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「マーガレットと素敵な何か」

「L'âge de raison」…aka「The Age of Reason」 2010 フランス/ベルギー
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マーガレットに「刑事物語/1984」「暗闇の女たち/2007」のソフィー・マルソー。
マーガレットの恋人マルコムに「キングダム・オブ・ヘブン/2005」「イーオン・フラックス/2005」のマートン・ソーカス。
公証人メリニャックに「親密すぎるうちあけ話/2004」「ジャック·メスリーヌ フランスで社会の敵(パブリック·エネミー)No.1と呼ばれた男 Part1/ Part2/2008」「プチ・ニコラ/2009」「隠された日記 母たち、娘たち/2009」のミシェル・デンショーソワ。
マーガレットの幼なじみフィリベールに「真夜中のピアニスト/2005」のジョナサン・ザッカイ。
監督、脚本は「世界でいちばん不運で幸せな私/2003」のヤン・サミュエル。
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仕事もラヴ・ライフも絶好調のマーガレットは40歳のバースデイを迎えたその日、公証人と名乗るおじいさんメリニャックの訪問をうける。そして彼はマーガレットに1通の手紙を差し出す。それはあろうことか7歳の時のマルグリット(大人になってから英語読みのマーガレットに変えている)自身からの手紙だった。手紙を読み進むうち幼い頃辛い生活を送った記憶が蘇りマーガレットはパニック状態に陥る。しかしその後も過去の自分からの手紙が届き、向き合うことを恐れ、封印していた過去にマーガレット渋々立ち向かう決意をする...

フランスの著名女優の一人であるソフィー・マルソー…彼女が主演するフランス映画って意外にシアターで観ていない。「007/ワールド・イズ・ナット・イナフ/1999」とか、メル・ギブソンの「ブレイブハート/1995」のようなInternational映画は観ているのだが…ルーヴル美術館でロケされたお気に入り映画「ルーヴルの怪人/2001」もDVDだった。
2008年の3月と9月にそれぞれ“フランス映画祭2008”と“フランス映画の秘宝”が開催され上に書いた2本のソフィー映画をシアターで観ることが出来た。

「世界でいちばん不運で幸せな私」の監督らしいファンタジーなハートフル・コメディで微笑ましい展開が素敵だ。
ソフィー演じるマーガレットは恋人でもあるマルコムとコンビを組み巨大プラントの海外への売り込みに闘士を燃やすキャリアウーマン。しかし彼女とて一人の人間。売り込み交渉に入る前、不安をもみ消すかのようにマーガレットは偉大なる他人になりきる。チェストに入った著名なる女性たちのポートレート…今日は“ココ・シャネル”明日は“エリザベス・テイラー”そして次の日は“マリア・カラス”…といった案配。世界中に知れ渡るパワフルな女性たちからエネルギーをもらい自身を奮い立たせるなんて、なんとトレヴィアンなアイデアかと関心する。

幼なじみを封印するのはかまわないが、実の弟まで封印し、何年も会わなかったマーガレットにはびっくりだった。でもまぁファンタジーなので深く考えないで、シアターにいる間はハートフルな気分になれる。

実際は45歳のソフィー・マルソーがかなりキュート。ボディ・コンシャスなスーツに身を包んだソフィーはナイス・バディだ。幼なじみのフィリベールと会う際にはいていたパンタロンが実に懐かしい。

シネスイッチ銀座にて
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by margot2005 | 2011-11-28 23:25 | フランス | Trackback(2) | Comments(4)

「ブリッツ」

「Blitz」 2011 UK
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ブラントに「バンク・ジョブ/2008」「トランスポーター3 アンリミテッド/2008」「メカニック/2011」のジェイソン・ステイサム。
ナッシュに「ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男/2005」「ボーン・アルティメイタム/2007」のパディ・コンシダイン。
ワイス(ブリッツ)にアイダン・ギレン。
フォールズにゾウイ・アシュトン。
ダンロップに「ほんとうのジャクリーヌ・デュプレ/1998」「ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男」「ブーリン家の姉妹/2008」「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ/2009」のデヴィッド・モリッシー。
監督はエリオット・レスター。
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サウスロンドン警察の刑事ブラントは、日々犯罪者へ容赦なき暴力を繰り返している。そしてタブロイド紙の記者ダンロップは法を超えた制裁にも取れる彼の行動をすっぱ抜こうとしていた。そんな折、警官ばかりを狙った連続殺人が起こる…

