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「さよならをもう一度」

a0051234_045322.jpg「Good bye again」...aka「Aimez-vous Brahms」1961 USA/フランス
監督はアナトール・リトヴァグ。原作はフランソワーズ・サガンの“ブラームスはお好き”
サガンの小説は一時期ハマって、殆ど読んだ。映画化されて観たのは「悲しみよこんにちは/1957」「ある微笑/1958」「スエーデンの城/1962」「別離/1968」「冷たい水の中の小さな太陽/1971」。
カトリーヌ・ドヌーヴとミッシェル・ピコリがコンビを組んだ「別離」は、ドヌーヴが演じた美しく奔放な女性リシュール役が素敵で今でも記憶にある。
「スエーデンの城」はサガンの戯曲で、出演者がジャン・ルイ・トラティニアン、モニカ・ビッティ他チョウ豪華でサスペンスなストーリーも中々面白い。

この作品は、前にBSで放映されたていたのを引っぱりだして観た。モノクロである。
決して若くはないインテリア・コーディネーター、ポーラにイングリット・バーグマン。ポーラの恋人でトラック販売会社重役ロジェにイヴ・モンタン。ポーラを愛してしまうお金持ちのおぼっちゃまフィリップにアンソニー・パーキンス。

互いに離婚組のロジェ(モンタン)とポーラ(バーグマン)。決して若くない二人。ロジェはポーラが大事な女性にも関わらず、スキあらば若い女の子を引っ掛け、仕事と称して週末旅行を楽しんでいる。ロジェの浮気を疑うポーラだが仕事で気を紛らわす日々。ある日、ロジェが室内装飾の仕事を紹介してくれたリッチなアメリカ人、マダム・ヴァン・デル・ベック(ジェシー・ロイス・ランディス)の家を訪ねる。そこでポーラはフィリップ(パーキンス)と運命の出会いをする。若い女の子に興味が持てないフィリップはポーラに夢中になって行く。
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主演3人を初め台詞は英語で、フランス語が混ざる。イヴ・モンタンがフランス人相手に喋るのも英語というのには少々違和感あるが...
ラスト、ポーラが階段の上から、下に降りるフィリップに向かって、泣きながら“I'm old  I'm old〜”と繰り返すシーンは、過去の若い時に観たのと違って自身に反映されぐっと来る。
母性本能をくすぐられ、若いフィリップによろめくポーラが哀れである。
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ブラームスについて良くは知らないが、聞き覚えのある有名な交響曲が流れ、映画を盛りあげてくれる。
モンタンとバーグマンの中年カップルに入り込むアメリカ人俳優のアンソニー・パーキンス。リッチで、ナイーヴな青年を好演している。
映画では40代半ばのバーグマンが40才のポーラを演じている。ちょっと40才には見えない(昔の人は老けてるので...)で困ったが...
この時代40才って既に“I'm old ...”なんだって...今じゃ間違っても“I'm old ...”なんて言わないだろうが...
全編パリの街で撮影され、パリのガイドブックに載ってるスポット満載で、う〜んと前にこの映画を観たときはパリを知らなかったので、どうって事はなかったが、数年前にパリの街をたっぷりと見て来ているので...あこもここも!で映像的に大満足だった。
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by margot2005 | 2007-01-31 01:03 | USA | Trackback(1) | Comments(8)

「死刑台のエレベーター」

「Ascenseur pour l'echafaud」...aka「Elevator to the gallows」1958フランス
ヌーヴェル・ヴァーグ監督ルイ・マルの作った犯罪サスペンス・ドラマ。原作はノエル・カレフ。
主演は「太陽がいっぱい/1960」のモーリス・ロネとジャンヌ・モロー「ぼくを葬る/2005」
ロネはこの後「太陽がいっぱい」に出演しているが、主演アラン・ドロンより素敵だった気がする。刑事役にリノ・ヴァンチュラ「冒険者たち/1967」。「女は女である/1961」
のジャン・クロード・ブリアリが、刑事の尋問を受けるパリジャン役で出演している。
この映画は過去に何回観ただろうか?BSで放映されていたのでまた観てしまった。

