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「最強のふたり」

「Intouchables」…aka「Untouchable」2011フランス
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シネコンでも上映中のフランス映画は「アーティスト/2011」以来。難病ものでなおかつ実話。感動しないではいられない。ラストに実際の二人の映像が映る。
感動しないではいられないと書いたが、少々出来過ぎの展開にちょっと違和感...でも俳優は上手い。
フィリップを演じるフランソワ・クリュゼの映画は「主婦マリーがしたこと/1986」から色々と観ている。パリを舞台にしたメグ・ライアンの「フレンチ・キス/1995」、ジュリエット・ビノシュ&オリヴィエ・マルティネスの「プロヴァンスの恋/1995」そして「PARIS(パリ)/2008」。でも一番記憶に残るのは「歌え!ジャニス・ジョプリンのように/2003」かな。
「ミックマック/2009」でレミントン(言語オタク)を演じていたドリス役のオマール・シーも、フランソワ・クリュゼ同様に素晴らしかった。
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フィリップにフランソワ・クリュゼ。
ドリスにオマール・シー。
フィリップの秘書(看護人)イヴォンヌに「ムッシュ・カステラの恋/1999」のアンヌ・ル・ニ。
同じく秘書マガリに「屋根裏部屋のマリアたち/2010」のオドレイ・フルーロ。
監督、脚本はエリック・トレダノ。

大富豪のフィリップはパラグライダーの事故で首から下が麻痺している。過去に逃げ出した何人もの看護人。そして今日又新たな看護人を採用するため面接が行われている。やがてやって来た一人の、場違いな男は貧困層の黒人青年ドリス。フィリップは周囲の反対を押切りドリスを新しい看護人として採用する…

上、“違和感”と書いたのはかなりシニカルだと思う。でもシネコンで上映され、日頃フランス映画など観ない人までがわんさか押し寄せている本作って?ちょっと許せない気がした(かなり隔たった思いではあるが…)。

難病ものをどこまでも明るく、楽しく(観ている人の笑いを誘う…)描いたのはスゴい!と思う。フィリップとドリスが固い絆で結ばれて行く過程も素晴らしかった。やはり素晴らしい!作品と言うことで締めくくりたい。

TOHOシネマズ・日比谷シャンテにて
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by margot2005 | 2012-09-30 22:18 | フランス | Trackback(15) | Comments(6)

「ウェイバック -脱出6500km-」

「The Way Back」 2010 USA/アラブ首長国連邦/ポーランド
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“シベリア~インドまでの6500kmを歩いた男たちの真実の物語”
ジム・スタージェス、エド・ハリス&コリン・ファレルが出演していたので観に行った次第。ミニシアター系で、映画のテーマにもそれほど惹かれないけどなぜか?観たい!と思った映画は俳優で観ることになる。そういえばマーク・ストロングも出演していた。
監督がピーター・ウィアーというのも観た理由の一つ。ピーター・ウィアーといえばハリソン・フォードの「刑事ジョン・ブック/目撃者/1985」や「モスキート・コースト/1986」は実に懐かしい。ロビン・ウイリアムスの「いまを生きる/1989」も素晴らしい映画だったが、私的にダントツはジェラール・ドパルデューの「グリーン・カード/1990」かな?この映画は大好きでDVDまで持っている。ジム・キャリーの「トゥルーマン・ショー/1998」、そしてラッセル・クロウの「マスター・アンド・コマンダー/2003」の後パタっと途絶えてしまって…この作品は「マスター~」以来のようだ。
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ヤヌシュに「アクロス・ザ・ユニバース/2007」「ラスベガスをぶっつぶせ/2008」「ブーリン家の姉妹/2008」「正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官/2009」「ワン・デイ 23年のラブストーリー/2011」のジム・スタージェス。
ミスター・スミスに「敬愛なるベートーヴェン/2006」「ザ・クリーナー 消された殺人/2007」「崖っぷちの男/2011」のエド・ハリス。
ヴァルカに「トータル・リコール/2012」のコリン・ファレル。
イリーナに「つぐない/2007」「ハンナ/2011」のシアーシャ・ローナン。
カバロフに「ワールド・オブ・ライズ/2008」「ロックンローラ/2008」「ヴィクトリア女王 世紀の愛/2009」「シャーロック・ホームズ/2009」「ロビン・フッド/2010」「裏切りのサーカス/2011」のマーク・ストロング。
監督/脚本/製作にピーター・ウィアー。

