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「イベリア 魂のフラメンコ」

「Iberia」2005 スペイン/フランス
スペインを代表するダンサーである、サラ・バラス、アイーダ・ゴメスetc.が華麗なフラメンコのパフォーマンスを披露するドキュメンタリー映画。
監督、脚本、美術は「サロメ/2002」のカルロス・カウラ。
「サロメ」も観てなきゃ、サラ、アイーダのダンス・パフォーマンスも見てないのに、いきなりこの映画を観てしまった。フラメンコと言ってもかなりアヴァンギャルドである。
サラとアイーダのダンス・パフォーマンスは堪能できる。これを観たらフラメンコ習ってみようか...なんて思ってしまう映画である。
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by margot2005 | 2006-02-26 21:45 | スペイン | Trackback(3) | Comments(4)

「美しきイタリア、私の家」

a0051234_23445351.jpg「My House in Umbria」 2003 UK/イタリア
マギー・スミス「ムッソリーニとお茶を/1998」、「ラヴェンダーの咲く庭で/2004」主演のTVドラマ。共演はオスカー俳優「アダプテーション/2003」のクリス・クーパー。
監督はリチャード・ロングレイン。
マギー・スミスは凛とした役が似合う女優だが、これではちょっとアル中気味の恋愛小説家を演じていて素敵に似合う。スミスは70才過ぎの現在だが、まだまだ魅力あるbasanである。
スミス演じる恋愛小説家エミリー・デラハンティの執事のような存在クインティ役にティモシー・スパール「宮廷料理人ヴァテール/2000」。
原題の“ウンブリア”はイタリアの中西部に位置する田園地帯で、トスカーナ州が近く、世界遺産で有名なシエナの街も映画に登場する。とにかく田園風景が素晴らしい!!
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ある日、ミラノに買い物に行くため、列車に乗ったエミリー(スミス)。彼女は偶然にも爆弾事故に遭遇する。同じコンパートメントに居合わせた人々で、からくも生き延びたのはイギリス人のジェネラル(ロニー・ベーカー)、若いドイツ人ワグナー(ベンノ・フユルマン)、アメリカ人少女エイミー(エミー・クラーク)、そしてエミリー自身の4人であった。
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病院から退院した3人と共に我が家に戻ったエミリーはご機嫌であった。彼女は人の世話をするのが大好きだったのである。エミリーの過去は悲惨で、実の親に捨てられた後、養ってくれる人はいたが、10代で家を出て以来自由奔放のジプシー生活が続いた。
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クインティ(スパール)は、エミリーと共に3人の珍客を歓待する。エイミーは事故の後心を閉ざし言葉を失っていた。やがてエイミーの叔父と名乗るトム(クーパー)がアメリカからやって来る。
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イタリア、ウンブリア州はシエナに近いようで、少女エイミーが見たかったシエナの街をみんなで観光するシーンもある。世話になっているミセス・デラハンティのために、彼女の故郷である英国風のガーデンを、ジェネラルとワグナーが作るシーンもあり、美しい庭も堪能できる。
主演のマギー・スミスはちょっとお茶目で、おしゃべりで、アル中気味のレディを好演している。クリス・クーパーの存在がまた素晴らしい。この方は、ただそこにいるだけで存在感のある俳優だが、これでも正にそのものズバリである。インスペクター役のジャンカルロ・ジャンニーニ(雲の中で散歩/1995)がこれ又素敵なojisamaで大好きである。
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by margot2005 | 2006-02-20 22:05 | UK | Trackback(1) | Comments(6)

