<   2008年 11月 ( 13 )   > この月の画像一覧

「1408号室」

「1408」 2007 USA
“ドルフィン・ホテルの1408号室には入ってはならない”...サスペンス・ホラー。
a0051234_210727.jpg

作家マイク・エズリンに「理想の恋人.com/2005」「さよなら。いつかわかること/2007」のジョン・キューザック。
オリン支配人に「評決のとき/1996」「フリーダムランド/2006」のサミュエル・L・ジャクソン。
マイクの妻リリーに「光の旅人 K-PAX/2001」のメアリー・マコーマック。
娘ケイティにジャスミン・ジェシカ・アンソニー。
原作は「スタンド・バイ・ミー/1986」「ミザリー/1990」のスティーヴン・キング。
監督はスエーデン出身で「すべてはその朝始まった/2005」のミカエル・ハフストローム。

カリフォルニアに住む売れないオカルト(幽霊)作家マイク・エズリン。彼はある雨の降る夜、幽霊が出るという噂のホテルを訪ねる。だが、やはり幽霊は出なかった。一方で、本屋で彼のサイン会が開かれても集まるお客は数人。そんな忘れ去られてしまった作家マイク・エズリンの元に、ある日1通のポストカードが届く。それには“ニューヨークのドルフィン・ホテルの1408号室には入るな”と書かれていた。興味を持ったマイクは早速ニューヨークへと向かう。ドルフィン・ホテルで出迎えてくれたのは支配人のオリン。彼は過去に1408号室に泊まった客の56人が死んだ事実をマイクに告げ、1408号室ではなくスイート・ルームを用意するのでそちらに泊まられてはどうかと打診する。しかし執拗なまでに反対し、忠告する支配人に耳を貸さないマイクは1408号室に入って行く...
a0051234_2102914.jpg

幽霊や怪奇現象が主人公のこの映画。作家のマイクも超常現象を信じない人間。しかし1408号室でその現象が起こり始める。
映画がラストを迎えた時、正直言って頭が混乱し、何が何だかわからなかった。しかし頭を整理し、映画のストーリーを思い返しマイクに起こった現象を理解する事が出来た。
ネタバレするので細かい事は書けないが、超常現象など信じないと思っていたマイク。しかし彼の心に潜んでいた立ち直れないくらい辛い過去。それが彼のウイーク・ポイント。この部屋は、そのウイーク・ポイントにつけ込むように泊まった人間に襲いかかる。だから56人もの宿泊者が亡くなったのだ。彼らは部屋の窓から飛び降りたり、部屋で首を吊ったり...
怪奇現象に翻弄されるキューザックの必死の形相と、にやりと不適な笑いを見せるS.L.ジャクソン、対照的な二人がとてもgood。
a0051234_2105137.jpg
a0051234_2111676.jpg
ジョン・キューザックがojisan化している。「真夜中のハバナ/1997」「狂っちゃいないぜ/1999」や「セレンディピティ/2001」「ニューオリンズ・トライアル/2003」etc.数え上げたらキリがない...どの作品も素晴らしく、どの役柄も素敵なジョン・キューザックはお気に入りハリウッド俳優の一人。
そういや、前作「さよなら。いつかわかること/2007」の父親役で既にojisan化していたキューザック。
DVDで見た未公開映画「すべてはその朝始まった」は、クライヴ・オーエン、ジェニファー・アニストン、そしてヴァンサン・カッセルが出演するサスペンス。これが中々面白く、この監督の作品なんだと納得。

チケットを買う時に迷うってことはない。この映画を観ようと思って出かけるから...しかしシネコンで上映していたこの映画、チケットを買う前に、「ブラインドネス」にしようか、これにしようか迷ってしまった。レイトショーの上映時間がこちらの方が早かったので観る事に決めた。ホラー映画って基本的に好きじゃないのだが、いやでも良かった観て、想像以上に面白かった。
ワーナー・マイカルにて...
[PR]
by margot2005 | 2008-11-28 21:39 | USA | Trackback(16) | Comments(2)

