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「ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男」

a0051234_123868.jpg「Stoned」2005 UK
監督はスティーヴン・ウーリー。
主演ブライアン・ジョーンズにレオ・グレゴリー。
ローリング・ストーンズ結成時リーダーだったギタリストのブライアン・ジョーンズ。彼の27年の短い生涯を描いたサスペンス・ドラマ。
ブレイク前のビートルズのメンバーの一人だったスチュアート・サトクリフの短すぎる人生を描いた「バック・ビート/1993」を彷彿とさせる作品。
監督のウーリーは「バック・ビート」のプロデューサーでもある。
運命の女性がそれぞれの作品に登場するのも偶然とは思えないのだが...
コレは実話である。
原タイトルは俗語で“酒・麻薬で酔った”と言う意味。
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昔、昔、どちらかと言えば“ビートル・マニア”だったので、ビートルズのレコードは殆ど持っていて、ローリング・ストーンズものはそれなりにだった。
しかしローリング・ストーンズ...ブルースを歌う彼らには素晴らしいものがあったのでやはり大ファンだった。
60年代に発生し、21世紀の今でも活躍しているバンドってスゴイものがある。
おそらくラストかなと?思える彼らの全世界ツアーも終了したようだが...
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ポップ路線で売ろうとするグループに反撥を覚えるリーダーのブライアン・ジョーンズ(グレゴリー)はロンドンを離れ風光明媚な田舎に住処を移す。
そしてドイツ人女優アニタ・パレンバーグ(モネット・メイザー)と出会い恋に落ちるブライアン。
名声も金もゲットしたブライアンはいつしか酒と、麻薬に溺れ身を滅ぼしていく。
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ブライアン・ジョーンズがロンドンを離れて住んだ家。それは“くまのぷーさん”の作者A・A・ミルンも住んだというコッチフォード農場。
彼はチェルトナムの生まれという。そこはコッツウオルズ地方である。緑豊かな環境に生まれ育ったブライアンはロンドンの喧噪から離れて静かに暮らしたかったのだろうか?
サリー州でロケされたという田園風景が素晴らしく綺麗!
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映画ではストーンズのメンバーは殆ど登場しない。その中で一番出てくるのはキース・リチャーズ。後、ミック・ジャガー&チャーリー・ワッツが少々登場するのみ。
キースたちを演じる俳優たち...余り似ていない...まぁそっくりさんを配するのは無理があるというもの。
ミック役のルーク・デ・ウルフソンは余りにキュート過ぎちゃって笑える。
ラストで、“ブライアンが死んだからローリング・ストーンズも終わりだ!”と言う台詞に対し“いやブライアンがいなくてもローリング・ストーンズは永遠に活躍する!”と言う台詞がニクい。
60年代〜21世紀の今迄大活躍した彼らには哀しい過去があったんだと、「バック・ビート」同様感動してしまった。“ブライアン安らかに...”
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by margot2005 | 2007-08-31 01:37 | UK | Trackback | Comments(8)

「三銃士 妖婦ミレディの陰謀」

「D'Artagnan et les trois mousquetaires 」2005 フランス
監督、脚本はピエール・アクニネ。
主演ダルタニアンに「ラヴ・イズ・イン・ジ・エアー/2005」のヴァンサン・エルバズ。
妖婦ミレディに「恍惚/2003」「恋は足手まとい/2005」「美しき運命の傷痕/2005」のエマニュエル・べアール。
”ダルタニアンと三銃士”のアクション・アドベンチャー。
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ちょっとマシュー・マコノヒー似のヴァンサン・エルバズは一度見たら忘れられない非常にインパクト(濃い)のある顔。
彼の出演作品は日本では公開されない映画ばかりだが、恐らくフランス本国では人気のあるコメディ俳優だと思う。
“ダルタニアンと三銃士”って...
「ヤング・ブラッド/2001」はダルタニアン役ジャスティン・ティンバーレークで、王妃にカトリーヌ・ドヌーヴ。
レオナルド・ディカプリオがルイ14世を演じた「仮面の男/1994」ではガブリエル・バーンがダルタニアン役。
ディズニーが製作した「三銃士/1993」はクリス・オドネルがダルタニアン。
何れも観たが、フランス人が演じるダルタニアン物語は初めてのような気がする。
他にも多々“ダルタニアン&三銃士”物語あり、アニメももちろんある。
アレクサンドル・デュマの著名な小説...
モンテ・クリスト伯(巌窟王)、三銃士(ダルタニアン物語)、王妃マルゴ、王妃の首飾り、仮面の男...
どれもこれもデュマの描く小説ははっきりいってつまらない。
しかし映画になると俄然素敵になる...なぜに??
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妖婦ミレディ演じるエマニュエル・べアールは少々お年を感じるが相変わらずゴージャス!
ルイ13世治世下辛相リシュリューを演じたチェッキー・カリョはいつも良い味だしてるお気に入りフランス俳優。
ルイ13世の妻アンヌ・ドートリッシュ役のイタリア女優ステファニア・ロッカは、ケイト・ブランシェット&ジョヴァンニ・リビジの「ヘヴン/2002」で見た顔。
ヴァンサン・エルバズが大活躍の、日本未公開納得のフランス版ドタバタ・コメディ・アドヴェンチャー。
でもフランスやイングランドでロケした景色が美しい!!
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by margot2005 | 2007-08-27 00:33 | フランス | Trackback(3) | Comments(2)