1940年、スターリン体制下のソ連。無実のスパイ容疑で捕らえられ収容所に送られたポーランド人兵士ヤヌシュは20年の刑を言い渡される。極寒のシベリアの矯正労働収容所に送られた彼はソ連人カバロフと出会い脱走を持ちかけるが、“不可能だ!”というばかりで聞く耳を持たない。しかしその後出会ったアメリカ人のミスター・スミスと名乗る男と脱走計画を煮詰めて行く。怪しいソ連人のヴァルカが“俺も連れて行ってくれ!”という。やがてヤヌシュは総勢6人で脱走を試みる...

実在のポーランド人兵士、スラヴォミール・ラウ イッツの回顧録“脱出記 シベリアからインドまで歩いた男たち”を映画化した壮絶なるサバイバル・ドラマ。
ソ連邦シベリアの収容所からインドまでの6500kmを歩いた男たち。まず彼らはバイカル湖を目指す。そしてモンゴルのゴビ砂漠を越え、中国、チベットからインドにたどり着く。シベリアとヒマラヤの深い雪とゴビ砂漠の熱暑…よくぞ生きてたどり着いたと感動せずにいられない(全員生還したわけではない)。

オフィシャル・サイトに“スタッフ、キャスト共に心身の準備が完了した後、ブルガリア、モロッコ、 インドの地で約2ヶ月かけて撮影が決行された…”と書かれているように砂漠のシーンはモロッコで撮影された模様。モンゴルじゃマズかったのか?
モンゴルのシーン...たどり着いた時イリーナが門に掲げられた“共産国”の文字を見て絶句している辺りは、風景(たたずまい)に違和感があり少々可笑しかったのを思い出す。

シベリアから脱走した6人の仲間。途中でポーランド人少女イリーナが加わり、男たちはイリーナを守りながら旅を続ける。ヴァルカはソ連とモンゴルの境界に達した時、故郷に帰るといって姿を消す。
ヤヌシュは妻の嘘の証言から収容所に入れられる。妻は夫をかばいきれず、自らの身を守るため嘘をついたのだ。シベリアからインドへたどり着く間ヤヌシュは何度も白昼夢を見る。それは二人が暮らす家…嘘の証言をした妻を既に許していたヤヌシュ。私的にはあのラストは必要なかったのではないか?

エド・ハリスがアメリカンは良く分かる。ジム・スタージェスがポーランド人で、コリンはなんとソ連人とは??そしてマーク・ストロングもソ連人役。
コリンは「トータル・リコール」以前の作品で、ワルで汚いソ連人が実に似合っている。彼はスマートな役柄と、ダサい役柄のギャップが激しくて感心する。

上映館の銀座シネパトスは来年3月で閉館される。映画を観ている時シアターが揺れる…でも地震ではなく電車が通過するから…このようなシアターって他にあるのかな?ミニシアターが又一つなくなり寂しい。
そして渋谷のシアターNも閉館される。こちらは今年の12月2日。
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by margot2005 | 2012-09-25 21:49 | MINI THEATER | Trackback(2) | Comments(0)

「ヒドゥン・フェイス」

「La cara occult」…aka「The Hidden Face」 2011 コロンビア/スペイン
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ファビアナにマルティナ・ガルシア。
アドリアンにキム・グティエレス。
ベレンにクララ・ラゴ。
監督はアンドレス・バイス。

