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「キャデラック・レコード 〜音楽でアメリカを変えた人々の物語〜」

「Cadillac Records」 2008 USA
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レナード・チェスに「ハリウッドランド/2006」「ダージリン急行/2007」のエイドリアン・ブロディ。
マディ・ウォーターズに「007/カジノ・ロワイヤル/2006」「インベージョン/2007」「ブッシュ/2008」「007/慰めの報酬/2008」のジェフリー・ライト。 
チャック・ベリーに「16ブロック/2006」「僕らのミライへ逆回転/2008」のモス・デフ。
エタ・ジェイムズに「ドリームガールズ/2006」のビヨンセ・ノウルズ。
リトル・ウォルターにコロンバス・ショート。
レベッタ・チェスにエマニュエル・シュリーキー。
ジェニーヴァ・ウェイドに「バッドボーイズ2バッド/2003」のガブリエル・ユニオン。
監督、脚本は「彼らの目は神を見ていた/2005」のダーネル・マーティン。

1947年シカゴ。バーを経営するポーランド移民のレナード・チェスは天才ギタリスト、マディ・ウォーターズと出会い、彼の才能に惚れ込む。やがてハーモニカ奏者リトル・ウォルターを発掘したチェスはマディと組ませてレコード・デビューを果たし、発展途上にあったレコード・ビジネスを成功させて行く...
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ハリウッド(アメリカ映画)が作るMusicものに出演する俳優たち。関心するくらい皆歌が上手い。
知らなかったけどモス・デフはhiphopアーティストであり、“007”映画でCIAエージェントを演じるジェフリー・ライトもブロードウェイ出身俳優ということで納得。
歌姫ビヨンセは途中からの登場だが、圧倒的な歌唱力で映画を盛り上げている。
主演のエイドリアン・ブロディは個性的な風貌ゆえか?個性的なキャラを演じるとピタリとハマる。時代物が似合う俳優だなとしみじみ感じる。
タイトルとなっている“キャディラック・レコード”。チェスはお金が入る度自分やマディたちにキャディラックを買う。映画に登場するキャデラックたちの美しい事!車ファンならたまらないに違いない。
ビートルズやローリング・ストーンズに影響を与えたチャック・ベリーや、エタ・ジェイムスのバックグラウンドも描かれていて音楽好きには興味深い。
チャック・ベリーを演じたモス・デフも芸達者な俳優で素晴らしい。
邦題についている“音楽でアメリカを変えた人々の物語”には、人種差別が酷かった時代に、黒人を差別しなかった白人レナード・チェスの人種を越えた友情を感じる。
恵比寿ガーデン・シネマにて...
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by margot2005 | 2009-08-31 00:47 | MINI THEATER | Trackback(15) | Comments(4)

「HACHI 約束の犬」

「Hachi 」2009 USA
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パーカー教授に「綴り字のシーズン/2005」「ハンティング・パーティ/2007」「アイム・ノット・ゼア/2007」「最後の初恋/2008」のリチャード・ギア。
妻ケイトに「きみに読む物語/2004」「ボーン・アルティメイタム/2007」のジョーン・アレン。
娘アンディにサラ・ローマー。
友人ケンに「パール・ハーバー/2001」「SAYURI/2005」ケイリー・ヒロユキ・タガワ。
監督は「ショコラ/2000」「シッピング・ニュース/2001」「カサノバ/2005」のラッセ・ハルストレム。
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日本から空路アメリカへ送られて来た秋田犬の子犬。飛行機から降ろされ列車に乗った子犬は郊外のベッドリッジ駅で迷子犬になってしまう。しかし子犬は大学教授のパーカーに拾われる。引き取るのに大反対だった妻のケイトも、無心に子犬とじゃれあう夫を見て譲歩する。やがて首輪の文字から“Hachi”と名付けられた子犬はすくすくと成長しパーカーのかけがえのないパートナーとなって行く...

