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「17歳」

「Jeune & jolie」2013 フランス
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イザベルにマリーヌ・ヴァクト。
シルヴィに「ふたりの五つの分かれ路/2004」「輝ける女たち/2006」「ディディーヌ/2007」のジェラルディーヌ・ペラス。
パトリックに「ずっとあなたを愛してる/2008」「サラの鍵/2010」「わたしたちの宣戦布告/2011」「タイピスト!/2012」のフレデリック・ピエロ。
ヴィクトルにファンタン・ラヴァ。
ジョルジュに「シスタースマイル ドミニクの歌/2009」「ラスト・ターゲット/2010」のヨハン・レイゼン。
アリスに「家の鍵/2004」「エンジェル/2007」「彼が二度愛したS/2008」「ある公爵夫人の生涯/2008」「わたしを離さないで/2010」「メランコリア/2011」
のシャーロット・ランプリング。
監督、脚本は「ぼくを葬る/2009」「エンジェル/2007」「Ricky リッキー/2009」「しあわせの雨傘/2010」「危険なプロット/2012」のフランソワ・オゾン。
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パリの名門アンリ四世高校に通うイザベルは17歳。家族でヴァカンスを過ごしたリゾート地でドイツ人青年と出会い一夜を共にするが、さっさと別れてしまう。パリへ戻ったイザベルはある日、学校の前で見知らぬ男に声をかけられる。その後、男の言った事に興味を覚えたイザベルはSNSに登録し売春を始める…

イザベルが売春に及んだ動機は?それはかなり曖昧。母親は娘を”あばずれ!”呼ばわりしていたけど…イザベルが相手にする男は年上ばかり。ジョルジュに至っては父親どころか祖父くらいの年齢。実父と別れファーザー・コンプレックスでもあるまいに…彼女の行動は誰にも、本人にさえ理解できないのかも知れない。
イザベルと弟ヴィクトルとの会話もかなりきわどいし、母親シルヴィは完璧なる放任主義だし、シャワーを浴びる姿を継父パトリックに見られてもちっとも動揺しないイザベルはやはりあばずれなのか?

オゾン映画ファンだが本作はどうもいただけなかった。銀座で上映ということもあるが、観客ojisanが多くて驚きつつも納得。
ラストに登場するシャーロット・ランプリングは相変わらずの貫禄。
イザベルを演じるマリーヌ・ヴァクト、可憐な表情が高校生に見えなくもないが実際は20歳を超えている。
イザベルの友人が住むアパルトマンは眼下にエトワールが見えるロケーション。以前エトワールのトップに登った時パリのリッチマンが住むアパルトマンが立ち並ぶ景色を見た記憶がよみがえった(下写真)。
原タイトルは“若さと美しさ”。ラストでアリスがイザベルにこの言葉を献上する。
“若さと美しさ”に“愚かさ”もプラスしたい。
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シネスイッチ銀座にて
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by margot2005 | 2014-02-23 23:11 | フランス | Trackback(8) | Comments(2)

「メイジーの瞳」

「What Maisie Knew」 2012 USA
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スザンナに「クロエ/2009」のジュリアン・ムーア。
リンカーンに「メランコリア/2011」「ザ・イースト/2013」のアレキサンダー・スカルスガルド。
ビールに「マリー・アントワネット/2006」「ルビー・スパークス/2012」のスティーヴ・クーガン。
マーゴにジョアンナ・ヴァンダーハム。
メイジーにオナタ・アプリール。
監督は「綴り字のシーズン/2005」「ハーフ・ディズ/2009」のスコット・マクギー&デヴィッド・シーゲル。

両親が離婚し争いは法廷に持ち込まれる。結果、メイジーは両親それぞれの家を10日ごとに行き来することになる。ある日、父親ビールはメイジーのナニーだったマーゴと再婚する。母親スザンナは対抗するかのようにボーイフレンドでバーテンダーのリンカーンと再婚する…

