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「エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜」

a0051234_1295077.jpg「La Môme」...aka「La Vie en Rose」、「The Passionate Life of Edith Piaf 」 2007 フランス/UK/チェコ・リパブリック
主演エディット・ピアフに「ラヴ・イズ・イン・ジ・エアー/2005」「プロヴァンスの贈りもの/2006」のマリオン・コティヤール。
ピアフの親友モモーヌにシルヴィー・テステュー。
マネージャー的存在のルイ/パリエに「ブラウン夫人のひめごと/2002」「ルパン/2004」のパスカル・グレゴリー。
ピアフが愛したボクサー マルセルにジャン・ピエール・マルタンス。
娼婦ティティーヌに「フレンチなしあわせのみつけ方/2004」のエマニュエル・セニエ。
そして、ピアフを発掘するクラヴのオーナー ルイ/ルプレに「あるいは裏切りという名の犬/2004」「ダニエラという女/2005」のジェラール・ドパルデュー。
監督。脚本は「クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち/2004」のオリヴィエ・ダアン。
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1915年に生まれたエディット・ジョヴァンナ・ガション。
エディットの母親は生活費を稼ぐため路上で歌を歌う日々。娘エディットを育てる事が出来ないと悟った父親は、彼の母にエディットを預け兵役に付く。エディットの祖母は娼館を経営していた。そこで出会った娼婦ティティーヌ(セニエ)に溺愛されるのもつかの間、迎えに来た父親に引き取られて行く。
ある日、大道芸人である父親の芸の後、請われるまま歌を歌ったエディットは、路上の人々からブラヴォーの拍手を浴びる。
1935年、20才になったエディット(コティヤール)は母と同じく日銭を稼ぐためモンマルトルの路上で歌を歌っていた。
ある日、エディットの歌を聴いたクラヴのオーナー ルイ(ドパルデュー)は彼女の歌に魅せられる。ルイにスカウトされたエディットはクラヴで歌い、客の拍手喝采を浴びる。
やがてエディットはピアフと名付けられスターとなっていくのだった...
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原題は“子供/小さな”という意味で、ピアフを発掘したルイが付けた“La Môme Piaf”に由来する。
最近DVDばかりで、フランス映画をシアターで観るのは「恋愛睡眠のすすめ/2006」以来で、4ヶ月もフランス映画をシアターに観に行かなかったんだと我ながら驚いた。
ヒロイン ピアフを演じるマリオン・コティヤールが出演する「TAXi/1997」はDVDで観たが、マリオンを初めてシアターで観たのは「世界で一番不運で幸せな私/2003」。なんとキュートなフランス女優かとファンになった。その後「ビッグ・フィッシュ/2003」「ロング・エンゲージメント/2004」そしてフランス映画祭(2006年度)で「ラヴ・イズ・イン・ジ・エアー」を観て、又またキュートなマリオンにお目にかかれた。
マリオンがラッセル・クロウと共演した「プロヴァンスの贈り物」は記憶に新しい。
「プロヴァンスの贈り物」ではキュートなイメージから脱却し、素敵な大人の女性役で益々素敵なマリオン。
この作品でのマリオンの存在感は圧倒的である。
映画観る前に映画評は読みたくないのだが、目に入ってしまって...某新聞は“貧しくても希望に輝いていた20才から、名声と愛を手にして....(中略)...47才ながら老婆のような姿で亡くなるまでを演じたマリオン・コティヤールが素晴らしい...(中略)...ピアフが乗り移ったかのようだ。”と絶賛してあるが...同感である!
来年度のオスカーをゲットするかも?のマリオンの演技はマジで素晴らしい!
マリオンの口パクの歌(まぁ誰もピアフのように歌えるワケないだろうが?)がピアフ本人の歌(声)と合って素晴らしい!雰囲気はエディット・ピアフそのものかもしれない。
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ただ一つ難を言えば、5才のエディットから始まり、10才の少女に成長し、その後モンマルトルで歌う20才のエディット。劇途中、晩年のエディットや、絶頂期のエディットのシーンがめまぐるしく行き来して少々疲れるが、マリオンの演技でカヴァーしてしまった。
なんか久々に映画を観て感動してしまった。
ピアフの生き様には凄まじいものがあり、back musicがソレを素晴らしく盛り上げている(それは他でもないピアフの歌うシャンソンなのだが...)。
大昔エディット・ピアフのシャンソンをレコードで聞いた覚えがある。
余りにも有名な数々のシャンソンはアメリカでもヒットし、劇中(設定は1950年代)でもピアフが英語バージョンで“ラ・ヴィアン・ローズ”を歌うシーンがある。
ピアフの生き様と、流れるピアフの歌に、なんか感動してしまって久方ぶりにウルウルしてしまった。
コレを観た誰もがエディット・ピアフのシャンソンを聴きたくなる事でしょう!
ワーナー・マイカル板橋にて...トレーラー
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by margot2005 | 2007-09-30 01:57 | フランス | Trackback(24) | Comments(8)