夏休みのシネコン、こちらも満員。
ラッセ・ハルストレムの作る世界は好きなので観たかった作品。犬も大好きだし...リチャード・ギアも好きだしで...。
TVドラマとして放送された“ハチ公物語”と、元映画をTV放送の際見たような記憶もあるが定かではない。
“ハチ公”は渋谷に出かける度お目にかかりなんとなく親近感ある。
アメリカの地方都市を舞台に上手く作られたリメイクで少々感動してしまった。動物(特に犬)ものに弱いのでウルウルしそうだった。回りにいた女性たちは皆ウルウルしていた。
老犬のHachiを演じる秋田犬。とぼとぼと歩く姿は健気で観る人々を感動させる。
冒頭のお寺のシーンはちょっと余計かなと感じたが...。
リチャード・ギアはお気に入り俳優の一人で彼の出演作はいつも楽しみにしている。実生活では孫のような息子のパパだが、初めて孫を持つおじいちゃん役を演じたリチャード・ギアも今年60歳。でもこの方60歳でもsexy。
ワーナー・マイカル・シネマズ板橋にて...
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by margot2005 | 2009-08-23 20:09 | USA | Trackback(14) | Comments(2)

「そんな彼なら捨てちゃえば?」

「He's Just Not That Into You」2009 USA/ドイツ/オランダ
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ニールに「ハリウッドランド/2006」「消されたヘッドライン/2009」のベン・アフレック。
ニールの恋人で同居人のベスにハニーVSダーリン 二年目の駆け引き/2006」のジェニファー・アニストン。
メアリーに「ラッキー・ユー/2007」「ラブソングができるまで/2007」のドリュー・バリモア。
ジャニーンに「リトル・チルドレン/2006」「ブラッド・ダイヤモンド/2006」「帰らない日々/2007」のジェニファー・コネリー。
ジジに「モナリザ・スマイル/2003」「ランド・オブ・ウーマン/優しい雨の降る街で/2007」のジニファー・グッドウィン。
アンナに「ブーリン家の姉妹/2008」「それでも恋するバルセロナ/2008」のスカーレット・ヨハンソン。
アンナのボイーフレンドで不動産屋のコナーに「きみに読む物語/2004」のケヴィン・コナリー。
ジャニーンの夫ベンに「恋するレシピ 〜理想のオトコの作り方/2006」のブラッドレイ・クーパー。
バーを経営するアレックスに「ダイ・ハード4.0/2007」のジャスティン・ロング。
ベスの父親ケンに「スター誕生/1976」「ジャケット/2005」のクリス・クリストファーソン。
監督は「ライセンス・トゥ・ウェディング/2007」のケン・クワピス。

恋愛群像劇。
ヨガのインストラクター、アンナと広告会社を経営するメアリーは友人。
ベス、ジャニーン、ジジは同じ会社に勤める仲良し3人組。
ベスはニールと7年暮らしているが今だ結婚の予定はない。
ジャニーンの夫はニールの親友ベン。二人の家はただいま改装中。
といった案配でかなりのコネクション。
アメリカンって互いのパートナーや友人を紹介するのが好きだなぁとしみじみ思う。

夜のスーパーマーケットで出会ったアンナとベン。惹かれあう二人はやがて関係を持つ。
ジャニーンの紹介で不動産屋のコナーとデートしたジジは彼に一目惚れ。コナーからの連絡を待ちわびるが、電話は来ない。
何年たっても結婚しようと言わないニールに見切りをつけたベスは彼と別れる決意をする。

とても豪華な出演陣にストーリーなんてどうでも良い。
ベン・アフレックは年々素敵な俳優になって行く。男たちの中でダントツで美味しい役柄ということもあるけど...
髪の綺麗な隣のお姉さんのイメージのジェニファー・アニストンはホント個性のない女優でつまんない。
個性派のジェニファー・コネリーやドリュー・バリモア、スカーレット・ヨハンソンは存在感あり。
ストーリーの主軸となるジジ役のジニファー・グッドウィンがキュートでスゴくいい。
夏休みのシネコンは満員。観客は女性が圧倒的だったが、カップルで観に来ていた隣の男性は終始大あくびでお気の毒だった。
邦題は真逆の言い回しで、変な?邦題はチケット買う時言い辛くて困る。配給会社もうちょっと考えてタイトルして!
ワーナー・マイカル・シネマズ板橋にて..
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by margot2005 | 2009-08-22 00:25 | USA | Trackback(6) | Comments(0)

