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「奇跡のシンフォニー」

a0051234_2381013.jpg「August Rush」2007 USA
“音楽が奇跡を起こす!”孤児院で育った少年が、両親に出会うまでの姿を描いたハートフル・ミュージック・ドラマ。

主演のエヴァン(オーガスト・ラッシュ)に「ネバーランド/2004」「プロヴァンスの贈りもの/2006」のフレディ・ハイモア。
チェリストのライラに「ウエイトレス〜おいしい人生のつくりかた/2006」「M:i:III/2006」のケリー・ラッセル。
ロック・ミュージシアン ルースに「M:i:III」「マッチポイント/2005」のジョナサン・リス・マイヤーズ。
児童相談員リチャードに「ハンティング・パーティ/2007」のテレンス・ハワード。
エヴァンがマンハッタンで出会うマックスウエルに「ノエル/2004」のロビン・ウイリアムス。
監督はアイルランド出身のカーステン・シェリダン。
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ニューヨークの養護施設で暮らすエヴァンは11才。必ず両親に出会えると信じる彼は、音楽に導かれマンハッタンへとやって来る。そこで出会ったマックスウエルによりストリート・ミュージシアンとなる。
11年前に物語は戻り...ある夜、新進チェリストのライラはロック・ミュージシアンのルースと出会い、互いに惹かれ合い一夜を共にする。しかしライラの父親によって引き裂かれる二人。
その後、妊娠したライラは臨月で交通事故にあい、父親より子供は助からなかったと知らされる。傷心の日々を送るライラはチェロを捨て音楽教師となり、ルースもライラを失って以来歌を捨てサンフランシスコでビジネスマンとして活躍し始める。
しかしライラの父親が亡くなり、遺言の中に亡くなったと信じていた息子が孤児院へ送られた事を知る。シカゴからニューヨークへ向かったライラは息子探しに奔走するのだった...
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出会った途端キスしちゃって、一夜を共にする...なんて考えられないし...??なシーンもあったけど上手く作ってあり少々感動してしまった作品だった。
基本的に子供が主人公の映画って観ないのだが、お気に入りのジョナサン・リス・マイヤーズにテレンス・ハワードが出演。
「ベルベット・ゴールドマイン/1998」でも歌っていたけど、これでもジョナサンのパフォーマンスが聞けて満足、満足。
ロビン・ウイリアムスはまるでチャールズ・ディッケンズの“オリバー・ツイスト”に出て来るユダヤ人のように子供たちを操る役を怪演していてさすが!
テレンス・ハワードはこういった役良いなぁで、相変わらずゴージャス!
レビューは書いてないけど「ウエイトレス〜おいしい人生のつくりかた」のケリー・ラッセルもとてもチャーミング。
主演のフレディ・ハイモアを盛り上げる全ての大人たちの存在が素晴らしかった。
しかし、なんといってもこの映画の見所はMUSIC。ライラの奏でるチェロとルースの歌うロックのコラボレーションが素晴らしい!
Soundtrack
ワーナー・マイカルにて...
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by margot2005 | 2008-06-28 23:18 | USA | Trackback(22) | Comments(4)