観ていてイライラするが、子育て放棄の母親と、全く他人の若いカップルが子育てに奔走する姿が対照的で面白い。
メイジーの母親でロック・シンガー、スザンナを演じるジュリアン・ムーアが地のようで適役。そして何といってもメイジー役のオナタ・アプリールのさりげない演技が上手い。
スザンナの若いボーイフレンド、リンカーン役のアレキサンダー・スカルスガルドも良い感じ。マーゴ役のジョアンナ・ヴァンダーハムは少々アビー・コーニッシュ似の素敵な女優で今回初めてお目にかかった。メイジーに愛情を注ぐ優しいマーゴを好演している。

子供は親を選べないのでスザンナとビールのような両親を持ってしまったメージーは気の毒としか言いようがない。両親のどちらもそれぞれ自分たちの生き方(仕事/私生活も含め…)を変えないためメージーを振り回しているわけだが、二人とも全く反省しない。母親スザンナはツアーをキャンセルせず、美術商の父親ビールは自身の故郷ロンドンへ逃げてしまうのだから。
しかしながら娘メージーに”愛している!”と言いまくる二人。言葉とモノ(リッチな両親なのでモノは山ほど買える)だけで子供をつなぎ止めようとする二人がとても愚か。母親なぞ“わたしはあなたの母親なのよ!”と立場を主張したりする。わめいても6才の子供が理解するわけもないのに…と、非常に可笑しい。

メイジーの目を通して見た両親の姿。子供の目は全てを見て、感じてコワいということを大人は知るべし!
母親が“愛してる!”と連発する中、メイジーはマーゴに“I love him!”なんてリンカーンを愛していることを告白する。それが健気で…小さな子供は言葉だけでなくフィジカルに愛してくれる人に懐くんだと当たり前ながら納得したりする。
リンカーンとマーゴはまるでメイジーのステップ・パパ&ママ的存在。リンカーンもそうだけどマーゴのメイジーに対する愛情は観ているものにひしひしと伝わってきて素敵だった。実親のふがいない姿には終始唖然だったが...。

TOHOシネマズ・シャンテにて
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by margot2005 | 2014-02-18 23:16 | MINI THEATER | Trackback(12) | Comments(2)

「ミスティック・アイズ」

「Wreckers」2011 UK
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ドーンに「デビルクエスト/2011」のクレア・フォイ。
デヴィッドに「つぐない/2007」「ブーリン家の姉妹/2008」「戦火の馬/2011」「裏切りのサーカス/2011」「僕が星になるまえに/2010」のベネディクト・カンバーバッチ。
ニックに「華麗なる恋の舞台で/2004」「BOY A/2007」「プリンセス・カイウラニ/2010」のショーン・エアヴァンス。
ゲイリーに「ウエルカム!ヘヴン/2001」のピーター・マクドナルド。
ゲイリーの妻シャロンに「パイレーツ・ロック/2009」のシネイド・マシューズ。
監督、脚本はD・R・フッド。
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デヴィッドとドーン夫婦は共に学校教師で深く愛し合っているが子供ができずカウンセリングを受けている。ある日、除隊したデヴィッドの弟ニックが二人の住む屋敷に転がり込んでくる。そこはデヴィッドが少年時代を過ごした田舎町だった。怪しげな行動を取るニックは夢遊病者で、デヴィッドはそんなニックをかばうが、ドーンは次第にニックの存在に絶えられなくなって行く…

デヴィッドとニックは過去に父親から虐待を受けて育った。ニックは母親からも虐待を受けていたのだ。後遺症からか精神を病むニックを見捨てられないデヴィッド。
一方で養女として育ったドーンは是が非でも子供が欲しい。そしてある時、子供ができないのはデヴィッドに欠陥があることがわかる。デヴィッドがひた隠しにしていた事にショックを受けたドーンは、あろうことかいつも言いよってくるゲイリーとセックスしてしまう。

