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「ブリジット」

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「Bridget」2002 フランス/日本

主演のアンナ・トムソン(アンナ・レヴィン)はアメリカンで、監督&脚本はイスラエル出身のアモス・コレック。この作品、波瀾万丈の人生を送ったアンナ・トムソンを元に描いたそうで、映画のヒロイン/ブリジットは実際のトムソンの姿ではないらしいが(あれじゃ...すごすぎ!)姿を変えて脚本を書いたと言う。映画の舞台はニューヨーク。トムソンはひょっとして?フランス人(いやもしくはヨーロパ人?)かと想像していたが、アメリカ/ニューヨーク生まれである。2005年3月に、この映画の宣伝でトムソンは来日したらしく、DVDの特典映像に、東京でのインタビューが収録されている。

映画のストーリーはかなりハチャメチャだ。映画でなきゃこんなこと起きないの連続。家でDVD観る際、結構途中で一時停止するのだが、これは一気に観た!いや途中でストップしたくなかった。犯罪に巻き込まれた上、夫は殺害され、おまけに一人息子クラレンスまで奪われて、絶望的な生活を送るブリジット。愛する息子クラレンスを我が胸に取り戻し、一緒に暮らすためブリジットはリヴェンジに立ち上がる。ブリジットが出会う人物が絶妙である。レスビアンや、知的障害のある男や、ベトナム帰りの老人とか...配役がにぎやかで(波瀾万丈の人生を描くのだから当然だが...)楽しめる。ブリジットも、ある時は麻薬の売人としてベイルートへ飛んだり(このシーンにはちと参った...国境はそう簡単には越えられないだろが??)、夜になると、いかがわしいポルノショップで働いたりと見せ場はたっぷり。トムソンは元モデルだったらしく、ナイス・バディにピンヒールの靴で闊歩する様は滅茶かっこ良い!ミニシアター系おすすめDVDである!

トムソン1955年生まれなので、この作品撮影時は50才に近かったようだが、元モデルだけあってほんとナイス・バディである(nudeのシーンはちと年齢感じてまずいが...)。1980年から端役でアメリカ映画に多々出演しているが、ブレイクせず。やはりアモス・コレックが監督した「スー/1997」「フィオナ/1998」の二作をフランス映画界が絶賛したらしい。二本とも観てない...いや観たい是非!映画の中での息子クラレンス役はトムソンの実生活の息子ヒューゴである。
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by margot2005 | 2005-10-31 00:06 | フランス | Trackback(1) | Comments(4)

「ドア・イン・ザ・フロア」

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「The Door in the Floor」2004 USA

主演の夫婦役はジェフ・ブリッジス&キム・ベイシンガー。
二人の娘にダコタちゃんの妹のエル・ファニング。一夏の経験をする若者エディーに新星のジョン・フォスター。ジェフ演じるテッドの愛人ミセス・ヴォーンにトム・クルーズの元々妻であるミミ・ロジャース「誰かに見られてる/1987」といった配役である。
監督&脚本はトッド・ウイリアムス。原作はジョン・アーヴィングの小説「未亡人の一年」。この作品は本の初め半分未満を映画にしたということである。

「カレンダー・ガールズ/2003」や「スイミング・プール/2003」で熟女がnudeを披露しているが...これもその一つ。しかしミミ・ロジャースの役は...良くあんな役引き受けたというくらい凄まじい(気の毒というか...キムが美味し過ぎる役だから)。ジェフは「白と黒のナイフ/1985」の頃だろうか?抱かれたい男(滅茶SEXYでマッチョか?)のベストに入っていたというが、現在では余り見たくない状態...しかし彼もback nudeで女優陣にお返しをしている。エディ役のジョンは撮影時20才だったと思えるが、汚れを知らない?清々しいアメリカの若者!でもって役にピッタンコである。

基本的にネタばれは嫌いなので、細かなストーリーは書きたくない。高校生活最後の夏休み、有名な児童小説家テッド・コールの秘書として美しい海辺の屋敷にやって来たエディ。彼を船着き場まで迎えたのはコールの美しい妻ルースであった。この夫婦にはとても辛い過去があった。ストーリー的にはとても重い、哀しい物語なのだが、時にユーモアが入って...ちょっとコメディ過ぎやしないか??という場面もあり、全体的に素敵なドラマとなっている。キムがかすかにしか笑わない、殻に閉じこもった美しい人妻を好演している。
映画の中、夫婦の屋敷の廊下や、部屋に写真がいっぱい飾ってある。それがこの映画を語る大切な役割を果たしている。ラスト・シーンがnikui!