「キャンディ」

a0051234_015942.jpg「Candy」2006 オーストラリア
詩を書く青年と、絵を描く美しい女性が互いに愛し合いながらもドラッグに溺れて行く。Heaven(天国)、Earth(現世)、Hell(地獄)3つの場面に分けて二人の姿を描いて行く人間ドラマ。
ジャンキーのダンに「ブローク・バック・マウンテン/2005」「カサノバ/2005」
のヒース・レジャー。
ダンの恋人キャンディに「プロヴァンスの贈りもの/2006」のアビー・コーニッシュ。
ダンが父親のように慕うゲイのキャスパーに「ミュンヘン/2005」のジェフリー・ラッシュ。
監督、脚本はニール・アームフィールド。
原作はルーク・ディヴィスの“Candy”。
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それぞれに詩人、絵描きを目指す、ダン(レジャー)とキャンディ(コーニッシュ)はドラッグに溺れる日々。
職のない二人にはお金がなく、ダンが父親と慕うキャスパー(ラッシュ)の所へお金を借りに行きドラッグを買う日々。ダンはキャンディの父親にまで借金している。
ある日、二人はどうしようもなく質屋に行く。しかし大したお金にはならない。そこでキャンディは質屋の店主に身体を売って50ドルを得る。それ以来ドラッグを買うためキャンディは男に身体を売り始める。
やがて愛し合う二人は結婚を決意し、まともな生活を築こうとするがドラッグを止める事は出来ない。
そしてキャンディは妊娠する...
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比喩的に“快くする”“甘美にする”という意味があるように“キャンディ”には“ドラッグ”という意味があるそう。
劇中で“オヤジ(キャスパー)の所に行けばキャンディがもらえる”という台詞がある。
このオヤジを演じるジェフリー・ラッシュ。
ゲイで、化学の准教授と名乗り、モルヒネからドラッグを作り出したりする妖しい役が似合っている。
しかし、ヒース・レジャーのジャンキーぶりにはびっくり。
あれは演技なんだが、演技を越えて実際の姿のようにさえ見える。
コカインやったことないので実際は謎だが、あのなんとも言えない恍惚感を表現している様には脱帽する。
キャンディ役のアビー・コーニッシュ。
「プロヴァンスの贈り物」ではキュートな女の子のイメージしかなかったので、彼女の体当たり演技にも驚いた。
「プロヴァンスの贈り物」に出演したコーニッシュはやはりオーストラリアンのラッセル・クロウ繋がりなのかな?
オスカー俳優ジェフリー・ラッシュの存在感にはスゴイものがある。
ドラッグ中毒がテーマの作品なので重いったらこの上ないが、中々味のある作品。
上映館の日比谷シャンテは予想どうりガラガラだったが全国展開されれば良いなと感じる。
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by margot2005 | 2007-09-26 00:30 | UK | Trackback(11) | Comments(0)

「ストーン・カウンシル」

a0051234_1551387.jpg「Le Concile de pierre」...aka「The Stone Council」 2006 フランス
フランス人てこういった怪奇的な題材が大好きな気がする。
「ダニエラという女/2005」のモニカ・ベルッチ&「キングス&クイーン/2004」のカトリーヌ・ドヌーヴ競演怪奇アクション・サスペンス。
監督、脚本はギョーム・ニクルー。
2007年度のフランス映画祭で上映され、その後銀座のシアターで上映されていたが、あっという間に終わってしまった気が...
下の「情痴アヴァンチュール」と同じく、観に行こうと思っていたけど...あっという間にやはりDVDになってしまった。

