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「悲しみが乾くまで」

a0051234_1443627.jpg「Things We Lost in the Fire」 2007 USA/UK
ヒロインのオードリーに「チョコレート/2001」のハル・ベリー。
オードリーの夫ブライアンの親友ジェリーに「スナッチ/2000」「21グラム/2003」のベニチオ・デル・トロ。
ブライアンに「コニー&カーラ/2004」のデヴィッド・ドゥカヴニー。
「秘密のかけら/2005」のアリソン・ローマンが薬物依存克服サークルでジェリーと出会う看護士ケリー役を演じている。
監督は「ある愛の風景/2004」「アフター・ウエディング/2006」のスサンネ・ビア。

突然亡くなった夫の死を受け入れられない妻が、夫の親友の支えにより再生して行く感動のヒューマン・ドラマ。
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愛する夫ブライアン(ドゥカヴニー)は成功した建築家。二人の子供と共に幸せな結婚生活を送るオードリー(ベリー)は、ある夜突然夫が事故に合い亡くなったと知らされる。
悲しみに打ちひしがれるオードリー。ブライアンの葬儀の日、彼のパソコンにメールが入る。メールの送信者に気がついたオードリーは弟ニール(オマー・ベンソン・ミラー)をメールの送信者であるジェリー(デル・トロ)の元へと送る。
ブライアンの親友ジェリーはヘロイン中毒者だった。
過去にはジェリーを嫌っていたオードリーだったが、ブライアンの親友であり、子供たちにも優しく接するジェリーにだんだん親近感を覚え始める。やがてオードリーは、収入もないその日暮らしのジェリーに一緒に住んで欲しいと持ちかけるのだった...
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スサンネ・ビア....作品は「しあわせな孤独/2002」から始まって上に書いた2作品「ある愛の風景」「アフター・ウエディング」と全て3作夫婦、家族の愛を描いている。
この方ってどうしてこんなに夫婦愛(家族愛)を感動的に描くのが上手いの??と質問してみたくなる。
立場、理由こそ違うが、互いに傷ついた男と女。“Accept the Good/善は受け入れよ”という台詞が繰り返され、ラスト、赤い薔薇に添えられた“Accept the Good”のカードで終わるシーンは感動そのものである。
“私たちが火事でなくしたもの”というタイトル。観る前は??だったが、ラスト近くでこの原題の意味が解る。“悲しみが乾くまで”という映画配給会社が付けたであろう陳腐な邦題は、余〜りにも陳腐過ぎる。
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監督スサンネ・ビアはやはりこの作品でもヒロインのハルと、デル・トロの顔アップを繰り返し撮っている。
俳優にとっては嫌かもしれないこの監督の描き方。ハルはアップでも美しいし、デル・トロもヘロイン中毒役ながらチャーミングなアップ顔を見せている。
でも、でもベニチオ・デル・トロって素敵だな。
デル・トロも私的にゴージャス系に入る大好きな俳優の一人。彼の作品もっと、もっと公開して欲しい!!
ハル・ベリーも適役である。
観たくて、観たくて初日に飛んで行った。
コレも今年度のベストに入れたい作品。
ブライアンを演じたデヴィッド・ドゥカヴニーって結構好きな俳優だが、彼が演じる役ってどうも冴えないのだ常に...
ロケ地はカナダ、ブリティッシュ・コロンビア、バンクーバー。
シネカノン有楽町1丁目にて...
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by margot2005 | 2008-03-30 02:12 | MINI THEATER | Trackback(15) | Comments(8)

「スルース」

a0051234_2372324.jpg「Sleuth 」2007 USA
「リトル・ボイス/1998」「愛の落日/2002」のマイケル・ケインと「マイ・ブルーベリー・ナイツ/2007」のジュード・ロウが火花を散らすサスペンス・ドラマ。
監督は「ハムレット/1996」「舞台より素敵な生活/2000」のケネス・ブラナー。
脚本はノーベル文学賞受賞者のハロルド・ピンター。