「バンク・ジョブ」

「The Bank Job」 2008 UK

“奪ったブツは、キャッシュとダイヤと王室スキャンダル”のTrue Storyクライム・サスペンス。

テリーに「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ/1998」「スナッチ/2000」「トランスポーター/2002」のジェイソン・ステイサム。
マルティーヌに「エニグマ/2001」「トロイ/2004」のサフロン・バロウズ。
ケヴィンに「理想の女/2004」のスティーヴン・キャンベル・ムーア。
デイヴに「ヴェラ・ドレイク/2004」「デス・パズル/2005」「つぐない/2007」のダニエル・メイズ。
政府高官ティム・エヴェレットにリチャード・リンターン。
テリーの妻ウエンディにキーリー・ホーズ。 
監督に「13デイズ/2000」「リクルート/2003」のロジャー・ドナルドソン。
a0051234_0261365.jpg

1971年、ロンドン。
中古車ディーラーのテリーは、愛する妻と二人の娘に恵まれながらも、借金取りの脅しに怯える冴えない生活を送っている。
ある日、テリーは元モデルで、昔なじみのマルティーヌの誘いを受ける。テリーに会った彼女は彼にある強盗を持ちかける。それはリッチな人々の貸金庫を預かるロイズ銀行を強奪する計画で、それらの貸金庫は盗まれても金に困らないリッチマン御用達で誰も告発しないから安全である。マルティーヌは装置交換のため警報設備が解除される間に実行しようとテリーに告げる。迷いながらもテリーはケヴィンとデイヴを仲間に入れ銀行襲撃の準備を進める。やがて銀行に続く地下通路を掘り当てた彼らは貸金庫室に到達し、それらの中身を強奪する事に成功する。しかしマルティーヌが開けた貸金庫には金や宝石以外に大スキャンダルとなる写真が入っていた...
a0051234_0263362.jpg
a0051234_0271675.jpg

「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」以来ジェイソン・ステイサム ファンなので楽しみにしていた1作。
ラストで、これらの貸金庫を所有していた人々からの被害届けは出ていないという解説が出る。被害届けを出そうにもマジでヤバい写真や書類が眠っていた貸金庫。映画では実際の人物名とは名前が変えられているとの解説も出るが、王室のスキャンダル写真に関してはテリーたち仲間が“プリンセス、マーガレット!”なんて叫んでいるが、ほんとは誰??
テリーが家族とヨットで家族団らんのラストでエンディングを迎える。今なお謎を残しながら未解決のこの事件に関わったテリーたち(デイヴのみ死亡)...“英国全土を揺るがす一大スキャンダル”にまつわる写真を見た彼らって大丈夫なのか??
ジョン・F・ケネディ暗殺事件の真相は2039年まで明かされないと言うが、この事件も2054年まで明かされない。関係者が皆死なないことには事件の真相は語れないという政府の考えだが..気になるどちらも...。
渋谷のシネマライズでしか公開していないこの作品。土、日曜日の渋谷は人だらけなので避けたかったが、観たくて昨日(日曜日)観に行った。日曜日の昼下がり、3連休てこともあるけどシアターほぼ満員。これは是が非でも全国展開して頂きたい!
ジェイソン・ステーサムは「トランスポーター」でブレイクして以来ハリウッド映画に出まくっているが、どれもこれも冴えない役ばかり。久しぶりで「トランスポーター」以来のクールなジェイソンを観る事が出来た。ロンドン生まれのジェイソンにはこれからもロンドンっ子を演じて欲しい!
実話を元にした映画って興味しんしん...実際の人物名は変えてあるとのことだが、全然似てないジョン・レノン&ヨーコのそっくりさんなども出演している。70年代のファッションもお洒落。
渋谷シネマライズにて...
[PR]
by margot2005 | 2008-11-25 00:56 | UK | Trackback(25) | Comments(8)

「DISCO ディスコ」

「Disco」 2008 フランス
a0051234_2140119.jpg

デイディエにフランク・デュボスク(脚本も)。
フランスに「輝ける女たち/2006」のエマニュエル・べアール。
ジャクソンに「エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜/2007」のジェラール・ドパルデュー。
ウォルターに「ジェヴォーダンの獣/2001」「愛してる、愛してない.../2002」のサミュエル・ル・ビアン。
ヌヌイユにアベス・ザーマニ。
男爵夫人に「おかしなおかしな訪問者/1992」「アメリ/2001」のイザベル・ナンティ。
デディエのママンにアニー・コルディ。
監督、脚本にファビアン・オンテニアンテ。
a0051234_21413263.jpg
a0051234_21415394.jpg