「ココ・シャネル」

「Coco Chanel」 2008 USA/イタリア/フランス/UK
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ココ・シャネルに「アパートの鍵貸します/1960」「愛と喝采の日々/1977」「あの日の指輪を待つきみへ/2007」のシャーリー・マクレーン。
若き日のココ・シャネルに「見つめる女/2004」「気ままに生きて/2006」のバルボラ・ボブローヴァ。
ココの友人エイドリエンヌに「まなざしの長さをはかって/2007」「私を撮って/2008」のヴァレンティーナ・ロドヴィーニ。
マルクに「さすらいの航海/1976」「バレエ・カンパニー/2003」のマルコム・マクダウェル。
エチエンヌに「ミシェル・ヴァイヨン/2003」のサガモア・ステヴナン。
ボーイ・キャペルにオリヴィエ・シトリュク。
監督は「アート オブ ウォー/2000」のクリスチャン・デュゲイ。
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1954年、パリ。15年のブランクから復帰しショーを開いたココ・シャネル。しかしアトリエに集まった人々も、ビジネス・パートナーのマルクも厳しい反応をココに突きつける。やがてココは自身の過去を思い出すように語り始める...
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シャネル・スーツもシャネル・バッグもお高くて手が出ないが、コスメティックスは殆どが海外で購入したシャネル。マリリン・モンローが愛したパヒューム“N°5”より“N°19”が好き。“N°19”は一時期ハマった。

リッツに暮らし、リッツで亡くなったココ・シャネル。
シャネルは孤児であり、心から愛した男性が事故で亡くなる...なんだかエディット・ピアフと重なる。
初めての恋人エチエンヌの友人であったボーイの援助でアトリエを持ったシャネル。彼女が作る帽子が人気を呼ぶ。そして女性のファッションなどに決して使われなかったジャージを素材にしたワードローブが人々に受け入れられ成功への階段を登って行く。
シャネルについては良く知らなかったのでラフな女性ファッションの先駆者だったと知った。

ココ・シャネル生誕126年。オドレィ・トトゥ主演のフランス映画「ココ・アヴァン・シャネル」は来月公開。シャネルのミューズのアナ・ムグラリスとマッツ・ミケルセンによる「シャネル&ストラヴィンスキー」も来年公開予定。
これはTV映画のようだが、やはりフランスのココ・シャネルの伝記はフランス語で作って欲しかった。
エイドリアン役のイタリア女優ヴァレンティーナ・ロドヴィーニに英語は似合わないし、“マドモアゼル”なんて呼びかけた後に英語が続く...あれってとっても違和感ある。
シャーリー・マクレーンは貫禄で素晴らしい女優だけどフランス人ココ・シャネル役は適さない。
早くオドレィ・トトゥの「ココ・アヴァン・シャネル」が観たい!
ワーナー・マイカル・シネマズ板橋にて...
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by margot2005 | 2009-08-21 00:51 | USA | Trackback(17) | Comments(2)

「未来の食卓」

「Nos enfants nous accuseront」...aka「That Should Not Be: Our Children Will Accuse Us 」2008 フランス