「レント」

a0051234_19342486.jpg「Rent 」2005 USA
2006年春、渋谷で上映の際に観に行きたかったのだが、行けなくて...とうとうwowowで上映があって観る事が出来た。
確かbunkamuraで上映していたと思う。
何度も、何度も聞いた“5hundred 25thousand 6hundred minutes...”で始まるこの映画のテーマ。
ピュリツァー賞を受賞したというブロードウェイ大ヒット・ミュージカルの映画化。
監督はクリス・コロンバス。
主演のジャンキーのダンサー ミミに「アレキサンダー/2004」のロザリオ・ドーソン。ミミと恋に落ちる売れない作曲家ロジャーにアダム・パスカル。
タイトル“レント”とは家賃のこと。
主人公はHIV感染者、ドラッグ中毒、レズビアン&ホモのアーティスト(芸術家)たち。
N.Y.を舞台に、売れないアーティストたちが織りなす、愛と死=ゲイ&LOVEをテーマにしたヒューマン・ドラマならぬ、ヒューマン・ミュージカル。
トム・ハンクスの「フィラデルフィア/1993」を思い出してしまう。
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1989年のクリスマス、N.Y.イースト・ヴィレッジ、家賃も払えない芸術家たちが暮らすアパートメントの一室。不払いの家賃から電気も暖房も止められ途方に暮れるロジャー(パスカル)とマーク(アンソニー・ラップ)。そこへ階下に住むミミ(ドーソン)がロウソクを借りに来る。
次第にミミに惹かれて行くロジャー...
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さすがのアメリカン俳優たち!
“タンゴ・モーリーン”“キャット・スクラッチ”“サンタフェでレストランを開こう!”を始めとした彼らのパフォーマンスが素晴らしい!
テーマで歌われる、1日は“52万5600分”...今日一日を大切に生きようと訴える彼らの姿が美しい!
「グレムリン/80年代」「ホーム・アローン/90年代」「ハリー・ポッター/21世紀」それぞれお子様映画のシリーズものを作った監督クリス・コロンバス。
彼がこんなに切なくて、素敵な大人の映画を作るとはびっくり...
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by margot2005 | 2007-08-23 21:27 | MINI THEATER | Trackback(12) | Comments(12)