ある日、人気推理小説家ワイク(ケイン)のロンドン郊外の瀟洒な邸宅に一人の男が訪ねて来る。男は、自分はマギーの恋人マイロ・ティンドル(ロウ)だと告げ、彼女との離婚に合意して欲しいとワイクに迫る。そこでワイクはティンドルにある提案を持ちかける。それは時価100万ポンドの宝石を盗んで欲しいというものだった...
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スタイリッシュなサスペンス・ドラマという形容が似合うとても粋な作品。
マイケル・ケイン&ジュード・ロウ。配役の二人が素敵に似合っている。
監督のケネス・ブラナーってこんなにスタイリッシュな映画を作るんだと嬉しくなる。
ブラナーってどうもシェイクスピアとか古典っぽいイメージが強いため...
一人の女をめぐって二人の男が仕掛ける罠...女マギーはいっさい姿を見せないサスペンス仕立ての心理ドラマで、どんでん返しによる、どんでん返しっていうのか?とても面白い展開で楽しめる。
原題の“Sleuth/探偵・刑事”...なぜこのようなタイトルが付いたのか?は映画を見れば理解出来る。
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1972年度版は名優ローレンス・オリビエが作家ワイク役で、マイケル・ケインがジュード・ロウの役を演じた。となると観てみたい!衝動に駆られるが、あるのか1972度版DVD?
若い頃のマイケル・ケインってどうも顔が好きじゃなく、古い作品は殆ど観ていない。
でも「ニコラス・ケイジのウェザーマン/2005」とか「奥様は魔女/2005」での彼は中々チャーミング。
いつもの事ながら映画は白紙の状態(公式サイト等はいっさい見ない)で観る。シアターでの予告は必然的に観せられてしまうので仕方ない。しかしこの作品1972年度版の「Sleuth 」のリメイクと知ってIBDbをちょっと覗いてみた。
映画に登場する人物は3人のみ...マイケル・ケインとジュード・ロウ、そして脚本を書いたハロルド・ピンターがTVの中の男を演じるらしい。
基本的に出演者はマイケル・ケインとジュード・ロウのみ。
これは知らない方が面白かったかな??なんて観てから思ったが後の祭り...
ジュード・ロウは相変わらずゴージャス過ぎる。
UKで撮影され、二人のUK俳優が出演し、監督も、脚本家もイングリッシュなのにアメリカ製作映画である。
シネスイッチ銀座にて...
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by margot2005 | 2008-03-29 23:24 | MINI THEATER | Trackback(18) | Comments(2)

「マイ・ブルーベリー・ナイツ」

a0051234_1422918.jpg「My Blueberry Nights」2007 香港/中国/フランス
ウォン・カーウァイが描くロード・ムーヴィー風ラヴ・ロマンス。
ヒロイン エリザベスにシンガーのノラ・ジョーンズ。
エリザベスが出会うキャフェのオーナー ジェレミーに「ホリデイ/2006」「こわれゆく世界の中で/2006」のジュード・ロウ。
アル中の警察官アーニーに「ボーン・アルティメイタム/2007」のデヴィッド・ストラザーン。
アーニーの妻スー・リンに「ファウンテン/2006」のレイチェル・ワイズ。
ギャンブラー レスリーに「ダージリン急行/2007」のナタリー・ポートマン。
監督、脚本は「花様年華/2000」のウォン・カーウァイ。
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ニューヨーク...恋に破れたエリザベス(ジョーンズ)は元恋人の家の前のキャフェでオーナー ジェレミー(ロウ)の焼いた”ブルーベリーパイ”に心癒される。
毎晩キャフェに足を運ぶエリザベスだったが、ある日ニューヨークを離れる決心をする。
彼女がたどり着いた場所はメンフィス。
昼間はウエイトレスとして働き、眠れない夜のためバーでも働く日々。
彼女が働くバーにやって来るアル中アーニー(ストラザーン)は警察官。妻のスー・リン(ワイズ)はアーニーを厄介者扱いしている。
そしてある夜、アーニーが自動車事故で亡くなってしまう...
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けだるいノラの歌と共に物語は進行して行く。
ノラ・ジョーンズって、サンドラ・ブロック&ヒュー・グラントの「トゥー・ウィークス・ノーティス/2002」でピアノを弾きながら歌っていたけど曲名は忘れている。
ノラのアルバムは過去に何度も何度も聞いたけど、この方の歌ってなんか同じに聞こえて...あのけだるい声はどの曲も同じに聞こえてしまうのは私だけか??
ジェレミー役のジュード・ロウは相変わらずゴージャス。
たまたま昼間に観に行ったこの映画。友人&私を含むobasamaたちがいっぱい...いやいっぱいではない...シアターがらがらだった。
この映画たくさんのシアターで上映しているらしい。
万人が満足する作品とはちょっと違うなぁなんて思ったりして...ウォン・カーウァイの世界なのかな?でも彼の世界って映像が美しく好みではある。
オスカー女優のレイチェル・ワイズもそれなりに...デイビッド・ストラザーンもそれなりに...
レスリー役のナタリー・ポートマン。彼女の未公開作品「フリー・ゾーン 〜明日が見える場所〜/2005」をDVDで観たけど、余りにつまらなくて途中で挫折。
ナタリー・ポートマンっていつになったら「レオン/1994」を越えられるのだろうか??
これはノラ・ジョーンズ ムーヴィーだが、ノラは中々素敵だった。ノラの次作品に期待したい。
日比谷スカラ座にて...
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by margot2005 | 2008-03-26 01:54 | アジア | Trackback(39) | Comments(10)