ジェイソンの前作「メカニック」もシアターで観たがレビューは書かずじまい。チャールズ・ブロンソン主演の同名作品のリメイクで、元映画は観たかも知れないが全く記憶にない。
“トランスポーター”シリーズで大ブレイク?したジェイソン・ステイサム。“トランスポーター”の彼も大好きだけど、「スナッチ/2000」「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ/1998」や「バンク・ジョブ」のジェイソンが好き。チャールズ・ブロンソンのリメイク映画、ジェイソンは少々違和感あったかな。やはり彼にはブリティッシュを演じていただきたい。
彼の魅力は鍛え上げたナイス・バディ。40歳過ぎても変わらないバディはスゴい!の一言!

こちらの作品…ロンドン舞台のブリティッシュ刑事役。自身の情熱のまま行動するとんでもない熱血刑事ブラント。悪事を働くチンピラどもをこてんぱんに懲らしめるブラントは少々どころか、かなりやり過ぎの傾向にある。そして上司に説教されるハメになるが、少々のことでは引き下がらない頑固者でもある。でも刑事のフォールズを始めとした女性陣には優しいのだ。ジェイソンは役柄にぴったし!!

極めて暴力的なブラントと、静かなナッシュのコンビが痛快!ナッシュはゲイで、ブラントはゲイを軽蔑しまくっている。著名なるブリティッシュのゲイ、ジョージ・マイケルの名前が登場した時は思わず笑ってしまった。
偏執狂のワイス(ブリッツ)を追いつめ、ブラントとナッシュが制裁を下すラストは爽快だった。

ワーナー・マイカル・シネマズ板橋にて(上映終了)
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by margot2005 | 2011-11-23 22:46 | UK | Trackback(6) | Comments(0)

「家族の庭」

「Another Year」 2010 UK
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トムに「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!/2007」「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国/2008」「ヴィクトリア女王 世紀の愛/2009」のジム・ブロードベント。
トムの妻ジェリーに「ヴェラ・ドレイク/2004」のルース・シーン。
二人の息子ジョーにオリヴァー・モルトマン。
ジェリーの同僚メアリーに「人生は、時々晴れ/2002」のレスリー・マンヴィル。
トムの幼なじみケンに「ヴェラ・ドレイク」「つぐない/2007」「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」のピーター・ワイト。
ジョーの恋人ケイティにカリーナ・フェルナンデス。
トムの兄ロニーに「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」のデイヴィッド・ブラッドリー。
「ヴェラ・ドレイク」のイメルダ・スタウトンがジェリーの患者役でワン・シーン出演している。
監督、脚本は「秘密と嘘/1996」「ヴェラ・ドレイク」のマイク・リー。
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「ヴェラ・ドレイク」もそうだったけど、悲しみに打ちひしがれた哀れなメアリーのアップで終わるエンディングは実に胸に迫る。見終わって久方ぶりにしばらく席を立てない作品だった。
地質学者のトムと精神科医のジェリーは人も羨むオシドリ夫婦。休日には自ら育てた野菜を収穫し、トムは妻ジェリーと共にキッチンに立ち料理を作る。そうこうするうちジェリーの同僚であるメアリーがやって来る。美味しい料理をふるまわれ、ワインをがぶ飲みしたメアリーは酔いつぶれ愚痴をこぼし始める。“わたしは男運がない”と...メアリーはなんとわがままな女性だろう!ジェリーはカウンセラーという職業を持つ人だからメアリーの話を親身になって聞いてやる。でもそんなジェリーもある時、“いい加減にして!”と言葉には出さないが、メアリーを突き放すのだ...。
はっきりしないが、幼い頃から知っているトムとジェリーの息子ジョーに久しぶりに会うメアリーは50代の役柄なのだろうか?親子ほども年齢が違うジョーが気になるメアリー。彼女はジョーと二人きりで食事をしたり飲みに行ったりすることを望んでいたに違いない。しかしある日突然ジョーに恋人がいることが発覚!ジョーの恋人ケイティを見るメアリーのまなざしは嫉妬そのものだ。メアリーの気持ちは同性として痛いほど分かるのでラストはホント辛かった。
トムの兄ロニーが妻を亡くし、しばし弟の家に滞在する。偶然ロニーに出くわしたメアリー…男がいないと生きられないメアリーの、ロニーを見つめる目が意味深だった。
仕事も家庭生活も充実しているジェリーに対するメアリーの嫉妬もスクリーンからひしひしと伝わってくる。独身でアル中の女の老後はあまりにも哀し過ぎる。
メアリーを演じるレスリー・マンヴィルが上手い。さりげない仕草や表情が、演技を超えて、奔放で身勝手で、哀れなメアリーに見えてしまった。
オシドリ夫婦の名前が“トムとジェリー”とはナイスではないか。
銀座テアトルシネマにて(既に上映終了)
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by margot2005 | 2011-11-16 00:21 | UK | Trackback | Comments(0)