監督はジャン・ポール・ジョー。

南フランス、ガール県ラングドック地方のバルジャック村。ショーレ村長は子供たちの未来を守るため、学校給食と高齢者の宅配給食のオーガニック化に挑戦する。学校でも野菜作りを通して自然の味を子供たちに浸透させようと試みる...
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先週の金曜日の夕方、「ココ・シャネル」を観ようと日比谷に行った。しかしシャンテの最終回は既に完売。この日は昼間も完売だったようだ。お盆休みとはいえシネコンは混んでてもミニシアター系はOKかな?なんて考え甘かった。そこで「ココ・シャネル」はあきらめ銀座へ!シネスイッチ銀座は金曜レディース・ディなので上映の30分くらい前にシアターへ行った。やはりドキュメンタリーは人気ないのか満席にはならなかった。
予告を観て以来観たいなぁとは思っていたが、ドキュメンタリーってあまり好みではなく(フランスが舞台じゃなきゃ観てないかも?)全然期待しないでいた所これがとても素晴らしく、ラストは感動を覚えた。観に行って良かった!多くの人に観てほしい作品。

このままでいたら将来“子供たちは我々を非難するだろう”という原題が怖い。
映画の冒頭、“あなたの回りにガンや糖尿病にかかった人がいますか?”とユネスコ会議での健康科学研究者からの質問。殆どの人が挙手をした。
桃栽培農家の子供が小児ガンに病んでいるという事実。桃大好きだけどこれから食べるのに躊躇しそう。
オーガニック化に取り組んだ村民らの食卓には缶詰もジャンク・フードも登場しない。お菓子はもちろん手作り。
アルベルト・アインシュタインの“この世からミツバチがいなくなったら人類は4年で滅びるだろう。”という説が映画の中に登場するが...正しく彼の言う通り。ミツバチが受粉してくれないと花に実はならず果物や野菜は育たない。
農業国フランスならではのドキュメンタリー。初めてフランスの田舎に行った時、TGVの窓から見える景色が何処迄も続く田園地帯に農業国フランスを再認識した。
ワインで有名なランドック地方の田舎を舞台に素晴らしいドキュメンタリーを堪能した。
シネスイッチ銀座にて...
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by margot2005 | 2009-08-18 23:26 | フランス | Trackback(3) | Comments(2)

「ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式」

「Death at a Funeral 」 2007 USA/ドイツ/UK/オランダ   
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ダニエルに「プライドと偏見/2005」「フロスト×ニクソン/2008」のマシュー・マクファディン。
妻ジェーンに「バンク・ジョブ/2998」のキーリー・ホーズ。 
母サンドラにジェーン・アッシャー。
弟ロバートにルパート・グレイヴス。
監督は「イン&アウト/1997」「ステップフォード・ワイフ/2004」のフランク・オズ。
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ハウエルズ家のお葬式が始まろうとしている。弔辞を読む予定の長男ダニエルは落ち着かない。どうやら参列者は作家で次男のロバートが弔辞を読むことに期待しているらしい。やがて神父に促されダニエルは弔辞を読み始める...
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お葬式に集まった人々の群像コメディ。
ダニエルは葬儀代も工面しなきゃならないのに、妻ジェーンから新居の敷金の件でプレッシャーをかけられている。
弟ロバートはニューヨーク在住の作家で母親の面倒は兄に任せきり。
従姉マーサは恋人サイモンを連れてお葬式に列席。しかしマーサの弟トロイが作った怪しいドラッグを精神安定剤と間違って飲んだ彼は錯乱状態。
友人ハワードは被害妄想気味で自分の事しか考えていない。そしてそれ以上に身勝手な彼の友人ジャスティンは、一度だけ関係を持ったマーサをクドくためだけにお葬式に参列。
叔父アルフィーは高圧的なわがまま老人。
ピーターと名乗る謎の男が突然お葬式に現れる。
喪主を務めるダニエルが弔辞を読み始めたその時サイモンが錯乱し始め、それをきっかけに騒動が始まる。
かなりのドタバタで英国人が好きそうなブラック&自虐ネタ満載で笑える。後ろに座った中年カップルはうるさいくらい笑っていた。ハートフル・コメディと紹介されているが、コレってハートフルかな?観る人の感性によって単なるブラック・コメディにも思える。
“Mr.ダーシー”のマシュー・マクファディンは弟にコンプレックスを抱く情けない兄ダニエル役が実に似合っている。妻ジェーン役のキーリー・ホーズとは実生活でも夫婦。
舞台は英国。そういや子供が一人も出て来なかった。オープニング&エンディングに登場する棺のアニメーションが印象的。
原題の“お葬式の最中で死亡”はナイス・タイトル。
ラストに少々救われたけど、かなり期待して観に行ったので、それほどでもなかったかな?
六本木シネマートにて...
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by margot2005 | 2009-08-17 00:46 | MINI THEATER | Trackback(7) | Comments(2)