キムも撮影時はちょうど50才であろうか?「ナイン・ハーフ/1986」の頃と比べるとやはりお年か...。ジェフ&キムは「ナディーン/1968」の恋人役で共演している。
夫婦の幼い娘を演じたエル・ファニング。姉ダコタに負けず劣らず、妹エルの演技もあっぱれ。ファニング姉妹すごすぎ!
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by margot2005 | 2005-10-30 19:46 | MINI THEATER | Trackback(20) | Comments(15)

「理想の女」

「A Good Woman 」2004 スペイン/イタリア/UK /ルクセンブルグ/USA
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イタリアのリヴィエラと呼ばれる南イタリア/アマルフィーが舞台てなことで是が非でもで観に行った。
映画を観る前に、帝国ホテルに飾ってあった、この映画のヒロインたちが着る素敵なドレスを見たのでますます観たくなったのは言うまでもない。
監督はマイク・バーカー。原作はオスカー・ワイルドである。
主演はオスカー女優(ジャック・ニコルソンと共演の「恋愛小説家/1997」でゲット)のヘレン・ハントと「真珠の首飾りの少女/2003」のスカーレット・ヨハンソン。
ヒロインを取り巻くジェントルマンにUK出身のスティーヴン・キャンベル・モア、マーク・アンバースそして「イン・ザ・ベッドルーム/2001」のトム・ウイルキンソン。男性陣はウイルキンソン以外は初めてお目にかかった。

原作は“ウインダミア卿夫人の扇”ということで、扇が映画の中で重要な小道具となっている。ウインダミアという名前は、以前英国の湖水地方を訪れた際、ウインダミアという町に泊まった。ウインダミア卿はここの出身であったのかと想像する。
1930年代が舞台のアマルフィー、映画は2004年作品であるが、景色が全然変わってないのである!映画の中ではほんの一部分のアマルフィーしか映ってないのでなんとも言えないが、あのように70年たっても景色が同じとは...いやさすがイタリア!

ニューヨーク社交界の華メグ・ウインダミア(スカーレット・ヨハンソン)は夫のロバート(マーク・アンバース)とイタリアのアマルフィーでヴァカンスを過ごしている。そこでメグはアーリン(ヘレン・ハント)という魅力的な中年女性と出会う。数々の恋愛遍歴の後アメリカを離れ、イタリアにやって来たアーリン。新婚のメグは愛する夫ロバートに愛を捧げている。ある時ロバートとアーリンの忍び逢いを見た人からあらぬ噂が...。

これ以上書くとネタばれするのでやめておく。映画の中でメグとアーリンが同じようなドレスを着て登場したりして...やはりと思うシーンがあり中々見応えがある。
やはり前知識無し(基本的にいつもだが...)で観たのでとっても良かった。
出来ればもう一度観たい作品である。スティーヴン・キャンベル・モアはメグに言寄るinternational playboy(これは映画の中でアーリンが語る言葉)役。
トム・ウイルキンソンはアーリンに恋するリッチマン役。
私的には夫ロバート役のマークが素敵!!正統派二枚目である。上写真!やはりUK俳優か?の雰囲気。
銀座のシネスィッチ銀座で観た(10月の初め)。まだ上映中!
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by margot2005 | 2005-10-28 00:55 | スペイン | Trackback(14) | Comments(6)

18th東京国際映画祭 「女たちとの会話/カンバセーションズ」

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「Conversations with Other Women」2005 USA/UK
2005東京国際映画祭審査員特別大賞(ハンス・カノーサ)/主演女優賞(ヘレナ・ボナム・カーター)受賞!

監督はハンス・カノーサ。この映画は彼のデビュー作とのことである。
主演はヘレナ・ボナム・カーター「眺めのいい部屋/1986・ファイト・クラブ/1999」とアーロン・エッカート「サンキュー・スモーキング/2005」ブラック・ダリア/2006」

過去に恋人であり、つかの間の夫婦であった男と女が、男の妹の結婚式で女と再開する物語。ほとんど二人の場面で映画は進行して行く。二人の過去とそれぞれの二人の表情(感情)を描くため、映画の画面が二分割になっている。最初とても観づらい気がしたが、映画終了後、監督カノーサの解説でなるほどと思った。
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主役の二人へレナとアーロンは絶妙である。ほとんど会話で進む(それも長い)。台詞を憶えるのが大変だったでしょうお二人?!というくらい多い(ほぼ99%は喋ってる場面)。
でもやはりさすが俳優てスゴイなと思う。あのような長い、長い台詞を頭に叩き込む技って通常人には出来ないことだと感じる。この作品は初監督だったらしく、無名のカノーサさん、映画お金かかってないよね状態...しかしあのようにお金をかけてない作品なのに...いやスッゴイ良かった!!機会があれば又観たい映画である。
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映画祭のためにヘレナはモチ来日なんかしないとは思っていたが、今回初めて来日したアーロンも、残念なことに新しいハリウッド映画に出演するため早々と帰国したそうだ。
アーロンは日曜日に(10/23)趣味であるカメラ片手に東京を撮りまくっていたと監督のハンス・カノーサが話していた。残念出来ればお会いしたかったのにアーロン!
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しかし監督のハンス・カノーサとは、映画終了の後、追いかけて行って「素晴らしい映画をありがとう!」と言ったところしっかりと握手をしてもらうことができたukiki。
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by margot2005 | 2005-10-26 01:33 | MINI THEATER | Trackback(18) | Comments(6)