電話のシーンから始まる...
“もう耐えられないの。愛してる。だからやるのよ。愛してる!”と言う女。
“愛してる!”と答える男。
ヒロイン、ジャンヌ・モローは美人女優ではないが、素晴らしい雰囲気をかもし出す素敵な女優。21世紀の今でも映画に出演してるってスゴイ!
モーリス・ロネ映画も一時期ハマって観たが、80年代に50代で他界してる。
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カララ商会のマダム、フロランス(モロー)は愛人ジュリアン(ロネ)と共謀して、社長である夫殺しを計画する。ジュリアンは元落下傘部隊に所属していたカララ商会の技師。フロランスの夫を殺害した後、証拠を残してきたことに気がついたジュリアンは現場に戻る。しかし週末であったため、乗ったエレバーターの電源が切られてしまう。エレベーターから脱出を試みるジュリアン...
一方で待ち合わせのカフェに現れないジュリアンを心配するフロランス。やがて、フロランスはカフェの前の道路を走るジュリアンの車を見つける、助手席に女の姿があった。ショックを受けたフロランスはパリの街を歩き回る。しかし、これはきっと何かの間違いに違いない。その夜フロランスは明け方までジュリアンの出没しそうなスポットを探し回るが、どこにもジュリアンは現れていないという。
ジュリアンの車を運転していたのは花屋の売り子ベロニク(ヨリ・ヴェルタン)の恋人ルイ(ジョルジュ・プージュリー)。ルイは止めてあったジュリアンの車を奪いベロニクを乗せて逃走していた。
この後再び別の事件が起こるのだが、観てない方のためストーリーはここまでにしておく。
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あの時代エレベーターは週末運行ストップしていたというのが時代だな...と感じる。
今だったらきっと完全犯罪になっていただろう。
マイルス・デイビスの哀愁を帯びたトランペットが流れる中、モロー演じるフロランスがパリの街をさまよい歩くシーン...モノクロ映画なのだがお洒落で、今観ても全然色あせない。
これぞ犯罪映画の傑作と言うのであろうか?傑作と呼ばれる作品は取っ付きが悪いが、コレはすんなりと入って行けて、すんなりと理解できる。
ラストの写真のシーンがフランソワ・トリュフォーの「柔らかい肌/1964」を思い出させる。
何度観ても素晴らしい映画は素晴らしい!
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by margot2005 | 2007-01-28 01:10 | フランス | Trackback(1) | Comments(6)

「ディパーテッド」

a0051234_191110.jpg「The Departed」2006 USA
邦画を始めとしてアジア映画を殆ど観ない偏見者でも“インファナル・アフェアー・シリーズ”は観ている。これは香港映画“インファナル・アフェアー”のリメイクとして製作され公開された。
映画のエンディングの一番最初にクレジットされる、映画化権所有者(プロデューサー)の一人ブラッド・ピット。始め(う〜んと前の話)は彼とレオ(マットかも?)のコンビで作られるとかだったような??
私的にブラッド・ピットは大好きな俳優なので、彼が出演しないで良かったなぁと思った。それとブラッド・ピットはただ血なまぐさいだけの作品に出演するのはハナから興味がなかったかもしれないし(現実問題は年齢かと思えるが)...
ディカプリオが好きじゃないので観に行くのをためらったが、“ジェイソン・ボーン・シリーズ”のマット・デイモンが結構好きなのと、マットはどの映画でも頑張るので、やはり観なきゃで観に行った。
この作品でオスカー助演男優賞にノミネートされたというマーク・ウオルバーグは中々良かったが、出番少なすぎ...
21世紀のジャック・ニコルソンは「恋愛適齢期/2003」や「アバウト・シュミット/2002」などが素敵なんだけど...こういった役はもう観たくない。
ということで主演の刑事二人はレオナルド・ディカプリオ&マット・デイモン。
監督は「タクシー・ドライヴァー/1976」でカンヌ映画祭パルムドールを受賞したマーティン・スコセッジ。
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舞台はマサチューセッツ州ボストン。ビリー・コスティガン(ディカプリオ)は犯罪者の息子であり、コリン・サリバン(デイモン)はマフィアのボス、コステロ(ニコルソン)によって育てられた。二人は共に同じ警察学校を優秀な成績で卒業する。
ある日、コステロのスパイとなるべく警察に送り込まれたコリンと、マフィア一味打倒のためアンダー・カバーとしてコステロの元へ送り込まれたビリー。
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監督の前ギャング映画「ギャング・オブ・ニューヨーク/2001」もどうってことない駄作だった。ダニエル・デイ・ルイスは良かったが...
この作品にはシリアスとか切羽詰まったみたいな雰囲気が感じられず、とても大雑把というのか、滅茶大味で、おまけにダーティ・ワード炸裂。
良くあるハリウッド産ギャング映画て感じでつまんない事この上ない。観なきゃ良かったと後悔しきり...
二人が警察学校を卒業して、それからかなりの年月が経ってから、それぞれがアンダー・カバーでそれぞれの場所に潜り込むのだが、この年月の差が全然描かれてなくて、あっと言う間にコリンは出世してるしで...どうもストーリー展開の荒さが気になって困った。いや困った。困った。
文句ばかり書いているが、とどめで...レオ&マットってなんであぁdasaiのだろう。スマートさのかけらもない...“Sorry マット!”
「インファナル・アフェアー」のアンディ・ラウ&トニー・レオン。彼らの映画は観て“クール!”と思ったが...
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by margot2005 | 2007-01-25 01:39 | USA | Trackback(10) | Comments(8)

