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ニューイヤーズ・イヴ...

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今年もたくさんのTBありがとうございました!良きお年を!

観たけどレビューを書かなかった映画が年々増えている。今年は18本。
来年こそ全てのレビューを書きたいものだ。
上から観た順に...

「ムーンライズ・キングダム/2012」
ウェス・アンダーソンの世界はやはりダメ。

「バチェロレッテ -あの子が結婚するなんて!/2012」
気分転換に観に行った次第。でもくだらな過ぎて…。

「フライト/2012」
デンゼル・ワシントン映画なので外せなかった。オスカーにノミネートされてもいたし、その上監督はロバート・ゼメキスだったし…でも今一だった。

「キャビン/2011」
クリス・ヘムズワース狙いで観に行ったらゾンビ映画だった。

「ヒステリア/2011」
19世紀、ヴィクトリア朝時代ロンドンが舞台に惹かれて…中途半端なコメディで主旨も面白くなかった。


「リンカーン/2012」
監督はスティーヴン・スピルバーグ。ダニエル・デイ・ルイスがオスカー主演男優賞に輝いたのも納得の素晴らしい作品。
  
「ジャッキー・コーガン/2012」
ブラッド・ピット映画はデンゼル同様外せない。ヒットマン役のブラッド・ピットは中々クールだったが、こういった映画はあまり好きじゃない。

「カルテット!人生のオペラハウス/2012」
主演のマギー・スミスを始め口パクの歌うシーンが寂しい。昨今老人映画が増えていて、同じような題材の「アンコール!!/2012」は良かったけど…。

「ハード・ラッシュ/2012」
マーク・ウォールバーグのファンなので観に行った。中々面白いサスペンスだった。マークとデンゼル共演の「2ガンズ/2013」はフランス行きの飛行機の中で見た。このクライム・アクションも期待以上に面白かった。

「エンド・オブ・ホワイトハウス/2013」
ジェラルド・バトラーの大ファン。アーロン・エッカートも出ていたし…でも映画は面白くなかった。

「ハングオーバー!!! 最後の反省会/2013」
ブラッドリー・クーパーも大好きな俳優の一人。くだらないのはわかっていながら観に行ったが、くだらな過ぎて途中でやめようかと思ったくらい。一作目は面白かったのに...。

「きっと、うまくいく/2007」
生粋のインド映画って初めて観た。ミニシアターでロングラン上映していてインド映画ファンて多いのだと納得。170分と長い上映時間ながら飽きさせず面白い展開を大いに楽しんだ。

「31年目の夫婦げんか/2012」
こちらも今流行の?老人映画。主演のメリル・ストリープにあの役は全く似合わない。トミー・リー・ジョーンズは良かったな。

「エリジウム/2013」
やはりマット・デイモン狙いで観に行った一作。相変わらずジョディ・フォスターはクール。でもドラマに惹き付けられることはなかった。
 
「カイロ・タイム ~異邦人~/2009」
カイロが舞台で見てみたかった。ヒロイン役のパトリシア・クラークソンは素敵なハリウッド女優。物語もナイスだった。 
 
「ある愛へと続く旅 /2012」
ヒロインのペネロペ・クルスは老け役で頑張っていたけど、盛り上がりに欠けるドラマだった。

「セイフ・へイヴン/2013」
ニコラス・スパークス&ラッセ・ハルストレムということで観に行った。ニコラス・スパークスの世界はロマンティック過ぎる。ジョシュ・デュアメルは本国ではとても人気のある俳優(TV出演多し)。でも彼の映画をシアターで観たのは初めて。
  
「グリフィン家のウエディングノート/2013」
観たい映画の時間が合わなかったので仕方なしに観た次第。うるさいくらい台詞が飛び交う群像ドラムは全く期待していなかったため、予想外に面白かった。


エッフェルが一番綺麗に見えるトロカデロ広場へ行った。地下鉄6号線か9番号線のTrocadero駅上がったところに広場があり、遠方の真正面にエッフェルが姿を現す。10年前のパリ旅行ではエッフェルの一番上まで登った。リフトに乗るため3時間くらい並んだ記憶がある(7月の観光シーズン真っ盛りの時)。エッフェルから見下ろすパリの街は素晴らしかったことを覚えている。
夕暮れの中のエッフェルはとても美しかった。辺りはかなり寒かったけど...。
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by margot2005 | 2013-12-31 01:50 | TRIP | Trackback | Comments(4)