ノルマンディー、ル・アーブルの港町に母親と暮らすデディエ。彼はかつてのディスコ・ブームの際、“ビー・キング”というトリオをウォルター、ヌヌイユと組み大活躍した過去を持つ。しかし今ではそれぞれに悩みを抱かえた冴えない3人の男たちも40代。
デディエは英国人の妻と別れ失業中だし、港湾労働者のウォルターは失恋中で、家電量販店の店員ヌヌイユは妻に頭が上がらない日々。そんな折、デディエは地元クラブのオーナー、ジャクソンが呼びかけたディスコ大会が催される事を知る。大会に優勝すればオーストラリア旅行がゲット出来る。英国に住む一人息子をバカンスに連れて行こうと、ウォルターとヌヌイユを誘うが二人は乗り気でない。しかしデディエの気持ちを知った二人は彼に協力しようと立ち上がる。そこでデディエは街でバレエ教室を開いているフランスにダンスを教授してもらいたいと申し出るのだった...
a0051234_21403098.jpg
a0051234_2140517.jpg
a0051234_21411119.jpg
ストーリーはめちゃくちゃくだらなくて、ロバート・カーライルの「フルモンティ/1997」で描かれた中年男の悲哀なんて比べ物にならないし、感動もしないのだが、なんか楽しくて大笑いしてしまった。
デディエ役のフランク・デュボスク。彼はフランスでは有名なコメディアンらしい。デディエ・トラボルタと名のり“Bee Gees”命で、綿飴ヘアーで踊る彼の姿は一見の価値あり。
ウォルターを演じたサミュエル・ル・ビアンは「ジェヴォーダンの獣」や「愛してる、愛してない...」とは全く別人、「愛してる、愛してない...」でオドレイ・トトゥにストーカーされるハンサムな心臓外科医ロイック役は彼だったか??と信じられない変わりよう。笑えるsexyダンスが上手い。
ジェラール・ドパルデューは貫禄以外の何ものでもなく、スーパー級に悪趣味なジャケットやパジャマが似合うのだこの方。
Bee Geesのスーパーヒット曲“How Deep Is Your love”“Night Fever” やABBA の“Dancing Queen”のカヴァーが懐かしい事この上ない。
日比谷シャンテ・シネにて...
[PR]
by margot2005 | 2008-11-24 21:50 | フランス | Trackback(4) | Comments(2)

「彼が二度愛したS」

「Deception」2008 USA

仕事人間で、真面目な会計士が突然現れたリッチな謎の男の罠にハマっていくラヴ・サスペンス。
a0051234_17547.jpg

ワイアットに「タロット・カード殺人事件/2006」「ファウンテン/2006」のヒュー・ジャックマン。
会計士ジョナサンに「ミス・ポター/2006」のユアン・マクレガー。
Sに「ブロークバック・マウンテン/2005」「アイム・ノット・ゼア/2007」ミシェル・ウィリアムズ。
ティナに「M:i:III/2006」「ダイ・ハード4.0/2007」のマギー・Q。
ウオール街の美女に「家の鍵/2004」「エンジェル/2007」のシャーロット・ランブリング。
ルッソ刑事に「美しい人/2005」のリサ・ゲイ・ハミルトン。
監督はマーセル・ランゲネッガー。

ニューヨークに暮らすジョナサンは母子家庭に生まれ、苦学して会計士となった。彼は仕事が趣味と言って良いくらいの仕事人間。毎晩仕事が終われば地下鉄に乗って誰も待っていない家路へと急ぐ。ある仕事帰りの夜、駅で“S”のイニシャル入りのバッグを持っている女性と出会い彼は一目惚れしてしまう。
一方でジョナサンはある夜、派遣先の大手法律事務所でワイアットと名乗るリッチな弁護士に声をかけられる。意気投合した二人は再会を約束する。そしてワイアットはジョナサンをテニスに誘ったり、美女がいるバーへと誘う。
やがて、二人の携帯が取り違えられた事がきっかけで、ジョナサンは会員制の秘密クラブの存在を知り、一夜限りの女性たちとの関係に夢中になって行く。数人の女性たちと関係を持った後、次に現れた女性は他でもないあの“S”その人だった...
a0051234_181076.jpg
a0051234_182772.jpg

