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「マジック・マイク」

「Magic Mike」 2012 USA
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製作、出演(マジック・マイク)に「パブリック・エネミーズ/2009」「陰謀の代償/2010」「親愛なるきみへ/2010」「エージェント・マロリー/2011」のチャニング・テイタム。
ダラスに「バーニー/みんなが愛した殺人者/2011」「ペーパーボーイ 真夏の引力/2012」のマシュー・マコノヒー。
アダムに「アレックス・ライダー/2006」「TIME/タイム/2011」のアレックス・ペティファー。
ケンに「TIME/タイム/2011」のマット・ボマー。
ティトにアダム・ロドリゲス。
ビッグ・ディック・リッチーにジョー・マンガニエロ。
ターザンにケヴィン・ナッシュ。
アダムの姉ブルックにコディ・ホーン。
マジック・マイクの元ガールフレンド、ジョアンナに「ケイト・レディが完璧(パーフェクト)な理由(ワケ)/2011」のオリヴィア・マン。
ノラに「グッド・ドクター 禁断のカルテ/2010」のライリー・キーオ。
監督は「オーシャンズ13/2007」「チェ 28歳の革命/2008」「チェ 39歳別れの手紙/2008」「インフォーマント!/2009」「エージェント・マロリー/2011」のスティーヴン・ソダーバーグ。

チャニング・テイタムってそれほど好きな俳優ではない。初めて観たのは「コーチ・カーター/2005」かな?でも印象は全く残っていなくて、彼の存在を知ったのは「ステップ・アップ/2006」で。バレリーナのヒロイン、ノーラのパートナーとなったタイラーを演じたチャニングはダンスが上手くて驚いた。本作でもそれを思い切り発揮している。チャニングを筆頭にクラブのメンバー、ケン、ティト、ビッグ・ディック・リッチー、ターザン役の皆さんのダンスはかなりイケてる。そしてチャニングが上手いのは当然のこと。でも圧巻だったのはラスト近くで、クラブ“エクスクイジット”のボス、ダラス役のマコノヒーのストリップ・ダンス。マコノヒー頑張っているなぁ!と関心しきりだった。
そういや、1ヶ月の間にマコノヒー映画のレビューを3作も書くなんて、この後、決してないような気がする。

MY BEST(2013/1/2 の投稿)のレビューを書かなかった映画たち...で「第九軍団のワシ/2010」を観たが、ローズマリー・サトクリフのベストセラー小説“第九軍団のワシ”も知らずに観に行ったためストーリーについて行けなくて困った。ローマ時代が舞台ということのみの興味では全くダメだったな。
と書いたのを思い出してこちらにも書き込み。チャニングって結構色んなジャンルの映画に出演してる。ロマンスもののチャニングも又意外にイケてるのだ。

スティーヴン・ソダーバーグといえば私的には「セックスと嘘とビデオテープ/1989」「トラフィック/2000」「エリン・ブロコヴィッチ/2000」のイメージ。前から感じていたけど、この監督って本当に色んなジャンルの映画を作る人だと本作を観てますます感じた。来月公開の「サイド・エフェクト/2013」も楽しみだ。

男性の姿もちらほら..男のストリップを見に来てるってことは…なんて、決めつけたくないけどゲイなのかな?
“主演を務めるチャニング・テイタムの実体験をモチーフに…”という映画解説に少々驚き。
UK人俳優のアレックス・ペティファーが眩しいくらい初々しいのと、相変わらず美少女のライリー・キーオが眩しい。
チャニングはもちろんナイスだったが、マコノヒーの存在無しは考えられない一作。「ペーパーボーイ 真夏の引力」同様、マコノヒーは過激なる名脇役か??

シネスイッチ銀座にて
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by margot2005 | 2013-08-29 23:16 | MINI THEATER | Trackback(9) | Comments(2)