“幸せの歯車が狂い始める…”なんて解説の予告編を見るとサイコっぽいイメージだが、サイコ・ミステリーではなく単なるラヴ・ストーリー。
映画のオープニングは、赤ん坊をあやすドーンと、側で幸せな表情を浮かべるデヴィッドの二人から始まる…ドラマは進み、二人に子供ができない事がわかる。ゲイリーとのセックスはデヴィッドへの腹いせから?紆余曲折するが、ラストがオープニングとつながりほっとする。

上映館のシアター(鑑賞したのはレイトショー)はカンバーバッチ、ファンの女性が90%を占めていた。カンバーバッチ、ファンてほどでもないが、UK映画の大ファンなので観に行った。この俳優見れば見るほど爬虫類顔だ。

<未体験ゾーンの映画たち 2014>と銘打ったイベントの一作品。「僕が星になるまえに」同様カンバーバッチの旧作品。とても地味で、展開もそれほど興味を惹かれるストーリーでもなく、よくぞ公開されたと感心する。
原タイトルは“破壊者”という意味。
苦悩するベネディクト・カンバーバッチがナイス。

ヒューマントラストシネマ渋谷にて(現在は午後一回上映中)
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by margot2005 | 2014-02-18 19:12 | UK | Trackback | Comments(0)

「はじまりは五つ星ホテルから」

「Viaggio sola」…aka「A Five Star Life」2013 イタリア
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イレーネに「もうひとつの世界/1998」「恋愛マニュアル/イタリア的、恋愛マニュアル/2005」「カイマーノ/2006」「題名のない子守唄/2006」 「対角に土星/2007」「ローマ法王の休日/2011」のマルゲリータ・ブイ。
アンドレアに「最後のキス/2001」「ぜんぶ、フィデルのせい/2006」「対角に土星」「娘と狼/2007」「錆び/2011」のステファノ・アルコッシ。
ケイト・シャーマンに「家族の庭/2010」のレスリー・マンヴィル。
シルヴィアにファブリツィア・サッキ。
シルヴィアの夫トンマーゾに「元カノ/カレ/2009」のジャン・マルコ・トニャッツィ。
アンドレアの恋人ファビアーナにアレッシア・バレーラ。
監督、原案、脚本はマリア・ソーレ・トニャッツィ。
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ローマに住むイレーネは今日も飛行機に乗り五つ星ホテルへ赴く。40歳で独身。なんのしがらみもない彼女は会社に重宝されている。スゴくゴージャスな仕事のようだが…いやいやそうではない。ホテルの部屋に入るなり、白手袋をはめてあら探しを始めるのだから….

イタリアはもちろん、フランス、スイス、モロッコ、ドイツ、そして上海の五つ星ホテルが登場する本作はとても楽しみにしていた。

ドラマの中で一番最初に登場する五つ星ホテルはオテル・ドゥ・クリヨン。パリのコンコルド広場が真正面に見える位置に建つホテルは、ヴェルサイユからオペラを見にパリに遊びにきた時マリー・アントワネットが滞在したことで知られる。
“マリー・アントワネット・スイート”があり誰でも泊まれる(多分一泊十数万円は取る?)。そういや11月にパリに行った時ちょうど外観が工事中だったのを思い出す。

モロッコ、マラケシュのパレ・ナマスカはあまりにゴージャスで唖然。イタリア、トスカーナのスパ&リゾート・ホテルや、スイス、グシュタードのホテルもスゴい!そしてドイツ、ベルリンのホテルのサービスは過剰かと思えるほどだった。
過去にヨーロッパの五つ星ホテルに泊まったことはない。残念なことにこの後も多分ないだろうと思えるが、本作を観て我慢することにした。

ホテルのサービスをチェックする“覆面調査員”イレーネが訪れるそれぞれのホテルで人との出会いを織り込みながらドラマは進行する。

モロッコ、マラケシュで出会った男性はリッチで、魅力的だったが、妻にぞっこんでイレーネの入る隙間もない。

ドイツ、ベルリンで人類学者ケイト・シャーマンと出会い意気投合するが、翌朝彼女は心臓発作で亡くなってしまう。ケイトもイレーネと同じシングル。全くの他人ながらケイトの死に打ちのめされるイレーネの気持ちはとても理解できる。中年になって独身というのは男でも、女でも、自身が死を向かえる時、誰が側に…と思ってしまうのだろう。