「JUNO/ジュノ」

a0051234_21495453.jpg「Juno」2007 USA/カナダ
望まない妊娠をした16才の高校生をめぐる騒動を描く青春コメディ。

主演JUNOに「ハード・キャンディ/2005」のエレン・ペイジ。
JUNOの同級生ポーリーに「オーロラの彼方へ/2000」のマイケル・セラ。
ヴァネッサに「デアデビル/2003」のジェニファー・ガーナー。
マークに「ハニーVSダーリン/2006」のジェイソン・ベイトマン。
JUNOの親友リアにオリヴィア・サールビー。
父親に「サンキュー・スモーキング」のJ.K.シモンズ。
継母ブレンに「めぐりあう時間たち/2002」のアリソン・ジャネイ。
監督は「サンキュー・スモーキング/2005」のジェイソン・ライトマン。
脚本は2007年度のオスカーをゲットしたディアブロ・コーディ。
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同級生のポーリーと興味本位でSEXし妊娠してしまったJUNO。
一度は中絶しようと考えるが、思い直し、養子に出そうと考える。
親友のリアと新聞広告で“とても品の良いカップル”を見つけ、里親になってもらおうと父親を伴い彼らを訪ねる。
ミュージック・ビジネスで成功したマークと、美しい妻ヴァネッサは郊外の素晴らしい家に住んでいた。
JUNOは生まれて来た子供を二人に託すと約束する...
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何度観た事かこの映画の予告。
単なる青春ストーリーではないよねぇ?まさか?と思いながら観て来たが...やはりで...満足であった。
今年21才になったJUNO役のエレン・ペイジ。エキセントリックで生意気な16才の高校生役も、すっごく幼く見える彼女には適役。
しかしコレを観て驚いたのは、アメリカの高校って妊婦になっても退学にならずに普通に登校出来るんだと、大学ならいざ知らず...日本の高校は妊婦を受け入れているのだろうか?
JUNOが隠す事なく親に妊娠を伝え、それをサポートする父親と継母。
この辺の感覚は日本人にはちょっとないかも?やはりアメリカンだなぁと思ってしまう。
里親制度が日常的なものになっている事も、望まないで妊娠してしまった若い女性たちには助かるなぁと感じる。
JUNOが選んだ里親夫婦はリッチでナイスなカップル。ヴァネッサは綺麗好きでお洒落な女性。夫のマークは成功したヤッピー。
JUNO自身&家族と、このリッチな夫婦が対照的で面白い。
エキセントリックなJUNOも自身が生んだ大切な赤ちゃんを、大事に育ててくれる人に託したいと願う姿をとてもいじらしく感じた。若く(16才)てもやはり母性なのかな?
日比谷シャンテ・シネにて...
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by margot2005 | 2008-06-24 22:04 | MINI THEATER | Trackback(16) | Comments(8)

「ぼくの大切なともだち」

a0051234_2245753.jpg「Mon meilleur ami」...aka「My Best Friend 」2006 フランス
中年男の本当の親友探しを描くヒューマン・コメディ。

自己中の美術商フランソワに「あるいは裏切りという名の犬/2004」のダニエル・オートゥイユ。
実直なタクシー運転手ブリュノに「戦場のアリア/2005」のダニー・ブーン。
フランソワの共同経営者カトリーヌにジュリー・ガイエ。
ブリュノのママンに「パリ、恋人たちの2日間/2007」のマリー・ピレ。
監督、脚本は「仕立て屋の恋/1989」「親密すぎるうちあけ話/2004」のパトリス・ルコント。

仲間が催してくれた自らの誕生日。共同経営者であるカトリーヌに“あなたには親友がいるの?”と問いつめられた美術商のフランソワ...“友だちはここにいっぱいいるじゃないか?”と答える彼に、“私たちは友だちじゃないわ!”と言われてしまう。
おまけにカトリーヌは“10日以内に親友を我々に紹介出来なければ、オークションで競り落とした20万ユーロのギリシャのツボは頂くわ。”と宣う。
早速、友だちリストを作ったフランソワは、リストの彼らを訪ねるが、誰にも相手にされない。
仕事そっちのけで親友探しに奔走するフランソワの前にタクシー運転手のブリュノが現れる...
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ブリュノ演じるダニー・ブーンの笑顔が実に良い。ホントに、ホントに良い人って感じの笑顔を振りまいている。常に笑顔の彼、顔がひきつらなかったか?心配。
反対に一生懸命作り笑顔をするフランソワ役のオートゥイユが可笑しくて仕方ない。
ここで“親友”についての定義が語られ興味深い。
仕事関係(仲間)で親友を見つけるにはいささか無理がある。自分自身を振り返ってみてもそう思う。
子供(学生)時代の友だちというのも、年月と共に価値観が違って来て疎遠になったりする。
ふとした事で知り合ったタクシー運転手と美術商が親友になるというのは、余りにも映画的だがこんな事が起これば人生楽しいなぁと思う。
なんてったってこの作品はオートゥイユ&ブーンのコンビが最高!
ブリュノのママン役のマリー・ピレは相変わらず笑える。

パトリス・ルコントは、これより数作監督したら、もう映画は撮らないと某新聞にコメントしていた。ルコントと言えば「仕立て屋の恋」「ハーフ・ア・チャンス/1998」「橋の上の娘/1999」「サン・ピエールの未亡人(生命)/1999」「列車に乗った男/2002」「親密過ぎるうちあけ話/2004」etc.がお気に入り作品。彼の「髪結いの亭主/1990」はなぜか?未見。
「サンピエールの未亡人」と「橋の上の娘」はダニエル・オートゥイユ主演作品。
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パリ舞台の映画は観に行きたい衝動が押さえられない。
親友が“パリに行こうよ!”と誘ってきたが、最近長い休みが取りにくくなった上、今秋より北アメリカ&ヨーロッパ路線(JALetc.)のサー・チャージは往復52000円とかの記事を見てびっくり。庶民にとってこのサーチャージは辛過ぎる...
で、映画の中のパリで我慢する事に...しかし、セーヌに架かる橋の上のラスト・シーンにますますパリに行きたくなってしまった。
Bunkamura ル・シネマにて...
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by margot2005 | 2008-06-20 22:44 | フランス | Trackback(20) | Comments(8)