「ニューヨーク、恋人たちの2日間」

「2 Days in New York」 2012 フランス/ドイツ/ベルギー
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キャラクター創造、監督、脚本、製作、出演(マリオン)に「トリコロール/白の愛/1994」「パリ、恋人たちの2日間/2007」「血の伯爵夫人/2009」のジュリー・デルピー。
ミンガスに「ビバリーヒルズ・コップ2/1987」「9デイズ/2002」「映画と恋とウディ・アレン/2011」のクリス・ロック。
ジャノにアルベール・デルピー。
脚本、出演(ローズ)にアレクシア・ランドー。
マニュにアレックス・ナオン。
前作に続き「セブン・デイズ・イン・ハバナ/2012」のダニエル・ブリュール。そしてノンクレジットでヴィンセント・ギャロが出演している。
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本作は懐かしのクリス・ロックが相手役ということでとても興味を惹かれた。前作も面白かったし…でも面白さでは前作には敵わなかった。クリス・ロックも良かったけど、やはりマリオンの相手はアダム・ゴールドバーグか?
ジュリー・デルピーとアレクシア・ランドーの書く脚本は前回同様下ネタ満載。自分の名前のスペルをアルファベットで例える時もワイセツな言葉を羅列するなんてマリオンくらい??娘の恋人に“ベッドで彼女は良いかい?”なんてこと聞くフランス人の父親の気も知れないし…まぁ映画だろうけど…。

シングル・マザーと、シングル・ファーザーが恋人で互いの子供を伴って同居する。これってかなり新鮮でグッド・アイデアな方法かと感じる。それぞれが引き取っているということは互いに子供が好きな証拠。ミンガスは人間味あふれる善き人。演じるクリス・ロックは素晴らしく適役。
ネタバレするが…ラスト、二人の間に子供が誕生する。これ続あるのか?でももう十分。続はいらないな。

ジュリー・デルピーが監督、脚本、出演した「スカイラブ/2011」は今年の3月に渋谷で公開していたが、時間が合わなくて見送った。
イーサン・ホークと共演の「ビフォー・サンセット/2004」の続「Before Midnight/2013」は公開されたらちょっと観てみたい。
上に書いた「血の伯爵夫人/2009」はwowowで見たがダニエル・ブリュールを相手に迎え、“吸血鬼伝説”のモデルとも言われるハンガリー王国の貴族エリザベート・バートリーの伝記物語は中々面白かった。こちらももちろん監督、製作、脚本はジュリー・デルピー。

ヒューマントラストシネマ有楽町にて
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by margot2005 | 2013-08-25 19:28 | フランス | Trackback(3) | Comments(0)

「サウンド・オブ・ノイズ」

「Sound of Noise」2010 スウェーデン/フランス
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警察官のアマデウスは生まれつきの音痴。ある日、事件が起き現場に残されたメトロノームを手掛かりに捜査を開始する…
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アマデウス・ヴォーネブリングにベンクト・ニルソン。
サナにサナ・パーション。
マグナスにマグナス・ボイエソン。
ミアにフレデリック・ミア。
アンダースにアンダース・ベステガルド。
ヨハネスにヨハネス・ビョーク。
マルクスにマルクス・ハラルドソン。
監督、脚本はオーラ・シモンソン&ヨハンネス・ファーネ・ニルソン。

一言で表現するならば“奇想天外な映画”。もうマジで奇想天外だった。コメディなんだけど猛烈に笑えるってしろものでもなかったけど、ドラム好きにはたまらないかも知れない。

音楽家の親から神童ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトにちなみアマデウスなんて名前を頂戴してしまった警察官のアマデウス。現在、指揮者で神童の弟は幼い頃から作曲をしたが、兄のアマデウスは究極の音痴。で、彼は仕方なく警察官になったのか?そんなアマデウスは職場の同僚がかけるラジオのmusicさえノイズと感じる男。
一方で、無意味な音楽があふれた社会に警鐘を鳴らす6人組のテロリストたち。その首謀であるサナは腕利きのドラマーを集め、あらゆるものを楽器に見立て、とんでもない場所で音楽を作り出そうと考えている。

1:病院…入院中の患者を拉致し手術室に閉じ込める。外科医となった彼らは患者の身体と手術器具を楽器に見立て演奏を始める。
2:銀行…強盗と化した彼らは札束をシュレッダーにかけ、行内で使用するあらゆるもので演奏を始める。
3:クラシック・コンサート会場...エントランスにブルトーザーを配置し、シャベルで地面を破壊して行く。
4:高圧電線…まるで♩のように電線にぶら下がり街中へ電子音を響き渡らせる。
といったアレンジ。

2:銀行バージョンで札束がシュレッダーにかけられるシーンが私的にナイスだったかな。3:クラシックコンサートの会場ではアマデウスの弟が指揮する中、騒音でコンサートを妨害するなんてやるなぁと感心しきり。4:五本の高圧電線を五線譜に見立て6人組が♩のように動くシーンも面白かった。
エンディング、南国に逃亡したサナたちがボサノヴァ(ELECTRIC LOVE)を演奏し、歌うシーンがVery Nice!!。