パリで同時通訳の仕事をするローラ(ベルッチ)は子供を産む事が出来きない。そこでローラはモンゴルから養子を迎える。
ある日、7才に成長したローラの養子リウサン(ニコラ・タウ)の身体に奇妙なアザが現れる。気になったローラはリウサンを掛かり付けの医師に見せるが、単なる打撲と診断される。
その後ローラとリウサンは奇妙な現象に悩まされ始める...
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原作者は「クリムゾン・リヴァー」のジャン・クリストフ・グランジェと知ってやはりであった。
クリムゾン・リヴァー・シリーズはモチ観ている。
そして、やはりジャン・レノが主演したグランジェ原作の「エンパイア・オブ・ザ・ウルフ/2005」も良かったけど...コレはどうもダメだった...原作のせいなのか?主演のモニカのせいなのかは解らない。
6月に一般公開の際、銀座で一番苦手な(行きたくない)シアターで上映していたため、観に行くのをためらった気がする。いや無理してシアターで観ないでも良かった。
モニカがショート・ヘア(恐らくウイッグ)&ノーに近いメイク&汚れ役で熱演しているが、どうもこの方演技力に欠けるというのか今一つである。
しかし暗がりではありますがやはりでモニカnude拝めます。
ドヌーヴはさすがの貫禄で存在感あり。
5月に「恋愛睡眠のすすめ/2006」を観て以来シアターでフランス映画を観ていない。どうしてもシアターで観たいというフランス映画が出現しないのだが...哀しい...
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by margot2005 | 2007-09-24 02:22 | フランス | Trackback(2) | Comments(2)

「情痴アヴァンチュール」

a0051234_21385555.jpg「Une aventure」2005 フランス・ベルギー
2007年度フランス映画祭上映作品。
その後渋谷のシアターで公開された。しかし何れも観に行けずDVDになってしまった。
邦題で”情痴”と付けたのは集客狙いだったかも知れないが...これはパリに住む若い夢遊病者のパリジェンヌと、彼女を救おうとするパリジャンのサスペンス・ドラマ。
主演ガブリエルには「スイミング・プール/2003」「パリ、ジュテーム/2006」のリュディヴィーヌ・サニエ。
ガブリエルと出会う青年ジュリアンにニコラ・デュヴォシェル。
ニコラ・デュヴォシェルには初めてお目にかかった気がするが、「ぼくを葬る/2005」のメルヴィル・プボーを彷彿とさせる若きフランス俳優。
ガブリエルの愛人ルイに「スパイ・バウンド/2004」のブリュノ・トデスキーニ。
ジュリアンの恋人セシルにフロランス・ロワレ・カイユ。
監督、脚本はグザヴィエ・ジャノリ。
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パリのアパルトマンに越して来たジュリアン(デュヴォシェル)とセシル(カイユ)。公務員のジュリアンは夜“ビデオテーク(シネマテーク(フィルム・ライブラリー)のビデオ版か?)”で働いている。
ある夜、裸足で道路を彷徨う女性と出会う。気になり後をつけた所、近くのアパルトマンに入っていった。
次の日の昼間キャフェで見かけた女性は昨夜の彼女だった。幼い子供と子守りの女性を伴っていた。互いに紹介し合い、女性はガブリエル(サニエ)と名乗る。
別の夜、ジュリアンは又街中を彷徨うガブリエルを見つけ夢遊病者だと言う事が解る。
やがて、ガブリエルは昼間に子供を連れてジュリアンのアパルトマンを訪ねる。セシルとは初対面だった。ガブリエルはディナーに来ないかと二人を誘う。
ガブリエルのアパルトマンでルイ(トデスキーニ)を紹介されるが、彼は夫でもなく、子供の父親でもなかった...
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夢遊病者って怖いなぁと思った。身体は起きていても、眠っている間の行動なので、自分が何をしたか記憶になく、おまけに自分自身を傷つけることが多いという。
オープニングで殺人事件が起き、その後ストーリーが解き明かされて行く方法で物語は進んで行く。なんともミステリアスな作品である。
大きなブルー・アイズを持つとても愛くるしくキュート顔なのだが、リュディヴィーヌ・サニエは妖しげでミステリアスな役がとても似合う。
ジュリアン役のニコラ・デュヴォシェルとリュディヴィーヌ・サニエは、この作品以来恋人同士で子供がいるそうだ。
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by margot2005 | 2007-09-23 21:50 | フランス | Trackback(1) | Comments(2)

