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「トレビの泉で二度目の恋を」

「Elsa & Fred」2014 USA
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妄想癖のあるエルサは、ある日隣に引っ越してきた頑固老人フレッドと出会う。長年連れ添った妻を亡くした彼の心は虚無感でいっぱい。そんなフレッドにエルサは誘いをかけ始める...

エルサに「ココ・シャネル/2008」「バーニー/みんなが愛した殺人者/2011」「LIFE!/2013」のシャーリー・マクレーン。
フレッドに「理想の恋人.com/2005」「ニュー・ワールド/2005」「インサイド・マン/2006」「イルマーレ/2006」「Dr.パルナサスの鏡/2009」「終着駅 トルストイ最後の旅/2009」「人生はビギナーズ/2010」「ドラゴン・タトゥーの女/2011」のクリストファー・プラマー。
フレッドの娘リディアに「イン・トゥ・ザ・ワイルド/2007」「ローラーガールズ・ダイアリー/2009」「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ/2015」のマーシャ・ゲイ・ハーデン。
エルサの息子レイモンドに「インフォーマント!/2009」のスコット・バクラ。
リディアの夫ジャックに「セックス・アンド・ザ・シティ/2008」のクリス・ノース。
フレッドの友人ジョンに「バージニア・ウルフなんかこわくない/1966」「2012/2009」のジョージ・シーガル。
ラヴァーンに「デジャヴ/2006」のエリカ・アレクサンダー。
管理人アルマンデに「メビウス/2013」のウェンデル・ピアース。
エルサの夫マックスに「ハンティング・パーティ/2007」「新しい人生のはじめかた/2008」のジェームズ・ブローリン。
フレッドの孫マイケルに「ムーンライズ・キングダム/2012」のジャレッド・ギルマン。
監督、脚本は「ヴェニスの商人 /2004」のマイケル・ラドフォード。

ポスターにある“IT'S NEVER TOO LATE”の文字を見て、今や死語かも知れないが、“老いらくの恋”という言葉があったのを思い出す。

フレッドの娘は非常におせっかい焼きで、まるで介護ヘルパーのような存在のラヴァーンを父親の家に同居させる。そして時々自分はもちろんフレッドの孫まで様子を見に来るのだ。“放っておいてくれ!”と言うフレッドを無視して…。
一方でエルサには二人の息子がいる。出来のよい長男レイモンドは一人暮らしの母親が気がかりで時々様子を見に来る。この息子があり得ないくらい優しくてびっくり。

ちょっとネタバレ…
エルサには持病があり通院している。フレッドは至って元気だが家にこもりつづけているのだ。今や世界中の感心ごと“老人問題”を優しくキュートに描いたナイスなドラマ。ニューオリンズが舞台というのも中々素敵だ。
夫とは女性問題で別れたとか...若い頃、ピカソに絵を描いてもらったことがあるとしきりに言っていたエルサ。ラストにエルサの絵が金庫からでてきて、あれだけは妄想じゃなかったのだと一安心した。

原タイトル“エルサ&フレッド”が、とてつもなく陳腐なタイトル「トレビの泉で二度目の恋を」になってしまうのが恐ろしく悲しい。トレビの泉はラスト近くに数分しか登場しないのに…。
公開されて2週めの平日の昼下がりだったかシアターはほぼ満席。昨今老人映画が多いが、この二人の組み合わせは最高齢!かも知れない。

エルサが大好きな映画フェデリコ・フェリーニの「甘い生活(La dolce vita)/1960」のヒロイン、アニタ・エクバーグが先月亡くなったニュースを思い出した。アニタ・エクバーグ&マルチェロ・マストロヤンニのトレビのシーンは映画の中の映画として登場する。そしてシアターにも飾ってあったが、昔の映画のポスターって“アート/絵画作品”なんだと感心する。
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シャーリー・マクレーン&クリストファー・プラマーのカップルは「あの日の指輪を待つきみへ/2007」でも共演している。映画を観てレビューも書いたのだが、なぜか?削除してしまって…。
こうして見るとクリストファー・プラマーはひっきりなしに映画に出演する現役俳優であることが分る。85歳の彼には“矍鑠/かくしゃく”と言う言葉がぴったり。
80歳のシャーリー・マクレーンも今だ現役。意地悪ばあさん役を演じると天下一品!の女優。本作ではちょっと可愛いばあさん役が似合っている。あの歳になっても夢見る乙女なんて信じられないが、「アパートの鍵貸します/1960」のシャーリー・マクレーンが演じると違和感ない。
そうそう、wowowで見た“アカデミー賞2015”にノミネートされた作品賞の案内役で元気に登場していた。