モンマルトル&サンジェルマン・デ・プレ

サクレクール聖堂は地下鉄12号線のAbbessesから歩く。そして階段を上るか、ケーブルカーに乗るか?選択。しばし数多の映画の舞台となったモンマルトルに溶け込みたかったので階段を選んだが帰りはケーブルカーにした。
階段はケーブルカーの側と、別の場所にもある。ケーブルカーの側は観光客がい多いので、多分地元民が上り下りする方の階段を上ったわけだが、これがめちゃくちゃキツくて...十年前にもこの地を訪れ階段上ったはずだが、それはケーブルカーの方の階段だった。
今回上った階段(下写真)はほとんど人がいなかった(朝早いこともあり?)。息絶え絶えに上がりきったら画家たちが集まる広場に出た。
高齢者がモンマルトルの丘に行くにはタクシーがよろしいかと...。観光客用にミニバスも走っている。
ビザンチン・スタイルの白い教会は建物そのものも、内部も美しいが当然ノー・フォト。
地下鉄Abbesses駅はアール・ヌーヴォー風でオシャレ。
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サンジェルマン・デ・プレへは地下鉄4号線で...
かつて濠と防塁に囲まれた大修道院だったサンジェルマン・デ・プレ教会。
17世紀が舞台の”三銃士”のダルタニアンが出てくる映画で、“サンジェルマン・デ・プレで会おう!”なんて台詞を聞いた覚えがある。今ではサンジェルマン・デ・プレ教会周辺はCartierを始めとしたブランド横町と化している。この教会が威風堂々としているのはやはり歴史があるからなのだと納得した。
10年前の旅行でサンジェルマン・デ・プレをウロウロしていた時は買い物に夢中だったので教会の中へは入らなかった。今回初めて入った協会内はフォトOKで中々立派だった。
教会側のカフェ・ドゥ・マゴは改築中だったが、カフェ・ドゥ・フロールは営業中。
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by margot2005 | 2013-12-30 00:37 | TRIP | Trackback | Comments(0)

「おじいちゃんの里帰り」

「Almanya - Willkommen in Deutschland」2011 ドイツ
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フセインにヴェダット・エリンチン。
ヤング、フセインにファーリ・オーゲン・ヤルディム。
妻ファトマにLilay Huser。
ヤング、ファトマにDemet Gül。
フセインの孫チェンクにラファエル・コスーリス。
監督、脚本はヤセミン・サムデレリ。

イルマズ家のフセインはドイツに渡って50年。妻と共にドイツ国籍を手にし、初めて三世代家族総出で祖国トルコに戻る決心をする...

戦後ドイツは急激な経済発展のためイタリアやスペインそしてギリシャから人材を集めた。東ヨーロッパからの人材は望めないのでトルコに白羽の矢が…やがて60年代それに志願したトルコ人たちは多数海を渡った。自動車会社(メルセデス)等で働くため移民した人々の姿が実写で映る。

ドイツで7ヶ月のロングランだそうだが日本で受けるかどうかは疑問?
ドイツ映画ファンでトルコも好きなので映画を楽しんだ。
久しぶりのドイツ映画。全く違うテーマながらトルコ移民であるファティ・アキンの「そして、私たちは愛に帰る/2007」を思い出した。

ネタばれする…フセインおじいちゃんはマイクロバスで3000キロの旅を終えトルコにたどり着いた後心臓発作で亡くなる。この展開には少々驚いたが、ある意味祖国に眠ることが叶うわけだ。
ドラマはあくまでもコメディ。フセインおじいちゃん同様、孫息子チェンクが重要な役所。演じるラファエル・コスーリスが可愛い。

ヒューマントラストシネマ有楽町にて
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by margot2005 | 2013-12-29 18:50 | ドイツ | Trackback(3) | Comments(0)

「母の身終い」

「 Quelques heures de printemps」…aka「A Few Hours of Spring」2012 フランス
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アランは48歳の長距離トラック運転手。ある時麻薬密売に関わり服役し、出所後母親の家に身をよせる。しかし几帳面な母親と、だらしのない息子との間に争いは絶えなかった...