「クラッシュ」

a0051234_21381892.jpg「Crash」2004 USA/ドイツ
時はクリスマス・シーズン、人種のるつぼアメリカ、LAを舞台に二日間の出来事を描いた群像ドラマ。隠れ??ブレンダン、ファンなので、この映画は楽しみにしていた。まあブレンダンは主演じゃないし、出番も少しというのは解っていたが...。とりあえずオープニング出演者の一番始めはやはりサンドラ・ブロックであった。この作品の中で一番メジャーな人はサンドラである。サンドラ、ブレンダン以下出演者はドン・チードル、マット・ディロン、サンディ・ニュートン、ジェニファー・エスポジト、ライアン・フィリップ、テレンス・ハワードetc.監督、脚本は「ミリオン・ダラー・ベイビー/2004」の脚本家ポール・ホッジス。
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LAPDの刑事グラハム(チードル)はアフリカン・アメリカンで、ヒスパニック系の恋人リア(エスポジト)が仕事上のパートナーでもある。ある夜二人は交通事故に巻き込まれる。その事故の被害者は...ここで “Yesterday”の文字...ストーリーは“昨日”へと戻る。
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始まりはペルシャ人の雑貨店店主ファハド(ショーン・トーブ)が娘のドリ(バハー・スーメク)と銃砲店でガンを買うシーンから始まる。若いアフリカン・アメリカンの二人組アンソニー(リュダクリス)とピーター(ラレンツ・テイト)は、夜、ウエスト・エンドの街で検事リック(フレーザー)の妻ジーン(ブロック)に銃を突きつけ、彼のリンカーン・ナヴィゲーターを奪って逃げる。この後物語が進むにつれて上に書いた出演者が登場してくる。書いてるとキリがないのでカットさせていただく。
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この作品も日本人にとって“対岸の火事”である人種問題。「ホテル・ルワンダ」は観てないが...最近多いような気が...これ系...なぜに??
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だがしかしとても見応えのある素晴らしいドラマであった。かなり期待して観に行って、素晴らしかった場合、とても満足感に浸れ幸せである。これが正にそのものであった。
偏見を抱きながらも、刑事としての使命を果たすオフィサー・ライアン(ディロン)。そして、いきなり銃を突きつけられ、車を奪われたリックとジーン夫婦、白人でないというだけで侮辱を受けたTVプロデューサーのキャメロン(ハワード)と妻クリスティン(ニュートン) ...互いの夫婦がラストでは“I love you!”で閉めてしまうあたりこれぞ!アメリカ映画である。
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隠れ?ブレンダン・ファンとして...こんなブレンダン珍しい...サンドラもこれ又珍しい...サンドラ・ブロック映画って、彼女のオーラというのか知名度のみで、面白くない駄作ばっかりなのだが、このサンドラはちょっと違っていた。ドン・チードル、マット・ディロン、サンディ・ニュートンetc.出演者すべてが素晴らしい!テーマがテーマなので仕方ないとは思うが、単館系公開というのは寂しすぎる。
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by margot2005 | 2006-02-14 22:37 | MINI THEATER | Trackback(84) | Comments(28)

「ラヴェンダーの咲く庭で」

a0051234_19504449.jpg「Ladies in Lavender」 2004 UK
英国の名女優二人、マギー・スミス「ゴスフォード・パーク/2001」とジュディ・デンチ「シッピング・ニュース/2001」、「プライドと偏見/2005」が姉妹を演じた素敵なハートフル・ドラマ。
監督、脚本は「スイミング・プール/2003」で出版社社長ジョンを演じたチャールズ・ダンス。
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時代は1936年...初老の姉妹ジャネット(スミス)とアーシュラ(デンチ)は、英国の最西端コーンウオール地方で静かに暮らしていた。嵐の去ったある日、浜辺に打ち上げられた若い男を見つける。けがをしていた彼を二人は家に連れ帰り看護する。彼は英語を話さない異国人であった。後に彼はポーランド人のヴァイオリニスト、アンドレア(ダニエル・ブリュール)であることが解る。姉妹で手厚く看護していたが、妹のアーシュラは、この若い異国人に異性としての感情を抱き始めていた。けがが癒えて元気になったアンドレアは姉妹に得意のヴァイオリンを聞かせるようになる。
難を言えば姉妹役の二人が似ていない...これにはちょっと困った。しかし名女優二人の存在は素晴らしい。しっとりとした素晴らしいドラマだ。タイトルにもなっているラヴェンダーが咲いた庭を初めコーンウオールの景色が美しい!
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貫禄のジュディ・デンチが、この作品では、時代的に男性と縁が薄かった未婚の純な女性を演じている。少々似合わないが、頑張っている。けなげな役のデンチって初めてかも??マギー・スミスは相変わらず、リンとした雰囲気のレィディ役がぴったり!
いつも怪しい魅力のナターシャ・マケルホーン 「デビル/1997、キリング・ミー・ソフトリー/2001」がアンドレアの才能を見抜くドイツ人、オルガ役で出演している。アンドレア役のスペイン人(ドイツ人だと思っていたが...)であるダニエル・ブリュールの作品は未見であるが、これから公開予定の「戦場のアリア/2005」にも出演している。2005年6月に公開され、現在DVDになっている。
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by margot2005 | 2006-02-11 20:39 | UK | Trackback(13) | Comments(16)

