2010年 01月 02日
「誰がため」
フラメンに「青い棘/2004」「天使と悪魔/2009」のトゥーレ·リントハート。
シトロンに「しあわせな孤独/2002」「キング・アーサー/2004」「007/カジノ・ロワイヤル/2006」「アフター・ウエディング/2006」のマッツ·ミケルセン。
ゲシュタポのトップであるホフマンに「フライト・プラン/2005」「ワルキューレ/2008」「イングロリアス・バスターズ/2009」のクリスチャン·ベルケル。
二重スパイ ケティにスティーネ·スティーンゲーゼ。
ドイツ軍大佐ギルバートに「リプリーズ・ゲーム/2002」「ミュンヘン/2005」「ヒルデ ー ある女優の光と影/2009」のハンス·ツィッシュラー。
シトロンの妻ボーディルにミレ·ホフマイーヤ·リーフェルト。
フラメンとシトロンの上司ヴィンターにピーター·ミュウギン。
監督、共同脚本にオーレ·クリスチャン·マセン。
1944年、デンマーク。首都コペンハーゲンはナチス・ドイツの占領下に置かれていた。そんな折、怯える市民たちの中に、打倒ナチスを掲げる地下抵抗組織の一員として行動する男がいた。それは23歳のフラメンと33歳のシトロン。彼らは上層部からの指令でナチスに協力する売国奴を暗殺していた。若さからか殺しに抵抗のないフラメンに対し、シトロンは殺す事に抵抗を抱いていた。やがて二人は指令により暗殺リストに上がる人物が本当に裏切りものなのか確信が持てなくなって行く...
2009年のブログ始めはハンガリー映画。今年はデンマーク映画から...勿論年末に観た映画。都内のミニシアター、火曜サービス・デーにあたりシアターは混雑していた。
ヨーロッパ舞台の第二次世界大戦映画を観ると、アドルフ・ヒトラーはヨーロッパを全て自分のものにしようと考えたとんでもない男だったことを改めて知らされる事になる。デンマークも然り。
「青い棘」でアウグスト・ディール演じるギュンターのかつての恋人ハンスを演じたトゥーレ·リントハートがレジスタンス活動に身を投じ、暗殺者となり、自殺に至るまでの凄まじい姿を好演している。「青い棘」から6年が経過したが、ベィビー・フェイスは健在。
妻子がありながら暗殺者となったシトロン。レジタンス活動のため家族を顧みない夫を捨て新しい男と生活を始める妻ボーディル。愛する妻と幼い娘に去られたシトロンを襲う寂しさと哀しみ。マッツ感情表現上手い!1月公開予定の「シャネル&ストラヴィンスキー/2009」早く観たい!
ラスト近くホフマン率いるゲシュタポの兵士たちに襲撃されるシトロン。彼は負傷した身体を休めるため隠れ家でパジャマ姿。執拗なる襲撃にパジャマ姿で応戦するシトロンの姿が哀れに映る。
二重スパイだったケティを、疑いながらも信じ続けたフラメンも気の毒だが、終始疑われながらも愛するフラメンを最後まで騙したケティも哀れである。
ゲシュタポのリーダー、ホフマンを演じるクリスチャン・ベルケルはW.W.2映画には欠かせない存在。
デンマーク、アカデミー賞に輝き、デンマーク映画史上最高の製作費をかけたというこの作品。デンマーク、コペンハーゲンは勿論、チェコ・リパブリックのプラハやドイツ、ベルリンでのロケーションや、1940年代の街の再現も素晴らしい。
渋谷 シネマライズにて
今年もよろしくお願いします♪
マッツ!思わず写真を見て叫んでしまいました(汗)
そして記事を読んで、観たい!!と思いました
探せるといいな・・・♪
こちらこそ今年も宜しくでございます。
マッツ!と叫ばれましたか...マッツは味な俳優ですね。今年は彼の映画がもう1本公開されるのでとても嬉しいです。
機会があれば是非ご覧になってくださいまし。
続けて2度見てしまいました。
マッツの演技力にも唸りましたが
「青い棘」では役柄のせいかそんなに魅力を感じなかったトゥーレが
美しいし素敵です!
いやしかし,マッツもトゥーレも
背が高いですね~。デンマークの殿方はみなさん大柄だと
どこかで読んだことがありますが。
こういう「知られざるナチスもの」これからもどんどん製作してほしいです。
マッツもトゥーレも、もっともっと知名度上がってほしいし。
レスが遅くてごめんなさい。
マッツはヒューマン・ドラマが似合って素敵ですね。
そうトゥーレもスゴく良かったです。彼は「天使と悪魔」でもナイスでしたしね。
デンマーク人でサッカー選手なんかもデカイ気がしますわ。
ホロコーストものは見たくないですが、ナチス、ヒトラーはヨーロッパ諸国を我が者しようと思っていた感じなので、まだまだ出て来るかも知れません。