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「クレールの刺繍」

a0051234_21403543.jpg「Brodeuses 」...aka 「A Common Thread」2003 フランス
主演のクレールにローラ・ネマルク「エイブラハムおじさんとコーランの花たち/2003」。
刺繍職人マダム・メリキアンにアリアンヌ・アスカリッド。
監督はエレオノール・フォーシェ。
カンヌ映画祭2004国際批評家週間グランプリ受賞作品/フランス映画祭2004上映作品
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スーパーマーケットで働くクレール(ネマルク)は17才。彼女は妊娠5ヶ月の身体。親とは不仲で、恋人も当てにならない。彼女は一人、匿名出産(生みの親が子供の出生届けを出さないで、親権を放棄する)で子供を産もうと決意する。お腹が目立って来たクレールは勤め先に長期休暇を依頼する。以前から刺繍の才能を持つクレールは、ある日、アルメニア人のオートクチュール刺繍職人、マダム・メリキアン(アスカリッド)の工房を訪れる。バイクの事故で一人息子を亡くした夫人は殻に閉じこもっていた。
息子を亡くしたばかりのマダム・メリキアンと、これから子供を出産するクレールとの間にぎこちない愛(友情)が芽生え始める。
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17才の少女クレールを演じるローラ・ネマルクはロジェ・ヴァディムに見いだされた少女ということだが、1987年生まれなので、映画のヒロインとほぼ同年齢である。若いながらも妖艶な魅力を醸し出す女優である。
オートクチュールの刺繍というのはなんと美しいものなんだろう!一針、一針手作業でボタンや、ビーズが刺繍されていく様は、素晴らしい!の一言。
互いに話したくないことを胸に秘めているため、二人の会話は殆どない。しかし刺繍を通して徐々に心を開いて行く、まるで母と娘のような、雇い主と、少女...その姿が美しい...オートクチュールの刺繍のように...。
フランス中東部ローヌ、アルプス地方の田舎の風景が美しい。
原題は“刺繍機械(職人)”。
2005年9月に劇場公開され、現在DVDになっている。
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by margot2005 | 2006-03-29 23:53 | フランス | Trackback(4) | Comments(0)

フランス映画祭2006...「誘拐者」

a0051234_136340.jpg「La Ravisseuse」2004 フランス
パリ大学サンジェ校出身のアントワーヌ・サンタナの描いた母性愛の世界。脚本もサンタナ。主演の乳母アンジェル・マリー役にイジルド・ル・ベスコ。彼女を雇うブルジョワ家庭のジュリアンとシャルロット夫婦にグレゴワール・コラン(セックス・イズ・コメディ/2002)とエミリー・ドゥケンヌ(ロゼッタ/1996、灯台守の恋/2004)。
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舞台は19世紀の終わり。田舎出身の若い乳母アンジェル(ベスコ)はブルジョワ家庭に雇われる。雇い主の妻シャルロット(ドゥケンヌ)はアンジェルと同年齢であった。歩み寄る二人...乳母と雇い主...あってはならない関係なのだが、二人はだんだん親密になっていく。二人の関係を感じ取った夫ジュリアン(コラン)は...
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監督サンタナによると、究極の母性映画であるようだが、どうも馴染めないこういった作品...母性は解るのだが、観る人によってエロチシズムが先走ってしまって...母性というより、一つ間違えばエロティックな世界へと誘われてしまいそうな映像が登場する作品である。
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上映後、質疑応答の際、業界の人か...??と疑うばかりの質問が飛び出て、こういった人々に受ける作品なのか??凡人は理解に苦しむ作品なのか??と感じた...やはりこれは日本で公開される映画とは思えない。夫役のコランはアンヌ・パリロー主演の「セックス・イズ・コメディ」のポルノ俳優役の彼であった事を思い出した。この作品ではブルジョワ役が似合っている。妻シャルロット演じるエミリーのこういった役は初めてだが...やはり彼女はなぜか?労働者階級のマドモアゼル役がぴったしなのだが...。主演乳母役のベスコについては何の知識もないがブノア・ジャコ(イザベル・アジャーニの惑い/2002、トスカ/2001)のお気に入り女優ということである。妖艶な魅力たっぷりの素晴らしいフランス女優である。
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by margot2005 | 2006-03-27 01:49 | 映画祭 | Trackback | Comments(0)