しかし、イレーネのようなキャリアウーマンでも妹シルヴィアや元カレのアンドレアに依存しているのに驚く。
しがらみが多いと逃げ出したくもなるが、何もないのは、自由かも知れないがやはり寂しいことなのだろう。
大ラス...孤独ではあるが、再び自由で華やかな人生を謳歌しようと上海へ向かうイレーネが清々しい。

渋谷 ル・シネマにて
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by margot2005 | 2014-02-09 18:09 | イタリア | Trackback(2) | Comments(0)

「アメリカン・ハッスル」

「American Hustle」2013 USA
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アーヴィンに「ニュー・ワールド/2005」「アイム・ノット・ゼア/2007」「ダークナイト/2008」「ダークナイト ライジング/2012」のクリスチャン・ベール。
リッチーに「そんな彼なら捨てちゃえば?/2009」「ニューヨーク、アイラヴユー/2008」「ザ・ワーズ 盗まれた人生/2012」「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命/2012」「世界にひとつのプレイブック/2012」のブラッドリー・クーパー。
市長カーマインに「ジェシー・ジェームズの暗殺/2007」「ハート・ロッカー/2008」「ザ・タウン/2010」のジェレミー・レナー。
シドニーに「魔法にかけられて/2007」「チャーリー・ウイルソンズ・ウォー/2007」「ダウト ~あるカトリック学校で~/2008」「サンシャイン・クリーニング/2008」「ジュリー&ジュリア/2009」「ザ・マスター/2012 」「マン・オブ・スティール/2013」のエイミー・アダムス。
ロザリンに「あの日、欲望の大地で/2008」「世界にひとつのプレイブック」のジェニファー・ローレンス。
リッチーの上司ストッダードにルイス・C・K。
アラヴ人(本当はメキシコ人)パコに「クラッシュ/2004」「ワールド・トレード・センター/2006」「ザ・シューター/極大射程/2007」「大いなる陰謀/2007」「グッド・ドクター 禁断のカルテ/2010」のマイケル・ペーニャ。
FBIのアンソニーに「GOAL!/ゴール!/2005」「さよなら。いつかわかること/2007」「ココ・アヴァン・シャネル/2009」「ジンジャーの朝 さよなら、わたしが愛した世界/2012」のアレッサンドロ・ニヴォラ。
ノンクレジットでロバート・デ・ニーロが出演している。
監督、脚本は「スリー・キングス/1999」「ファイター/2010」「世界にひとつのプレイブック/2012」のデヴィッド・O・ラッセル。
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妻子がいるにも関わらずアーヴィンはある日シドニーという美しい女性に出会い一目惚れしてしまう。やがて二人は詐欺師コンビとなり、数々のダマしを完全犯罪にしてきたが、とうとうFBIに逮捕されてしまう。そして少々クレージーな捜査官リッチーはアーヴィンとシドニーに囮捜査協力を迫る...

タイトルに“American〜”と付いているがごとく、とてもAmericanなドラマで、1979年に実際にあった一大政治スキャンダルをベースにしたクライム・コメディ。
ハリウッド娯楽作品をたまに観ると楽しめる。出演陣も豪華だし、Musicがこれまた懐かしいのだ。トム・ジョーンズ、ドナ・サマー、ウイングス、ビー・ジーズにエルトン・ジョンetc…。

体重を増やしてアーヴィン役に挑んだクリスチャン・ベール。「マシニスト/2004」の時は骨と皮ほどに痩せてみせたが、体重を増やすのと、減らすのってどちらが大変なのだろう?食べて太る方が楽かも知れないが、後で体重を落とすのも大変なことだと思う。ホント俳優てスゴいことをしてみせるものだ。
クリスチャン・ベールって結構好きなのだけど、私好みの映画に出演してくれないのが残念。