「ゲーテの恋~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」〜」

「Goethe!」 …aka「Young Goethe in Love」2010 ドイツ
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ヨハン・ゲーテに「ブッデンブローク家の人々/2008」「イングロリアス・バスターズ/2009」のアレクサンダー・フェーリング。
シャルロッテ・ブッフにミリアム・シュタイン。
アルベルト・ケストナーに「ミケランジェロの暗号/2010」のモーリッツ・ブライブトロイ。
ゲーテの父にヘンリー・ヒュプヘン。
シャルロッテの父に「ベルリン、僕らの革命/2004」「白いリボン/2009」のブルクハルト・クラウスナー。
ゲーテの友人ウイルヘルム・イェーザレムに「バーダー・マインホフ 理想の果てに/2008」「愛を読むひと/2008」のフォルカー・ブルック。
監督、脚本に「アイガー北壁/2008」のフィリップ・シュテルツェル。
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1772年、ドイツ、ヴェッツラー。フランクフルト生まれのヨハン・ゲーテの夢は作家になること。しかし出版社に送った原稿はボツとなり、父親の命により田舎町ヴェッツラーの裁判所で実習生として働くことを余儀なくされる。そしてゲーテはある日、田舎町で催された舞踏会でシャルロッテという女性と出会う...

アレクサンダー・フェーリング…「イングロリアス・バスターズ」でのナチス、ドイツのユニフォーム姿は以外に印象に残らなかったが、今回よく見るとマシュー・マコノヒー似(上の写真は似てないですが...)の彼はイケメンなのだ。来日してTVに映っている姿も見たけど、かなりキュートでラヴ・ストーリーが似合う。
そして、ミリアム・シュタインは若き日のデブラ・ウインガーにとても良く似ている。

裕福な家庭に生まれ、ハンサム・ボーイだったゲーテは何度も恋に落ち、失恋もしている。ゲーテは相当なる“恋多き男”だったように思える。ゲーテを演じたアレクサンダー・フェーリングはきわめてgood。
“若きウェルテルの悩み”はもちろん読んだが、それは数十年前のことなので、ストーリーは全く覚えていない。この機会に今一度読んでみたい。
Internationalタイトルの“恋する若きゲーテ”がナイス。

がさつではあるが美しいシャルロッテに出会ったゲーテは一瞬で恋に落ちる。友人の後押しもあり、ゲーテはシャルロッテの家に会いに行く。燃え上がる二人を誰も止めることは出来なかった。しかし、子だくさんで男やもめの父親は、娘には裕福な男との結婚を望んでいた。
いわゆる見合い結婚(arranged marriage)である。そしてその相手はあろうことかゲーテの上司のケストナーだった。やがてやむにやまれぬトライアングル状態に陥る。シャルロッテはゲーテが恋しくて、恋しくて涙に暮れるが、父親や、幼い弟、妹のことを考えるとケストナーとの結婚を選ぶしかなかった。この時代の女性はホントお気の毒。
そして、ゲーテも恋に破れ自暴自棄になるが、自殺は思いとどまり、ペンと紙に全てを委ねる。