Bunkamura ル・シネマにて
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by margot2005 | 2015-02-28 23:11 | MINI THEATER | Trackback | Comments(0)

「チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密」

「Mortdecai」2015 USA
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英国、オッックスフォード。幻のゴヤの名画が何ものかに盗まれ、英国諜報機関M15のマートランドはインチキ美術商のチャーリーに捜査を依頼する…

チャー リー・モルデカイに「フレンチなしあわせのみつけ方/2004」「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマン・チェスト/2006」「パブリック・エネミーズ/2009」「Dr.パルナサスの鏡/2009」「ローン・レンジャー/2014」のジョニー・デップ。
ジョアンナに 「抱擁/2002」「プルーフ・オブ・マイ・ライフ/2005」「恋愛上手になるために/2007」のグウィネス・パルトロー。
マートランドに「ガンズ&ゴールド/2013」のユアン・マクレガー。
ジョックに「ダ・ヴィンチ・コード/2006」「リリィ、はちみつ色の秘密/2008」「ヴィクトリア女王 世紀の愛/2009」のポール・ベタニー。
アメリカの富豪クランプフに「グランド・ブタペスト・ホテル/2013」「ウイークエンドはパリで/2013」のジェフ・ゴールドブラム。
クランプフの娘ジョージナに「ケイト・レディが完璧(パーフェクト)な理由(ワケ)/2011」「マジック・マイク/2012」のオリヴィア・マン。
監督に「天使と悪魔/2006/脚本」「プレミアム・ラッシュ/2012」のデヴィッド・コープ。

監督は「天使と悪魔」の脚本家であるデヴィッド・コープ。ジョセフ・ゴードン・レヴィット主演の「プレミアム・ラッシュ」は結構面白かったけど、本作は..何これ?と言うくらいヒドい。
まず主演のジョニー・デップにこのキャラは似合わない。というのもイートン・カレッジ卒業の英国人貴族なんて全く似合わないし、ばりばりのアメリカンのジョニーがアメリカを植民地呼ばわりするのも何となく白けてしまって…。
ジョアンナ役のグウィネス・パルトローは英国人を演じることが多いのでまぁまぁ似合っている。実はグウィネス・パルトローはどうも好きになれない女優。でも若い頃より歳を重ねた現在の方が良い感じ。
ユアン演じるマートランドとチャーリーがイートンで同窓だったというのも年齢的に無理がありそう。
wowowで見た「ローン・レンジャー」は中々良かったのに…だからこれ観に行くことにしたわけで、でもそれ以上に見たかったのはユアンの出演。ポール・ベタニーも好きだし。ユアン&ポール・ベタニーのキャラは良かった。ポール・ベタニー演じる用心棒件バトラー(執事)が最高!
デンマーク人俳優ウルリク・トムセンがちょこっと出演している。
オークションのシーンなどあり得ない!展開で…しかしドタバタ・コメディってほど笑える代物でもない。
TOHOシネマズのポイントがたまっていたので、それにて鑑賞。お金払っていたら許せない映画だった。

TOHOシネマズスカラ座にて
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by margot2005 | 2015-02-24 19:44 | USA | Trackback | Comments(0)

「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」

「Fifty Shades of Grey」2015 USA/カナダ
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ある日、大学生のアナは学生新聞の取材で友人ケイトの代わりに若き実業家クリスチャン・グレイをインタビューすることになる。グレイ本社に乗り込んだ内気なアナはハンサムで謎めいたクリスチャンに一目で惹かれてしまう。そしてクリスチャンもそんなアナに興味を抱くのだった…