アメリカ発のエロティック・サスペンスを観たのは久しぶりの気がする。
騙すヒュー・ジャックマンと騙されるユアン・マクレガーのキャステイングが実にgood。
大ラスのあの二人の描写は必要なかったのではないか?と感じたが...
“Are you free tonight?”と、携帯にかかって来た電話に“Yes!”してしまったジョナサン。その携帯はワイアットの携帯で、二人が公園でランチをし、別れ際に取り違えてしまった携帯...あの取り違えはワイアットが意図的に行ったように思える。
中々面白いストーリーで惹き込まれてしまった。単なる“秘密クラブ”の物語だけじゃ面白くもなんともないけど、ワイアットが選んだ相手ジョナサンは数字に強い会計士であったと言う所がミソ。
功名に罠にハメて行くワイアットを演じるジャックマンが上手い!メグ・ライアンと共演した「ニューヨークの恋人/2001」以来ヒュー・ジャックマンのファンになったけど、ワル役似合うなぁヒュー。
一方でユアン・マクレガーは「トレインスッポッティング/1996」や「ベルベット・ゴールドマイン/1998」で過激な役を演じていたけど、最近は地味な役が似合う。「ミス・ポター」のユアンも素敵だったし...ダン・ブラウンの“天使と悪魔”にユアンが出演するようなのでスゴく楽しみ。ウディ・アレン映画、コリン・ファレルとの共演作品「Cassandra's Dream/2007」早く公開して!
ミッシェル・ウイリアムスは「アイム・ノット・ゼア」ではキュートな60年代のGirlを演じていたが、この作品では、どこか寂しそうな表情を見せるS役がぴったりかと思えた。
プロデューサーでもあるヒュー・ジャックマン。彼はホントにクール。
映画の中でジョナサンに“僕のスーツを貸すから..”なんて言って着せちゃうシーンあり。ヒューのサイズはユアンには合わないのじゃない??と思ったけど..まぁ映画だから良しとした。
「スイミング・プール/2003」ではフルヌードだったシャーロット・ランブリング。さすがこれではフルヌードじゃなかったけど、60才を越えても女の魅力たっぷりって??羨ましい!!
ワン・シーンながらマギー・Qも素敵。
有楽町スバル座にて...
[PR]
by margot2005 | 2008-11-19 01:18 | MINI THEATER | Trackback(17) | Comments(6)

「かけひきは、恋のはじまり」

「Leatherheads」 2008 USA/ドイツ
a0051234_0433116.jpg

監督&主演のアメリカン・フットボール選手ドッジに「グッドナイト&グッドラック/2005」「オーシャンズ13/2007」「フィクサー/2007」のジョージ・クルーニー。
シカゴ、トリビューンの記者レキシーに「シンデレラマン/2005」「ミス・ポター/2006」のレニー・ゼルウィガー。
カレッジ・フットボールの花形選手カーターに「ライセンス・トゥ・ウェディング/2007」のジョン・クラシンスキー。
カーターのマネージャーC.C.フレイジャーに「ニュー・ワールド/2005」のジョナサン・プライス。