フランス映画祭2008...「暗闇の女たち」

a0051234_20513236.jpg「Les Femmes de l'ombre」...aka「Female Agents」 2007 フランス
レジスタンス活動に関わった女性たちの運命を描く戦争ドラマ。

レジスタンスで戦う5人の女性に「ルーヴルの怪人/2001」や「あなたにも書ける恋愛小説/2003」、そして“ボンド・ガール”も演じたソフィー・マルソー。
「ぜんぶ、フィデルのせい/2006」のジュリー・ドパルデュー。
「美しき運命の傷痕/2005」のマリー・ジラン。
「ある子供/2005」のデボラ・フランソワ。
「輝ける青春/2003」のマヤ・サンサ。
そして、ナチス、ドイツのハインリッヒ大佐に「太陽に恋して/2000」「ミュンヘン/2005」のモーリッツ・ブライブトロイ。
監督は「ルーヴルの怪人」のジャン・ポール・サロメ。
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第二次世界大戦末期、兄ピエール(ジュリアン・ボワッスリエ)と共にレジスタンスに身を投じたルイーズ(マルソー)は諜報・破壊工作秘密機関SOEのメンバーとなりロンドンへ亡命する。
そこで、ルイーズは、スージー(ジラン)、ガエル(フランソワ)、マリア(サンサ)ら4人の女性と任務に就く。彼女たちに与えられた最初の指令は、ノルマンディー上陸の準備中、敵に捕らわれた英国諜報員を国外脱出させる事だった。
収容される病院で英国諜報員を助け出す事に成功したが、執拗なナチス、ドイツのハインリッヒ大佐(ブライブトロイ)によりピエールは捕まってしまう。その後ガエルも捕まり、拷問に耐えらなかった彼女は自白してしまう...
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ソフィー・マルソーより7才も若いジュリー・ドパルデューだが、ジュリーはobasan化が加速しているのか年上に見える。
でもこの配役...主演ルイーズ役のソフィーよりジュリー・ドパルデュー、マリー・ジラン、デボラ・フランソワが素晴らしかった。
特にジュリー・ドパルデューは存在感ありで素晴らしいフランス女優。
「輝ける青春」で初めてお目にかかったイタリア女優マヤ・サンサ。その後「夜よ、こんにちは/2003」も観たけどなんかいつも同じマヤ・サンサでつまらない。
現実のルイーズさんには、この作品でも描かれた功績によって、ナポレオン1世が制定したレジオンドヌール勲章が授与されたと言う。
ハインリッヒ大佐を演じるモーリッツ・ブライブトロイは、童顔でチャーミング過ぎちゃって貫禄に欠ける感じでミスキャストかな?
私的にはそれほど感動出来る戦争ドラマではなく残念だった。
映画が始まる前、監督のジャン・ポール・サロメと一緒に登場したソフィー・マルソー。真っ赤なドレスに身を包んで、相変わらずゴージャス。とても40代には見えないチャーミングな姿で愛嬌を振りまいていた。
TOHOシネマズ六本木ヒルズにて...
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by margot2005 | 2008-03-25 22:05 | 映画祭 | Trackback(1) | Comments(0)