「ラスベガスをぶっつぶせ」

a0051234_0371013.jpg「21」2008 USA
MITの頭脳明晰学生たちがラスベガスのカジノで荒稼ぎする痛快青春ドラマ。

主演ベン役はUK、ロンドン出身のジム・スタージェス。
ベンをラスベガスに連れ出す教授ミッキーに「シッピング・ニュース/2001」「スーパーマン・リターンズ/2006」のケヴィン・スペイシー。
ジルに「綴り字のシーズン/2005」のケイト・ボズワース。
カジノの監視役コールに「マトリックス・シリーズ」「M:i:III/2006」のローレンス・フィッシュバーン。
監督は「キューティ・ブロンド/2001」「ウエディング宣言/2005」のロバート・ルケティック。
製作にも名を連ねているスペイシーはボズワースが好きなのか?この作品でも共演している。
原作はベン・メズリックのベストセラー・ノンフィクション“Bringing Down the House: The Inside Story of Six M.I.T. Students Who Took Vegas for Millions”。
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MITを優秀な成績で卒業予定のベンはハーヴァード・メディカル・スクールへの入学を希望していた。しかし母子家庭の彼には30万ドルかかるという学費を捻出する事が出来ず奨学金頼み...
ある日、そんな彼はギャンブル好きな教授ミッキーの強引な誘いで“ブラック・ジャック”の手ほどきを受ける事になる。ベンが気になるキュートな学生ジルもメンバーの一人だった。
ブラック・ジャックを学び、仲間たちとラスベガスへと乗り込むベン。
授業のない週末、飛行機でボストンからラスベガスへ飛んだ彼らは、一晩で大金を稼ぎだすのだった...
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原タイトルの“21”はブラック・ジャック(当たり)になった時の数字。
ラスベガスには行った事はないが、いつかべガスのカジノへ行たいとは以前から思っている。
カジノで儲けた後の引き際って難しいだろうなぁと切に感じる。
このストーリーでも、始めは学費の30万ドルを稼げばやめると宣言したベンなのに...
実話という事だが、あの教授ミッキーもホントにあのようなラストなのか?ちょっと驚き。
MITの貧乏学生と、ラスベガスでブラック・ジャックに興じる金持ち御曹司のふりしたベンの姿が対照的で、ジム・スタージェスはそれぞれの役が似合っている。
ブラック・ジャックについての知識がzeroなのと、先に説明があった、ベンに送る仲間のサインが良く理解出来ていない事が、観ていて少々歯がゆいが、ストーリーとしては面白い。
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教授に“君の頭はコンピューターだ!”と言わしめるベンの頭ってどうなっているのだろう?
アレだけ脳に記憶を貯める事ができるなんて...人間業じゃない。
やはりカードをカウンティングする「レインマン/1988」のお兄ちゃんは病気だったが、ベンはノーマルな人間だし...やはり驚き以外の何ものでもない。
ラストはveryアメリカンでgood。
原タイトルの“21”という数字は日本人にとっては、とても中途半端な数字だが、アメリカ人にとって、この“21”というナンバーがしばしばラッキー・ナンバーのように語られる意味が良く理解できた。
8月に公開予定のジム・スタージェス主演の「アクロス・ザ・ユニバース/2007」が楽しみとなってきた。
有楽座にて...
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by margot2005 | 2008-06-13 00:45 | USA | Trackback(13) | Comments(2)

「アウェイ・フロム・ハー 君を想う」

a0051234_20531576.jpg「Away from Her」2006 カナダ
アルツハイマー型認知症と診断された妻を温かく見守る夫の深い愛情を描いた感動のヒューマン・ドラマ。