フランス映画祭2006...「戦場のアリア」

a0051234_22541314.jpg「Joyeux Noël」2005 フランス/ドイツ/UK/ルーマニア
実話がベースの、第一次世界大戦に起こった感動の戦争ドラマ。1914年のクリスマス・イブが舞台。主演の歌姫にダイアン・クルーガー「トロイ/2004」。他にベンノ・フュルマン「美しき家、わたしのイタリア/2003」、ギョーム・カネ美しき運命の傷痕/2005」、ダニエル・ブリュール「ラヴェンダーの咲く庭で/2004」、ゲーリー・ルイス「リトル・ダンサー/2000」etc. 監督、脚本はクリスチャン・カリオン。
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デンマーク人のソプラノ歌手アナ・ソレンセン(クルーガー)は、徴兵された夫であるドイツ人テノール歌手ニコラウス・シュプリング(フュルマン)と再会し、つかの間の逢瀬の後、皇太子の前で歌を披露する。クリスマス・イヴ、戦地へ戻ったはニコラウスはスコットランド軍からのバグパイプ演奏にお返しすべく、”聖しこの夜”を歌い始める。彼の歌声に拍手を送るフランス軍兵士。その後兵士たちは戦争を忘れてしまったかのように、アナの歌う“サンタマリア”に耳を傾ける。
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実話というと感動してしまうのだが、いや感動はしたのだが...主演のオペラ歌手役の二人がクチパクで...余りにもクチパクで...ちょっといただけなかった気がする。他に配役いなかったのか?クルーガーは美しいデンマーク人のオペラ歌手という役は良いのだが、歌のシーンは余りにも吹き替え見え見えで参った。ニコラウス役のベンノ・フュルマンも同じである。クルーガーの元夫ギョーム・カネを久方ぶりで観たが、フランス軍中尉オードベール役が実に良かった。ドイツ軍中尉ホルストマイヤー役のダニエル・ブリュールはベイビー・フェイスなので中尉役は似合わなかった気がする。スコットランド軍の敬虔な神父役のゲーリー・ルイスは存在感のある素敵な俳優だ。
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テノール歌手ニコラウス役のベンノ・フュルマンは“どこかで観た顔だ、どこかで...”と映画観ている間中思い出せなくって...マギー・スミスの「美しきイタリア、私の家」のドイツ人ワグナー役だったと思い出した。
戦争の最中、敵同士が互いに歩み寄り、それぞれの国の言葉(ドイツ語、フランス語、英語)で話始めるシーンはジーンと来る。
この作品は5月のゴールデン・ウイークに劇場公開される。
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by margot2005 | 2006-03-26 23:53 | 映画祭 | Trackback(27) | Comments(10)

フランス映画祭2006...「アレックス」

a0051234_135321.jpg「Alex」2004 フランス
フランス南部の田舎に住む労働者階級の逞しい女性を描いたリアリズム作品。主演アレックスにマリー・レイナル。監督、脚本はジョゼ・アルカラ。アレックス演じるマリー・レイナルが実に素晴らしい!
生活のため、朝早くから市場で野菜を売るアレックス(レイナル)には10代の一人息子グザヴィエ(エイドリアン・ルイ)がいる。が、親権は夫にあり一緒に暮らしてはいない。山間に立つ廃墟のような建物を買い取り、一人で修復している。それは将来息子と一緒に暮らすことを夢見ているから...。
誘われるまま男たちと“アムール”を交わすアレックスの日常が過ぎて行く。
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ヒロインと同じ、一人息子の母親として、アレックスを応援したくなる。理由はどうあれ一人息子と一緒に暮らせない母親ほど哀しく、寂しいものはないだろう。
久しぶりに逢った息子グザヴィエにキスも拒否される母アレックスは哀しすぎるが...このヒロイン、アレックスという女性は本当に強い人だ。
何もかも巧く行かなくなり、自棄になって修復中の建物を自ら壊すシーンがでてくる。このシーンはヒロインと共に泣けてしまった。
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ラスト・シーンがフランス映画っぽくなく??素敵。
この作品はフランスで公開された際、“見事な女優による、事実そのもののもつ力の衝撃的なポートレイト”と絶賛されたと言うが、日本ではどうだろうか?公開されるだろうか??
アレックスの男たちの一人カリム役のライズ・サーレムが映画祭クロージングに登場していた。彼は「ミュンヘン/2005」にアラブのガード役で出演しているらしい...記憶に無いが...。
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by margot2005 | 2006-03-25 01:39 | 映画祭 | Trackback | Comments(0)