アランに「ガスパール/君と過ごした季節(とき)/1990」「すべて彼女のために/2008」「君を想って海をゆく/2009」のヴァンサン・ランドン。
イヴェットに「トリコロール/青の愛/1993」のエレーヌ・ヴァンサン。
クレメンスに「フレンチなしあわせのみつけ方/2004」「エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜/2007」「潜水服は蝶の夢を見る/2007」「危険なプロット/2012」のエマニュエル・セニエ。
監督、脚本は「愛されるために、ここにいる/2005」のステファヌ・ブリゼ。
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ステファヌ・ブリゼの「愛されるために、ここにいる」はとても素敵なヒューマン・ドラマだった。こちらは尊厳死を問う辛口ドラマ。
スイスで迎える母のラスト。“愛してるお母さん!”と母を抱きしめる息子の姿が胸を打つ。エンディングが始まりただただ呆然となった。

映画のwebに“愛する人の究極の選択をあなたはどう受け止めますか?”とある。
脳腫瘍に冒された母親が尊厳死を選ぶことを知った息子は動揺するが、それを選んだ母親と初めて向き合い心を通わせ始める重厚なヒューマン・ドラマは素晴らしかった。
ドラマの母親ほどの年ではないが、立場的には母親サイドなので、彼女のように尊厳死に挑めるかどうか自信がない。これは正に究極の選択である。
邦題はかなり単刀直入ながら、原タイトルは“春の数時間”…それは母と息子が過ごす数時間でとても意味深い。

息子は母親の着るエプロンのような洋服が滑稽に見え“そんな変な服を着るな!”と言ったり、“暇ならジグソー・パズル(母の最大の趣味)でもやっていろ!”なんて吐き捨てながら母親に殴り掛かろうとするのだ。信じられないけど“早く死ね!”なんてことまで言っていた。

48歳の息子が母親と暮らす心境って?反対に出所したばかりの48歳の息子と暮らす母親の心境って?一言で言い表せば互いに“ツライ!”意外の何ものでもない。
ドラマの中から二人の心境がひしひしと伝わってくる。

ヴァンサン・ランドンはお気に入りフランス人俳優の一人だが、、惨めでどうしようもない中年男を好演している。
母親役のエレーヌ・ヴァンサンについては良く知らないが、死を目の当たりにして、情けない息子が気がかりの母親を全身で表現していて素晴らしい。母親にとっては何歳になろうが息子(子供)は息子なのだから。

アランは毎日が母親との葛藤の中でボーリング場でシングルマザーのクレメンスと出会う。急接近する二人だが刑務所帰りのアランは自身のことを打ち明ける事が出来ない。とにかく情けないのだこの男は…。でもラストで二人の未来が見える展開に一安心した。

シネスイッチ銀座にて
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by margot2005 | 2013-12-28 23:34 | フランス | Trackback(7) | Comments(2)

「もうひとりの息子」

「Le fils de l'autre」…aka「The Other Son」 2012 フランス
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オリットに「キングス&クイーン/2004」「クリスマス・ストーリー/2008」「ココ・アヴァン・シャネル/2009」「風にそよぐ草/2009」のエマニュエル・ドゥヴォス。
アロンにパスカル・エルベ。
ヨセフに「ぼくセザール 10歳半 1m39cm/2003」「リトル・ランボーズ/2007」のジュール・シトリュク。
ヤシンにメディ・デビ。
ライラにアリーン・オマリ。
サイードに「迷子の警察音楽隊/2007」のカリファ・ナトゥール。
監督、脚本はロレーヌ・レヴィ。
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テルアビブに暮すフランス系イスラエル人、アロンとオリット夫婦の息子ヨセフは18歳。ある日、兵役検査で採血し両親の子供でないことが明らかになる。今から18年前、湾岸戦争で混乱する中、病院で別の赤ん坊と取り違えられていたのだ。しかも取り違えられた相手は壁の向こうに暮らすパレスチナ人夫婦サイードとライラの息子ヤシンだった...