マグナス・ボイエソンのみプロのミュージシアンで他は皆俳優。本作での音楽担当もマグナス・ボイエソン。

新宿シネマカリテにて
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by margot2005 | 2013-08-21 19:05 | スペイン | Trackback(4) | Comments(2)

「ペーパーボーイ 真夏の引力」

「The Paperboy」 2012 USA
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1969年、フロリダ。人生の目標を失ったジャックは大学を中退し、地方新聞のオーナーである父親を手伝い新聞配達で退屈な日常をやり過ごしている。ある日、新聞記者の兄ウオードが黒人の弁護士ヤードリーを伴い帰省する。そして保安官殺しで死刑囚となったヒラリーと獄中婚約しているシャーロットという謎の女性が現れ、ヒラリーの冤罪を証明するためウオードに調査を依頼する。やがてシャーロットに出会ったジャックは彼女に恋をしてしまう…

ジャックに「きみがくれた未来/2010」「一枚のめぐり逢い/2012」のザック・エフロン。
シャーロットに「インベージョン/2007」「オーストラリア/2008」「NINE/2009」「イノセント・ガーデン/2013」のニコール・キッドマン。
ウォードに「バーニー/みんなが愛した殺人者/2011」のマシュー・マコノヒー。
ヒラリーに「理想の恋人.com/2005」「さよなら。いつかわかること/2007」「1408号室/2007」「映画と恋とウディ・アレン/2011」「推理作家ポー 最期の5日間/2012」のジョン・キューザック。
アニタに「トレーニングデイ/2001」「ドミノ/2005」のメイシー・グレイ。
ヤードリーに「リンカーン/2012」のデヴィッド・オイェロウォ。
wwに「フリーダム・ライダーズ/2007」「ボーン・アルティメイタム/2007」「最後の初恋/2008」「ブッシュ/2008」のスコット・グレン。
エレンに「プレシャス」のニーラ・ゴードン。
監督、脚本、製作は「プレシャス/2009」のリー・ダニエルズ。
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ザック・エフロンのことを“とにかく彼は眩し過ぎるくらい爽やかな青年”…と「一枚のめぐり逢い」のレビューに書いた。
先だってBS番組“Dlifeエレンの部屋”にザック・エフロンが出演したのをナイスタイミングで見た。この方スクリーンの外でもやはり爽やかでハンサムな好青年。そしてちょうど映画「The Paperboy」が話題になり、“この映画ではニコール・キッドマン、マシュー・マコノヒー、ジョン・キューザックが今まで違った役柄を演じたんだ。”と話していた。

刑務所でのニコール・キッドマンとジョン・キューザックのあのエロティックなシーンはスゴかった。ああいった場面を観ると、俳優ってやるなぁ!とひたすら感心する。そして意外やキッドマン低俗な女が似合うのだ。凄みをきかしたジョン・キューザックもgood。マシュー・マコノヒーは今までと違った役柄とも思えなかったけど…少々お気の毒な役柄ではあったが、彼も又素晴らしい。とにかく三人とも役にハマっていたのは言うまでもない。いつも爽やかなザック・エフロンは愛に飢えた孤独な青年を好演している。

ジャックに母親はいない。黒人の使用人アニタが彼の母親代わり。兄ウオードの取材活動を手伝うことになったジャックはシャーロットと頻繁に会うことになる。愛に飢えたジャックは年上だが、美しいシャーロットに出会い夢中になって行く。シャーロットはジャックの初恋の女性だった。
獄中のヒラリーとの関係を知りながらも、シャーロットに夢中になり、“君を守りたい!”と言い放つ初なジャックが痛々しい。

大事にしていた母親の指輪がなくなる。ジャックは一瞬アニタを疑うがそんなはずはない。後にその指輪が父親のフィアンセ、エレンの指にあるのを見つけたジャックは引きはがすようにそれを抜き取る。父親の新しい妻エレンに抵抗するジャックがとても哀れ。彼はその指輪をシャーロットの指にはめたかったのだから...。

シアターで予告を何度か観て少々興味を惹かれた一作。「プレシャス」も強烈なイメージを残した映画だったが、こちらも同様。人種差別的要素も取り入れた重厚なドラマはとても見応えがある。
ニューオリンズで撮影された、爬虫類が棲息する沼地のシーンが怪しげなドラマをいっそう盛り上げている。
兄弟の父親ww役のスコット・グレンと、エレン役のニーラ・ゴードン、そしてジャックを母親のように愛するアニタを演じるメイシー・グレイもナイス・キャスティング。
邦題の“真夏の引力”は余計かと...。