フランス映画祭2006...「恋は足手まとい」

a0051234_17134357.jpg「Un fil à la patte」2005 フランス
エマニュエル・べアール「恍惚/2003」主演のドタバタ・ラヴ・コメディで、ジョルジュ・フェドーの戯曲の映画化。監督はミシェル・ドヴィル「読書する女/1988」。べアールの相手役にシャルル・ベルリング「8月15日/2001」、スタニスラス・メラール「イザベル・アジャーニの惑い(アドルフ)/2002」etc.
デュベルジェ男爵未亡人役にドミニク・ブラン「王妃マルゴ/1994、天使の肌/2002」が出演している他、ジェラール・ドパルデューの娘ジュリー・ドパルデュー「パリの確率/1999」がリュセットの妹アメリ役で出演。
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舞台は19世紀末、歌姫リュセット(べアール)は貧乏人のプレイボーイ、エドアール(ベルリング)に夢中。彼に逢えない寂しさに涙、涙の毎日。そこへ突然エドアールがやって来たと執事が知らせに来る。エドアールはリュセットに別れを告げるため訪ねて来たのだ。彼には男爵夫人の娘ヴィヴィアンヌ(サラ・フォレスティエ)というフィアンセがいる。今や、エドアールにとってリュセットは“足手まとい”なのである。エドアールがリュセットを訪ねた後、彼女の元夫や作曲家、はたまたリュセットに愛を告白に来た弁護士イリグア(メラール)と彼女の居間は男で一杯になる。エドアールは別れを告白するどころか、又またリュセットと“アムール”の世界にハマってしまう...。舞台は変わって、デュベルジェ男爵未亡人(ブラン)の屋敷にてエドアールのフィアンセ、ヴィヴィアンヌ登場。この後はもうドタバタ劇である。
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べアールは撮影時ちょうど40才であろうか...妖艶な魅力満載の素敵な女性である。まだまだナイス・バディだし...。ベルリングはコメディ滅茶似合う俳優である。メラールの作品もほとんど日本では公開されないので、イザベル・アジャーニとの共演映画以来お目にかかった作品である。
この映画を観てオドレイ・トトゥの「巴里の恋愛協奏曲(コンチェルト)/2003」を思い出した。本作品はオペレッタではないが...。
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今回舞台挨拶に登場したメラールは、2003年に来日した時よりちょっと老けていたが、相変わらず優しいまなざしの素敵なフランス男であった。一緒に登場したサラは着物姿で拍手を浴びていた。しかしgaijinって足長いのか...サラの着物姿を観て“ SAYURI”を思い出したのは言うまでもない。
今年の初夏に渋谷で公開予定。
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by margot2005 | 2006-03-21 23:50 | 映画祭 | Trackback(1) | Comments(2)