「オーシャンズ13」

a0051234_22281151.jpg「Ocean's Thirteen」2007 USA
ジョージ・クルーニーが映画の宣伝に来日。
彼のコメント...次作は作らない...良かった...これ以上作らないで欲しい。
「11」も「12」ももちろん観ているが、どんどんひどくなって行く。
ハリウッドの大スターである3人、ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモン「ディパーテッド/2006」はお遊びで出演しているのかなぁなんて思ってしまうハリウッド娯楽映画。
「 ヴェニスの商人 /2004」のアル・パチーノがホテル王バンク役で出演している。
監督はステーヴン・ソダーバーグ「オーシャンズ11/2001」「オーシャンズ12/2004」。
ジョージ・クルーニー&マット・デイモンの「シリアナ/2005」は素晴らしかったし...ブラッド・ピットの「バベル/2006」もgoodだったけど...
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前作2本と同じくラスベガスが舞台。
“オーシャンズ”のメンバー ルーベン(エリオット・グールド)はホテル王バンク(パチーノ)に裏切られ、自身のホテルを奪われる。そのショックで心筋梗塞になったルーベンのため“オーシャンズ”は再び結束し、バンクのホテルから大金を盗む計画を立てる...
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某新聞の映画批評欄にこの映画の記事があった。
“このシリーズの最大の魅力は出演陣の豪華さだろう...パチーノも加わったし...エピソード満載で無理がある展開を勢いで見せてしまうのは監督ソダーバーグの手腕。”のような記事が掲載されていた。が...ちょっと待って!と言いたい!
ソダーバーグであろうと、なかろうと、“オーシャンズ”ってどんどん増えたり、変わったりする出演者。おまけにめまぐるしく変化する場面に観客が付いて行けないのではないだろうか??なんて気もしたりするが如何なものか??
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かれこれ20年前に、アル・パチーノ&エレン・バーキン コンビの「シー・オブ・ラブ/1989」というお洒落な映画があった。バーキンはあの頃とちっとも変わっていない...50代になったというのに恐るべし...
バーキンを媚薬で惑わすマット・デイモンは“つけ鼻”しても貫禄ないし...パチーノの役も素敵ではない...カリスマ的な魅力も今一つといった所。
前作にも出演していたアンディ・ガルシアと、今回はほんの少しの出番だが、ヴァンサン・カッセルの存在感はスゴイなぁと思う。
しかし餃子をかじっている姿もクールなブラッド・ピットって、いつ見てもゴージャス。
池袋シネマ・サンシャインにて...
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by margot2005 | 2007-08-15 22:54 | USA | Trackback(12) | Comments(4)

「レミーのおいしいレストラン」

a0051234_0133883.jpg「Ratatouille」2007 USA
監督、脚本は「Mr.インクレディブル/2004」のブラッド・バード。
アニメ映画って結構好きで色々と観ている。
ディズニーのクラシック・アニメは大ファン。
アニメといっても「トイ・ストーリー/1995」あたりから少々趣が異なって来たようだが、最近観たアニメ作品で最高なのは「シャーク・テイル/2004」。

この作品題材からも大人を満足させるであろうなと思いながら観に行ったが、やはり最高だった。小さな子供が観たら少々退屈するかものストーリー。
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料理が出来ない見習い料理人リングイネと、料理が上手いグルメのどぶネズミ レミーが織りなすハートフル・コメディ。
天才的な料理の才能を持つどぶネズミ レミー。彼の武器は臭覚。
一流レストランのシェフを夢見るレミーは、ひょんなことからパリのレストラン 
・グストーにたどり着く。そこはレミーが尊敬する今は亡き著名なシェフ、グストーのお店だった。レストランで見習いシェフ リングイネと出会ったレミーは、彼に料理を教え始める...
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観れば納得の大人のアニメ...アニメ映画をシアターで観るのは久しぶりかもしれない。DVDになってからでいいや...なんて思ってしまうから。
でも久々で観た素晴らしいディズニー・アニメ。是非大人の貴方に観ていただきたいモチ字幕で。
最近のアニメの画像ってスゴいなぁと思う。雨や水のシーンは実写と変わらない。
どぶネズミって、ゴミあさって生きてる生き物のよう。しかし彼らの中には美食家がいて、料理も上手いし、ゴミためをあさって生きているのではなく、美味しいものを見つけ、美味しく調理し食を楽しむ輩もいるということ。
そんなどぶネズミがひょっとしているかもしれない?なんて想像してしまいそうな...いや誰もしないと思うけど...
どぶネズミにもプライドがあるんだから...なんて...そんな想像してしまいそうなラスト。
どぶネズミ レミーは決して4つ足で歩かない。手に泥がついて、食べ物がマズくなるからである。そう語って手を泥から払う仕草を見せるレミー...まさか現実にそんなネズミいるわけないけど...
アニメーションで描かれたパリの街が美しい!
原題となった“ラタトゥイーユ”はフランス田舎の家庭料理。作って食べてみたくなる。
ワーナー・マイカル板橋にて...
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by margot2005 | 2007-08-15 00:21 | USA | Trackback(19) | Comments(6)