1925年、アメリカ。アメリカン・フットボールのプロチーム“ダルース・ブルドッグス”のキャプテンであるドッジは40才を越えていながらチームで活躍中。しかし創設間もないプロチームは集客が望めず存続の危機にあった。やがてチームは解散。しかしドッジはプロより人気のあるカレッジ・フットボールの存在を知り、花形選手カーターをゲットしようとシカゴへと向かう。そしてドッジはそこで出会ったシカゴ・トリビューンの敏腕記者レクシーの魅力に惹かれていく...
a0051234_0434732.jpg
a0051234_044697.jpg
はっきり言って全くロマンティックではない、かなりの駄作で参った。日比谷のみゆき座は昔から女性映画を上映するシアター。でも女性が好むロマンティック・コメディでもないし、スポーツものでもあるのだが、中途半端て...あまり楽しめる映画ではなかった。
ジョージ・クルーニーのロマコメと言えば、キャサリン・ゼダ・ジョーンズと共演した「ディボース・ショウ/2003」はとってもお洒落な映画だった。
クルーニーにはやはり「グッドナイト&グッドラック」「シリアナ/2005」や「フィクサー」のような社会派ドラマが似合う。
監督のジョージ・クルーニーの、クルーニーによる、クルーニーのための映画って感じ。
ジョージもレニーも好きな俳優なんだけど、悪いけどちょっとお年で...ジョージはまぁ良いのだが(劇中”Grandpa”なんて呼ばれてるし...)、レニーに至っては、童顔ではあるけれど31才の役なんて??(実際は39才)シワが見え見えで無理がある。
20年代のドレスに身を包む彼女はなぜか?野暮ったく見えて、実際の彼女はとってもお洒落なのに、あの時代のファッションは似合わないって事かも?
「ライセンス・トゥ・ウェディング」でロビン・ウイリアムス演じる怪しい神父に振り回される新郎役のジョン・クラシンスキーがこれでもナイスで、&、20年代のMusicはとっても良かった。
シアターは案の定空席が目立っていた。
[PR]
by margot2005 | 2008-11-16 01:01 | MINI THEATER | Trackback(15) | Comments(0)

「X-ファイル:真実を求めて」

「The X Files: I Want to Believe」2008 USA/カナダ

元FBI捜査官のコンビが奇怪な事件に挑むクライム・サスペンス。

a0051234_2354575.jpg

元FBI捜査官モルダーに「X-ファイル ザ・ムービー/1998」「connie & carla コニー&カーラ/2004」「悲しみが乾くまで/2008」のデヴィッド・ドゥカヴニー。
元FBI捜査官で、外科医のスカリーに「ラストキング・オブ・スコットランド/2006」のジリアン・アンダーソン。
FBI捜査官ホイットニーに「恋愛適齢期/2003」「メリンダとメリンダ/2004」「シリアナ/2005」のアマンダ・ピート。
神父ジョーに「タイムライン/2003」「ラスト・サムライ/2003」のビリー・コノリー。
監督、脚本は「X-ファイル TVシリーズ」「X-ファイル ザ・ムービー」のクリス・カーター。

FBI捜査官をリタイアーし、今では隠遁生活を送るモルダーと、キリスト教病院で働く外科医のスカリー。ある日、FBIの女性捜査官が失踪する事件が起きる。彼女の“ビジョン”が見えるという透視能力のある神父ジョーが現れ捜査に協力したいと言う。そこでFBIはかつて超常現象の絡む事件を多く担当したモルダー、スカリー コンビに捜査協力を依頼する...
a0051234_2354256.jpg

「X-ファイル TVシリーズ」より6年目の映画化ということで、TVシリーズは少ししか見てないが、「X-ファイル ザ・ムービー」はシアターで観た。
デヴィッド・ドゥカヴニーは「この胸のときめき/2000」や「エボリューション/2001」がナイスなハリウッド俳優。しかし今回のくたびれた中年男が似合うドゥカヴニーもそろそろ50才だなんて知らなかった。デビューが遅かったという事で納得したが。
“臓器移植”をテーマに“超常現象”&“ビジョン”というオカルトぽい話。少年への性的虐待で聖職を解かれた神父や、スカリーの勤務するキリスト教病院の神父が絶対的権力を持っていたり、“I Want to Believe”というタイトル通り宗教がらみの展開。
映画ではアメリカ合衆国のウエスト・バージニアが舞台だが、撮影されたのはカナダのバンクーバー。深い雪のシーンがとても神秘的でこのストーリーを盛り上げている。

日曜日のシネコンは思ったより人が入っていて驚いた。多分?貸し切りかな?なんて想像しながら観に行ったので...「X-ファイル」シリーズも過去のものかな?と思いきやモルダー&スカリー ファンは健在である。
ワーナー・マイカルにて...
[PR]
by margot2005 | 2008-11-14 00:12 | USA | Trackback(8) | Comments(2)