「魔法にかけられて」

a0051234_037526.jpg「Enchanted」 2007 USA
ディズニー製作のアニメ&実写が融合したファンタジー・ミュージカル。
ヒロイン ジゼルに「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン/2002」のエイミー・アダムス。
弁護士ロバートに「フリーダム・ライダーズ/2007」のパトリック・デンプシー。
エドワード王子に「スーパーマン・リターンズ/2006」のジェームズ・マースデン。
ナリッサ女王に「アルフィー/2004」のスーザン・サランドン。
ナリッサ女王の腹心ナサニエルに「美しき家、わたしのイタリア/2003」のティモシー・スポール。
ジュリー・アンドリュースがナレーションを担当している。
監督はグレン・クローズ&ジェラール・ドパルデューの「102/2000」のケヴィン・リマ。
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魔法の王国“アンダレーシア”に暮らすジゼル(アダムス)はエドワード王子(マースデン)と結婚の日、意地悪な継母ナリッサ女王(サランドン)により井戸に突き落とされる。
やがてジゼルがたどり着いたスポット...そこはニューヨーク。
何が何だか訳が分からず助けを求めるジゼルに声をかけたのは、弁護士ロバート(デンプシー)だった...
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結末は読めるのだが、文句無しで現実逃避に打ってつけのプリンス&プリンセス“Ever After”物語。
これはお子様映画ではなく、大人(女性)が楽しめるファンタジー・ラヴ・ストーリー。
“白雪姫”“シンデレラ”etc.のパロディなども織り交ぜながら、オープニングと、エンディングにアニメーションが入るのが斬新で、この監督よくぞ考えたなぁと関心する。
ジゼルも決して若くはなく、彼女を助ける弁護士も、子持ちで若くはないと言う設定が良い感じ。
脳天気(いきなり大都会NYにほうりだされたため致し方ないが...)ぽいジゼル役のエイミー・アダムス。弁護士ロバート役のパトリック・デンプシー。王子役ジェームズ・マースデンが正に適役。
パトリック・デンプシーと言えば“グレイズ・アナトミー シリーズ”。海外ドラマは見る時間がないので、それでの彼は知らないのだが、ブレンダン・フレーザーの「きっと忘れない/1994」や、リース・ウイザースプーンの「メラニーは行く/2001」が印象的。
彼ってこんなにゴージャスだったか?なんて思ってしまうほど美味しい役。
rottentomatoesが94%の支持ってアメリカンはやはりディズニーもの好きなんだなぁ...私的にも大好きなプリンス&プリンセスもので、日常逃避、気分転換ムーヴィーとして最高にお勧め!
ワーナー・マイカルにて...
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by margot2005 | 2008-03-25 01:02 | USA | Trackback(25) | Comments(2)

フランス映画祭2008...「ディディーヌ」

a0051234_23561781.jpg「Didine」2007 フランス
生真面目で優しいディディーヌが老人介護団体のボランティアとなり本当に愛する人に出会う素敵なラヴ·ストーリー。

ディディーヌに「ふたりの5つの分かれ路/2004」「輝ける女たち/2006」のジェラルディーヌ·ペラス。
ニコラに「輝ける女たち/2006」の脚本家であり、俳優でもあるクリストファー·トンプソン。
男友だちフランソワにバンジャマン·ビオレ。
女友だちミュリエルに「パリ/2007」のジュリー·フェリエ。
マダム、ミルポアにエディット·スコブ。
監督はヴァンサン·ディエッチ。
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35才のディディーヌ(ペラス)は独身。洋服のパターン·デザイナーだが、少ない報酬に不満も感じない無欲な女性。
一方で、ディディーヌの女友だちミュリエル(フェリエ)はリッチな女社長で奔放な生活を送っている。
ある日、ふとした事から老人介護団体のボランティアとなり、偏屈なマダム、ミルポア(スコブ)の家へと向かう。そこでディディーヌはマダム、ミルポアの甥ニコラ(トンプソン)と出会うのだった...
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とても、とても地味な作品ながらチャーミングなラヴ·ストーリーである。
ディディーヌとミュリエルが何でも話す親友ながら全く正反対の性格で、生き方も全然違っている。
この違い過ぎる、対照的でもある二人の女性...二人の女優がとても役柄に合っている。
ニコラ役のクリストファー·トンプソンは好みなフランス俳優。
偏屈で、頑固なbasan役のエディット·スコブが良いな。
トンプソンとペラスは実生活でのパートナーである。
TOHOシネマズ六本木ヒルズにて...
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by margot2005 | 2008-03-24 00:11 | 映画祭 | Trackback | Comments(0)