ヒューマントラストシネマ有楽町にて
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by margot2005 | 2013-08-20 23:39 | MINI THEATER | Trackback(11) | Comments(0)

「ホワイトハウス・ダウン」

「 White House Down」2013 USA
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ジョンは元軍人で今は議会警察官を勤める日々。彼の一人娘エミリーはジェームズ・ソイヤー大統領の大ファンで、娘のためにジョンは大統領警護官への転職を希望している。そんなある日、二人がホワイトハウス見学ツアーに訪れている最中、国会議事堂が爆破されるテロ事件が起こる...

ジョン・ケイルに「パブリック・エネミーズ/2009」「陰謀の代償/2010」「親愛なるきみへ/2010」「エージェント・マロリー/2011」「マジック・マイク/2012」のチャニング・テイタム。
ジェームズ・ソイヤー大統領に「Ray/レイ/2004」「ドリームガールズ/2006」「マイアミ・バイス/2006」「路上のソリスト/2009」のジェイミー・フォックス。
キャロル・フィナティ特別警護官に「主人公は僕だった2006」「パリ、ジュテーム/2006」「ワールド・トレード・センター/2006」「ダークナイト/2008」「クレージー・ハート/2009」のマギー・ギレンホール。
エ ミール・ステンツに「ゼロ・ダーク・サーティ/2012」のジェイソン・クラーク。
イーライ・ラフェルソンに「扉をたたく人/2007」「ブロークン/2008」「バーン・アフター・リーディング/2008」「食べて、祈って、恋をして/2010」「親愛なるきみへ/2010」のリチャード・ジェンキンス。
マーティン・ウォーカーに「カリブの熱い夜/1984」「コンタクト/1997」のジェームズ・ウッズ。
ジョンの娘エミリーに「ラブ・アゲイン/2011」のジョーイ・キング。
エミリーの母親メラニーに「ニュームーン/トワイライト・サーガ/2009」のラシェル・ルフェーブル。
監督は「スターゲイト/1994」「パトリオット/2000」「2012/2009」「もうひとりのシェイクスピア/2011」のローランド・エメリッヒ。

誰が観てもこれぞアメリカ映画と言った一作。ラストのヘリのシーンは特にアメリカっぽい?
しかしながらテロの原因となったきっかけがかなり個人的な事柄で...これにはちょっとついて行けなかったが、チャニング・テイタムが頑張ってるので良しとした。

それぞれに個性的な俳優を配してあるキャスティングはナイス。大統領役のジェイミー・フォックスも素晴らしい。頑張っている主演のチャニング・テイタムも、脇を固める個性的な俳優陣も共にドラマを盛り上げている。
男性社会の中で紅一点のキャロルを演じるマギー・ギレンホールもまずまずといったところ。
ジェームズ・ウッズの映画は色々と観ているが、レビューを書くのは初めて。この俳優も名脇役の一人かも知れない。

同じく“ホワイトハウス”を舞台にした「エンド・オブ・ホワイトハウス/2013」はアーロン・エッカート演じる大統領を助けるシークレット・サービス役のジェラルド・バトラー。二人ともお気に入り俳優なので観に行ったが、北朝鮮のテロリストがホワイトハウスを占拠するというとんでもないストーリーでも、映画はつまらなかった。まだこちらのホワイトハウスを舞台にしたドラマの方が見応えあったかな。監督はあのローランド・エメリッヒだし…。
丸の内ルーブルにて
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by margot2005 | 2013-08-17 23:26 | USA | Trackback | Comments(0)

「バーニー/みんなが愛した殺人者」

「Bernie」 2011 USA
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テキサス州の田舎町カーセージで葬儀社の助手として働くバーニーは、繊細かつ温厚な上、献身的な性格で町の誰からも愛されている。
ある日、町一番のリッチマン、ドゥエイン・ニュージェントの葬儀を執り行い、未亡人となったマージョリーと出会う。マージョリーは莫大な遺産相続人であったが、高慢で頑固な性格が災いし、息子家族に見放され、友人すら存在しない孤独な老女だった。そんなマージョリーに接近したバーニーはやがて彼女のお気に入りとなる…
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バーニー・ティーディに「スクール・オブ・ロック/2003」「ホリデイ/2006」「ガリバー旅行記/2010」のジャック・ブラック。
マージョリー・ニュージェントに「ココ・シャネル/2008」「バレンタインデー/2010」のシャーリー・マクレーン。
ダニー・バック・デヴィッドソンに「評決のとき/1996」「リンカーン弁護士/2011」のマシュー・マコノヒー。
監督、脚本、製作は「恋人までの距離(ディスタンス)/1995」「スクール・オブ・ロック」のリチャード・リンクレイター。