「マルタのやさしい刺繍」

「Die Herbstzeitlosen」...aka「Late Bloomers」 2006 スイス
a0051234_20183150.jpg

マルタにシュテファニー・グラーザー。
リージにハイジ・マリア・グレスナー。
フリーダにアンネマリー・デューリンガー。
ハンニにモニカ・グブザー。
監督、原案にベティナ・オベルリ。

長年連れ添った愛する夫を亡くした80才のマルタ。マルタには3人の友人がいる。老人ホームで暮らすフリーダ、身体が不自由な夫を抱えるハンニ、そして娘と美容院を経営するリージ。
亡くなった夫の亡霊と生きているマルタを救い出そうと、ある日リージはマルタの家を訪ねる。マルタのクローゼットから亡き夫の衣類を処分しようとしていた所、若い頃にマルタがデザインし、刺繍したランジェリーの箱が出て来た。“ランジェリー・ショップを開くのが夢だったの”と言うマルタに“今からでも遅くはないわ”と言うリージ。マルタはリージの力を借りて村にランジェリー・ショップを開く。しかし昔気質の保守的人間が多い村人たちはマルタを非難し始めるのだった...
a0051234_20185429.jpg

巷(銀座で...)で評判のこの映画。全くもって評判通りの素晴らしい!ドラマ。“80才でも夢が叶う!”というのが素敵!美しい村に美しい刺繍の入ったランジェリー。とても、とても素敵な物語。
80才のマルタを演じたシュテファニー・グラーザーは撮影時86才。歩く姿はとてもその年齢には見えないし、ヒールのある靴なんか履いちゃって大丈夫か?
マルタの息子は村の神父にも関わらず妻の目を盗んで浮気しているし、ハンニの息子は身体の不自由な父親は顧みないくせに、老人ホームの集まりでは、お年寄りあっての我々の村...なんて演説する偽善者。息子たちに反撃するマルタとハンニに拍手を送った。
元気な3人のおばあちゃんとリージ。アメリカかぶれのリージは中年女性。ちょっとネタバレ気味で申し訳ないが、3人より若いリージが病気で先に亡くなってしまうのもおばあちゃん元気映画だからかな?
a0051234_201913100.jpg

二週続けて金曜日のレディース・ディは満員札止めだったシネスイッチ銀座(ラストとラストの一つ前上映)。というのも観ようと思って二週続けて金曜日にシネスイッチに行ったからわかった。
ここのレディース・ディは通常価格の半分の900円。コレは安い!誰もがこの日に照準を合わせて観に行こうとするのは当然の事。でもここまで割り引きディに女性が集まったのって?今迄にないかも知れない。金曜日はあきらめて他の日に観に行った。いや良かった!スッゴイ良かった!スイス発、ばあちゃん元気になる感動のドラマ。
舞台となった、山に囲まれた小さな、小さなその村、それは、それは最高に美しい!
原タイトルは花の名前“コルチカム”。“遅咲きの人(大器晩成型の人)”と付けられたEnglishタイトルは絶妙。
[PR]
by margot2005 | 2008-11-11 20:34 | スペイン | Trackback(12) | Comments(6)

「レッドクリフ Part I」

「赤壁」 2008 中国/台湾/日本

“三国志”を元に描かれた歴史スペクタクル巨編。
a0051234_028952.jpg

司令官、周瑜に「花様年華/2000」「インファナル・アフェアー/2002」「ラスト、コーション/2007」のトニー・レオン。
軍師、孔明に「ラヴェンダー/2000」「ウインター・ソング/2005」の金城武。
帝国を支配する曹操にチャン・フォンイー。
周瑜を兄と仰ぐ君主、孫権に「グリーン・デスティニー/2000」のチャン・チェン。
孫権の妹、尚香に「少林サッカー/2000」のヴィッキー・チャオ。
武将、趙雲にフー・ジュン。
武人、甘興に中村獅童。
そして周瑜の妻、小喬にリン・チーリン。
監督、脚本は「ペイチェック 消された記憶/2003」「それでも生きる子供たちへ/2005」のジョン・ウー。

西暦208年。帝国を支配する曹操(チャン・フォンイー)は、「天下統一」を掲げ、80万の大軍で、対抗勢力に襲いかかる。標的となった劉備軍は、撤退が遅れ、敗走をよぎなくされる。精強ながら、その軍勢わずか2万となり、窮地に追い込まれた劉備に、軍師の孔明(金城武)は、敵軍である孫権と同盟を結ぶことを進言。ひとり孫権の許へ向かう(オフィシャル・サイトより)...
a0051234_0344349.jpg
a0051234_03508.jpg