ある日突然産みの母親か、育ての母親か?どちらかを選べと言われても選べるわけがない(ドラマの中で息子たちに選択をせまっているわけではない)。現実的には育ての母親に愛情があるから、いきなり産みの母と言われても戸惑いまくるだろう。でも次第に愛情は芽生えていくに違いない。
母親はどうだろう?間違いなく自分が生んだと証明される子供が目の前に現れたらすぐに愛情を感じてしまうと思う。ドラマの中の二人の母親もそうだった。父親は自分の子供かどうかは、子供を産んだ母親を信じるしかないからそもそも無理かと思えるし...で、やはりドラマの父親たちもそうだった。

“実の息子にキスをしないの?”とヨセフに言われ、てれる母親オリットがとても素敵だった。
わたし自身息子の母親なので、どうもこういったストーリーは泣けて困る。二人の母親役のエマニュエル・ドゥヴォスとアリーン・オマリが素晴らしかった。
ヨセフとヤシンが宗教を超え友情を育んで行く姿にも感動する。

主旨は違うがイスラエルの占領下にあるゴラン高原のマジュダルシャムス村を舞台に描いた「シリアの花嫁/2004」を思い出した。

しかしながら今だ紛争が続くイスラエル人(ユダヤ人)とパレスチナ人(アラブ人)を取り違えたなんてアンビリーバブル!!なこと。でもドラマのラストは素晴らしい。

こちらも10月に観て既に上映終了映画。本作はMY BESTに入れたい。対立するイスラエルとパレスチナの家族の愛を描いたとても素晴らしいドラマだった。
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by margot2005 | 2013-12-26 00:41 | フランス | Trackback(5) | Comments(0)

クリスマス・イヴ...

ギャラリー・ラファイエットのクリスマス・ツリーは素晴らしく!綺麗!デパートは早めにクリスマスの飾り付けがなされるらしい(いずれの国もやはり商魂逞しい)。
パリのクリスマス・イルミネーションは11月の終わりから始まる。その頃パリにいたかったけど、とても休みが取れなくて断念した。で、開催されたばかり(11月中旬)のシャンゼリゼ大通りのクリスマス・マーケットに行ったが、クリスマスには早過ぎで残念ながらにぎわいにはかけていた。クリスマス・イヴの今日はシャンゼリゼ大通りのイルミネーションもまばゆいばかりだろうな。
シャンゼリゼ大通りで見つけたGaumontの映画館とその先にそびえる凱旋門は神々しいばかり。
ギャラリー・ラファイエットに近いオペラ座も神々しい姿を見せていた。
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by margot2005 | 2013-12-24 00:17 | TRIP | Trackback | Comments(2)

「僕が星になるまえに」

「Third Star」2010 UK
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ジェームズに「つぐない/2007」「ブーリン家の姉妹/2008」「戦火の馬/2011」「裏切りのサーカス/2011」のベネディクト・カンバーバッチ。
デイヴィーに「わたしの可愛い人-シェリ/2009」のトム・バーク。
マイルズに「センチュリオン/2010」のJJ・フィールド。
ビルにアダム・ロバートソン。
監督はハッティー・ダルトン。

ベネディクト・カンバーバッチ初主演映画とのこと。そういやそう常に脇役かも知れない。「ブーリン家の姉妹」のウィリアム・ケアリー役はなんとなく記憶にあるけど、「つぐない」でのカンバーバッチの記憶は全くない。
wowowで放送していたTV映画「パレーズ・エンド/2012」はカンバーバッチ主演の戦争映画で二部作だったか?を見た。その時にふと気づいたのはカンバーバッチの声…限りなくバリトンに近い低い声がスゴくsexyなのだ。巷でファンが増えているのにも納得。「SHERLOCK(シャーロック)」シリーズもwowowで放送していたが、字幕じゃなかったので見ていない。是非字幕で放送していただきたい。
フランス行きの飛行機の中で見た「スター・トレック イントゥ・ダークネス/2013」のカンバーバッチはスゴくゴージャス。続はシアターに観に行くかも?