クリスチャン・グレイに「マリー・アントワネット/2006」のジェイミー・ドーナン。
アナ(アナスタシア)・スティールに「クレイジー・イン・アラバマ/1998」「憧れのウェディング・ベル/2012」のダコタ・ジョンソン。
グレースに「イン・トゥ・ザ・ワイルド/2007」「ローラーガールズ・ダイアリー/2009」のマーシャ・ゲイ・ハーデン。
カーラに「高慢と偏見/1995」「抱擁/2002」「英国王のスピーチ/2010」「ゼロ・ダーク・サーティ/2012」のジェニファー・イーリー。
ケイトにエロイーズ・マンフォード。
クリスチャンの兄エリオットに「96時間/リベンジ/2012」のルーク・グライムス。
監督は「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ/2009」のサム・テイラー・ジョンソン。
原作、製作にE・L・ジェイムズ。

アナが眠るベッドの側で“4歳の時に亡くなった母親は娼婦だった。”と告げるクリスチャン。そしてある時には、“ヘリに乗せたのも、一緒のベッドで眠ったのも君が初めてだ!”と宣言する。
アブノーマルな方法でしかsexを楽しめない男に恋をしてしまったウブな女の子...映画を観終わって、これって究極のロマンス映画じゃないかと思った。原作本はきっとそれ以上のロマンス本であるかと想像する。そしてシアターは想像どうり女性がほとんど。

継母グレースやアナの母親に接するクリスチャンは正にジェントルマン。アブノーマルな人間って性格に二面性があるのかも知れない。アナが困っている時に突然現れ助け出したりする反面、ことあるごとに“Come!” “Eat!”と命令かつ支配する。犬じゃないんだから...と思ったりしたけど。そしてそんな支配欲満載の彼は、母親カーラに会いに行ったアナの元へ駆けつけ“君に会いたくてたまらなかった!”と宣う。
ここまで支配されるってどのような気持ちだろう?と、考えてみたりする。
SMプレイのやり方はもちろん、生活習慣からピルの処方まで、微に入り細に入り交わされる契約書が見物。

SMシーンも過激ではなく、美しく描いている。でもあの巨大なぼかし… なんとかならないものか?身体が隠れるくら大きいものまであった。
メイク・ラブ、シーンはとても綺麗に描写されていて、女性監督ならではのアレンジがと思った。

閉じるエレベーターの前でそれぞれが“クリスチャン!アナ!”と囁くエンディングに唖然!映画の続はありだろうか?
原作翻訳文庫は上、中、下3巻となっている。次作、次々作と全部で3部作。次作にはミセス・ロビンソンが登場するのだろうか?本屋の棚にいっぱい並んでいる“フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ”...ちょっと気になるけど、ロマンス小説過ぎる展開にお腹がいっぱいで疲れそう。

ソフィア・コッポラが発掘し「マリー・アントワネット」のフェルゼン伯爵役でデビューした北アイルランド、ベルファスト出身のジェイミー・ドーナンはとてもキュート。コリン・ファレルとヘンリー・カヴィルを足して2で割った感じで、二人以上に甘いマスク。彼の優しくて甘いマスクでSMシーンにも嫌悪感がなかったのかも知れない。
ドン・ジョンソン&メラニー・グリフィス夫婦の娘ダコタの体当たり演技に注目。彼女はマザー譲りのナイス・バディ。ダコタもジェイミーもモデル出身なので脱ぎっぷりが良いのかも?
で、TOMATOMETERの25%の低さに驚き。
アメリカが舞台ながらロケーションはカナダ。

TOHOシネマズに日劇にて
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by margot2005 | 2015-02-20 00:21 | USA | Trackback(7) | Comments(2)

「エクソダス:神と王」

「Exodus: Gods and Kings」2014UK/USA/スペイン
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旧約聖書“出エジプト記”をモチーフに描いた大スペクタクル・ドラマ。