「バンテージ・ポイント」

a0051234_2301257.jpg「Vantage Point」2008 USA
アメリカ合衆国大統領がスペインで演説中狙撃される。その事件の真相を追うサスペンス·アクション。
シークレット·サービス、トーマス·バーンズに「エデンより彼方へ/2002」のデニス·クエイド。同僚ケント·テイラーにマシュー·フォックス。
アシュトン大統領に「キング 罪の王/2005」「グッド・シェパード/2006」のウイリアム·ハート。
観光客ハワードに「クライング·ゲーム/1992」「ラスト·キング·オブ·スコットランド/2006」のフォレスト·ウィテカー。
放送局のプロデューサーに「ワーキング·ガール/1988」「ヴィレッシ/2004」のシガーニー·ウィーヴァー。
謎の女ベロニカに「ミュンヘン/2005」のアイェレット·ゾラー。
監督はピート・トラヴィス。
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首脳会談が開催されるスペイン、サラマンカ。シークレット·サービスのトーマス·バーンズ(クエイド)は同僚ケント·テイラー(フォックス)と共に合衆国大統領アシュトン(ハート)の警護に当たっていた。
サラマンカ市長の演説の後アシュトン大統領が縁談に立ちスピーチを始めようとした矢先、一発の銃弾ににより狙撃される。引き続き建物が爆破され広場にいた民衆はパニックに陥る。
やがてこの事件を目撃していた8人の目が証言し始める...

気分転換で観に行ったハリウッド大作。
某新聞の映画評欄でも“オスカー俳優たちを起用した豪華な出演陣にも関わらず、ストーリー展開がつまらない...”のようなコメントがあったが全く同感である。
メグと別れてから俄然ハリウッド大作映画に多々出演するようになったデニス·クエイド。
若い頃のデニス·クエイドって結構好きだった。かつては味のある映画に出ていたが、最近の彼のハリウッド大作って「フライト·オブ·フェニックス/2004」「ディ·アフター·トゥモロー/2004」。どちらもヒットはしたかも知れないが、私的にはハリウッド駄作映画。
そしてコレは今年のハリウッド大作NO.1駄作に入れたいと思う。
”大統領暗殺の真相を、8人の目撃者、8つの異なる視点で追ったサスペンス·アクション”と銘打った大作だが、登場する人物像がはっきりと描かれないままストーリーは展開して行く。
おまけに最初のシーンの後、映像が巻き戻され、それぞれの人が見たシーンへと数回映像が巻き戻されるやり方。
このやり方って斬新かもしれないが、観る者にとっては疲れる。
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ウイリアム·ハート、フォレスト·ウィテカーのオスカー俳優を始めとして“エイリアン·シリーズ”のシガーニー·ウイーヴァーまで出演しているのにもったいない。
主演デニス·クエイドは滅茶頑張っているが、コレじゃ世界中でヒットってことは無理かも知れない?
誰も彼もが撃ち合いで死んじゃうっていうのもスゴ過ぎのストーリーか?
大作にも関わらず90分の上映時間ていうのも短か過ぎて、ストーリーを語るにはキツかったのかな?なぜにもうちょっと長い上映時間にしなかったのかスッゴイ疑問?
ワーナー・マイカルにて...
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by margot2005 | 2008-03-23 00:25 | USA | Trackback(18) | Comments(0)