シャトー・デ・ヴェルサイユ

2001年7月と2003年4月にヴェルサイユ宮殿を訪れた。
7月のヴェルサイユは雨模様で、粘土質のその庭は歩くのが困難だったが、4月にこの地を再度訪れた時は快晴で、歩いて数時間かかる奥の、奥にあるグラン・カナルまで全て見て回ることが出来た。
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by margot2005 | 2007-01-22 00:23 | TRIP | Trackback(1) | Comments(8)

「マリー・アントワネット」

a0051234_17363485.jpg「Marie Antoinette」2006 USA/日本/フランス
ソフィア・コッポラ「ラスト・イン・トランスレーション/2003」監督、脚本による“マリー・アントワネット”物語。
主演のフランス王妃マリー・アントワネットにキルスティン・ダンスト「エリザベスタウン/2005」。ルイ16世に「奥様は魔女/2005」のジェイソン・シュワルツマン。シュワルツマンの母は“ロッキー・シリーズ”のタリア・シャイアーで、彼はソフィアの従兄弟にあたるそう。
マリーの母マリア・テレジア役に、確か大昔シンガーだったマリアンヌ・フェイスフル。
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1770年、14才で政略結婚の餌食となったオーストリアの皇女マリー(ダンスト)は、フランスの皇太子ルイ・オーギュスト(シュワルツマン)に嫁いで行く。母テレジア(フェイスフル)と涙ながらに別れ、馬車でオーストリアとフランス国境の地にたどり着く。そこで、今まで着ていたもの全てを脱がされ、下着から全てフランスのものにすげ変えられる。そしてオーストリアの侍女に別れを告げさせられ、可愛がっていた犬まで奪われてしまう。哀しみをこらえたマリーを出迎えてくれたのは皇太子の祖父ルイ15世(リップ・トーン)であった。
ヴェルサイユではルイとの結婚式が待っていた。華やかな式の後初夜を迎える二人。マリー・アントワネットはフランス、ブルボン王朝の後継者を生むためこの地にやって来たのであった。
しかし夫ルイはマリーを抱こうとせず、月日は経過して行く。マリーの母親テレジアは二人の間に子供が出来ないことに心配をつのらせながら亡くなって行く。
その後アントワネットは女の子を出産し、数年後次期ルイ王朝の主となる男の子を産み落とす。
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フランス革命の発端となったヴェルサイユに、日々の糧を求め押し寄せる民衆。“パリへ!”と叫ぶ民衆に追われるように、ヴェルサイユからパリ、チュイルリー宮殿に向かうルイとアントワネット。アントワネットが馬車の中で、これが見納めとヴェルサイユの庭に別れを告げるシーンで映画はエンディングとなる。
この後、マリー・アントワネットは家族とチュイルリーでしばし静かな生活を送るが、国民の怒りが“フランス革命”へと発展する。そこでアントワネットはフェンルセン伯爵の助けを借り、兄レオポルド2世の国オーストリアへ行こうと家族でパリを脱出する。しかし彼らはヴァレンヌで捕まってしまいパリへと戻される。その後、アントワネットは裁判の後タンルプ塔、コンシェルジュリーに収容され断頭台で処刑される。
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アントワネットの有名な肖像画...青いドレスで薔薇を持ったアレ。これはヴェルサイユ宮殿のお土産物屋でも、シャルル・ド・ゴール空港でも買える。ポスト・カードのみならず、マグネットにまでなっている。この肖像画が映画に登場する。モチ顔はキルスティン。顔全然似てないのだが...ソフィア・コッポラがアントワネット役はキルスティンしかいないとか言ったそうな...いや全然似てないのだが、なんとなくアントワネット役はキルスティンと思ってしまう。
冒頭、普段なら世界中の観光客であふれかえるヴェルサイユの玄関にアントワネットが馬車で降り立つ...観光客は何処に追いやったの?と言うくらい映画の世界になっていてスゴイ!
あの素晴らしいフランス式庭園も、今修復中の“鏡の間”も撮影に使われていて素晴らしい景観が堪能出来る。