「メルシィ!人生」

「Le Placard」...aka「The Closet」2001 フランス
ゲイの国フランスならではのコメディ。ゲイ・パレードなるものが存在するらしい。見てみたいなそのパレード...
映画の中に登場するコンドーム会社は日本の著名なゴム会社のフランス工場が使われているとのこと。
この映画は2002年の秋に公開された際、渋谷で笑いまくりで観た作品。
“Le Placard”と“The Closet”は同義語で、秘密にしておく、人をのけ者にするという意味。
監督、脚本は「奇人たちの晩餐会/1998」のフランシス・ヴェベール。
主演は「あるいは裏切りという名の犬/2004」でも共演したダニエル・オートウィユ「隠された記憶/2005」「N-私とナポレオン/2006」&ジェラール・ドパルデュー「恍惚/2003」「ダニエラという女/2005」。そして、会社の同僚で「赤ちゃんの逆襲/2003」のティエリー・レルミットも出演している。
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フランソワ・ピニョン(オートウィユ)は真面目で平凡な中年男。2年前から別居している妻クリスティーヌ(アレクサンドラ・ヴァンダヌート)と寄りを戻したい日々。しかし現実は厳しく、母親クリスティーヌと同居している一人息子フランク(スタニスラス・クルヴィレン)にも嫌われている。
やがて彼は20年勤め上げた会社からもリストラされようとしていた。目の前が真っ暗になったフランソワは自殺を図ろうとする。しかしそれを見たゲイの隣人ベローヌ(ミシェル・オーモン)にクビにならない方法を伝授される。それは自らゲイと宣言することだった。
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フランソワと和解しようとアプローチする差別主義者である人事部長サンティエを演じるジェラール・ドパルデューがもう滅茶笑える。
フランスって長い間アフリカ大陸に多くの植民地を持っていたためアフリカン(黒人)が多い。そんなアフリカン差別主義者である人事部長サンティエに、ゲイ疑惑をなすりつけようと狙う同僚ギョーム(レルミット)の策略も意地悪極まる。
オートウィユ&ドパルデュー コンビ映画って最高かもしれない。しかしどちらかと言えば彼らってこういったコメディの方が良い味出すんだけど...
この映画を観て思い出すのはパリの街ってほんとゲイが一杯いるなと思った事。
パリの街を歩いているとムッシュー同士が手をつないで歩いている光景に出くわす。そしてとても自然な雰囲気で道路脇でキスを交わしていたりして...東京じゃこの光景はまだ見たことはない...
この映画はゲイ万歳!映画なのだろうか?とにかく笑わせてくれる。
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by margot2005 | 2007-08-13 00:52 | フランス | Trackback(1) | Comments(8)

「赤ちゃんの逆襲」

a0051234_0585843.jpg「Mauvais esprit 」...aka「Mean Spirit」2003 フランス/スペイン
2006年の1月に劇場公開されている。
原題直訳すれば“悪い心/邪悪な精神”という意味。
相変わらずの邦題で、まさか?トラボルタの「ベイビー・トーク」ではないだろうな??でもR指定作品だし...観始めて納得のフランス版大人のブラック・コメディ。
監督、脚本はパトリック・アレサンドラン。アレサンドランは数年前のフランス映画祭で上映された大爆笑コメディ映画「8月15日(15 août)/2001」の監督。
主演のリッチな建築会社社長であるパパ ヴァンサンに「奇人たちの晩餐会/1998」「メルシィ!人生/2000」などコメディ・タッチの作品が多いティエリー・レルミット。
ヴァンサンの妻クリステルに「花咲ける騎士道/2003」のオフェリエ・ウィンテル。
シモンの恋人カルメンにレオノール・ワトリング。ワトリングは「トーク・トゥ・ハー/2002」「タブロイド/2004」のスペイン女優で「パリ、ジュテーム/2006」にも出演している。
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自らのデザインを盗まれ、恨みを抱く建築会社社長ヴァンサン(レルミット)の車にひかれたシモン(ミシェル・ミューラー)は、あろう事かヴァンサンの息子となって生まれ変わる。
ヴァンサンに恨みを晴らそうと赤ちゃんシモンの攻撃が始まるのだった...
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もう最高のフレンチ・コメディ!フランス人てなんて粋な映画を作るのだろう。
ヴァンサンの妻クリステルは、過去に一度も働いた事がなく、生みっぱなしで子育するどころか浮気をしている。
ヴァンサンのママンが子育てのため同居するが、大いびきで眠るのみ...結局ヴァンサンが子育てすることになる。
騒動を巻き起こすシモン赤ちゃんと、クリステルとママンのバトルが笑える。
主演ヴァンサン役のティエリー・レルミットはハリウッド映画「ル・ディヴォース・パリに恋して/2003」でケイト・ハドソン演じる若いイザベルを夢中にさせるパリジャンを演じているが、この方結構なお年(50代)だがなんか素敵でいつもモテモテの役を演じているような気がする。
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by margot2005 | 2007-08-12 01:10 | フランス | Trackback(2) | Comments(0)