コロンビア、ボゴタ。ある夜、バーで飲みつぶれたアドリアンは翌朝知らない場所で目を覚ます。昨夜前後不覚に飲みまくったのは恋人ベレンが姿を消したショックからだった。一晩泊めてくれた女性にお礼を言うためアドリアンは再びそのバーを訪ねる。バーの店員はファビアナと名乗り、アドリアンが彼女に惹かれるのに時間はかからなかった...
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スペイン人指揮者のアドリアンはコロンビアの交響楽団から誘いを受ける。恋人で靴デザイナーのベレンはコロンビアに行くことをためらうが、“君を愛している!ずっと一緒にいたい!片時も側を離れない!”と約束するアドリアンを疑わなかった。それは彼女も彼を愛していたから…。
男と女の愛情なんて永遠なワケがない。ましてやアドリアンのような浮気性の男なら尚更だ。
とにかくこの男は究極の女好き。恋人ベレンが彼の家から姿を消したのも、アドリアンが楽団のバイオリニストと浮気していたから…ベレンの失踪を警察に届け出捜査を依頼する。しかし、彼女はスペインに帰国してもいなければ、死体安置所に横たわってもいなかった。

ラスト、ビーチにたたずむベレンは何を考えていたのだろう。一方で帰宅したアドリアンはクローゼットに貼付けてあったベレンと自分が映った写真を見つける。あの後3人はどうなったのだろう?これは観る者の想像に委ねられる…。
アドリアンはファビアナを見つけることが出来たのだろうか?ベレンがアドリアンの元へ戻るとは考えられない。アドリアンに救い出されたファビアナはどうしたのだろう?逆にアドリアンを閉じ込めたかも知れない。わたしだったら間違いなくそうするだろうな。アドリアンを懲らしめるために…。

バーの店員ファビアナが出会った男は若きスペインのコンダクターで、借りものではあるが豪邸に住んでいる。恋人もいないし、結婚もしていないというアドリアンを疑わなかったファビアナも少々愚かではないか?と思う。

ナチス・ドイツの残党だった家主が建てた郊外の別荘。周りには何もない。野中の一軒家にシェルターのような部屋が存在する。ジョディ・フォスターの「パニック・ルーム/2002」を思い出した。そのシェルターに自らを閉じ込めたベレン。彼女のミステイクは鍵を忘れたこと。外からも中からも鍵がないと開かない作りになっているところがミソ(簡単に開いたのじゃシェルターの意味がない)。
原タイトルと同じ邦題が付けられている“Hidden Face/隠された顔”は実に興味深い。
予告編は観ていなくて、この映画の上映も観る前の日まで気つかなかった。たまたま観た映画案内サイトで見つけ”コロンビア映画”という紹介に惹かれた。コロンビア映画って初めて観たような気がする(シアターで)。
今年のMYBESTに是が非でも入れたい1作。少々変わった展開の、最高に興味深く面白いドラマだった。携帯の映画の案内にはエロティック・サスペンスなんて書かれていたが、ちっともエロティックじゃないし、殺人は起こらないが素晴らしいサスペンス(スリラー)である。

IMDbに”mysterious disappearance/不可解な(神秘的な)失踪”とあるが、ぴったりの表現だ。
映画のバックに流れるラフマニノフのピアノ・コンチェルトなどのクラシック・ミュージックも映画をスゴく、スゴく盛り上げている。

シアターN渋谷にて(期間限定上映中:9/8~9/21)
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by margot2005 | 2012-09-17 21:46 | 中・南米 | Trackback(3) | Comments(2)