映画ではアントワネットの生涯をどこまで描くのかとっても興味があり、楽しみであった。マリー・アントワネットについてはフランス旅行した際、アントワネットゆかりの地をお登りしてみた。この映画のため全面協力したという“シャトー・デ・ヴェルサイユ”は端から、端まで見て回り、世界中から人々が見に来るに値するスッゴイ!とこだなぁ!と感嘆の声をあげた覚えがある。
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“マリー・アントワネット”本はいろいろと読んだが、一番面白かったのはフランスに詳しい遠藤周作が書いた”王妃マリー・アントワネット”おすすめである。
この映画はマリー・アントワネットの歴史(生涯)ではなく、彼女の華やかな宮廷生活を描いた作品。賛否両論あろうかと思えるが、ソフィア・コッポラが作った” マリー・アントワネット”映画で、私的には素敵な作品であった。
ほんの数シーンにしか登場しない、マリーの愛人フェルゼン伯爵役のジェイミー・ドーナン。彼は元カルヴァン・クラインのモデルで、ソフィアが発掘したゴージャスなお方。短毛のIMDb写真はあまりにも落差があって見たくない。
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by margot2005 | 2007-01-21 18:36 | USA | Trackback(42) | Comments(20)

「女は女である」

a0051234_0431234.jpg「Une femme est une femme」...aka「A woman is a woman」1961 フランス/イタリア
1961年度ベルリン国際映画祭銀熊賞(ジャン・リュック・ゴダール)・主演女優賞(アンナ・カリーナ)受賞
主演の“女”アンジェラにアンナ・カリーナ。
アンジェラの恋人エミールにジャン・クロード・ブリアリ。
エミールの友人アルフレドにジャン・ポール・ベルモンド「パリの確率/1999」。
監督はジャン・リュック・ゴダール。
音楽はミッシェル・ルグラン。
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恋人エミールと同居中のダンサー、アンジェラ(カリーナ)は子供が欲しくてたまらない。エミール(ブリアリ)は子供はまだ早いと言う。しかし余りの子供欲しさに、ある日アンジェラはエミールの友人アルフレド(ベルモンド)とベッドインしたと告白する。
なんとも奇想天外なミュージカル風コメディ映画である。これは観て初めて楽しめる映画ではなかろうか?映像と音楽が、妙にマッチして素敵である。
映画の中、ゴダールが作った「勝手にしやがれ/1960、気狂いピエロ/1965」に主演のベルモンドが、”家に帰って「勝手にしやがれ」を観る”と言うシーン。
もう一つは、フランソワ・トリュフォーが作ったジャンヌ・モロー主演映画「突然炎のごとく/1961」に出て来る男二人(これは原題となっている)ジュールとジム。この二人“ジュールとジムは?”なんてベルモンド演じるアルフレドがバーの女客演じるジャンヌ・モローに話しかけるシーン。
「勝手にしやがれ」は自身の作品宣伝であるが、「突然炎のごとく」はヌーヴェル・ヴァーグ仲間トリュフォーへのリップ・サービスかも知れない。
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主演のアンナ・カリーナは「シャレード/2002」や、「ぼくセザール 10歳半 1m39cm」で21世紀の今でも銀幕に登場している。
ジャン・クロード・ブリアリは余りにもいっぱいの映画に出演しているが、フランソワーズ・サガンの戯曲「スエーデンの城/1962」、ロジェ・バディム監督の「輪舞/1964」、ジャンヌ・モローの「黒衣の花嫁/1968」、シャルロット・ゲンズブールの「なまいきシャルロット/1985」などはなんとか思い出せる。
カリーナとベルモンドは「気狂いピエロ/1965」でも共演している。
60年代初頭の映画だが、下レビューの「鞄を持った女/1961」
でもそうだが、ヒロインの着るドレスがとってもお洒落で素敵。この映画はカラー作品。
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by margot2005 | 2007-01-20 00:55 | フランス | Trackback(4) | Comments(4)