「善き人のためのソナタ」

a0051234_2145740.jpg「Das Leben der Anderen」2006  ドイツ...aka「The Lives of Others」
この映画は公開された際に観れず、飛行機の中(上海往復)でも時間がなくて観れず、やっとDVDになって観れた記念すべき作品。
とにかくラストがgood!!なヒューマン・ドラマ。
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主演のヴィースラー大尉役のウルリッヒ・ミューエは2007年7月22日に胃がんで亡くなったばかり...54才の若さだった。
監督、脚本は33歳の新鋭フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク。これは彼の初めての長編映画。
主演のヴィースラー大尉他、女優クリスタに「マーサの幸せレシピ/2001」のマルティナ・ゲデック。クリスタの恋人で劇作家のゲオルク・ドライマンにセバスチャン・コッホ。
2006年度のオスカー外国映画賞に輝いた作品。
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1984年、壁崩壊前の東ベルリン。反体制派への監視を行っている秘密警察“シュタージ”のヴィースラー大尉(ミューエ)は国家に忠実を誓う真面目人間。劇作家ドライマン(コッホ)と女優である恋人クリスタ(ゲデック)を監視し反体制の証拠をつかむよう命じられたヴィースラーはドライマンの家に盗聴器をしかけ監視を始める。
しかし愛し合うドライマンとクリスタの姿に疑いは消え、彼らに共鳴していく。やがてドライマンがピアノで弾く“善き人のためのソナタ”にヴィースラーは心奪われるだった。
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旧東ドイツが舞台の作品。これって究極の人間ドラマではないだろうか?
監視する国側の人間が民間人の人情に屈してしまう。
見方を変えればメロ・ドラマかもしれない...
ヴィースラーが郵便配達するシーン...それを見守るドライマン...声をかけようかと思いながら去って行くドライマン...
とにかくラスト本屋のシーンは誰が観ても感動、また感動の場面である。
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by margot2005 | 2007-08-10 02:32 | ドイツ | Trackback(23) | Comments(8)