フランス映画祭2006...「この世のすべての美しいもの」

a0051234_131127.jpg「Toute la beauté du monde」2005 フランス
バリ島を舞台に描く、男フランクと女ティナの物語。
主演はマルク・ラヴォワーヌとゾエ・フェリックス。
監督、脚本はマルク・エスポジト。エスポジトは映画雑誌プレミアの元編集長だそうで、この作品の原作である小説は彼がバリを訪れた時の経験を元に書かれたという。
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学生時代に知り合って結婚した夫が亡くなった、子供を残して...
女ティナ(フェリックス)は一人アジアへと傷心の旅に出る。
そこは美しい南の島バリ。
そして男フランク(ラヴォワーヌ)と出会う。島の案内人となったフランクに誘われ、彼の友人ミッシェル(ジャン・ピエール・ダルッサン)の家を訪れる。そこはまるでパラダイスのような美しさだった。
一人の人(夫)しか愛したことがないティナと、何人かの愛人を持つフランク。やがて、フランクはティナに惹かれていくが、ティナはそれを受け入れようとしない。生涯愛する人はただ一人...。
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恋多きフランス人の中に、一人の人しか愛せない人がいるのか??と疑問を感じたが...おまけに、フランス映画でこのようなプラトニックな恋...いわゆるセックス描写なしは非常に珍しいと思う。なので変に新鮮みがあったのは事実。この映画の素晴らしさは景色であろうか。バリと言えば有名な観光地なのだが、この映画で撮影された場所は、観光客用のホテルは林立していない。美しい緑の風景が延々と続き、やがて海が顔を出す。この大自然の美しい島でフランクとティナ、二人は結ばれるのだろうか?と気になる...。なんとなく、トラティニアン&エーメの「男と女/1966」を思い出したりしてしまった。
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フランクの友人ミッシェル役で「8月15日/2001,ロング・エンゲージメント/2004」のジャン・ピエール・ダルッサンが出演している。
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by margot2005 | 2006-03-21 02:26 | 映画祭 | Trackback | Comments(2)

フランス映画祭2006...「ラヴ・イズ・イン・ジ・エアー」

a0051234_21512986.jpg「Ma vie en l'air」2005 フランス
フランス本国でも大ヒットしたというラヴ・コメディ。
主演のカップルはヴァンサン・エルバスとマリオン・コティヤール「世界で一番不運で幸せな私/2003」。監督、脚本はレミ・ブザンソン。この作品が長編映画デビューのブザンソン監督はかなりイケメンで、舞台挨拶の際、女性たちのカメラの放列を浴びていた。
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生まれた時から飛行機が苦手な、航空会社の指導員(パイロットではない)ヤン(エルパス)。幼なじみのリュド(ジル・ルルーシュ)同様いつまでたっても大人になれない。これぞ運命の女性と信じた彼女は地球の裏側オーストラリアに帰るという...彼女とクリスマスを過ごすため、なんとか飛行機に乗ったが、やはり飛び立つ直前降りてしまった。その後適当に“恋”をしながら、仕事はきっちりするヤン。やがてヤンは30才になってしまった。
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仕事はまじめにするのだが、こと女性にかけては適当に済ましてしまうヤン。ファミリー・ビジネスである葬儀社を継ぐのが嫌で、だらだらした日々を送るリュド。この二人の描き方が絶妙で大いに笑わせてくれる。ヒロイン、アリス役のコティヤールは途中からしか登場しないので、少し寂しいが相変わらずキュート。主演のヴァンサン・エルバスはフランスでは人気俳優のようだが、彼の映画は未見で今回初めてお目にかかった。コメディ顔ではないのだが、とてもお茶目な感じが似合う。
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この作品はその後シアターで公開されるだろうと思う。公開されたらもう一度見たいな...と思った一作。
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by margot2005 | 2006-03-20 23:47 | 映画祭 | Trackback | Comments(0)

フランス映画祭...クロージング(六本木)

開催中のフランス映画祭も幕を閉じた。合計6本観たのだが...まだ1本の感想も書いていない。これから順番に書いていきたいと思う。フランス映画バンザイ!!
クロージングにはやはりフローラン・ダヴァディが登場し、uniFranceの代表(フランス女性...名前失念)が挨拶した後、今回来日した俳優&監督たちが舞台に登場した。
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今回来日した俳優たちの中で、日本で知られているのはブノア・マジメルとスタニスラス・メラールくらいだろうか??マジメル(上写真真ん中)は貫禄たっぷりで、ロバート・デニーロ以外の何ものでもなかった。オールバックの髪で...でもこれが中々似合っていた。メラールはラストのラストに現れたのだが、「恋は足手まとい」のサラ・フォレスティエの陰に隠れて見えなかった。シャイなのかな??
下写真、サラは「恋は足手まとい」の舞台挨拶に着物で登場し拍手を浴びたが、このクロージングでもまだ着物を着ていたのには驚いた。やはりサラも日本が好きらしい。
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by margot2005 | 2006-03-20 00:41 | 映画祭 | Trackback | Comments(4)