「縞模様のパジャマの少年」

「The Boy in the Striped Pyjamas」2008 UK/USA   
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ブルーノにエイサ・バターフィールド。
シュムエルにジャック・スキャンロン。
ブルーノの姉グレーテルにアンバー・ビーティー。
父親に「セヴン・イヤーズ・イン・チベット/1997」「それでも生きる子供たちへ/2005」「ニュー・ワールド/2005」のデヴィッド・シューリス。
母親に「こわれゆく世界の中で/2006」「ディパーテッド/2006」のヴェラ・ファーミガ。
コトラー中尉に「プライドと偏見/2005」のルパート・フレンド。
ユダヤ人パヴェルに「秘密のかけら/2005」のデヴィッド・ヘイマン。 
監督、脚本は「ブラス/1996」「リトル・ヴォイス/1998」「スプリング・ガーデンの恋人/2003」のマーク・ハーマン。
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第二次世界大戦下、両親、姉グレーテルとベルリンに暮らす8歳の少年ブルーノ。ある日ナチスの将校である父親の転勤によりベルリン郊外の田舎に引っ越すことになる。一緒に遊んだ友だちとも離れ、子供が全くいない環境に退屈するブルーノは、両親から禁じられていた屋敷の裏庭から森へと入り込んで行く。そこには有刺鉄線が張ってあり、中にパジャマを着た男の子がいた。彼はブルーノと同じ年齢で、シュムエルという名前があるにも関わらず胸には番号が記されていた。やがて二人はフェンス越しに会話するのが日課となっていく...

“ホロコーストの悲劇を無邪気な少年の視点から綴ったジョン・ボインの世界的ベストセラー”...。
どこかの映画解説に寓話的という言葉もあったが、いやいや「子供の情景/2007」同様寓話的って表現には無理がある。
“感動した!”というコメントが多い中、子供たちの姿(宿命)があまりにも哀しくて二度と観たくない映画がまた一つ増えた。
8歳の無邪気な少年の目を通して描かれた作品ながら、ユダヤ人パヴェルに対してコトラー中尉や将校の父親の取る行動が、ブルーノの心に強烈なダメージを与えたのじゃないかと感じたりもした。
ナチス・ドイツのホロコーストがテーマの映画であるが、オーディションで選ばれたという二人の少年を始めとして母親役のヴェラ・ファーミガ以外皆UK人。
ラスト、泣き崩れる母親の姿は辛くて、辛くて、胸が痛くなる。
恵比寿ガーデンシネマにて...
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by margot2005 | 2009-08-15 20:50 | UK | Trackback(15) | Comments(2)

「コネクテッド」

「保持通話」...aka「Connected」2008 香港/中国
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アポンにルイス・クー。
グレイスにバービー・スー。
ファイ刑事にニック・チョン。
誘拐犯に「王妃の紋章/2006」のリウ・イエ。
監督、脚本は「WHO AM I?/1999」のベニー・チャン。