「プロヴァンスの贈りもの」

a0051234_22132594.jpg「A Good Year 」2006 USA
「グラディエイアー/2000」のリドリー・スコット&ラッセル・クロウが織りなす、南フランス、プロヴァンス舞台のラヴ・ロマンス。
上コンビのラヴ・ロマンスって??と躊躇しながら観に行ったが、コレが中々シャレたラヴ・コメディとなっている。ラッセル主演なので単なるラヴ・ストーリーではないと想像していたが、コメディ・タッチの素敵なヒューマン・ドラマでもある。
原作はピーター・メイルの小説“南仏プロヴァンスの12か月”。
マックスが出会う地元のレストラン経営者ファニーに「世界でいちばん不運で幸せな私/2003」や2006年度のフランス映画祭で上映された「ラヴ・イズ・イン・ジ・エアー/2005」のマリオン・コティヤール。
マックスの叔父ヘンリーに「エリン・ブロコビッチ/2000」「ビッグ・フイッシュ/2003」etc.で現在も活躍しているUK俳優のアルバート・フィーニー。
マックスのブドウ畑を守って来たフランシスにディディエ・ブルドン。その妻リュディヴィーヌに「マドモアゼル/2001」のイザベル・カンディエ。
ヘンリーの娘と名乗るクリスティーにアビー・コーニッシュ。
プロヴァンスの公証人ナタリー・オーゼに「明日へのチケット/2005」「ぼくを葬る/2005」のヴァレリア・ブルーニ・テデスキ。
マックスの少年時代を演じるのは「ネバーランド/2004」のフレディ・ハイモア。
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ラッセル・クロウの映画って「L.A.コンフィデンシャル/1997」を始めとしてずっと観ている。売れないオーストラリア時代の作品もビデオ(この頃はDVDではない)やwowowで観て来た。しかし「シンデレラマン/2005」は観てない。シアターはもちろんの事。DVDでもwowowでも観てない。最近のラッセル映画ってオスカーを意識した作品ばかりで...
この作品、間違ってもオスカー候補にはならないであろうと思える軽いタッチの素敵な物語。
こういった映画って疲れている時に観ると実に癒される。
ラッセルの相手を演じるフランス人女優マリオン・コティヤールがお気に入りの女優ということもあったので観に行く事にした。それとワーナー・マイカル(板橋のワーナー・マイカルは空いていてお勧め)で上映していたし...
最近混んでいる映画館(混んでいる時間とか日にちは避けまくっている)へは行きたくない。どんなに観たい映画を上映していようとも...
映画館が混んでると、人域で疲れてしまいそうで...
マリオンは「世界で一番不運で幸せな私」を観てキュートな女優だなと思った。フランス映画祭で上映された「ラヴ・イズ・イン・ジ・エアー」は今だ劇場公開されないし、DVDにもなっていないが素敵な作品だった。
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ロンドンの証券会社で働く敏腕トレーダー マックス(クロウ)の頭の中はマネー、マネー、マネー、そしてウーマン。彼は数分の間に多額の金を動かす日々。
稼いだお金でリッチな生活を送るマックスの元に1通のエアー・メイルが届く。差し出し場所は南フランス、プロヴァンス。プロヴァンスは両親を亡くしたマックスが叔父ヘンリー(フィーニー)と過ごした思い出の場所であった。
亡くなった叔父ヘンリーの相続人となったマックスはヘンリーの残した家とワイン畑を売り払うため一路プロヴァンスへと向かう。
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現在のマックスの日常を描きながら、過去の世界...ヘンリーと少年時代のマックスの姿を織り交ぜつつ物語は進行していく。
数字しか頭にない証券トレーダーのマックスがプロヴァンスで過ごすうちに自然に誘惑されて行く...まさにそう...少年時代、夏のヴァカンスを過ごしたプロヴァンスの空気に触れて癒されるマックス。
いや誰もがこのような風光明媚な場所で癒されてみたいと思う。
主人公はワインのような映画。観終わって家に帰り冷蔵庫を開けた。最近また赤ワインを飲み始めたのである。コレを観て益々ワインを飲みたくなった。この映画を観た人は誰しも(飲めない人は別ですが...)ワインを飲みたくなることでしょう。
語るまでもなくプロヴァンスの景色は美しい!
お茶目なラッセルにぴったりの役で久々で素敵なラッセルにお目にかかった。
フィーニーは相変わらず素敵なojisama。大昔のアルバート・フィーニーってクールで素敵だったもの。
秋に公開されるマリオン主演の「エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜」が楽しみ!
エンディングに流れる、60年代に大ヒットしたブライアン・ハイランドの“ビキニスタイルのお嬢さん”のフランス語ヴァージョンがお洒落!!
ワーナー・マイカルにて...
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by margot2005 | 2007-08-09 22:31 | USA | Trackback(35) | Comments(4)