少々クレージーな?FBI捜査官役のブラッドリー・クーパーが素晴らしい。「ザ・ワーズ 盗まれた人生」のようなシリアスなドラマのブラッドリー・クーパーはとてもハンサムに映るが、こういった役柄の方が似合う。と考えると“ハングオーバー”シリーズは彼のあたり役かとも思える(3作全て見ているがレビューは書いていない)。

エイミー・アダムスは顔が可愛くて(この方今年40歳の誕生日を迎えるようには見えない)美女ってイメージじゃない(「魔法にかけられて」のプリンセスのイメージが抜けなくて…)。でも、たまたま本屋で立ち読みした輸入版“VANITYFAIR”の真っ赤なドレスを纏ったエイミーがとても妖艶でびっくり。本作でも悩殺ドレスで頑張っている。

エイミーとは逆に、まだ20代前半のジェニファー・ローレンスが貫禄たっぷりで、存在感を示している。

ジェレミー・レナーはどうも苦手な俳優なのでコメントは差し控えたい。
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TOHOシネマズスカラ座にて
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by margot2005 | 2014-02-08 00:35 | USA | Trackback(15) | Comments(0)

「危険な関係」

「Wi-heom-han gyan-gye」…aka「Dangerous Liaisons」2012 中国/韓国/シンガポール
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ドゥ・フェンユーに「SAYURI/2005」のチャン・ツィイー。
シエ・イーファンにチャン・ドンゴン。
モー・ ジユにセシリア・チャン
監督は「八月のクリスマス/1998」のホ・ジノ。
原作はコデルロス・ド・ラクロ。

1931年、上海。富豪の女性実業家のジユとプレイボーイのイーファンは日々享楽的な生活を楽しんでいる。ジユは自分を捨てた男が年若い少女と婚約したと知り嫉妬し復讐を誓う。やがてある夜パーティで会ったイーファンに“彼女を誘惑して!”と持ちかける。しかしイーファンが誘惑したいと望んでいるのは、他でもない知的で清楚な未亡人フェンユー だった…

中国製作映画は「コネクテッド/2008」以来かれこれ4年半ぶり。「コネクテッド」はハリウッド映画のリメイクだった、こちらもリメイクもの。
過去に鑑賞した中でフランスものはジャンヌ・モロー&ジェラール・フィリップ版の「危険な関係/1959」と、シルヴィア・クリステルとジョン・フィンチ、ナタリー・ドロンの「危険な関係/1977」。
ハリウッドものはグレン・クローズ、ジョン・マルコヴィッチ、ミシェル・ファイファー版の「危険な関係/1988」と、コリン・ファースとアネット・ベニングの「恋の掟/1989」とか、現代のティーン・エイジャーが主人公の「クルーエル・インテンッションズ/1999」など。他に日本や韓国製のものもあり。カトリーヌ・ドヌーヴとルパート・エヴェレット版の「危険な関係/2003」が見てみたい。

でもやはり何といっても「危険な関係」映画は1988年版が一番面白い。原作と同じ18世紀舞台で、社交界に君臨するメルトイユ侯爵夫人役のグレン・クローズとドンファンであるバルモン子爵役のジョン・マルコヴィッチ二人が、テーマである“背徳”にぴったりで、絶妙の配役であり、ストーリーも素晴らしい。脇でキアヌー・リーヴスやユマ・サーマンも出演している。

本作観る予定はなかったが、観たい映画の上映時間が合わず断念してこちらに...(現在は 午前一回のみの上映)。観たのは確か初日だった。
しかしながら本作のチャン・ドンゴンも中々のもの。そしてセシリア・チャンもgood。チャン・ツィイーは好きじゃないので他の女優でお願いしたかったが…。
ドラマに登場する時代物の西洋館や、数々の調度品が美しい。
韓国映画は全く観ないので名前は知っていたがチャン・ドンゴンを初めて見た。香港女優のセシリア・チャンも初めてお目にかかった次第。

TOHOシネマズシャンテにて
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by margot2005 | 2014-02-05 23:51 | アジア | Trackback | Comments(0)