ある日、シングルマザーのグレースは一人娘を学校に送り届けた後、見知らぬ男たちに拉致される。倉庫に監禁されたグレースは破壊された電話機を修理し繋いでみようと試みる。苦労の末ある携帯電話に繋がる。その携帯の持ち主は借金取り立て屋のアポン。最初はイタズラかと疑ったアポンもグレースの必死の呼びかけに彼女を助けようと奔走する...
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中国/香港映画はよほど興味がない限りシアターに観に行かない。しかし「セルラー/2004」のリメイクってことで楽しみにしていた。
元映画ではキム・ベイシンガーが誘拐されるヒロイン。ヒロインを助ける青年にイケメンのクリス・エヴァンス。そして誘拐犯の首謀はジェイソン・ステーサム。非番の刑事にウィリアム・H・メイシーといった配役。
キムの電話を取ったのは若い男性。香港版では子持ちの冴えない男に変えられている。しかし、他は非番の冴えない刑事も含めほぼ忠実にリメイクされていてナイス。
香港の街や用水路を過激に走るカーチェイス、そして丘の上から撮影された香港のビル群など香港ファンには嬉しいショットが見られる。
凄まじいカーチェイスはハリウッド映画とはひと味違って楽しい。
観ていて結末が読めるサスペンスには興ざめするが、この作品のヒロインはなぜ?拉致されたのか?最後まで明かされないところが面白い。
「王妃の紋章/2006」で長男を演じたリウ・イエはwowowで上映の際見た。他の俳優たちは初見。
有楽町 スバル座にて...
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by margot2005 | 2009-08-11 00:47 | アジア | Trackback(15) | Comments(4)

「ポー川のひかり」

a0051234_1112424.jpg「Cento chiodi」...aka「One Hundred Nails 」2006 イタリア

教授に「アレキサンダー/2004」のラズ・デガン。
パン屋の娘ゼリンダにルーナ・ベンダン。
監督、脚本に「明日へのチケット/2005」のエルマンノ・オルミ。
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イタリア、ボローニャ。ある日、ボローニャ大学で太い釘に打ち抜かれた、まるで磔刑のような古文書が大量に発見される。警察が呼ばれ学内は騒然となる。犯人は誰?なぜこのような事をしでかしたのだろう?
一方で若くして地位と名誉を得たボローニャ大学の哲学教授はポー川へと車を走らせる。乗って来た車や上着を捨て川沿いで見つけた廃屋に住み始める。やがてパン屋の娘ゼリンダと出会い、その風貌から村人たちに“キリストさん”と呼ばれるようになる...

原タイトルは“百本の釘”。イタリア映画祭2008で上映された。
とても哲学的で宗教色の濃い作品。どう見ても一般ピープルに受け入れられる映画ではない。岩波で公開される岩波らしい映画。平日の最終回シスターが数人観に来ていた。シアターでシスターに遭遇するなんてホント珍しくエルマンノ・オルミの“百本の釘”ならではと思った。
邦題の“ポー川のひかり”もとても宗教(キリスト教)的に響く。
イタリア映画に良く登場するポー川沿いの風景は美しく、そこに生きる人々が助け合って暮らす姿には共感する。しかしながら無宗教であり、悟れない人間にとっては少々違和感のある物語。
頭脳明晰で若くてハンサムな大学教授は二度とこの地に現れなかったというラスト...なぜ彼は戻らなかったのだろう?ゼリンダと同様戻るとばかり想像していたが...しかし“隣人を愛せよ”で戻りハッピー・エンディングじゃこの監督の作品にふさわしくない。
主人公のラズ・デガン。アレッシオ・ボーニ似のイケメンだがイタリアンっぽくないと終始感じていた。やはりでイスラエル出身の元モデル。N.Y.のアクターズ・スタジオで学んだ彼はスゴくsexyでゴージャス。
ラズ・デガンはコリン・ファレルの「アレキサンダー」に出演している。DVDがあるので“ダリウス王”を演じた彼を見てみたい。
エルマンノ・オルミ作品は「明日へのチケット」しか観ていない。映画解説によるとオルミ作品では「明日へのチケット」が一番分りやすいとコメントしてある。確かに「明日へのチケット」は気楽に観れる映画だった。「明日へのチケット」を観た後にDVDで「木靴の樹 /1978」に挑戦したが途中で挫折。今一度見る機会があれば挫折しないで見ようと思う。
神保町 岩波ホールにて...
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by margot2005 | 2009-08-09 01:52 | イタリア | Trackback(2) | Comments(0)