フランス映画祭

今年から東京は六本木と台場で開催されたフランス映画祭。
しかし余りにも観客が少ないのではないか...昨日、金曜日に2本(この世のすべての美しいもの/ラヴ・イズ・イン・ジ・エアー)観た。平日といったこともアリかと思ったが、シアターの入り口は人がいなくって、ほんとに??ここでフランス映画際やるのかぃ!!状態であった。
2本とも客席は半分も埋まっていなかった感じ。「ラヴ・イズ・イン・ジ・エアー」は素敵なコメディだった。舞台挨拶にも来てくれて、サインにも応じていたのに...ブザンソン監督可哀想。
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本日は土曜日ということもあって、人はもう少し多かったが、やはり客席は空席が目立った。今日も2本(誘拐者/アレックス)。「誘拐者」はちょっといただけなかったが、「アレックス」はダルデンヌ兄弟の雰囲気を感じる、フランスの地方に住む低所得者のヒロインを描いた人間ドラマで見応えがあった。
明日は「恋は足手まとい」と「クロージング作品/戦場のアリア」を観る予定。
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by margot2005 | 2006-03-19 01:19 | 映画祭 | Trackback(1) | Comments(2)

「リトル・ランナー」

a0051234_2163071.jpg「Saint Ralph 」2004 カナダ
トロント映画祭プレミア上映作品(2004)
主演ラルフには多くの中からオーディションで選ばれたアダム・ブッチャー。
彼の教師ヒバート神父にキャンベル・スコット「愛の選択/1991」。
ナース、アリスを演じるのはジェニファー・ティリー「愛の行方・ファヴィラス・ベイカー・ボーイズ/1989、ゲッタ・ウエィ/1994」。
ラルフのガールフレンド、クレアにタマラ・ホープ「シャル・ウイ・ダンス/2004」。
監督、脚本はマイケル・マッゴーワン。
原題は“聖人ラルフ”...この原題は映画のラスト・シーンのステンドグラスに反映されていてnikui!
コーマ(昏睡)に陥った母を目覚めさせようと“ミラクル”に向かってひたすら走り続ける“リトル・ランナー”の感動物語。
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時代は1953年、カナダ、ハミルトンのカトリック・スクールに通うラルフ(ブッチャー)。父は戦争(第二次世界大戦)で亡くなり、母は病の床に...しかしラルフは明るく、清く...ではなく...隠れてタバコは吸う、女子更衣室を覗き見する等、学校きっての問題児。
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宗教が色濃く背景に描いてあるので、キリスト教国ではない私たちの国では馴染めない部分が多々登場するが、とてもユーモアを交えて描いてあるため飽きさせないストーリーとなっている。例えば、ラルフが神の声を聞いたというシーンでも、その神はサンタクロースの格好をしていて笑える。全体的に、ストーリーにちょっと無理があるかな?と感じるが、やはり所々に登場するユーモアで以外に許せてしまう。
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14才のラルフを演じているアダムは1988年生まれなので、撮影時は15,6才だっただろうか...14才役にそれほど違和感はない。キャンベル・スコットが滅茶懐かしくって感動した(オーヴァー)!ナース、アリス役のジェニファー・ティリーはセクシー・ダイナマイト(死語か??)女優で、こんな清い役の彼女は初めて観たと思う。相変わらず、あの滅茶しゃがれ声のジェニファー...この映画ではラルフを応援する優しい看護婦役を好演していて素敵だ。
上にも書いた無理のあるストーリーのラストは、ストーリーにマッチした音楽が盛り上げて素敵なラストへと導いてくれている。
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by margot2005 | 2006-03-12 02:56 | MINI THEATER | Trackback(23) | Comments(10)