「リトル・チルドレン」

a0051234_22372422.jpg「Little Children」2006 USA
「イン・ザ・ベッドルーム/2001」の脚本家であり監督のトッド・フィールドが、同じく監督、脚本を担当した“大人になれない大人”のメロ・ドラマ。
主演の3人は「ネバーランド/2004」「ホリデイ/2006」のケイト・ウインスレットと「オペラ座の怪人/2004」のパトリック・ウイルソン。
そして「ビューティフル・マインド/2001」でオスカーをゲットした「ブラッド・ダイヤモンド/2006」のジェニファー・コネリー。
原作は全米でベスト・セラーになったというトム・ペロッタの小説“Little Children”。
ブロンドのウインスレットとブルネットのコネリーの対比が素敵。
劇中に登場する、フランス人小説家フローベールが19世紀に書いた大不倫小説「ボヴァリー夫人」がウインスレット演じるヒロイン、サラとかぶってニクい。
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舞台はボストン郊外の閑静な住宅地ウッドワード・コート。
ビジネスで成功したリッチな夫リチャード(グレッグ・エデルマン)と、夫の母の残したリッチな家で暮らすサラ(ウインスレット)は英文学を学んだ才媛だが、今では子持ちの専業主婦。
娘ルーシー(セイディー・ゴールドスタイン)を伴って公園で午後を過ごす毎日...それもくだらない会話しかしない近所の主婦たちと...
ある日公園で息子アーロン(タイ・シンプキンズ)を遊ばすブラッド(ウイルソン)と出会う。ブラッドの妻キャシー(コネリー)はTVディレクター。ブラッドは何度か司法試験にトライしているが、実生活では妻に養われている。
ブラッドは主婦たちの間で“プロム・キング”と呼ばれている。そのプロム・キング、ブラッドにちょっとしたイタズラでキスをしてしまった事からサラは彼に恋をしてしまう。
一方で性犯罪で服役していたロニー・マゴーヴィー(ジャッキー・アール・ヘイリー)が実家に戻り、市民プールに現れたことから街は騒然となっていく...
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“ボヴァリー夫人/Madame Bovary”は私的には世界で一番の不倫小説に位置づけたい。19世紀に書かれたこの小説は当時パリで、淫らなため裁判になったという歴史を持つ。
小説と映画の結末は違う(時代が違いすぎる...)がサラとボヴァリー夫人が滅茶かぶって、今一度“ボヴァリー夫人”を読みたくなる。
いい年して“大人になれない大人たち”...分別のある人間は理性がそれを押さえるのだろうか?映画のエンディングは想像どうりでgood!
ブラッドとセックスの後”あなたの奥さんは美人?”と聞くサラ。返答に躊躇しながらも“スゴく美人だ!”と答えるブラッド。
二人は子供を伴ってしか逢えないので、週末は互いの家族と過ごす事になる。
ある週末の朝、サラはブラッドの家の近くに車を止め彼の妻キャシーを盗み見する。キャシーのゴージャスさに焦るサラ。この辺の描写が素晴らしい。女ってやはり嫉妬に燃えるのだろうか...
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サラ演じるケイト・ウインスレットとキャシー演じるジェニファー・コネリーは、それぞれに生活に疲れた主婦&ばりばりのキャリアー・ウーマン...互いにナイスな演技で、ナイスなキャスティングだなぁと思う。
失業中の“プロム・キング”ブラッドを演じたパトリック・ウイルソン。「オペラ座の怪人」のウイルソンは今イチだった。ブロードウェイ出身なので歌は上手かったが、印象に残らない「オペラ座の怪人」でのウイルソン。でもこの作品では素敵に元プロム・キングを演じている。ウイルソンは既に引退したポール・ニューマンや、最近ちょっとお年のケヴィン・コスナーのような、ハリウッドの正統派ハンサム・ガイって感じで素敵な俳優。
彼の「アラモ/2004」は観たが、俄然「ハード・キャンディ/2005」が観たくなって来た。
十数年ぶりに銀幕に戻って来たというロニー・マゴーヴィー役のジャッキー・アール・ヘイリーは70年代の「頑張れベアーズ」の少年。なんとなく見た顔だと思っていたが...
妖しい(危険な)役が似合い過ぎのジャッキー・アール・ヘイリー。
とにかくケイト&パトリックのメイク・ラヴ・シーンがインパクトある。ケイト・ウインスレットの脱ぎっぷりはさすが。
しかしジェニファー・コネリーってクールでゴージャスな魅力たっぷりの素晴らしい女優。
“大人になれない大人の不倫映画”と名付けたい作品で、これはどう見ても女性映画であるが、土曜の夜に観たためカップル多し。隣の中年カップルの男性は、ストーリーが始まるやいなや眠りに...
映画が終わってシアターの出口に向かう若いカップルの女性が“ずっと寝てたでしょ!”と男を責めている。
“こんな映画に夫や恋人を誘ってはいけませんわよ!”と言いたい私。
モチ一人で観に行った。
今年度私的ベスト10に是非に入れたいミニ・シアター作品。
日比谷シャンテにて...
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by margot2005 | 2007-08-07 23:08 | MINI THEATER | Trackback(25) | Comments(4)