「ワン・ディ・イン・ヨーロッパ」

a0051234_0482647.gif「One Day in Europe 」2005 ドイツ/スペイン
監督、脚本はドイツ人のハネス・シュテーア。
これはサッカー映画ではない。
ただしどのエピソードでも仕事そっちのけで、サッカー中継に夢中の人々が描かれている。
ロシア、モスクワでヨーロッパのクラブ・チャンピオンを決める戦いが催されている。対戦はスペインとトルコのクラブチーム。その日一日を舞台に、ロシア/モスクワ、トルコ/イスタンブール、ドイツ/ベルリン、そしてスペインのサンティアゴ・デ・コンポステラ、それぞれ4つの街で起こるエピソードを描いた作品。

ロシア、モスクワ、イギリスからやって来たジャーナリストのケイト(ミーガン・ゲイ)がホテルに近い道路で白昼強盗に合う。途方に暮れるケイトを助けたのは親切なロシア婦人エレナ(ルドミラ・ツヴェートコヴァ)だった...
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トルコ、イスタンブールで狂言強盗を演じたベルリンから来たドイツ人青年ロッコ(フロリアン・ルーカス)。ロッコと出会ったタクシーの運転手セラル(エルダル・イルディズ)はロッコを助けようと奔走する...
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スペイン北部ガルシアのサンティアゴ・デ・コンポステラにたどり着いたハンガリー人のガボア(ペーター・シェラー)は巡礼(フランス映画「サン・ジャックへの道/2005」でも描かれている)の聖地である大聖堂の前でニコンを盗まれ、出会った警察官パレイラ(ミゲル・デ・リラ)に事情を説明するが...
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フランスからドイツ、ベルリンにやって来た大道芸人クロード(ボリス・アルキエア)とラシダ(ラシダ・ブラクニラシダ)は、興業が上手くいかずお金にならない。そこで二人は狂言強盗を思いつく...
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一番始めのエピソードはとてもナイスなのだが、どうもその後が頂けない。だんだんつまらなくなってしまって...

モスクワ編ではタクシー代をぼられた挙げ句強盗に合うケイト。リッチな英国人はカモだと思っているロシア人。
トルコからの移民が多々住んでいるベルリン。トルコ編ではベルリンから来た青年がトルコ人を騙そうとするし、ベルリン編ではフランスからやって来たカップルがベルリンに住むトルコ人を悪者にしようとする。
スペイン編ではハンガリーからの巡礼者を田舎者扱いしカメラ事件をも封じようとする。
同じヨーロッパ人でありながら、それぞれに偏見を抱いているようで...コレは日本人の我々には解らない世界かもしれない。

この映画はいったい誰が観るのだろう?なんて感じてしまった。
シアターは女性のカップル数組と、一人の男性数人。ここでしか上映してないのにガラガラ状態。
コレはサッカー映画(私的にサッカーは大好き!)ではなく、ヨーロッパ人の人間模様を描いた映画である。
しかしヨーロッパ大好き人間の私でさえ少々つまらなかった。
全国で東京の池袋のみにで公開というのも頷ける。おまけにレイト・ショーのみである。
もうちょっと上手く描けば(コメディとなっているが、面白さにかける)素敵な作品となったのにちょっと惜しい気がする。
池袋シネマ・ロサにて...
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by margot2005 | 2007-09-19 00:58 | ドイツ | Trackback(5) | Comments(4)