香港映画は結構好きで、特に金城武は大好きな俳優だが、シアターで観る事は殆どない。こういった大作の中国映画ってチョウ・ユンファの「グリーン・デスティニー/2000」以来のスクリーンだと思う。金城武の「ラヴァーズ/2004」もDVDだし...
「ラスト、コーション」のイメージが強烈に残っているトニー・レオン...ダメダメ彼に武将は似合わない!
軍師、孔明役の金城武は様になっていた。彼の役柄って美味しい役だったのじゃないかなぁ?
ブラッド・ピットがアキレスを演じた「トロイ/2004」、コリン・ファレルの「アレキサンダー/2004」そしてジェラルド・バトラーの「300/2006」の中国版(アジア)だろうか??
絶世の美女である周瑜の妻、小喬を略奪しようと企む曹操は“トロイのヘレン”だし、戦闘場面は「300」と「アレキサンダー」以外の何ものでもない。
しかし戦闘シーン以外の場面はとても優しく描かれており、女性の衣装なども素敵。あの時代にあんな綺麗な耳飾りを付けていたなんてウソみたい。
トニー・レオンは女性ファンをとろけさせる眼差しで...この方46才でsexy過ぎる(個人的に好みではないが)。土曜日の夜、トニー ファンの女性たちでシネコンの一番大きいシアターはいっぱいだった。
“三国志”の知識ゼロで、登場人物も、その関係も全然知らなくて字幕に目が釘づけ状態。でも日本語吹替えじゃ観たくないし...レイト・ショーで上演時間2時間半弱。で、観終わってどっと疲れた。
なんだかんだ言いながら、この後の展開が気になり、4月に上映の続も観に行くかも...
ワーナー・マイカルにて...
[PR]
by margot2005 | 2008-11-10 01:27 | アジア | Trackback(26) | Comments(6)

「恋愛上手になるために」

「The Good Night」2007 USA/UK/ドイツ

夢の中に登場する美女に夢中になる冴えない男のラヴ・ファンタジー。
a0051234_1354470.jpg

アンナ(メロディア)に「ノエル/2004」「ボルベール 帰郷/2006」のペネロペ・クルス。
CM作曲家ゲリーに「ラブ・アクチュアリー/2003」「こわれゆく世界の中で/2006」のマーティン・フリーマン。
ゲリーの恋人ドーラに 「抱擁/2002」「プルーフ・オブ・マイ・ライフ/2005」のグイネス・パルトロウ。
怪しい夢講座を主催するメルに「僕のニューヨーク・ライフ/2003」のダニー・デヴィート。
ゲリーの上司ポールに「M:i:III/2006」サイモン・ペッグ。
作家アラン・ワイゲルトに「華麗なる恋の舞台で/2004」「グッド・シェパード/2006」のマイケル・ガンボン。
監督、脚本はグイネスの弟のジェイク・パルトロウ。

かつては一世を風靡したバンドのメンバーだったゲリー。今はCM作曲家として生計をたてているが、同居中の恋人ドーラとは倦怠期真っ最中。
そんなある夜、ゲリーの夢の中に絶世の美女アンナが現れ”愛している!”と囁かれる。夢の続きが見たいゲリーは本屋で夢関係の本をあさり、夢講座を開いている怪しいメルの教室に出向く。思惑通り夢の続きが見られたゲリーは夢の中のアンナに夢中になって行く...
a0051234_1342265.jpg
a0051234_1343934.jpg
a0051234_13455100.jpg