素敵な単館上映映画__「理想の恋人.com」

a0051234_2384039.jpg「Must Love Dogs」 2005  USA

監督ゲーリー・ディヴィッド・ゴールドバーグ。主演はお気に入りのダイアン・レイン&ジョン・キューザック「狂っちゃいないぜ/1999・セレンディピティ/2001」。ダイアンの姉にエリザベス・パーキンス、父親にクリストファー・プラマーが出演している。他にダーモット・マローニーやストッカード・チャニングも出演という豪華版。

映画のストーリーは至ってシンプル。離婚して落ち込んでいるヒロインに新しい恋人が見つかるよう、家族が取りはからうという物語。余計なお世話って感じもするのだが、まあ映画だから仕方がない。エンディングは解っているのだが...いいなあこういう映画って!!
この映画はダイアン主演の「トスカーナの休日/2003」とかぶる。それぞれの作品のヒロインが、夫に捨てられたばかりの寂しすぎる妻(決して若くはない)。ダイアンってこういった役が無茶似合うのだが...
それとだが、なんとなく「トスカーナの休日」とかぶるシーンも登場する。「トスカーナの休日」観てない方は是非ご覧あれ!

とにかくこの映画とってもお洒落なのに、単館上映なのである。昔からある古い映画館(sorry関係者の方たち)である東銀座の“東劇”でしか公開されてないって...やっぱし日本の配給会社ってなんてかたくななんだろうと思ってしまう。映画は人気のある(日本で)俳優の作品のみ大劇場で公開されるのだから...
粋な(これも個人の好みの問題だが...)映画は公開されずに、忘れられた頃にレンタル・ビデオ店に並ぶというケースもある。これってなんか変だと思うのだけど、仕入れて来ても売れなきゃ元取れないので仕方ないのであろう。

最近のダイアンはとってもチャーミングである。若い頃のダイアン「ストリート・オブ・ファイアー/コットン・クラブ・1984」って正直言って好きではなかった...やな女の子状態だった。しかし年を重ねたダイアンは実に魅力的な女性に変身!ロビン・ウイリアムスと共演した「ジャック/1996」のママ役や、ウエズリー・スナイプスと共演した「ホワイトハウスの陰謀/1997」のシークレット・サービス役以来ファンとなった。リチャード・ギアと夫婦を演じた「運命の女 / 2002」は最高!!
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by margot2005 | 2005-10-25 23:25 | MINI THEATER | Trackback(7) | Comments(6)

ブロガーの仲間入り!始めに今公開中の映画「ルパン」〜

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「Arsène Lupin」2004 フランス/イタリア/スペイン/UK

監督はジャン・ポール・サロメ。主演アルセーヌ・ルパン役はロマン・デュリス。二人のヒロイン、クラリスとジョゼフィーヌ・カリオストロ伯爵夫人を演じるのはフランスの新星エヴァ・グリーンと英国女優のクリスティン・スコット・トーマス。モーリス・ルブラン原作の“怪盗ルパン”の映画化。本家本元フランス語の台詞である。
しかし私的に はちょっといただけなかったこの映画...。ちまたでもやはり賛否両論あるらしい。フランス映画はやはりしっとりと描いて欲しいものだ。ハリウッド映画のノリの大音響、ド派手な展開にはちょっと参った(映画の解説によると2500万ユーロをかけたとか...円に換算するとユーロはドルより高いから...いや納得かも(映画にはとりあえずお金はかかってそう)!
映画の中に登場する、カルティエに依頼したという数々のゴージャスな宝石(あのマリー・アントワネットの首飾りもあり!)と共に映画の舞台となるフランス・ノルマンディの景色は滅茶素晴らしい!!

主演アルセーヌ・ルパン役のロマン君は「パリの確率/1999」以来「スパニッシュ・アパートメント/2002」でもちょっとドジでユーモラスな役が似合った。
オーランド・ブルームの「キングダム・オブ・ヘヴン/2005」でプリンセスを演じたクラリス役のエヴァ・グリーンはソフィー・マルソー&イザベル・アジャーニの若い頃って感じでとてもチャーミング。ベルナルド・ベルトリッチの「ドリーマーズ/2003」では映画初出演とは思えないくらい大胆な演技を披露している。
これからのエヴァに期待しよう!!フランス人が夫のもう一人のヒロイン・ジョセフィーヌ役のクリスティン・スコット・トーマス。彼女のフランス語は今回初めて(映画で)なぜか?違和感あって困ってしまった。スコット・トーマスは「イングリッシュ・ペイシェント/1996」で好きになった女優なのだが、今回の映画ではちとゴージャス度が足りない気がした。しかし他にフランス語を流暢に話せる中年の女優っていなかったのかも...いやそれともフランス人女優ではダメだったのかこの役??ロマン・デュラスはイザベル・アジャーニの「アドルフ/2003」に出演していたようなんだが、どうも記憶に無い。エヴァ同様これからのロマン・デュリスに期待したい!!
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by margot2005 | 2005-10-25 21:45 | フランス | Trackback(5) | Comments(0)