湖水地方

3年前に英国の北部に位置する湖水地方を旅した。
ロンドン、ユーストン駅より列車で3時間半位で湖水地方の玄関ウインダミアに到着する。
3年前のUK旅行の際にはロンドンからリヴァプールまで列車で行き、その後レンタカーでウインダミアに入った。
そこはピーターラビットの故郷...
下3ショットはビアトリクス・ポターが住んだ、ヒルサイド・トップの家&農場。一般公開されている。
このあたりの景色は正にミス・ポターが描いた景色そのもので、現実にアヒルが道路を歩いているシーンに出くわした。農場では今でも羊が放牧されている。
一番下2枚は泊まったB&Bシスル・ホテル。英国なのに食事が美味しく素敵なサーヴィスを受けて満足だった。
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by margot2005 | 2007-09-17 00:19 | TRIP | Trackback | Comments(10)

「ミス・ポター」

a0051234_222593.jpg「Miss Potter 」2006 UK/USA
“ピーターラビット”の舞台となる英国カンブリア州にある湖水地方1湖水地方2は3年前の夏に訪れた。そこは自然が一杯の素晴らしい地域で、この映画は楽しみにしていた。
ミス・ポターが土地開発業者から湖水地方を守ろうと、財産を投げ打ってまで買い取り、死後、広大な土地を英国に寄贈したと言う事実を知ってますます彼女のファンになった。

主演ビアトリクス・ポターに「ブリジッド・ジョーンズの日記/2001 ・2004」や、オスカーをゲットした「コールド・マウンテン/2003」のレニ・ゼルゥイガー。
ポターの絵本を出版するノーマン・ウオーンに「アイランド/2005」のユアン・マクレガー。
ノーマンの姉ミリーに「アンジェラの灰/1999」のエミリー・ワトソン。エミリーの映画は久方ぶりで観た。
レニ&ユアンは「恋は邪魔者/2003」で共演している。レニ以外殆ど全員英国俳優。
監督は動物たちがしゃべるユニークな映画「ベイブ/1995」を作ったオーストリア人クリス・ヌーナン。
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1902年ビクトリア王朝時代の英国。両親とロンドンに住む裕福なビアトリクス・ポター(ゼルゥイガー)は32才の独身女性。この時代良家の子女は良家の男に嫁ぐと言う事が習わしとなっていた。しかし愛のない結婚に耐えられないビアトリクスは、舞い込む結婚話をことごとく断っていた。
子供の頃、避暑に訪れた湖水地方の自然の中で描いた動物たちの絵。その絵を絵本にして出版するのが夢だったビアトリクス。ある日その夢が叶い絵本は出版され本屋の店頭に並び始める。
絵本を出版したのはノーマン・ウオーン(マクレガー)。後にノーマンに家族を紹介され、やはり独身の彼の姉ミリー(ワトソン)と意気投合する。やがてビアトリクスとノーマンは互いに意識し始める...
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最近...いや常にだが...疲れているので、こういった映画を観ると実に癒される。
UKのマン島や湖水地方の風景が素晴らしく美しい!
劇中、ポターが書く絵の中のピーターが突然動きだしてポターに叱られる。それはポターにしか見えないシーンのようだ。
ビアトリクス・ポターという人は本当に小動物が好きでたまらなかったようである。
彼女が住んでいたヒルサイド・トップの家も訪れた事があったので懐かしかった。
あの時代、ロンドン〜ウインダミア(湖水地方の入り口)に列車が走っていたようで、劇中それも再現されている。
最初ビアトリクス役はケイト・ブランシェットが演じるようだったが、レニに変わったという。レニで良かったんじゃないかな?と感じた。
ユアンは古典もの以外に似合う。
エミリー・ワトソンは大好きな女優で「奇跡の海/1996」「ほんとうのジャクリーヌ・デュプレ/1998」「アンジェラの灰」「愛のエチュード/2000」etc.では強烈な個性を放ったが、今ではobasan化してしまって、またソレがスゴくチャーミング。
ワーナー・マイカル板橋にて...
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トレーラー
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by margot2005 | 2007-09-16 22:45 | UK | Trackback(33) | Comments(16)

「ママの遺したラヴ・ソング」

シアターで観る事が出来なかったヨーロッパ映画とミニ・シアター作品(一部例外あり)を、8月〜9月にかけて発売されたレンタルDVDで観た。
発売になった順に...「毛皮のエロス/2006」「ボビー/2006」「ブラックブック/2006」「あなたになら言える秘密のこと/2005」「ステップ・アップ/2006」「ママの遺したラヴ・ソング/2004」「ラヴ・ソングが出来るまで/2005」「パヒューム  ある人殺しの物語/2006」。