モーゼに「ニュー・ワールド/2005」「アイム・ノット・ゼア/2007」「ダークナイト/2008」「ダークナイト ライジング/2012」「アメリカン・ハッスル/2013」のクリスチャン・ベール.
ラムセスに「キンキー・ブーツ/2005」「アニマル・キングダム/2010」「ゼロ・ダーク・サーティ/2012」のジョエル・エドガートン。
ヘゲップ総督に「ニュー・ワールド」「ノウイング/2009」「アニマル・キングダム」「ダークナイト ライジング」「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命/2012」「美しい絵の崩壊/2013 」のベン・メンデルソーン。
ラムセスの父親セティ王に「グッド・シェパード/2006」「セントアンナの奇跡/2008」「ジゴロ・イン・ニューヨーク/2013」のジョン・タートゥーロ。
ラムセスの母親トゥーヤに「バンテージ・ポイント/2008」「アバター/2009」「シャドー・チェイサー/2012」のシガニー・ウィーヴァー。
ラムセスの妻ネフェルタリに「ワールド・オブ・ライズ/2008」「彼女が消えた浜辺/2009」「チキンとプラム~あるバイオリン弾き、最後の夢~/2011」のゴルシフテ・ファラハニ。
モーゼの妻ツィポラにマリア・バルベルデ。
モーゼの継母ビティアに「シリアの花嫁/2004」「ミュンヘン/2005」「マリア/2006」「画家と庭師とカンパーニュ/2007」「扉をたたく人/2007」「リミッツ・オブ・コントロール/2009」「ミラル/2010」のヒアム・アッバス。
モーゼの義姉ミリアムにインディラ・ヴァルマ。
ヘブライ人の長老ヌンに「エレジー/2008」「ヒューゴの不思議な発明/2011」のベン・キングズレー。
ヘブライ人、ヨシュアにアーロン・ポール。
監督、製作に「プロヴァンスの贈りもの/2006」「アメリカン・ギャングスター/2007」「ワールド・オブ・ライズ/2008」「ロビン・フッド/2010」「プロメテウス/2012」「悪の法則/2013」のリドリー・スコット。

かなり前(昨年?)からシアターで予告を観ていたので、公開されたら観に行こうと思っていた一作。
巨額のマネーを投じた大作なので出演者も実に豪華。多くの国籍人間集合といったところ。CGもスゴいけど、エキストラの数が半端じゃない。スペインのカナリア諸島で撮影された海を渡るシーン(本作では紅海が割れるのではなく引き潮)は圧巻!そして赤く染まるナイルや、膨大なる蛙の発生に、イナゴが飛ぶシーンなどコレでもか!と見せつける。
モーゼに“お告げ”を与えるのが少年という発想がユニーク。

ラムセスが君臨するエジプトの豪華絢爛な宮殿…調度品や纏う衣装など素晴らしく美しい。古典もの大好きなのでこの手の映画は外せない。宗教には詳しくないがモーゼはもちろん知っているし、ラムセス2世も有名なる人物だし、映画はかなり興味深い。
エンディングでリドリー・スコットが本作を弟に捧げるとのメッセージがでる。

クリスチャン・ベールってウェールズ出身のUK俳優ながら、出演作はほとんどアメリカが舞台。初めて見た彼の映画はもちろんスピルバーグの「太陽帝国/1987」。でも余りに昔なのであまり記憶がない。2年ほど前だったかwowowで放送していたケネス・ブラナーの「ヘンリー五世/1989」のクリスチャン・ベールを見た。この時もまだ少年だったが、スゴくハンサムで記憶に残る。そして「ベルベット・ゴールドマイン/1998」。この映画は大好きなユアン・マクレガーが主演なので永久保存版にしてある。引っ張り出して見てみようクリスチャン・ベールを意識して…。

セシル・B・デミルの「十戒/1956」のモーゼ役はチャールトン・ヘストン。本作のクリスチャン・ベールの方がモーゼ役似合っている。“ダークナイト”シリーズのベールはとてもクールで、彼もお気に入りUK俳優の一人。「アメリカン・ハッスル」のようなコメディより古典ものが似合う気がする。
しかしラムセス役は「十戒」のユル・ブリンナーが断然良い。「十戒」は民放TVの吹き替え版で見た。今一度見てみたい字幕スーパーで…。
1998年に作られたアニメーション版の「プリンス・オブ・エジプト」も見た記憶があるが、今一度「十戒」と共に見てみたい。