フランス映画祭2008...「娘と狼」

a0051234_19425697.jpg 「La Jeune fille et les loups」...aka「The Maiden and the Wolves」2007 フランス
第一次世界大戦で亡くなった兄の夢を継ぐため、野生動物を保護する獣医になろうと決心するアンジェルと、野生の狼と暮らすイタリア人のジュゼッペの姿を描くヒューマン・ドラマ。

主演のレティシアにレティシア・カスタ。
レティシア・カスタの作品は何本かDVDになっているが、残念なことに1本も見ていない。
ジュゼッペに「ぜんぶ、フィデルのせい/2006」のイタリア人俳優ステファノ・アコルシ。
二人は婚約中との事。
村長の息子エミールに「エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜/2007」のジャン=ポール・ルーヴ。
村長アルベールに「Mr.レディMr.マダム/1978.1980」のミシェル・ガラブリュ。
レティシアの父親レオンに「愛されるために、ここにいる/2005」のパトリック・シュスネ。
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第一次世界大戦が終結した1918年。フランス、イタリア国境の村に父親(シュスネ)と住む20才のレティシア(カスタ)は野生動物を保護するため獣医になろうと決心する。
女性には過酷な道だったが、持ち前の気の強さで、強引にロシア人パイロットと共に飛行機に乗り込み“白熊”探しに行く。しかし飛行機は不時着し、レティシアは気を失ってしまう...
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実話が元で、後にフランス初めての女性獣医となる人物を描いている。
フランスとイタリアの国境の村で撮影された景色が美し過ぎる。
フランスの著名なスキー・リゾート地サンモリッツのように、村を壊してスキー場にしようと考える村長の息子に対し、野生動物を守るため村の破壊を阻止しようと奔放するレティシア。
一時期絶滅していた狼もやがて国立公園となったこの地に再び姿を現したという話に感動。
真っ白な雪原の中戯れる狼たちの映像がスゴイ。そして、狼の唾液は傷を治す効果があるらしい。
狼と暮らす精神を病んだジュゼッペ役のステファノ・アコルシ。「ぜんぶフィデルのせい」のパパ役とは打って変わって、変人役が似合っている。
TOHOシネマズ六本木ヒルズにて...
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by margot2005 | 2008-03-22 19:54 | 映画祭 | Trackback | Comments(0)

フランス映画祭2008...「パリ/PARIS」

a0051234_1829196.jpg「Paris」2007 フランス
“病におかされてはじめて気づく。目に映るすべてのものの素晴らしさ。”という解説のヒューマン·ドラマ。
しかしながらフランス映画なのでしっかりとユーモアを絡めつつ、コメディぽく描いてあるのはナイスだな。
ロマン·デュリス映画ってブログを始めた際に一番最初に書いたレビューが彼の「ルパン/2004」
「パリの確率/1999」以来個性的なロマン·デュリスは今ではフランスを代表する俳優。
Internationalに活躍している「イン・マイ・カントリー/2004」「パリ、ジュテーム/2006」「こわれゆく世界の中で/2006」のジュリエット·ビノシュ。
「アレックス/2002」「ロング·エンゲージメント/2004」「地上5センチの恋心/2006」のアルベール·デュポンテル。
そして「親密すぎるうちあけ話/2004」のファブリス·ルキーニ、「美しき運命の傷痕/2005」のカリン·ヴィアールと豪華な出演陣。
監督、脚本は「パリの確率」のセドリック·クラピッシュ。
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ある日突然、心臓を移植しないと死んでしまうと宣告されたダンサーのピエール(デュリス)。
シングル・マザーの姉エリス(ビノシュ)は、彼をサポートするため3人の子供達を連れてピエールのアパルトマンへ移り住む。
歴史学者で大学教授のローラン(ルキーニ)は、彼の授業で見かけた美少女に心奪われる。彼女の名前はレティシア(メラニー・ローラン)。
ローランの弟フィリップ(フランソワ・クルゼ)は成功した建築家で妻と平和な生活を送っている。
ジーン(デュポンテル)は、別れた妻カロリーヌ(ジュリー・フェリエ)とマルシェで働いている。
おしゃべりなパン屋のマダム(ヴィアール)はちょっと人種差別的なobasan。
他にもストーリーに絡む人物が多々描かれる。
そして、ストーリーはそれぞれの日常を上手く絡ませながら進行していく。
登場人物の多い群像劇って、観ていて話がだんだんややこしくなって行くのだが、このドラマはその辺を上手く描いてあるなぁと感動する。
ラスト、パリジャンのピエールがアパルトマンを出て病院へ向かうタクシーの中から“Paris”の街を眺める。車の窓から見える風景の中にローラン、マダム、カロリーヌたちの姿が映し出されるシーンはニクい。
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今年は5本の作品を観た。映画祭っていってもなんか地味で...六本木でまとめてフランス映画を観た!って感じだが私的には大満足だった。