「ヘッドハンター」

「Hodejegerne」…aka「Headhunters」 2011 ノルウェー/ドイツ
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ロジャーにアクセル・ヘニー。
クラスに「ブラウン夫人のひめごと/2002」のニコライ・コスター・ワルドー。
ロジャーの妻ダイアナにシヌーヴ・マコディ・ルンド。
監督はモルテン・ティルドゥム。
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ノルウェー国内で最も成功したヘッドハンターであるロジャーにはもう一つの顔がある。最愛の妻ダイアナに最高の贅沢をさせるため高級絵画を盗んでいるのだ。ターゲットは彼がヘッドハントした契約相手が所有するものばかり…

“「ミレニアム」シリーズの製作陣が贈る傑作サスペンス・スリラー…”とあるようにスゴく面白い展開だった。コメディ要素も満載で観客を飽きさせないし、もうホントあっという間の100分だった。
それなのに期間限定レイトショーのみの公開で、とっくに上映は終了している(8/11〜8/24)。とても、とても観たくて、仕事が終わった後、銀座で夜9:00まで時間をつぶした。
予告を観て興味を惹かれたのは主人公と張り合う元エリート軍人クラス役でニコライ・コスター・ワルドーが出演していること。彼はデンマーク出身で「ブラックホーク・ダウン/2001」「エニグマ/2001」や「ウインブルドン/2004」に出演している素敵な俳優。「ブラウン夫人のひめごと」のレビューにもゴージャスな俳優と書いている。

背が低いことが最高のコンプレックスであるロジャーは最高の美女を妻にした男…妻のためなら何だってやる!盗みさえも…。

ロジャーはオフィスの壁に高級絵画を飾り、“あの絵画はいくらだと思う?”と面接に来た男に問いかける。絵画に興味を持つ相手なら“家にも絵画はある…”と言うわけ…そして”家に犬はいるか?などとさりげなく聞くのだ。上手い、ロジャーのアプローチは実に巧妙だ。で、難なく絵画を手に入れ、持参した贋作を額におさめる。

ある日、画廊の経営者でもあるダイアナから、過去にドイツで略奪された著名な絵画が、ある人の家にあるという情報を得る。その人とはやはりロジャーがヘッドハントしたクラスだった。ロジャーは予定通りクラスの家に盗みに入り絵画を強奪する。しかしこの相手はマズかった…まんまとせしめた戦利品を手にダイアナに電話をかける。呼び出し音が鳴る…そしてダイアナの電話はロジャーの身に限りなく近いところでバイブ状態で鳴り響いている。あろうことか、それはクラスのベッドルームの床の上だった。家に帰り”電話をかけたが出なかったね?”と妻に問いつめるロジャー。しかし”そういや携帯をなくしたわ。”とそっけなく答えるダイアナ。妻がクラスと不倫していることは もはや間違えようがなかった。

ダイアナを自分のものにしようと元エリート軍人のクラスはハイテクを駆使し、あの手、この手でロジャーを追いつめて行く。しかしながらロジャーはとても賢い。ぎりぎりの所まで追いつめられても、なんとかそこから逃れようと必死になる。それもコレもダイアナの愛を勝ち取るため。
ロジャーとクラスのチェイスがユーモアたっぷりで最高に面白かった。そして、ハッピー・エンディングに大満足。

ロケ地はノルウェー、オスロ郊外のNittedal。ノルウェーの森ってとても神秘的。
ニコライ・コスター・ワルドーは「ブラウン夫人のひめごと」以来かれこれ10年の歳月が流れているため、シブさが加わりますますゴージャス。

銀座テアトルシネマにて
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by margot2005 | 2012-09-12 21:05 | スペイン | Trackback(1) | Comments(0)

「籠の中の乙女」

「Κυνόδοντας」…aka「Dogtooth」2009 ギリシャ
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父親に「パパにさよならできるまで/2002」のクリストス・ステルギオグル。
母親にミシェル・ヴァレイ。
長女にアンゲリキ・パプーリァ。
次女にマリー・ツォニ。
息子にクリストス・パサリス。
クリスティーナにアナ・カレジドゥ。
監督/脚本はヨルゴス・ランティモス。
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カンヌ国際映画祭で上映され、おまけにグランプリを獲得する映画って玄人受けするのだろうか?凡人には全く理解出来ない。