「プラダを着た悪魔」

a0051234_013449.jpg「The Devil Wears Prada」2006 USA
主演の悪魔(鬼編集長)ミランダにメリル・ストリープ。ミランダの新しいアシスタント、アンドレアにアン・アン・ハサウェイ。メリル・ストリープの映画は過去にいっぱい観ているが、ハリウッドに君臨している感じのobasanで好きではない。
過去のメリル映画と言えば...「ディア・ハンター/1978」「クレーマー・クレーマー/1979」「フランス軍中尉の女/1981」etc.そしてデニーロと共演の「恋におちて/1984」など素晴らしかったのだが...年と共にだんだん嫌みなobasan化が加速して行って、今日に至ってしまったのかもしれない?なのでこのミランダ役最高!!
若い頃それほど魅力的だと思わなかった女優が、年を重ねるに連れどんどん魅力的になって行く方多いのだけど...メリルobasanは違うのね。
アン・ハサウエイはジュリー・アンドリュースと共演した“プリンセス映画”ではどうってことなかったが、オスカーをゲットした「ブローク・バック・マウンテン/2005」では好演していた。
いつも脇役ながらきらりと光る「ターミナル/2004」のスタンリー・トウィッチがミランダの片腕ナイジェル役で出演している。
監督はディヴィッド・フランケル。
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優秀な成績でカレッジを卒業したジャーナリスト志望のアンドレア(ハサウエィ)は、ある日一流ファッション誌“RUNWAY”に乗り込む。仕事をゲットするため。お洒落に全く関心を持たないアンドレアを見た編集長ミランダ(ストリープ)はがっくりするが、アンドレアの頭の良さと、面接での意気込みを買って採用してしまう。そしてここからアンドレアの地獄が始まって行く。
この後のストーリーはご存知の方が多いと思われるので割愛させていただく。
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この映画観る予定はなかったのだが、友人に誘われ(普段は必ずこちらから誘う)観に行ってしまった。随分前から公開されていて、そろそろ上映も終わりじゃぁないの?と思っていたが、巷でかなりヒットしているようだし、主演のメリルも“ゴールデン・グローブ”にノミネートされているので公開しているシアターがあった。
いやはやこれは文句無しに面白く、素晴らしい映画だった。これじゃロング・ランになるなぁと又また納得。おまけでメリルが“ゴールデン・グローブ”の主演女優賞をゲットしたという。
映画の中、自分だけ”あぁだ、こうだ”と喋ったあげくアンドレアに“That's all!”と言って終わり。その後の質問は許さないというミランダの傲慢ぶりが最高!
恋と仕事の両立ってスッゴイ大変なことなんだなぁ!と大いに感じた。
ストーリー展開が面白く、私的に久々ヒットのハリウッド映画だった。ラストがGood!
アンドレアの恋人ネイト役のエイドリアン・グレニアーがとってもキュート。彼はウディ・アレンの「僕のニューヨーク・ライフ/2003」に出演しているとのこと...観たけど記憶にない...
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by margot2005 | 2007-01-17 00:09 | MINI THEATER | Trackback(17) | Comments(8)