ダルデンヌ兄弟...「ロゼッタ」「息子のまなざし」

ベルギー人監督リュック&ジャン・ピエール・ダルデンヌ兄弟の2作品。シアターで「ある子供/2005」を観る前に、DVDで「ロゼッタ/1999」を観、そして「ある子供」を観た後wowowで放映されていた「息子のまなざし/2002」を観たのだが...この兄弟監督作品に共通するものは...貧困、家庭崩壊...いずれの作品も主人公は低所得者であり、それぞれの家庭に離婚歴がある。アメリカ人同様ヨーロッパ諸国の夫婦も離婚する人々が多い。

a0051234_22341923.jpg「ROSETTA」1999 フランス/ベルギー
1999年度カンヌ国際映画祭パルムドール賞/リュック&ジャン・ピエール・ダルデンヌ
主演女優賞/エミリー・ドゥケンヌ
主演は「灯台守の恋/2004」でブリジットを演じたエミリー・ドゥケンヌ 。
「灯台守の恋」の5年前の作品なので、1981年生まれのエミリーは、この作品の時は10代であった。映画の中のエミリーはとてつもなく幼く見える。「ある子供」でチンピラを演じていたファブリッツィオ・ロンギーヌがロゼッタと出会う若い男リケを演じている。「息子のまなざし」のオリヴィエ・グルメはリケが働くワッフル屋のボス役。

アルコール依存症の母親(アンヌ・イェルノー)とキャンプ場に設置されたトレーラー・ハウスに暮らすロゼッタ(ドゥケンヌ )は、ある日いきなり職場で解雇を言い渡される。不本意だがどうにもならない。職探しに翻弄するロゼッタだが仕事は簡単に見つからない。ロゼッタの日常を描いているだけの、とにかくとてつもなく単調なドラマだ。
アルコール依存症の母を疎ましく思いながらも、けなげに守ろうとする姿がめちゃくちゃ哀れである。そして知り合ったリケ(ロンギーヌ)にほのかな思いを寄せるのだが...。
ダルデンヌ作品は余りにも哀れで、悲しくて、観ていて少々辛くなる。
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ロゼッタが大事に、大事にしている一足のブーツが映画の中で非常に印象に残る。トレーラー・ハウスでの食事のシーン...ゆで卵をさも美味しそうに食べているロゼッタ...「ある子供」のキッチンのシーンでも、粉末かなんかのインスタントの顆粒を鍋に入れて、後はトマトを切って入れるだけの質素な食事...寂しいメニューだなと思った。
フランス映画お得意のあっと言う間のラスト・シーン...どう理解しようかと考えるのだが...後でジーンとくる。それは「ある子供」「息子のまなざし」にも共通しているダルデンヌの技であろうか...。上写真は素顔のエミリー。


a0051234_22353148.jpg「LE FILS」...aka「THE SON 」2002 ベルギー/フランス
2002年度カンヌ国際映画祭主演男優賞/オリヴィエ・グルメ
脚本もダルデンヌ兄弟。主演はオリヴィエ・グルメ 。グルメはヴァンサン・ペレスが監督した「天使の肌/2002」やロマン・デュリスの「パリの確率/1999」に出演しているのだが...悲しい...記憶に...なしである。この作品の詳しいストーリーはとても書けない...ネタバレしたくないし...余りにも重いしで...。