誰かの“お気に入り”なるってスゴいことだと思う。そう、お気に入りってペットみたいなもの。
孤独なマージョリーの世話役となったバーニー。バーニーにはマージョリー意外の世界が存在するが、友人もいない孤独なマージョリーにとっての世界はバーニーただ一人。
数年後、信頼され金の管理まで任されたバーニーは次第にマージョリーの奴隷と化して行く。やがて冷静沈着だったバーニーも我慢が限界に達し、ある時咄嗟にマージョリーを殺してしまう。
バーニーの気持ち分るなぁ。あれじゃ誰だってマージョリーを殺したくなる。
で、マージョリー殺しの裁判が開かれ、住民がほぼ全員で“バーニーに無罪を!”と叫ぶのである。野心家の地方検事ダニーをのぞいて…。

大笑いするブラック・コメディだとばかり思っていたら意外やシリアスで実話。実際バーニーに関わった近隣者が多く出演し、ドラマの中のインタビューで語っている。

名女優シャーリー・マクレーンとコメディ俳優ジャック・ブラックのコンビが面白そうで観に行った次第。
ニコラス・ケイジが相手役で、元大統領夫人を演じたマクレーン主演の「不機嫌な赤いバラ/1994(Guarding Tess)を思いだしてしまった。というのも、偏屈ばあさんを演じると天下一品のシャーリー・マクレーンがナイスだったから。
シャーリー演じるマージョリーを筆頭に、老婦人の扱いが異常に上手いバーニーを演じるジャック・ブラックも適役だ。そして地方検事ダニー役のマシュー・マコノヒーがイヤミな男を好演している。

上にも書いたようにドラマは実話でバーニーは現在服役中。

新宿 シネマカリテにて(上映終了)
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by margot2005 | 2013-08-15 23:40 | MINI THEATER | Trackback(10) | Comments(0)

「最後のマイウエイ」

「Cloclo」 2012 フランス/ベルギー
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60年代から、70年代にかけて絶大なる人気を誇ったフランスの国民的シンガー、クロード・フランソワ(クロクロ)の音楽伝記ドラマ。
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クロード・フランソワに「ある子供/2005」「ロルナの祈り/2008」「夏時間の庭/2008」「約束の葡萄畑 あるワイン醸造家の物語/2009」「しあわせの雨傘/20011」「少年と自転車/2011」のジェレミー・レニエ。
マネージャー、ポール・ルデルマンに「裏切りの闇で眠れ/2006」「引き裂かれた女/2007」「君のいないサマーデイズ/2010」のブノア・マジメル。
クロードの父親エメ・フランソワに「エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜/2007」「ランジェ公爵夫人/2007」「ナンネル・モーツァルト 哀しみの旅路/2010」のマルク・バルベ。
クロードの母親ショウファ・フランソワにモニカ・スカッティーニ。
クロードの姉ジョゼット・フランソワにサブリナ・セヴク。
クロードの最初の妻ジャネットにモード・ジュレ。
クロードの二番目の妻イザベル・フォレにアナ・ジラルド。
フランス・ギャルに「マンク〜破壊僧〜/2011」のジョセフィーヌ・ジャピ。
フランク・シナトラに「トランスポーター3 アンリミテッド/2008」のロバート・ネッパー。
監督、脚本は「スズメバチ/2002」「ホステージ/2005」「命の戦場ーアルジェリア1959ー/2007」のフローラン・エミリオ・シリ。

映画を観るまでフランスの国民的シンガー、クロード・フランソワを知らなかった。ドラマに登場するジルベール・ベコー、ジョニー・アリディ、フランス・ギャルは知ってるのに…でもクロード・フランソワが歌っている曲の中になんとなく聞き覚えがあるなぁと、記憶がよみがえるものが何曲かあった。
そして“マイウエイ”は作詞、作曲共にポール・アンカだとばかり思っていたのも間違いだった。一時期、異常なくらいカラオケにハマった時、ラスト・ソングは“My Way”だった。カラオケ・マシーンの画面に作詞、作曲者の名前が出ていたはずだが、気がつかなかったわけだ。
クロード・フランソワが作った“マイウエイ”の原曲“Comme d'habitude/いつものとおりに”が、フランク・シナトラの歌う歌詞と全く違っていて可笑しい(原曲は失恋ソング)。

