「ユキとニナ」

「Yuki & Nina」 2009 フランス/日本
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ユキにノエ・サンピ。
ニナにアリエル・ムーテル。
ユキの母ジュンに「Taxi 2/2000」のツユ。
ユキの父フレデリックにイポリット・ジラルド。
ニナの母カミーユにマリリン・カント。
共同監督、脚本に「不完全なふたり/2005」「パリ、ジュテーム/2006」の諏訪敦彦と、「キングス&クイーン/2004」「レディ・チャタレー/2006」「パリ、ジュテーム」のイポリット・ジラルド。
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フランス人の父親と日本人の母親を持つユキはパリに住む9歳の女の子。ある日、母親から離婚して日本へ帰ると告げられる。パリで生まれたユキはフランス人。突然日本へ行く事になった彼女はショックを隠せない。やがてユキは親友のニナと共に家出を決意し郊外の森へと入って行く...

両親の離婚が納得出来ないユキは、やはり離婚して母子家庭となった親友ニナに誘われ家出する。それは彼女たちの可愛くてささやかな抵抗である。そして森にやって来たユキとニナが互いに逸れてしまう。やがてユキはフランスの森から日本の森にワープしてしまう。日本の田園地帯でユキは数人の女の子と遊びに興じている。この景色は異文化であるフランス人やアメリカ人が観たらとても神秘的に映るだろうなと感じる。
“日本になんか行きたくない!”と母を困らせた彼女は日本の田舎にやって来て何を見、何を感じたのだろうか?ラストは勿論母と共に田舎で暮らすユキが映し出される。そこには日本人の友だちとフランスから送られて来たInternetメールで、離ればなれになった父親と会話するユキの成長した姿があった。

年月がたち愛が終わってしまったユキの両親。母は、“これ以上一緒に暮らせば互いに傷つけ合うばかりで別れるしかないの”と説明する。9歳の女の子に母親の心理が解るはずもなく、ユキの落ち込む姿は痛々しいほどに伝わって来る。
ユキ役のノエ・サンピはフランス&日本のハーフだが顔立ちは殆ど日本人のイメージ。映画初出演ながら自然な感じにユキを演じていて素晴らしい。
ノエとニナ役のアリエル、二人の少女の表情に惹き付けられる静かな感動作。
でもシアターはガラガラだった(ウイークディ最終回)。

諏訪敦彦の「不完全なふたり」はシアターで公開の際観に行くつもりだったが叶わなかった。後にwowowで放映された時に見る事が出来た。しかしながらシアターに観に行かなくて正解と思うほどつまらない作品だった。「ユキとニナ」の方が断然良い。
恵比寿ガーデンシネマにて
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by margot2005 | 2010-01-31 22:45 | フランス | Trackback(3) | Comments(2)
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Commented by sabunori at 2010-03-07 23:32
margotさん、こんばんは。
全てにおいて日本とフランスが絶妙のバランスで存在しあう作品でした。
あの森を抜けたら・・・というシーンは本当に神秘的でしたね。
ユキとニナがケンカをして「ニャニャニャ!」と言い合うシーンは
最高にキュートでした。
margotさんがご覧になった時はガラガラでしたか・・・。
私は大阪が公開終了後京都で観たのですがかなりうまっていましたよ。
Commented by margot2005 at 2010-03-09 22:10
sabunoriさん、こんばんは!
恵比寿で公開の時は空いてましたね。地味なフランス、日本合作映画だからとも思いましたが。
ユキとニナはホントに愛くるしい少女たちでした。「ニャニャニャ!」ってフランス語かしら??
さて今月はフランス映画祭が開催されるので楽しみにしています。
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