映画は確か初日に観た。レイトショーのみにも関わらずカンバーバッチ、ファンで席は埋まっていた。
何となくこのドラマの展開は男友達だからなせる技で、女友達だと決してなされることはないだろうと感じた。
末期がん患者とモルヒネを伴って旅に出るなんて、なんて無謀かと思ったが、あの結末になるほど!とうなった。
こちらもまたまた10月に観た映画で既に都内では上映は終了している。
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by margot2005 | 2013-12-23 22:29 | UK | Trackback | Comments(0)

「危険なプロット」

「Dans la maison」…aka「In the House」2012 フランス
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ジェルマンに「親密すぎるうちあけ話/2004」「モリエール 恋こそ喜劇/2007」「PARIS (パリ)/2008」「しあわせの雨傘/2010」「屋根裏部屋のマリアたち/2010」のファブリス・ルキーニ。
ジャンヌに「ラブ・クライム 偽りの愛に溺れて/2010」のクリスティン・スコット・トーマス。
エステルに「フレンチなしあわせのみつけ方/2004」「エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜/2007」「潜水服は蝶の夢を見る/2007」のエマニュエル・セニエ。
クロードにエルンスト・ウンハウアー。
双子姉妹に「パリ、ジュテーム/2006」「セラフィーヌの庭/2008」「ミックマック/2009」「ゲンズブールと女たち/2010」のヨランド・モロー。
監督、脚本は「ぼくを葬る/2009」「エンジェル/2007」「Ricky リッキー/2009」「しあわせの雨傘/2010」のフランソワ・オゾン。

映画案内サイトではサスペンス/ドラマ/コメディと分類されている。しかしサスペンスとは言っても殺人は起こらない。やはり本作はコメディ以外の何ものでもない。
主人公ジェルマン役のファブリス・ルキーニが上手い。妻役のクリスティン・スコット・トーマスとのコンビは絶妙。
クロード役のエルンスト・ウンハウアーが美少年(高校生)で、妖しい魅力を振りまいている。ジェルマンは妻にクロードとの関係を揶揄されたりしているし…。
クロードが妄想する?年上の女性(友人の母親)エステルを演じるエマニュエル・セニエはお気に入りフランス女優の一人。いつも脇役ながら存在感を示す素敵な女優。

フランソワ・オゾン映画はとても好き。「スイミング・プール/2003」が一番好きなオゾン映画だが、こちらもそれに勝るとも劣らない展開に大満足。
こちらも10月に観た映画で既に都内では上映は終了している。
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by margot2005 | 2013-12-23 20:48 | フランス | Trackback(7) | Comments(2)

「ムード・インディゴ うたかたの日々」

「L'écume des jours」…aka「Mood Indigo」 フランス/ベルギー 2013
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コランに「タイピスト!/2012」のロマン・デュリス。
クロエに「ロシアン・ドールズ/2005」「ダ・ヴィンチ・コード/2006」「プライスレス 素敵な恋の見つけ方/2006」「ココ・アヴァン・シャネル/2009」のオドレイ・トトゥ。
シックに「プライスレス 素敵な恋の見つけ方」「黄色い星の子供たち/2010」のガド・エルマレ。
ニコラに「ミックマック/2009」「最強のふたり/2011」のオマール・シー。
監督、脚本は「エターナル・サンシャイン/2004」「恋愛睡眠のすすめ/2005」のミシェル・ゴンドリー。

ミシェル・ゴンドリーの世界は「エターナル・サンシャイン」が初めて。ジム・キャリーの「エターナル・サンシャイン」はちょっとダメだったけど、ガエルの「恋愛睡眠のすすめ」は素敵なドラマだった。
ミシェル・ゴンドリーの描く世界は独特であるが中々微笑ましい。“肺に睡蓮の花が咲く…”という奇想天外な展開を大いに楽しんだ。
主演のロマン以下、恋人クロエ役のオドレイ・トトゥ、友人のシックを演じるガド・エルマレや、従僕ニコラ役のオマール・シーとそれぞれが素晴らしい配役。
10月に観た映画で既に都内では上映は終了している。
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by margot2005 | 2013-12-23 20:35 | フランス | Trackback(3) | Comments(2)