クロードがジルベール・ベコーやジョニー・アリディに嫉妬していたことや、フランス・ギャルが一時期恋人だったなんて過去(クロード・フランソワってかなり女好きだった様子)まで描かれていて中々興味深い。
おまけに最初の妻ジャネットはクロードを捨ててベコーに走ったとか。フランス・ギャルが売れて人気者になったことにも怒りを覚えたクロードって人は相当嫉妬深い人間だったに違いない。

クロード・フランソワを演じるジェレミー・レニエが本人(写真を見る限り)にそっくり。歌う場面はさすが口パクだが、ダンスのシーンなどかなり頑張っている。

ジェレミー・レニエをスクリーンで観たのは「ある子供」が初めて。繊細で影のある役柄が似合い、地味な俳優ながらとても存在感を感じた。
「約束の葡萄畑 あるワイン醸造家の物語」のジェレミー・レニエも良かったけど、体当たりで演じたクロード・フランソワは素晴らしかった。
ラスト近く、フランス語バージョン“Comme d'habitude”と、英語バージョン“My Way”を熱唱するクロクロの姿に感動する。

ブノア・マジメルのメタボに唖然!かつての美青年は何処へ??

渋谷 Bunkamura ル・シネマにて
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by margot2005 | 2013-08-14 00:23 | フランス | Trackback(3) | Comments(2)

「クロワッサンで朝食を」

「Une Estonienne à Paris」..aka「A Lady in Paris」2012 フランス/ベルギー/エストニア
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フリーダに「死刑台のエレベーター/1957」「黒衣の花嫁/1968」「ぼくを葬る/2005」のジャンヌ・モロー。
アンヌにライネ・マギ。
ステファンにパトリック・ピノー。
監督、脚本はイルマル・ラーグ。
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原タイトル“パリのエストニア人”がなぜか?“クロワッサンで朝食を”になってしまう邦題。ドラマの中で“クロワッサンはスーパーじゃなくてパン屋で買うのよ!”と宣うフリーダの台詞が印象的でこのような邦題になったのかも知れない。中々ナイスだ。
エストニアから初めてパリにやって来たアンヌがエッフェルやエトワール見物に出かけるシーンでまたまたパリに行きたくなる。

横浜で開催されていた頃のフランス映画祭(2002年)でジャンヌ・モローに会い、サインはもらえなかったが握手をした覚えがある。その時上映された映画は「デュラス 愛の最終章/2001」。モローはマルグリット・デュラス役で、一時期デュラスの若い恋人ヤン・アンドレアを演じたエーメリック・ドゥマリニーも一緒に来日していた。あれ以来キュートなフランス人俳優のエーメリック・ドゥマリニーにスクリーンでは全くお目にかかれていない。
本作からちょうど10年前のジャンヌ・モローに遭遇したわけだが、今年84歳になるモローは10年前も既におばあさんだった記憶が…。
最近老人が主人公の映画の公開が著しい。往年の著名俳優が老人になったということだろう。

映画の中でジャンヌ・モローはシャネルを着ている(もちろんバッグやアクセサリーも...)。それは全て彼女の私物だそう。シャネルのファッションは老婦人が着てもとてもオシャレで様になりトレ・ヴィアン!だ。
映画のオフィシャルによると、フリーダの部屋に飾られたゴージャスな屏風はココ・シャネルの自宅にあったもので、60年代の手縫いのカーテンはイヴ・サンローラン製とのこと。さすがフランス映画!オシャレ極まる小道具にため息がでる。
ステファンが経営するパリのカフェも撮影後そのまま使われているという。パリに行ったら訪れたいスポットとなった。

アンヌ役のライネ・マギはもちろんエストニア出身。
暴力的で酒に溺れる夫と別れ、アンヌは娘にも促され母親の死後第二の人生を求めてパリへと旅立つ。憧れのパリで世話をするため同居人となったフリーダはわがままな老婦人。最初はフリーダに振り回されもしたが、後に心を開いてくれ、再び家族としてアパルトマンに迎え入れられ、パリで生きる決意をしたラストがとても素敵。

シネスイッチ銀座にて
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by margot2005 | 2013-08-11 23:05 | フランス | Trackback(3) | Comments(2)