観客は皆真剣にスクリーンを観ている(静かなのでそう解釈した)。笑っていたのはわたしだけ。ブラック・コメディでもないのに...
買ってきた生きた魚をプールに放し、シュノーケルと水中槍で身を固めた父親が水中に潜る。母親と子供たちが玄関前に並んで犬の遠吠えをしたり(まぁこれには若干意味があるのだが...)、フランク・シナトラの“Fly Me To The Moon”を聞きながら父親がむちゃくちゃに翻訳する。あれぞ正に超訳。ラスト近くの娘のダンスはもうたまらなかった可笑しくて、可笑しくて…。とにかく笑えて、笑えて困った(声を立てないように笑うのが苦しくて..)。ひょっとして演じる彼らも、演じながら笑いをこらえていたのじゃないかな?

ドラマに登場する家族に名前は付けられていない。第三者であるクリスティーナにだけ名前が付けられている。クリスティーナは父親の会社の受付で働くセキュリティ係の女性。彼女がこの怪しい館に連れて来られたのは息子の欲求を満たすため。

父親は世の中にはびこる悪から守るため、子供たちを屋敷(プール付きの豪邸)に閉じ込めているのだ。新聞、雑誌、本、TV(ホームビデオのみで、通常の番組は映らなくしてある)、電話…何もない。だから当然PCなどあるわけがない。
学校へ通っていないため暇を持て余す日々。バスルームの三兄妹...誰が一番長く息を止めていられるか...なんてくだらないことに挑戦しようとしている。

狂気の世界を演出する父親も息子の欲望だけは満たしてやっている。でも欲望を満たすって無理矢理じゃかえって困るのではないだろうか?息子はクリスティーナとのsex(と呼べるかどうか疑問??)に喜びどころか苦痛の表情だ。クリスティーナと次女の行為もクレージーそのもの。長女と次女の行為もかなり怪しかった。
結局、父親は俗世間に住むクリスティーナから情報を得た次女を叱り殴って怒りを爆発させる。その時“おまえの育て方が悪い!”と妻を非難するこの男の態度にあきれ返った。
ドラマの結論を語らず(見せず)余韻を残すあのエンディングは意味深で良い選択だった。
よくぞ一般公開されたというくらい変な?不思議な?シリアス・ドラマ。

ギリシャ映画のレビューは初めて書いたと思う。ギリシャ人俳優と言えば「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング/2002」のニア・ヴァルダロスと、女優の後政治家に転身した(ギリシャの文化大臣)メリナ・メルクーリだろう。彼女は半世紀も前に製作された「日曜はダメよ/1960」「死んでもいい/1962」「トプカピ/1964」などに出演している。この3作品はTV(wowowも含めて)で見ている。で、やはりギリシャ映画をシアターで観たのは初めて。

リッチで傲慢な父親は一見とても穏やかに見えるが狂気を帯びているのだ。彼は世間の悪から子供たちを守るはずだったが....こんな勘違いオヤジに育てられた子供たちはハタ迷惑以外の何ものでもない。
wowowで見た「パパにさよならできるまで/2002」の普通だったクリストス・ステルギオグルを今一度見てみよう。

渋谷 シアター・イメージフォーラム
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by margot2005 | 2012-09-06 23:48 | スペイン | Trackback(2) | Comments(2)