「ザ・イースト 」

「The East」2013 USA/UK
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脚本、製作、出演(サラ/ジェーン)に「アナザー プラネット/2011」「キング・オブ・マンハッタン 危険な賭け/2012のブリット・マーリング。
ベンジーに「メランコリア/2011」のアレキサンダー・スカルスガルド。
イジーに「JUNO/ジュノ」2007」「ローラーガールズ・ダイアリー/2009」「ローマでアモーレ/2012」のエレン・ペイジ。
ドクに「ロックンローラ/2008」「わたしの可愛い人-シェリ/2009」「悪の法則/2013」のトビー・ケベル。
ルカに「赤ずきん/2011」のシャイロー・フェルナンデス。
サムにオルディス・ホッジ。
サラの上司シャロンに「あぁ、結婚生活/2007」「ラースと、その彼女/2007」「幸せのレシピ/2007」「エレジー/2008」「それでも恋するバルセロナ/2008」「人生万歳!/2009」「ワン・デイ 23年のラブストーリー/2013」のパトリシア・クラークソン。
サラの恋人ティムに「ブッシュ/2008」のジェイソン・リッター。
製薬会社の副社長ペイジ・ウイリアムスに「チェ 28歳の革命/2008」「ベンジャミン・バトン 数奇な人生/2008」「サベイランス/2008」のジュリア・オーモンド。
監督、脚本は「Sound of My Voice/2011」のザル・バトマングリッジ。

ドラマのオープニング、海に流れ込んだ原油にもがき苦しむ水鳥の映像が流れる…石油会社社長の自宅にタールをばらまき塗り付け、“環境汚染した罪に制裁する!さらに他の他企業もターゲットにしている!”という声明文を出したのは“イースト”と名乗る秘密組織。
元FBIエージェントのジェーンは大企業をクライアントに持つセキュリ ティ会社に雇われる。ある日、環境テロリスト集団“イースト”への潜入捜査を命じられ、サラと名前を変え、恋人ティムにはドヴァイに行くと偽り正体不明の環境テロ集団に潜り込ことに成功する。

両親を亡くし、巨額の富を相続したベンジーは親類からの媚びに嫌気がさし広大なる森にある屋敷を焼きはらって“イースト”の住処としている。
イジーの父親は会社の儲けのためには汚染された水を垂れ流すことさえいとわない企業の経営者。
ドクは実の妹を薬の副作用で亡くしている。

大企業を襲うテロから企業を守る会社があるってとてもアメリカらしい。“イースト”のリーダーを演じるアレキサンダー・スカルスガルド。彼のひげ面(後に長いひげはなくなる)はまるでイエス・キリストのよう。

サラの恋人ティムが“君は何を考えているのかわからない。”と別れを告白する。サラは“ドヴァイへは行かなかったの。”と答える。しかし上司シャロンの命令で再び“イースト”へ潜り込んだサラ。恨みを晴らすためテロを起こしてはいけない。そしてそれを阻止するため潜り込んだサラだったが…ラストのサラの決断は...あのラストには考えさせられた。

なぜか?シアターで本作の予告は見ていない。何度も予告を見た日比谷のTOHOシネマズ・シャンテで「メージーの瞳」を観るつもりが上映時間に間にあわずこちらにした。
スウェーデン出身のアレキサンダー・スカルスガルドの映画が同時に公開されているなんてとても珍しいこと。初日の最終回、シアターの席もうまっていて、かなり興味深く引き込まれる展開のドラマで見応えあり。

「キング・オブ・マンハッタン 危険な賭け」で主人公を演じるリチャード・ギアの娘役で初めてお目にかかったブリット・マーリングは脚本家であり、プロデューサー、監督もこなす才女らしい。おまけに美くしい。本作の役柄も元FBIエージェントという才女役が似合う。

ザル・バトマングリ作品は初めて観たが、とても斬新でスタイリッシュで素晴らしい。未公開ばかりだが過去の他の作品が見てみたい。

TOHOシネマズ・シャンテにて
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by margot2005 | 2014-02-02 23:50 | USA | Trackback(11) | Comments(0)