「鞄を持った女」

a0051234_2234364.jpg「La ragazza conla valigia」...aka「Girl with a suitcase」 1961 イタリア
主演の“鞄を持った女”アイーダにクラウディア・カルディナーレ。アイーダに恋する少年ロレンツィオに「ロバと王女/2003(デジタル・マスター版)」「コーラス/2004」のジャック・ペラン。
監督、脚本はヴァレリオ・ズルニーニ。
カルディナーレ23才、ペラン20才の作品である。
ペランは16才の少年役だが違和感無し。
最近(21世紀)のカルディナーレ映画と言えば、ジェレミー・アイアンズ主演の劇場未公開作品「男と女 アナザー・ストーリー/2002」をBSで観たことがある。フランス/UK合作映画で、彼女はイタリア人富豪の妻役であった。まぁかなりのobasan化は否めないが、相変わらずのナイス・バディであった。
数年前デジタル・マスター版で上映された「山猫/1963」も新宿のシアターで観たが、クラウディア・カルデナーレという女優はホントにゴージャスな方である。
「コーラス」に出演していたペランの幼い息子が、この作品の少年ペランにそっくり。
ヨーロッパ映画お得意の、年上の女性に憧れる少年の哀しい恋物語。
映画はモノクロである。
この映画のタイトルは余りにも有名で前〜観たい、観たいと思っていた作品。随分前にBSで放映していたのをやっと観ることが出来た。
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アイーダ(カルディナーレ)はミラノのナイトクラブで働くシングル・マザー。子供は施設に預けてあり、週に一回しか会えない。クラブで知り合った男を愛してしまったアイーダは、男に誘われるまま彼の車に乗る。男の家はパルマにあったが、家に着く前に男はアイーダと彼女の鞄を置いて立ち去ってしまう。途方に暮れるアイーダはなんとか男の家を探し当てるが、瀟酒な屋敷から現れた少年ロレンツィオ(ペラン)に、探している男はここの住人ではないと言われる。しかしアイーダの探している男は、ロレンツィオの兄マルチェッロ(コラッド・パー二)その人であった。マルチェッロのアイーダに対する裏切りから、同情心が芽生えるロレンツィオ。しかしそれは次第に儚い恋心となって行く。
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フランス映画もそうだが、イタリア映画にしても、ヨーロッパ人てジャズがとてもお好き。この作品でも、ジャズが流れる中、'60年代に大流行したイタリアン・ポップスが流れる。なんとなく記憶にあるイタリアン・ポップス...あぁあの曲はこの映画のサントラだったのだと納得した。
ストーリーはありがちな年上の女と年下の少年のつかの間の恋..いやでもこれは恋と呼べるものではない...単なる憧れのようなものである。
この作品の監督は、後にアラン・ドロン主演の「高校教師/1972」を作っている。「高校教師」は年上の中年教師と年下の女生徒とのラヴ・ストーリー。なんとなく観た記憶あり。
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映画の中でカルディナーレが着る'60年代ファッションがとってもお洒落である。今着ても全然遜色ない。まぁカルディナーレが着るからこそお洒落なのかもしれないが...
“鞄をもった女”と言うのは直訳のようだが...“鞄”が物語る映画である。
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by margot2005 | 2007-01-11 23:52 | イタリア | Trackback(1) | Comments(8)