少し前に、wowowで放映していた「キングダム・オブ・ヘヴン/2005」のディレクター・カット・バージョンを見た。12世紀、エルサレムを舞台に十字軍(ローマ・カトリック教徒)とイスラム教徒の戦いを描いた宗教をテーマにした重厚なドラマ。シアターで観ているが、ドラマを深く語るディレクター・カット・バージョンは実に良かった。リドリー・スコットは素晴らしい映画を作る監督だ。そういえば「グラディエーター/2000」が見たくなってきた。

TOHOシネマズ日劇
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by margot2005 | 2015-02-16 22:46 | UK | Trackback(8) | Comments(0)

「ビッグ・アイズ」

「Big Eyes」2014 UAS/カナダ
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1958年、地方都市に暮すマーガレットは酷い夫に耐えきれず娘を連れて家を飛び出し、二人でサンフランシスコへと向う。娘を養うため仕事を得ようとするが、絵を描くことしか能がない。やがてノースビーチで似顔絵描きをしている時、画家のウォルター・キーンと出会う...

マーガレット・キーンに「アメリカン・ハッスル/2013」のエイミー・アダムス。
ウォルター・キーンに「イングロリアス・バスターズ/2009」「おとなのけんか/2011」「恋人たちのパレード/2011」のクリストフ・ヴァルツ。
ディック・ノーランに「ウルヴァリン:X-MEN ZERO/2009」「タイタンの戦い/2010」「ロビン・フッド/2010」「声をかくす人/2011」「ヒッチコック/2012」のダニー・ヒューストン。
ルーベンに「マリー・アントワネット/2006」「ダージリン急行/2007」「ウォルト・ディズニーの約束/2013」のジェイソン・シュワルツマン。
ジョン・キャナディに「ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール/2001」「ウォンテッド/2008」「ゲットスマート/2008」「ワルキューレ/2008」「アジャストメント/2011」「アンコール!!/2012」のテレンス・スタンプ。
ディーアンに「お買いもの中毒な私!/2009」のクリステン・リッター。
監督、製作は「シザーハンズ/1990」「ビッグ・フィッシュ/2003」「チャーリーとチョコレート工場/2005」「アリス・イン・ワンダーランド/2010」「ダーク・シャドウ/2012」のティム・バートン。

実話を元にしたドラマは中々面白い。ラストで本物のマーガレットとウォルターの映像が映る。1927年生まれのマーガレットは今でも絵を描き、ウォルターは今だ自分が絵を書いたと主張しているらしい。裁判で証明されたのに懲りないというのかとんでもない男だ。

21世紀の今じゃこのようなことは決して起きないであろうが、1960年代って女性が一人で生きて行くにはキツい時代だった様子。口が上手くて、世渡りも上手いウォルターは気の弱いマーガレットを上手く操って行く。こんなことってアリなの?と思いながらも、ウォルターに促されせっせと筆を動かすマーガレットの姿がいじらしいというのか…男の言いなりになる彼女が実にお気の毒でならない。おまけにマーガレットが一日16時間絵を描く間ウォルターは遊んでいたというのだから、この男とんでもない詐欺師だ。
大嘘つきのウォルターには自らが描いた絵が一枚もないというのに驚き。マーガレットに見せた絵も本当は彼が描いたものではなく、彼は自称画家だったわけだ。

最後はマーガレットも勝利を得る。裁判でのウォルターが滑稽で...映画だからかなり誇張はしているはずだが、バレバレながらも自分が描いたと主張しまくるウォルターの姿がホント可笑しかった。演じるクリストフ・ヴァルツがナイス・キャスティング。エイミー・アダムスも同じく…。

1950〜60年代のファッションも注目。古い時代が舞台の映画を観るとファッションや車、調度品などが上手く揃えてあってとても楽しい。ドラマに登場する絵の量がスゴくて驚く。

オフィシャルに“ティム・バートンも驚いた嘘のような本当の話。”とあり、こんな文章も…“アンディ・ウォーホルですらその魅力を認め…”ともある。そして60年代アメリカで一大ブームを巻き起こした絵画(ビッグ・アイズ)シリーズを初めて目にした。ビッグ・アイズも良いけどモディリアーニ風の絵が素敵だな。

性格俳優クリストフ・ヴァルツを軸に、脇を固めるこれまた性格俳優のジェイソン・シュワルツマンやテレンス・スタンプの存在も見逃せない。

シネマカリテにて
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by margot2005 | 2015-02-10 23:07 | MINI THEATER | Trackback(7) | Comments(2)