「ハンナ・アーレント」

「Hannah Arendt」2012 ドイツ/ルクセンブルグ/フランス
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ハンナ・アーレントに「シシリアン/1987」「エム・バタフライ/1993」のバルバラ・スコヴァ。
ハンナの夫ハインリヒ・ブリュッヒャーに「ザ・バンク 堕ちた巨像/2009」「おじいちゃんの里帰り/2011」のアクセル・ミルベルク。
ハンナの友人でザ・ニューヨーカーのメアリー・マッカーシーに「アルバート氏の人生/2011」のジャネット・マクティア。
ハンナの秘書ロッテ・ケーラーに「ベルリン、僕らの革命/2004」「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々/2005」「英国王 給仕人に乾杯!/2006」のユリア・イェンチ。
ハンス・ヨナスに「わが教え子、ヒトラー/2007」「ヒンデンブルグ 第三帝国の陰謀/2011」のウルリッヒ・ヌーテン。
クルト・ブルーメンフェルトにミヒャエル・デーゲン。
監督、脚本は「ローザ・ルクセンブルグ/1985」「三人姉妹/1988」のマルガレーテ・フォン・トロッタ。

岩波ホールで上映していた際観に行った所、ラスト上映の回が満員で断られた(12月二週目の平日)。12月13日(金)で上映終了だったので焦った。岩波ホールに満員で入れなかったのは初めての経験。どうしよう!ますます観たい!と思っていたら新宿のシネマカリテで上映することがわかり一安心した。
岩波ホールのチケット売り場に若者が多数並んでいたので、後で、このホールを満員にしたのは冬休み中の大学生?なんて思ったりもした(現役大学生が観そうな内容だし...)。

ドラマはアルゼンチンに潜伏していた元ナチスの親衛隊アド ルフ・アイヒマンがイスラエルの諜報機関モサドによって捕らえられるところから始まる。
イスラエルで裁判が始まると聞いたハンナは周囲の反対を押し切り現地へ赴く。そして雑誌ザ・ニューヨーカーに裁判の傍聴記事を書くことを約束する。

ナチスの重要戦犯アド ルフ・アイヒマンの裁判のシーンは実写。そしてスクリーンにアイヒマンの裁判を見守るハンナ・アーレントが映る。
やがてアイヒマンは裁判で、“ユダヤ人大量殺害の執行はただ命令に従ったに過ぎない!”と言い放つ。

試行錯誤し雑誌ザ・ニューヨーカーに発表したハンナの論文は世界を驚かせる内容だった。それは…“アイヒマンは怪物でも変質者でもなく陳腐な小役人。ごく普通に生きている凡庸な一般人によってユダヤ人虐殺は引き起こされた。”と評したのだ。

ハンナ自身ユダヤ人でフランスに亡命の後、最終的にアメリカに亡命している。
論文を発表した後、盟友である哲学者ハンス・ヨナスや思想家クルト・ブルーメンフェルトからも絶交され孤立する。
次から次へと来るバッシングの手紙を整理するハンナの秘書ロッテ。60年代だからメールもなかったわけだが、もしあの時代Internetが存在していれば、より多くの人からのバッシングにやられていたかと推察する。
大学から“辞職してくれ!”と言われたアンナが“わたしはいつも教室を学生でいっぱいにする事ができるのよ!”と返すシーンは痛快だった。
そしてラスト…大学の教室で自らの信念を熱く語り始める。あのシーンは素晴らしかった。

ハンナとハインリヒが中年になっても互いに愛情を表現し合う姿が素敵だ。ハンナはきっと夫の愛に支えられてバッシングを乗り切ったことだろう。
哲学的なドラマながらハンナと夫のラヴ・ストーリーのようにも思えた。

しかしながらハンナはヘビー・スモーカーだ。家ではもちろん大学の講義でさえ吸いまくっている。きっとタバコを吸いながら思考をこらしているのだろうこの人は…カウチに横たわっている時でさえタバコ吸っていたもの。

ハンナ・アーレントを演じるバルバラ・スコヴァはもちろん、「アルバート氏の人生」で颯爽たる男装が似合ったジャネット・マクティアのメアリー・マッカーシー役も存在感ありで素晴らしかった。

新宿シネマカリテにて(昨年12月鑑賞)
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by margot2005 | 2013-12-16 21:13 | ドイツ | Trackback(8) | Comments(2)