう。それはこの男の持って生まれた才能だろう。

ルイスが助手に雇ったリックも社会の底辺で生活している男。日銭が欲しいリックはルイスの助手に採用され一安心。夜になると車の助手席で警察無線から聞いた事件現場へとルイスにナビゲートするのだ。ルイスの要求は完璧で、少しでも間違ったナビをすると怒りが返ってくる。
でも見ていてちょっと驚くと言うか、感心したのは…ルイスは冷酷な人間ながらキレて怒りを爆発することはない。それに意外や言葉も丁寧で、汚い言葉は使わず“Thank You!”や“Please!”がすんなりと発せられる。でもそれがこの男のやり方なのかも知れない。それらの言葉は慇懃無礼とも取れるかも知れないし…。
ひたすら自分の欲望を満たすため、ジョーを騙し、ニーナを手玉に取り、リックを丸め込む姿が恐ろしくもあった。

巷で話題になっている本作のシアターはとても混雑していた。ジェイク・ギレンホールってどうもあのギョロ目がダメで好きになれないのだけど、こういったキャラはもう似合い過ぎる。とにかく彼の怪演と衝撃的な映像に118分があっと言う間だった。
過去の人レネ・ルッソとビル・パクストンの出演が良いな。

新宿シネマカリテにて
[PR]
by margot2005 | 2015-09-09 00:34 | MINI THEATER | Trackback(15) | Comments(2)