「ナショナル・ギャラリー 英国の至宝」

「National Gallery」2014 フランス/USA/UK

編集/製作/監督は「パリ・オペラ座のすべて/2009」「クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち/2011」のフレデリック・ワイズマン。

残念なことに「ようこそ、アムステルダム美術館へ/2008」&
「みんなのアムステルダム国立美術館へ/2014」の方が興味深くて見応えがあった。
本作でも予算問題など語られるが、全体的に美術館の絵画をスクリーンに映しだすシーンが殆ど。アムステルダム美術館の愛嬌のある個性的な学芸員がいないのが寂しい。館長も、アムステルダムの彼らのようにオーラがないし保守的って感じ。それもお国柄なのかも知れない。

著名な絵画を情熱的に解説をする学芸員の姿や修復師の説明はナイスだった。超薄い金紙をピンセットで掴み額縁を製作するシーンは見応えあり。そしてティツィアーノの絵画の前でのダンスは実に斬新なアイデア。
3時間と長い上映時間ながらシアターが混んでいて驚いた。平日の昼間にも関わらず…美術館ファンの多さに再び驚き。

実はトラファルガー広場側にあるナショナル・ギャラリーへは行ったことがない。過去の英国旅行で行く予定だったにも関わらず、ロンドン以外の田舎を回ってしまったため時間がなくてパスしてしまった。美術館巡りは多大なる時間を必要とするので、大英博物館をさらっと見ただけ。
2013年、11月のパリ旅行の時にユーロスターでロンドンへ行く計画もしていたが、寒くて行くのをやめてしまって…結局ナショナル・ギャラリーは未踏の美術館。
スゴく有名な絵画がたくさんあるし、ターナーの絵画もゆっくりと見てみたい。ターナーの絵画は上野の西洋美術館にきた時に見たけど、全てじゃないし...いづれこのミュージアムには必ず行きたいと切に願っている。

Bunkamura ル・シネマにて
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by margot2005 | 2015-02-07 00:07 | フランス | Trackback | Comments(0)

「おみおくりの作法」

「Still Life」2013 UK/イタリア
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ジョン・メイは孤独死した人々の葬儀をアレンジするロンドンの民生委員。今日もたった一人で亡くなった人のもとへ駆けつける…

ジョン・メイに「アリス・クリードの失踪/2009」「ロンドン・ブルバード -LAST BODYGUARD-/2010」「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!/2013」のエディ・マーサン。
ケリーに「ダウントン・アビー 華麗なる英国貴族の館/2010~2013」「フィリス/2013」のジョアンヌ・フロガット。
メアリーにカレン・ドルーリー。
プラチェット氏にアンドリュー・バカン。
監督/脚本/製作は「フル・モンティ/1997(製作)」「ベラミ 愛を弄ぶ男/2012
(製作)」
のウベルト・パゾリーニ。

ジョンの職場の事務室の机上には備品が整然と並び、家の机も全く同じように整頓されている。食卓には毎晩同じ食材…かん詰め(肉?)とパンに紅茶…が用意され、酒も飲まない。真面目で律儀なジョンの性格を現しているようで面白いが、孤独な男の一人暮らしに強烈なる哀愁が漂う。

ジョンは仕事と言いながらも全く知らない人々の葬儀に執念を燃やすがごとく取り組む。それが原因で上司プラチェット氏に解雇されるわけだが…。
彼の最後の仕事となったのはビリー・ストークの葬儀。はからずもビリーはジョンと同じアパートの住人だった。しかしジョンは孤独死したビリーに会ったこともない。いつも道り遺品の中から故人と縁戚関係にあるものを見つようと部屋をあさり始める。そしてその中からビリーとの関係を示す幼い少女の写真を見つける。やがてそれを手掛かりに海辺の町に赴き、ビリーが働いていたパン屋や、フィッシュ&チップスの店を経営するメアリーを訪ねた後、ロンドンへ戻り、飲んだくれだったビリーを思い出しホームレスに会いに行き、とうとう写真の少女ケリーにたどり着く。