「愛されるために、ここにいる」

a0051234_1132469.jpg「Je ne suis pas là pour être aimé」2005 フランス
2006年フランス映画祭上映作品
フランス映画祭で前売りチケットを購入。しかし観に行けなかった作品で、公開されたら絶対!観たいと思っていた作品。いやマジで公開されて良かった。
フランス映画祭の際、タイトルは「愛されるためにここにいる訳じゃない」であったが、一般公開の際は「愛されるために、ここにいる」と肯定文に変化していた。
監督はステファン・ブリゼ。
主演は「読書する女/1988」のパトリック・シェネ&「灯台守の恋/2004」のアンヌ・コンシニ。
これは「シャル・ウイ・ダンス/2004」のリメイクではない...
というのも、出だしは少々似てる...仕事場から見えるタンゴ教室に興味を持つ中年男。そしてそこで出会う...ダンス教師ではないが、ちょっと気になるマドモアゼル...
この物語を一言で表現しているタイトルが素晴らしいと思う。否定形であっても、肯定形であっても...
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妻と別れ一人暮らしのジャン・クロード・デルサール(シェネ)は冴えない50代の中年男。彼の仕事は父親から引き継いだ、家賃不払いの居住者を追い出す、立ち退き勧告業。
ある日仕事でアパルトマンの階段を何段も登ったあげく息切れしてしまう。医者に診てもらったら、運動不足だからそのうち心臓がストップすると言われる始末。若い頃はテニスの地方チャンピオンだったのに...
そして早速向かえのビルにあるタンゴ教室へと向かうデルサール。そこで彼は、決して若くはないマドモアゼル、フランソワーズ(コンシニュイ)と出会う。
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多分ガラガラのシアターかなと思いながら、本編上映ぎりぎりに飛び込んだ。渋谷のユーロスペースでしか上映していないこの作品。以外やシアターは中高年の方たちでいっぱいで驚いた。
デルサールとフランソワーズ。デルサールと父親。この二人の関係が軸となって、“人間て愛する人がいるからこそ、生きることに価値がある...”と思わせる素晴らしい展開となっている。
おまけに、これを観れば、なんとなくタンゴ教室に通いたくなる...
もっとたくさんのシアターで公開されたら、観に来る人もいっぱいいるのに...もったいないなぁ...と又また感じた粋なフランス映画。
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by margot2005 | 2007-01-10 01:24 | フランス | Trackback(17) | Comments(16)

「オーロラ」

a0051234_1554865.jpg「Aurore 」2006 フランス
マルゴ・ハトリエとニコラ・ル・リッシュを始めとした“パリ・オペラ座”のトップ・ダンサーたちが奏でるバレエ・ファンタジー。
IMDbのユーザー・コメントの“boring dancing show/うんざりするダンス・ショー”が可笑しい。まぁ確かにいきなり歌いだすミュージカルのように、いきなりベッドで寝起きに...オーロラが踊りだすダンス(バレエ)映画ではある。
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お城、プリンセス、バレエ...と三拍子揃ったので観に行きゃなきゃ作品であった。
プリンセス、オーロラ役にマルゴ・ハトリエ。
王に「トランスポーター/2002」「コーラス/2004」のフランソワ・ベルレアン。
王妃役は「美しき運命の傷痕/2005」のキャロル・ブーケ。
宮廷画家に「エトワール/2000」のニコラ・ル・リッシュ。
監督は同じく「エトワール/2000」のニルス・タヴェルニエ。
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踊りを禁じられた王国のプリンセス、オーロラ(ハトリエ)は生まれながらの踊り子であった。城の庭で踊りにふけるオーロラを見るたび頭を抱える王(ベルレアン)。オーロラのダンス好きは王妃(ブーケ)から受け継がれたものであった。王妃は元ダンサーで、王妃となって以来、王にダンスを禁じられていた。
やがて財政困難に陥った王国は、金持ちの王子とオーロラの政略結婚を考え、出会いの舞踏会を開催しようとする。舞踏会のための見合い肖像画を描く宮廷画家(リッシュ)が城に呼ばれるが、あろうことかオーロラは彼に恋をしてしまう。
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上に書いたIMDb評はかなりうなずけるかと思える。間違っても万人に受ける映画ではない。私的には予告を何度も観せられ...観に行かなきゃ、行かなきゃ...状態であったが...
いやでももうちょいバレエのシーン充実して欲しかったと思う。オーロラを演じたマルゴ・ハトリエは最初からバレエを見せてくれたが、宮廷画家を演じた著名ダンサー、ニコラ・ル・リッシュはラストにパフォーマンスを演じただけで、少々不満が残った。ちょい中途半端かな?と感じたバレエ・ファンタジー。
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by margot2005 | 2007-01-07 01:59 | フランス | Trackback(9) | Comments(5)