一番観たかったこの作品。雪が舞うパリへ行きたくなる。
「潜水服は蝶の夢を見る/2007」のジャン・ドミニクように不治の病に侵されたピエールを、暗く描かずフランス人ならではのエスプリを効かせて、コメディ・タッチな描き方で笑える作品でもありとにかく素晴らしいの一言!
毎度のことなのだが、フランス人のsexに対する固執を感じる。
ピエールが”二度とsexする事も出来ない...”と嘆くと、姉のエリスは、ピエールの相手をする女性をアパルトマンへ連れて来る。このシーンもコメディ・タッチで笑える。
ロマン・デュリスも適役で素敵であるが、ローラン役のファブリス・ルキーニがコレまたgood。
今の所配給は付いていないようだが、是非公開して欲しい作品。
TOHOシネマズ六本木ヒルズにて...
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by margot2005 | 2008-03-20 19:27 | 映画祭 | Trackback(6) | Comments(2)

フランス映画祭2008...「食料品屋の息子」

a0051234_21565017.jpg「Le Fils de l'épicier」...aka「The Grocer's Son 」2007 フランス
“決まった仕事に就かないアントワーヌの運命を動かしたのは、借りたお金と小さな約束”という解説が付いた素敵なヒューマン·ドラマ。

主演のアントワーヌに「サン・ジャックへの道/2005」でアラブ人青年サイッドを演じたニコラ·カザレ。
アントワーヌの女友だちクレールにクロティルド·エスム。
アントワーヌの父親に「あるいは裏切りという名の犬/2004」のダニエル·デュヴァル。
母親にジャンヌ·グピル。
監督はエリック·ギラド。

リヨンでウエイターをするアントワーヌ(カザレ)は30才。ある日、父親が倒れた知らせを受け病院へ駆けつける。
両親は田舎で食料品店を営み、母(グピル)は店番、父(デュヴァル)はトラックで移動販売をしていた。
母親を手伝うためアントワーヌは友人のクレール(エスム)を伴って10年ぶりに帰省する。
クレールはスペインに留学するため“バカロレア”を取得しようと勉強中だった。
クレールのため母親からお金を借りたアントワーヌ。しかし、クレールのことが好きなアントワーヌは彼女をスペインに行かせたくない気持ちでいっぱいだった...
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地味な作品ながら、私的にはとても素晴らしい作品だった。
定職に就かない不器用なアントワーヌがクレールに助けられ新しい道を歩み始める。
そして終盤では頑固な父親や、仲が悪かった兄とも心を通わせ、未来に向かって生きて行こうとするアントワーヌがとてもとても素敵に映る。
アントワーヌ役のニコラ·カザレは中々チャーミングなフランス俳優。昨年のフランス映画祭で上映された「Pars vite et reviens tard / 逃げろ!いつか戻れ」に出演している。今だ一般公開されていないのが残念。
食通の街リヨンが県庁所在地となる、フランス東部のローヌ県アルプ地方で撮影された景色がBeautiful!
この日、夕方から夜にかけて都心はじゃじゃ降り。ビル風が舞う六本木は雨、嵐(オーバー)状態。演壇に立ったエリック·ギラド監督は、“雨の中たくさんの人々が観に来てくれて感謝しています。”と嬉しそうに語っていた。
TOHOシネマズ六本木ヒルズにて...
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by margot2005 | 2008-03-18 00:07 | 映画祭 | Trackback(1) | Comments(0)