フィオーナに「ドクトル・ジバゴ/1965」「ダーリング/1965」のジュリー・クリスティー。
フィオーナの夫グラントに「リトル・ランナー/2004」のゴードン・ピンセント。
マリアンに「マグノリアの花たち/1989」「誘惑のアフロディーテ/1995」のオリンピア・デュカキス。
マリアンの夫オーブリーに「マンハッタン/1979」のマイケル・マーフィ。
製作総指揮は「秘密のかけら/2005」のアトム・エゴヤン。
監督、脚本は「死ぬまでにしたい10のこと/2003」のサラ・ポーリー。
原作はアリス・マンローの“The Bear Came Over the Mountain”。
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結婚して44年のグラントとフィオーナは美しい山と湖に囲まれたカナダのとある村に暮らしている。
物忘れがひどく、挙動もおかしくなってきたフィオーナはアルツハイマー型認知症と診断される。自ら施設に入ると言い出したフィオーナを病院へ送り出すグラント。
入所後1ヶ月は面会出来ないと言い渡されたグラントは我慢に、我慢を重ね、1ヶ月後花束を携え施設に向かう。しかし再会した妻フィオーナは、グラントを覚えていないどころか、車椅子の男オーブリーと親しげに振る舞う姿を夫に見せつける。
そして次に訪れた際も、まるでフィオーナはオーブリーの妻か恋人のように見え、グラントは動揺を隠せない。彼は”過去に自分が犯した罪(浮気)を、フィオーナに仕返しされているのではないか?”と自問自答するのだった...
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元大学の教授だったグラントは退職し、フィオーナと田舎で暮らし始める。冬になるとノルディック・スキーに興じ、家では読書三昧。二人は素晴らしい老後を過ごしている。そんな幸せを満喫する夫婦に襲いかかる悲劇は余りにも哀しい。
フィオーナを演じるジュリー・クリスティーは文句無しに素晴らしいが、グラント役のゴードン・ピンセントの哀しげな表情がスゴく良い。
オーブリーの妻役のオリンピア・デュカキスはどんな役を演じてもきらりと光る存在感で、いつまでも素晴らしい女優だ。
60代半ばのジュリー・クリスティーは白髪(ネット等の写真では良く解らないが、スクリーンではバッチリ)でもチャーミング。
この方若い頃と同じ美しさで、シワが増えただけ...なんとも素敵な女優。
身につまされる辛いストーリーだが、少々ユーモアを入れながら、カナダの美しい風景をバックに長年連れ添った夫婦の深い、深い愛を感じる素晴らしい人間ドラマ。
あのラストは実に良かった。
若いサラ・ポーリーがこのようなドラマを作ったなんて驚きである。
ジュリー・クリスティーがオスカー主演女優にノミネートされた秀作。現在、首都圏では銀座でしか公開してなく残念だが、全国展開される模様。
銀座テアトル・シネマにて...
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by margot2005 | 2008-06-06 21:25 | MINI THEATER | Trackback(21) | Comments(12)

「幸せになるための27のドレス」

a0051234_23523339.jpg「27Dresses」2008 USA
NYを舞台に“No!”といえない世話好きのシングル・ウーマンの姿を描くロマンティック・コメディ。
ヒロイン ジェーンにキャサリン・ハイグル。
新聞社のライター ケヴィンに「魔法にかけられて/2007」のジェームズ・マースデン。
ジェーンの妹テスにマリン・アッカーマン。
ジェーンのボス ジョージに「ホリデイ/2006」のエドワード・バーンズ。
ジェーンの友人ケイシーに「エリザベスタウン/2005」のジュディ・グリア。
監督はダンス映画「ステップ・アップ/2006」のアン・フレッチャー。
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27回も結婚式の付添人をつとめたシングル・ウーマンのジェーン。彼女は他人の結婚式を盛り上げることに情熱をかけている。
結婚式を取材する地元新聞のライター ケヴィンは出会ったジェーンに興味を持ちアプローチし始める。
一方である日、妹テスがいきなりNYへ戻って来る。
幼い頃に母親を亡くしたジェーンは、妹テスの母親変わりだった。
そして、ジェーンが思いを寄せるボス ジョージに、テスが一目惚れしたことから騒動が始まるのだった...
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かなりくだらないストーリーだろうなと思いつつ...オスカー授賞式で赤い素敵なドレスに身を包んだキャサリン・ハイグルがチャーミングなのと、「魔法にかけられて」のエドワード王子と、いつも寝起きの顔したエドワード・バーンズが以外に好きなので観に行く事にした。
案の定で...ストーリー展開も、ラストも読めてしまうが、こういったロマンティック・コメディは観ていて楽しい。
時間がなくて海外TVドラマは観ないのでキャサリン・ハイグルは初めて。多分元モデルのナイス・バディの彼女。映画では(この役がそうさせるのかと感じるが)obasanぽくてキュート。
しかしながらコレはやっぱり“お金返して!”映画。
ワーナー・マイカルにて...
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by margot2005 | 2008-06-04 00:02 | USA | Trackback(15) | Comments(6)