2017年 05月 29日 ( 1 )

「アムール、愛の法廷」

L'hermine…akaCourted2015 フランス

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フランス北部のサントメール。妻と別居中のミシェル・ラシーヌは堅物の裁判長。ある日、幼い娘を殺した罪に問われた若い父親の裁判が行われようとしている。ほどなくしてミシェルは陪審員の中に6年前に想いを寄せたディットがいることに気づく…


ミシェル・ラシーヌに「ボヴァリー夫人とパン屋/2014」ファブリス・ルキーニ。

ディット・ロランサン=コトレに「アフター・ウエディング/2006」「インフェルノ/2016」「王様のためのホログラム/2016」シセ・バベット・クヌッセン。

ディットの娘アンにエヴァ・ラリエ。

陪審員マリー・ジャンヌに「君と歩く世界/2012」コリンヌ・マシエロ。

被告にビクター・ポンテコーボ。

弁護人にマイケル・アビテブール。

監督、脚本は「大統領の料理人/2012」のクリスチャン・ヴァンサン。


ディットはミシェルが入院中優しく世話をしてくれた麻酔医で、彼女との思いがけない出会いに心弾む。重罪裁判所に務めるミシェルは厳格で人間味に乏しく、彼の手にかかれば被告人はいつも10年以上の刑を受けると評判の裁判長。しかし冷徹なミシェルもディットに再会したことで気持ちの変化が生じ始める。


とっても地味で盛り上がりに欠け、眠気を誘うドラマはシアター・イメージフォーラムにふさわしい。DVDスルーじゃなくて良く公開されたものだ。

コメディが似合うファブリス・ルキーニが、厳格で人間味に乏しい判決を下す裁判長役で終始真面目な顔をしていて可笑しかった。

デンマーク出身のシセ・バベット・クヌッセンがフランス映画にも出演していたとは!本作はハリウッド大作「インフェルノ」でWHOのトップ、エリザベス・シンスキー役を演じる前の作品。そういえば「王様のためのホログラム」でもトム・ハンクスと共演していたのを思い出す。


日本と少々違うなと思ったのは、裁判長の両隣に裁判官が座り、その隣に陪審員が座っている。陪審員と裁判官が同じ列に並ぶのは初めて見る光景だった。

裁判が行われている間、陪審員は外で他の陪審員と裁判について話してはならない決まりがある。ましてや陪審員と裁判長がお茶を飲みながら話すなんてあり得ないこと。その二人が人目を盗んでカフェで会う姿は違反ながら微笑ましい。


ラスト、ディットは次の裁判の陪審員には選ばれなかったが、約束どうりミシェルのいる法廷に留まる。未来を感じさせるラストが素敵な大人のラヴ・ストーリー。


シアター・イメージフォーラムにて



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by margot2005 | 2017-05-29 00:01 | フランス | Trackback(1) | Comments(2)