シアターに観に行かないで良かったと思った最悪2本は「毛皮のエロス」と「パヒューム  ある人殺しの物語」。
ヒュー&ドリューの「ラヴ・ソングが出来るまで」は飛行機の中で途中までしか観る事ができなかったので観たかった作品。相変わらずのたわいないラヴ・コメ作品で好き!
他はまぁまぁで...この中で一番シアターで観たかったのは「ママの遺したラヴソング」。

a0051234_23541116.jpg「A Love Song for Bobby Long」 2004 USA
今年の4月にシネスイッチ銀座で公開されている。
主演は「炎のメモリアル/2004」のジョン・トラボルタと「理想の女/2004」「マッチポイント/2005」「ブラック・ダリア/2006」のスカーレット・ヨハンソン。
トラボルタ演じるボビーの同居人ローソンに 「恋とスフレと娘とわたし/2007」のガブリエル・マクト。
監督、脚本はシェイニー・ゲイベル。
原作はロナルド・イヴァレット・キャップスの小説“A Love Song for Bobby Long”。

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フロリダでボーイ・フレンドと怠惰な生活を過ごしていたパーシー(ヨハンソン)は、母の亡くなった事を知り、ルイジアナ州ニューオリンズに駆けつける。母とは疎遠で長い間逢っていなかった。
たどり着いた母の家には、母の友人だったと言う二人の男が住んでいた。初老の元大学教授で作家のボビー(トラボルタ)と、彼を慕う作家志望の青年ローソン(マクト)。二人は、家はパーシーの母が遺してくれたものだと主張する。やがて二人がその家から出て行かないと解ったパーシーは、仕方なしに彼らと奇妙な三人暮らしを始めることになる。しかしボビーとそりが合わないパーシーは彼に反撥し始めるのだった...
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ジョン・トラボルタは撮影時50才で病気持ちの初老のアル中オヤジを好演している。でも彼が初老を演じるにはちょっと若過ぎる。身体を重そうに動かす仕草は良いのだが、顔が若いので少々違和感あり。でもまぁ良しとしてしまった。
ギターを奏でながら歌うトラボルタはさすが上手い!
おきまり(のような気もするが...)のダンス・シーンもある。
2004年に作られた作品で、スカーレット・ヨハンソンなんとなく幼いイメージが残る。昨今の彼女は妖艶そのものだが...1、2年の年月でこうも変わるものか?ハリウッド女優って...
ローソンを演じたマクトはヒゲヅラ(好みてわけではないのだが...)でもイケメン。
物語はニューオリンズに妙にマッチしてとけ込んでおり素敵な作品となっている。
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by margot2005 | 2007-09-15 00:11 | USA | Trackback(8) | Comments(4)