UK俳優人が多くて英国が舞台なのかな?と思いつつ観ていたら舞台はNY。
ペネロペ・クルスは白一色に身を包んだ“Goddess(女神/絶世の美人)”役が似合う。
アンナが実在の女と知ったゲリーがポールの計らいで彼女と会う事になる。出会ったアンナはモデルのメロディ。服装はパンクぽくってゲリーは気に入らない。この落差が実に良い。
ブロンドのグイネスがダーク・ブラウンに髪を染めている。ブラウン・ヘアーの彼女はとっても、とってもおばさんに見えて...妖艶なるアンナ役のペネロペと差をつけるためにおばさんぽくしたのかも知れない。でも「スライディング・ドア/1997」や「恋におちたシェイクスピア/1998」から10年も経っているし、かつてのキュートなグイネス・パルトロウも二人の子持ちだし無理もないか...
冴えない男が似合うゲリー役のマーティン・フリーマンはナイス・キャスティング。
名プロデューサーでもあるダニー・デヴィートは、映画の中の隠し味って感じの名脇役。
中々面白い思いつきのストーリーで楽しめる。
ペネロペ映画ってペネロペ ファンのおじさまが必ず観に来ている。同じ列のおじさまは満足できたかな?
例によってスゴイ邦題。この邦題に惹かれて“恋愛上手になる〜”なんて想像して観に行く人は残念ながら何のメリットもない。原タイトルの“The Good Night”は意味が深くてナイスなのに...
渋谷シアターTSUTAYAにて...
[PR]
by margot2005 | 2008-11-08 01:44 | MINI THEATER | Trackback(7) | Comments(4)

ドイツ映画祭2008...「THE WAVE ウェイヴ」

a0051234_227933.jpg「Die Welle」...aka「The Wave 」2008 ドイツ
高校教師ライナー・ヴェンガーにユルゲン・フォーゲル。
ティムにフレデリック・ラウ。
マルコにマックス・リーメルト。
カロに「みえない雲/2006」のジェニファー・ウルリッヒ。
監督、脚本はデニス・ガンゼル。



ドイツのある街。高校教師のライナー・ヴェンガーは“独裁政治”をテーマとしたクラスを担当する。1990年代に生まれた生徒たちは“独裁政治”などもはや存在することではない遠い昔のことと全く興味を示さない。そこでライナーは“この授業の期間中クラスの誰かを指導者にしないか?”と提案する。多数決で決まった“指導者”その人は他でもない担任のライナーだった。次の授業でライナーは“独裁政治”の要素を取り入れ、それを実践して行こうではないかと持ちかける。そしてライナーが決めたルールに生徒は従って行かねばならなかった。最初は反撥していた生徒たちもこの試みに引きこまれて行くのにそう時間はかからなかった...
a0051234_2272615.jpg

最初に“この映画は実話に基づいている”という字幕が出る。ドイツで起こった実話だと誰もが思うが、そうではなくアメリカの高校教師が行った“実践”を元に原作が書かれ映画となった。
友だちもいないオタクのティム、家庭に問題を抱えるマルコ、そして裕福な家庭の少年や、トルコ人少年と、環境の違う少年、少女たちが一団となって“実践”をエスカレートさせて行く。
生徒たちは教師ライナー・ヴェンガーを、第三帝国時代の“ハイル・ヒトラー”ならぬ、“ハイル・ヴェンガー”と呼び、白いシャツにジーパンというクラスのユニフォームを取り入れたり、映画のタイトルとなっている“ザ・ウェイヴ”のウェブ・サイトを立ち上げ、設定したロゴマークを街の至る所に貼付けて回る。やがて、一体化した彼らと他の生徒たちの間で摩擦が起き始め、賛同出来ず、このクラスを去った少女カロは学校新聞で“ザ・ウェイヴ”を批判するがもみ消されてしまう。
アメリカではなく、かつて“独裁国家”が存在したドイツで作られた映画だけに非常に衝撃的でインパクトがあった。
“指導者”となったライナーにもコンプレックスがあったという設定も面白い。
ラストはあっと!驚く展開でビックリする。それは事実とは違った描き方となっている。
a0051234_228433.jpg

a0051234_228942.jpg

今回のドイツ映画祭、今年製作された4本の映画を観る事が出来た。どれもコレも骨太な作品で観応えがあった。3作は時代物で、山岳映画「ノース・フェイス アイガー北壁」にしても、音楽映画「クララ・シューマンの愛」にしても、地元ドイツならではの作品。
来年のドイツ映画祭も楽しみにしたい!
新宿バルト9にて...
[PR]
by margot2005 | 2008-11-07 22:30 | ドイツ | Trackback(6) | Comments(2)