「バーダー・マインホフ 理想の果てに」

「Der Baader Meinhof Komplex」...aka「The Baader Meinhof Complex 」2008 ドイツ/フランス/チェコリパブリック
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ウルリケ・マインホフに「善き人のためのソナタ/2006」「クララ・シューマンの愛/2008(クララ・シューマン 愛の協奏曲)」のマルティナ・ゲデック。
アンドレアス・バーダーに「太陽に恋して/2000」「ストーン・カウンシル/2005」「ミュンヘン/2005」「ひばり農園/2007」「暗闇の女たち/2007」のモーリッツ・ブライブトロイ。
グドルン・エンスリンに「ノース・フェイス アイガー北壁/2008」のヨハンナ・ヴォカレク。
ドイツ連邦警察長官ホルスト・ヘロルドに「愛を読むひと/2008」のブルーノ・ガンツ。
監督はウーリー(ウルリッヒ)・エデル。
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1967年、西ベルリン。アメリカ合衆国と密接な関係にあるイランのパーレビ国王夫妻訪問の抗議デモで、デモ隊と警官たちの衝突の挙げ句一人の学生が警官に撃たれ亡くなる。
夫の浮気から二人の娘を連れて家を出たウルリケ・マインホフは左翼系雑誌に投稿するジャーナリスト。デモ以来彼女は反権力、反資本主義運動を掲げる学生たちに関心を募らせていく。
1968年、アンドレアス・バーダーと恋人のグドルン・エンスリンはベトナム戦争に抗議しフランクフルトのデパートに火炎瓶を投げる。
放火事件により逮捕されたバーダーとエンスリンに共鳴したマインホフは二人の脱走を手引きし、成功の後彼らと共に暴力による抵抗運動に身を投じる事を誓う。やがてバーダー、マインホフ、エンスリンをリーダーにドイツ赤軍(RAF)が誕生するのだった...
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“ドレスデン、ヒロシマ、ベトナム!!”と叫ぶ学生たち。
車を盗み銀行を襲撃して金を得、RAFは政府の公共施設を破壊し、政府、政界、法曹関係者を次々に襲い、更に駐留アメリカ軍のドイツ人を殺害して行く。
1977年のルフトハンザ航空181便ハイジャック事件は記憶にあるが、バーダーたちの釈放が目的だったまでは記憶になかった。
マインホフがバーダーに“デパートに放火してベトナム戦争をやめさせようとしたのか?”と問いかけるシーンは邦題にもなっている“理想の果てに”だろう?
マインホフは二人の少女の母親であったことが描かれているが、バーダーにも子供がいたという。バーダーの恋人エンスリンにも男の子がいた。
日本赤軍のメンバーにも夫や、妻、子供がいたが、どちらのメンバーも家族をも犠牲にして戦う価値があったのか知る由もない。
映画の中で1970年代の西ドイツが再現されているのがスゴくて興味深い。
タイトルの“バーダー・マインホフ”はアンドレアス・バーダー&ウルリケ・マインホフ二人の名前の合体。
「セントアンナの奇跡/2008」「愛を読むひと」のアレクサンドラ・マリア・ララや「4分間のピアニスト/2006」のハンナー・ヘルツシュプルングも仲間の一員役として出演している。
温和な雰囲気を持つ(感じる)モーリッツ・ブライブトロイがスーパー級に過激なテロリストを演じていて似合っている。
“Dizzy Miss Lizzy/ディジー・ミス・リージー”で始まり、エンディングにボブ・ディランの“Blowin' in the Wind/風に吹かれて”が流れるのも彼らの時代にマッチしてナイス。
ドイツ映画祭2008で観たマルティナ・ゲデックの「クララ・シューマンの愛(クララ・シューマン 愛の協奏曲)」は現在渋谷Bunkamuraル・シネマで公開中。
渋谷シネマライズにて...
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by margot2005 | 2009-08-02 22:06 | ドイツ | Trackback(4) | Comments(4)