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職業訓練所の教師オリヴィエ(グルメ)には暗い過去がある。
ある日フランシス(モルガン・マリンヌ)という少年が訓練を希望しにやって来る。オリヴィエの受け持つ木工クラスは、すでに人員オーヴァーで受け入れる事が出来ない。いったん断るオリヴィエなのだが...撤回してフランシスを自らの木工クラスに招き入れる。
ある夜仕事から戻ったオリヴィエの家に訪ねて来た別れた妻マガリ(イザベラ・スパール)。彼女は“子供が生まれるの!”と言う。“あなたには誰か良い人いないの?”とマガリに聞かれ“ノン!”と答えるオリヴィエ。
この後は観てのお楽しみとしたい。とんでもないストーリー展開に...あっと驚いてしまった。この作品のラストも...たまらない...。
この作品は途中で(最初の方...)何度も挫折し、観るのを諦めかけた映画である。というのも始まりが余りにも辛気くさくって(単調)...邦題の「息子のまなざし」というタイトルはどうなるのか?と考えたりして...しかし「ある子供」を観た後にもう一度トライしたのだが、一気に観る事が出来た。原題は“息子”。
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by margot2005 | 2006-02-05 21:27 | フランス | Trackback(8) | Comments(2)

「ミュンヘン」

a0051234_0154414.jpg「Munich」2005USA スティーヴン・スピルバーグ「シンドラーのリスト/1993」が監督、主演は「トロイ/2004」のエリック・バナ。
原作はノンフィクション小説“標的(ターゲット)は11人/モサド暗殺チームの記録”。
この事件は世界中で放映され、当時TV で見た記憶がある。
バナ演じるアヴナーとチームを組む男たちに「Jの悲劇/2004」のダニエル・クレイグ、フランス人俳優のマチュー・カソビッツ「アメリ/2001」、オスカー俳優「シャイン/1996」のジェフリー・ラッシュetc.
アヴナーの身重の妻ダフナはイスラエル人女優アイェレット・ゾラーが演じている。
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1972年ドイツで開催されたミュンヘン・オリンピック。開催中の選手村にパレスチナ・ゲリラ“ブラック・セプテンバー”が侵入し、イスラエル選手団11人を襲撃した。激怒したイスラエル機密情報機関“モハド”は報復計画をたてる。この計画のリーダーにアヴナー(バナ)が選ばれる。彼には身重の妻ダフナ(ゾラー)がいたが、単身ヨーロッパへと渡る。そして揃ったメンバーは...それぞれに国籍も、年齢も違う男たち...スティーヴ(クレイグ)、カール(キアラン・ハインズ)、ロバート(カソビッツ)、ハンス(ハンス・シジュラー)の4人とイスラエル人のアヴナー。彼らはメンバー唯一の連絡係エフライム(ラッシュ)との接触は許されたが、これは家族にも知らせてはならない重大な秘密任務であった。
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主演のエリック・バナは役にぴったりである。祖国イスラエルに愛する身重の妻を残し、自分の居場所も、仕事も知らせず、国家から命ぜられた任務に立ち向かう姿は素晴らしくもあり、哀れでもある。とにかくバナの表情が素晴らしい!バナはオーストラリア人だが、両親はクロアチアとドイツからの移民であると言う事を知った。クレイグ演じるスティーヴはちょっと軽い感じの役柄で、これも又適役。ジェフリー・ラッシュも謎っぽいエフライムを好演している。上映時間は2:44もある...リヴェンジ・ストーリーなので次はどういう行動を起こすというのは解っているのだが、飽きることなく物語は展開して行って見応えがあった。
日本人にとって人種問題というのは、日常的にはほとんど関係しない事柄であるので、ストーリー的にはピンと来ないかも解らないが...こういう映画を観るといつも...平和な日本に生まれて幸せだなと感じる。
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マルタ、ブタペスト、パリで撮影された景色が美しい!アイェレット・ゾラーはイスラエル本国で最も賞賛を浴びた女優の一人ということである。
ワン・カットでイヴァン・アタル「フレンチなしあわせのみつけ方/2004」とヴァレリア・ブルーニ・テデスキ「ぼくを葬る/ 2005」が出演している。
ヴァレリアは一言の台詞のみだが、スピルバーグ作品は魅力があるのだろうか?
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by margot2005 | 2006-02-05 01:35 | USA | Trackback(78) | Comments(27)