映画は少々大胆に描かれている。あの時代いくら惹かれ合っても、あんな簡単にメイク・ラヴには至らなかったであろうと想像する。でもロケされた景色は美しかった。

エンディングで…“結婚し子宝に恵まれたシャルロッテは一度だけゲーテに会った。”という解説が出る。シチュエイションは違うが、これより20年ほど後の物語「ジェイン・オースティン 秘められた恋/2007」のトムとジェインを思い浮かべた。

ゲーテの上司で、ゲーテの恋敵でもあるケストナー役のモーリッツは大好きなドイツ人俳優。彼の映画が2本、同じシアターで同時に上映されているって最初で、最後かも知れない。嬉しい限りだ。コメディが似合う彼も、今回はラヴ・ストーリーでマジな役柄。モーリッツって顔が笑えるのだ!と思った。

私的にこういった時代物映画は大好きだが、シアターの席はやはり空いていた。観る人限られる映画である。

TOHOシネマズシャンテにて
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by margot2005 | 2011-11-06 17:11 | ドイツ | Trackback(6) | Comments(4)

「ハートブレイカー」

「L'arnacoeur」…aka「Heartbreaker」2010 フランス/モナコ
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アレックスに「メッセージ そして、愛が残る/2008」のロマン・デュリス。
ジュリエットに「ハーフ・ア・チャンス/1998」「橋の上の娘/1999」のヴァネッサ・パラディ。
ジュリエットのフィアンセ、ジョナサンに「ラヴ・アクチュアリー/2003」「Jの悲劇/2004」のアンドリュー・リンカーン。
アレックスの姉メラニーに「PARIS (パリ)/2008」「ミックマック/2009」「さすらいの女神(ディーバ)たち/2010」のジュリー・フェリエ。
メラニーの夫マルクに「プチ・ニコラ/2009」のフランソワ・ダミアン。
ジュリエットの友人ソフィーにエレーナ・ノゲラ。
監督はパスカル・ショメイユ。
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パリに住むアレックスは姉のメラニーと、義兄マルクの3人でターゲットを離別させるプロの“別れさせ屋”を営んでいる。ある日、新たな仕事が舞い込みターゲットの女性を誘惑するため3人はモナコへと向かう…

ロマン大好きなので初日に観に行った。しかしフランス版コメディって受けないのか?空席が目立った。ジョニー・デップのパートナー、ヴァネッサ映画はシアター初めて。彼女30代の終わりにさしかかっているにも関わらずチャーミング。本編でも30歳の役が違和感ない。チャーム・ポイントの欠けた前歯気になるけど...。
ロマンは「PARIS (パリ)」のダンサーより以上にダンス・シーンがトレヴィアン!!彼はやはりコメディが似合う。

プロの“別れさせ屋”という仕事…現実にはあり得ない??し、ラストで二人が結ばれるのは分かっているし、ジュリエットとジョナサンを別れさせようと、あの手この手で迫るアレックスと姉夫婦の行動が陳腐なくらいバカバカしくて、観る人限られるだろうな?と切に思った。ロマン&ヴァネッサ、ファンでないときっとつまらないだろう。
ロマン&ヴァネッサ初共演のロマコメは少々お粗末であった。
ハリウッドでリメイクするらしいが、ますますつまらなくなるのか?面白くなるのか?期待はしないでおこう。

モナコが舞台なのでロケされたゴージャスな景色と、ゴージャスなホテルはナイスだった。モナコにはもちろん行ったことがない。お金をいっぱい持って行かないとあの地は楽しめないのじゃないかな?で、私的にモナコを含めたコートダジュールは足を踏み入れてはならない場所のような気がする。カンヌ映画祭には一度行ってみたいけど…。

ヒューマントラストシネマ有楽町にて
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by margot2005 | 2011-11-03 22:33 | フランス | Trackback(3) | Comments(0)