試写会にて...「幸せのレシピ」

a0051234_0284657.jpg「No Reservations」2007 USA/オーストラリア
主演の女シェフ ケイトに「ターミナル/ 2004」のキャサリーン・ゼダ・ジョーンズ。ケイトの厨房に副シェフとして現れる ニックに「カンバセーションズ/2005」 のアーロン・エッカート。 ケイトの姪ゾーイに「リトル・ミス・サンシャイン/2006」 のアビゲイル・プレスリン。
レストランの経営者ポーラにパトリシア・クラークソン。クラークソンはハリウッド映画に多々出演しているおなじみ女優。最近ではジョージ・クルーニーの「グッドナイト&グッドラック/2005」でお目にかかっている。
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監督は「シャイン/1995」で主演のジェフリー・ラッシュにオスカーをもたらしたオーストラリア人スコット・ヒックス。脚本はカロル・フックス。
ドイツ映画「マーサの幸せレシピ/2001」のリメイクだが、かなり忠実にリメイクされている。オープニング、シェフ ケイトが語るシーンから始まり、個人的には、精神分析に通う日々。やがて交通事故で母を亡くした姪を引き取る事になる。
仕事場ではやり手の女経営者に振り回され、厨房には臨月の料理人がいる。
ちょっとしたシーン...考える時は冷蔵庫に籠るとか、階下の隣人とのやり取りとか忠実にリメイクされている。
大きく違うのはケイト&ニックの関係。
ドイツ版の二人はマーサ&マリオ...二人の関係をドイツ版ではさらっと描いているが、ハリウッド版では情熱的な関係のアメリカ映画となっている。
ドイツ版舞台はハンブルグの港町。一方、ハリウッド版ではN.Y.のマンハッタン。
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仕事一筋の女シェフ ケイトはマンハッタンのフレンチ・レストランで働いている。家にいてもメニューの事しか頭になくキッチンに立っては試作料理を作っている。朝は4:30に目覚ましがなり、起きた早々魚市場へと向かう。
そんなケイト(ジョーンズ)は自身のセラピストにまで試作料理を食べさせる始末。
シングルで人間関係が苦手なケイトが、私生活では、ある日突然姪っ子ゾーイ(プレスリン)を引き取るはめになる。そして仕事場では突然彼女の厨房にイタリアかぶれの新しい料理人ニック(エッカート)が現れる...
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私的にはこのハリウッド版の方が好きである。
ここの所主人公が料理人という映画を3本続けて観た。偶然のなせる技だが...この作品は公開されたら観たいなぁ!と思っていた所、試写会に応募し、なんか最近当選するのよね試写会?なぜに?状態?で観に行くことが出来た。
主演のキャサリーンもアーロンもお気に入り俳優という事もあって素敵に感じた作品だが、キャサリーンはホント素敵にシェフを演じておりました。ニック役のアーロンはちょっと添え物って感じ...まぁ仕方がないコレはキャサリーン・ゼダ・ジョーンズの映画だから...
9/29〜シアターで公開予定。
有楽町朝日ホールにて...
トレーラー
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by margot2005 | 2007-09-13 00:55 | USA | Trackback(38) | Comments(6)

「厨房で逢いましょう」

a0051234_2351988.jpg「Eden」2006 ドイツ/スイス
主演のグレゴアにヨーゼフ・オステンドルフ。エデン役は本国では国民的人気女優のシャルロット・ロシュ。エデンの夫クサヴァーにデーヴィト・シュトリーゾフ。彼はドイツ映画祭2007で観た「イェラ/2007」の敏腕ビジネスマン フィリップ役。
監督、脚本はミヒャエル・ホーフマン。
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一回の食事で300ユーロ(約47000円)も取るレストランの天才シェフ グレゴア(オステンドルフ)は、幼い頃身重の母の豊満なお腹を見て、自分もあのようになりたい?と願った変な少年。願い?が叶って大人になった今140キロ近くある巨体となった。
人付き合いが苦手なため料理一筋に生きて今だシングル。
グレゴアはとあるキャフェで働くウエイトレスに仄かな想いを抱いていた。彼女の名前はエデン(ロシュ)。ある日公園でひょんな事からエデンと出会い会話を交わす。そしてエデンの娘レオニー(レオニー・シュテップ)の誕生日祝いにケーキを持参する。グレゴアの作ったケーキは娘も母もとろけさせしまうほどの美味しさだった。エデンはケーキのお礼を言おうとレストランを訪れる。
やがてエデンは彼の作る料理に魅了されていく...
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少々期待して観に行ったため、あのストーリーの流れとあのラストはちょっといただけなかった。あれじゃまるでブラック・コメディのノリじゃないのかな??
宣伝に惑わされる最近の映画...でもまぁ仕方ないかな?集客できなきゃ映画配給会社も困るだろうし...
原タイトルは“エデン=アダムとイヴが住んでいた楽園”でヒロインの名前でもある。
舞台はスイスに近い南ドイツの保養地バーデン・ヴュルテンベルク州。
主演の二人は素晴らしい!
素敵な笑顔のヨーゼフ・オステンドルフはシェフそのものだし、エデン役のシャルロット・ロシュはなんと美味しそうに食べるのでしょう!と感じずにはいられない。
bunkamura ル・シネマにて...
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by margot2005 | 2007-09-11 02:39 | ドイツ | Trackback(14) | Comments(4)