動物を心から愛する穏やかで優しいケリーと出会ったことでジョンの心は少々ときめいたように思える。なぜならば、ジョンはケリーとの再会を約束した後、ショップで彼女の好きな犬の絵柄のティー・カップを買い求めたりするのだから…。
あのラストはちょっと驚きだったが、心優しいジョンを讃える大ラスに癒される。
そして、テーマは少々暗いが、ちょっとした場面にユーモラスなシーンをはさみ紺んで、見終わってほんわかとした気分になる素敵な作品だった。

巷で評判なのか平日にも関わらずシアターが混んでいて驚いた。
エディ・マーサンの飄々とした風貌が役柄にぴたりとハマる。
ケリー役のジョアンヌ・フロガットに初めてお目にかかったのはジェームズ・マカヴォイの「フィリス」。その後「ダウントン・アビー 華麗なる英国貴族の館」シリーズのメイド長アンナを見た。この方静かで心優しい女性がスゴく似合う女優。本作のケリー役もナイスなキャスティング。

シネスイッチ銀座にて
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by margot2005 | 2015-02-05 22:32 | UK | Trackback(9) | Comments(4)

「96時間/レクイエム」

「Taken 3」2014 フランス
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トルコから戻った元CIA秘密工作員のブライアンはロサンゼルスで穏やかな日々を送っている。そんなある日、元妻レノーアがブライアンの住まいで何者かに殺害され、あろうことかブライアンが容疑者にされ指名手配される...

ブライアン・ミルズに「96時間/2008」「クロエ/2009」「アンノウン/2011」「ダークナイト ライジング/2012」「96時間/リベンジ/2012」のリーアム・ニーソン。
フランク・ドッツラーに「バンテージ・ポイント/2008」「大統領の執事の涙/2013」のフォレスト・ウィテカー。
スチュアート・セント・ジョンに「エニグマ/2001」「マリリン 7日間の恋/2011」「パニック・トレイン/2013」のダグレイ・スコット。
レノーアに「96時間」「96時間/リベンジ」のファムケ・ヤンセン。
キムに「ジェイン・オースティンの読書会/2007」「96時間」「96時間/リベンジ」のマギー・グレイス。
監督は「トランスポーター3 アンリミテッド/2008」「コロンビアーナ/2011」「96時間/リベンジ」のオリヴィエ・メガトン。
製作、脚本は「アンジェラ/2005」「トランスポーター3 アンリミテッド」「96時間」「アデル/ファラオと復活の秘薬/2010」「96時間/リベンジ」「The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛/2011」のリュック・ベッソン。

本作はヨーロッパではなくアメリカ合衆国が舞台なので見送ろうかなと思っていたが、フォレスト・ウィテカーとダグレイ・スコットの出演と、前作、前々作と観ていたので少々気になりシアターに行ってしまった。
60歳過ぎたリーアム・ニーソン相変わらず頑張っている。

頭脳明晰なブライアンは警察からの追っ手をかわしまくる。刑事フランク・ドッツラーは追跡を緩めないが、やがて先を読み決して捕まろうとしないブライアンにしてやられるハメになる。ドラマの中でドッツラーがとても能無しに見えるが、ブライアンをただ者じゃないと感じていたドッツラーが、ラストで、犯人ではないと察していたとブライアンに証し少々安心した。

派手なチェイス・シーン満載。特に高速道路でのパトカーのチェイス・シーンは...“あり得ない!!”...満載ながらリュック・ベッソン大好きなので許してしまった。
2015年初めてのド派手娯楽映画。しかも日劇で観たので大きなスクリーンは大迫力だ。たまにこういった映画をみると気分がすっきりして素晴らしい。

ダグレイ・スコットってちょっと素敵なUK俳優なのだが、情けない役柄が多いのがお気の毒。
リュック・ベッソンの「トランスポーター」シリーズの大ファン。「96時間」も3作品目となったが、次作品はあるのだろうか?なんとなくそれをほのめかすようなシーンもあったように記憶するけど…観てから随分と時間が経っているので記憶は定かじゃない。それに上のポースターにはENDSの文字が...。

TOHOシネマズ 日劇にて(既に上映終了)
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by margot2005 | 2015-02-04 23:26 | フランス | Trackback(9) | Comments(2)