「トータル・リコール」

「TOTAL RECALL」2012 USA/カナダ
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ダグラス・クエイド(ハウザー)に「ロンドン・ブルバード -LAST BODYGUARD-/2010」のコリン・ファレル。
妻ローリーに「パール・ハーバー/2001」「アビエーター/2004」のケイト・ベッキンセール。
ハウザーの恋人メリーナに「幻影師アイゼンハイム/2006」「バレンタインデー/2010」のジェシカ・ビール。
国家元首コーヘイゲンに「リトル・ミス・サンシャイン/2006」「ドライヴ/2011」のブライアン・クランストン。
レジスタンスのリーダー マシアスに「Jの悲劇/2004」「ナイロビの蜂/2005」「あるスキャンダルの覚え書き/2006」「ワルキューレ/2008」「パイレーツ・ロック/2009」のビル・ナイ。
監督。製作総指揮に「アンダーワールド/2003」「ダイ・ハード4.0/2007」のレン・ワイズマン。
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近未来、大きな戦争によって荒廃してしまったブリテン連邦と、そのコロニー(植民地/オーストラリア)。生き延びた人類は富めるものと貧しいものの完全なるニ極化だった。ある日、貧者である工場労働者のクエイドは単調なる日々の暮らしに嫌気がさし、巷で評判の人工記憶にトライしてみようと街に出かける。そして“リコール社”に行き、憧れの“スパイ”を選択する。しかし彼が記憶を植え付けられようとした矢先、“リコール社”は突然ブリテン連邦のロボット警察隊の襲撃に遭う。何がなんだか分からないままクエイドは驚くべき身体能力で襲撃を交わす。依然全く自分の行動が理解出来ない彼は家に帰り、妻のローリーにことの顛末を話した途端、彼女の襲撃が始まる...

お気に入り俳優コリンが主演だったので観に行った次第。ポール・ヴァーホーヴェンが作った1990年のアーノルド・シュワルツェネッガー版は忘れているので今一度見てみたいと思う。シャロン・ストーンが出演していたことは覚えているが、役柄が思い出せず調べてみたら、やはりローリー役だった。そして舞台はアメリカの何処?だったのか?本作はビッグベン(エリザベス・タワー)が背景に出て来るブリテン連邦と、そのコロニー。でもCGを駆使した映像はスゴかったし、マサイアス役でビル・ナイの出演も嬉しい。

シアターでコリンの映画を観たのは「ロンドン・ブルーバード~」以来。wowowで「戦場カメラマン 真実の証明/2009」という未公開映画を放映していた。相当地味な作品で未公開も納得だ。コリンは「アレキサンダー/2004」や本作のようなハリウッド・マネーの大作も好きだけど、「ウディ・アレンの夢と犯罪/2007」や「ロンドン・ブルーバード-LAST BODYGURD-/2010」なんか好きだな。そして「フォーン・ブース/2002」や「リクルート/2003」のコリンもスゴく好き。

リドリー・スコット&ハリソン・フォードの「ブレード・ランナー/1982」を彷彿とさせる背景に目を奪われた。書かれた文字は漢字…過去でも、現代でも世界中に分布して居を構える中国人が未来も生き残るということか?まぁ人間が多いので確率は高いが…。

シアターで初めてお目にかかったケイト・ベッキンセールの映画は「パール・ハーバー」。それ一作でベッキンセールのイメージが出来上がったが、その後wowowで見た「ヴァン・ヘルシング/2004」とか「アンダーワールド/2003」での彼女とは全く別人だった。ジョン・キューザックと共演した「セレンディピティ/20001」はロマンス映画で、ヒロイン役はちょっと違和感あったが、物語はとても素敵。ベッキンセールは激しい女が似合う。本作の激しくて、おまけに悪い女はバッチリだ。
レン・ワイズマンは妻ばかり相手にして飽きないのか??

時にロボット警察隊はS.W.に登場する兵士(ハン・ソロやルークも着ていた)の白と黒のユニフォームとそっくり。
しかしながらrottentomatoesのトマト・メーターは手厳しい。1990年版の半分以下。やはりポール・ヴァーホーヴェンには敵わない?

丸の内ピカデリーにて
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by margot2005 | 2012-09-02 22:48 | USA | Trackback(8) | Comments(2)