人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「イングロリアス・バスターズ」

「Inglourious Basterds」 2009 USA/ドイツ
「イングロリアス・バスターズ」_a0051234_2216964.jpg

アルド・レイン中尉に「Mr.&Mrs.スミス/2005」「バベル/2006」「ジェシー・ジェームズの暗殺/2007」「オーシャンズ13/2007」「バーン・アフター・リーディング/2008」「ベンジャミン・バトン 数奇な人生/2008」のブラッド・ピット。
ハンス・ランダ大佐に「私が愛したギャングスター/2000」のクリストフ・ヴァルツ。
ショシャナ・ドレフュスに「パリ/2008」のメラニー・ロラン。
ユダヤの熊ドニー・ドノウィッツに「デス・プルーフ in グラインドハウス/2007」のイーライ・ロス。
ドイツ人将校ヒューゴ・スティーグリッツに「キング・アーサー/2004」のティル・シュヴァイガー。
英国軍のアーチー・ヒコックス中尉に「エンジェル/2007」「300/2007」のマイケル・ファスベンダー。
ドイツ人女優ブリジット・フォン・ハマーシュマルクに「戦場のアリア/2005」「敬愛なるベートーヴェン/2006」「マンデラの名もなき看守/2007」「ハンティング・パーティ/2007」のダイアン・クルーガー。
兵士フレデリック・ツォラーに「青い棘/2004」「ラヴェンダーの咲く庭で/2004」「戦場のアリア」「サルバドールの朝/2006」「ボーン・アルティメイタム/2007」「パリ、恋人たちの2日間/2007」「クラバート - 謎の黒魔術/2008」のダニエル・ブリュール。
アルドの部下でユダヤ人のスミッソン・ウティヴィッチにB・J・ノヴァク。
ディーター・ヘルストロム少佐に「青い棘」「ヒトラーの贋札/2007」「ブッデンブローク家の人々/2008」のアウグスト・ディール。
アドルフ・ヒトラーにマルティン・ヴトケ。
ヨーゼフ・ゲッベルスに「わが教え子、ヒトラー/2007」のシルヴェスター・グロート。
居酒屋の経営者エリクに「ワルキューレ/2008」のクリスチャン・ベルケル。
英国軍のエド・フェネシュに「オースティン・パワーズ/1997」のマイク・マイヤーズ。
ナレーションはサミュエル・L・ジャクソン(ノークレジット)。
監督、脚本に「パルプ・フィクション/1994」「ジャッキー・ブラウン/1997」「キル・ビル/2003」のクエンティン・タランティーノ。
「イングロリアス・バスターズ」_a0051234_22162416.jpg

1941年、フランス、ナンシー。“ユダヤ・ハンター”と呼ばれる冷血なるハンス・ランダ大佐により家族を皆殺しにされた少女ショシャナは、ハンスの追跡から逃れ一人生き延びる。
一方で、連合軍の極秘部隊“イングロリアス・バスターズ(名誉なき野郎ども)”と呼ばれ、ユダヤ系アメリカ人を率いるアルド・レイン中尉は、カリスマ的な指導の下ナチスの敵兵を血祭りにあげている。
1944年、ショシャナはミミューと名を変えパリで叔母から引き継いだ映画館を経営している。ある日、彼女はドイツ人兵士フレデリックに言寄られる。やがて無理矢理ゲッペルズに引き合わされ、家族を皆殺しにした憎き敵ハンス・ランダ大佐と再会するハメになる...

面白くなかったら返金!と言ったタランティーノ。いやいやすっごく!!面白かった!!マイベストに入れたい!!
血がドバ!!もそうだし、Musicは正にタランティーノの世界!!無着苦茶なストーリーも許せちゃちゃうし最高!!これはタランティーノの傑作!!!
むちゃくちゃ極まりないナチス・ドイツの物語にたくさんのドイツ人俳優が出演しているのもご機嫌。
タランティーノ映画はジョン・トラボルタが復活した「パルプ・フィクション」しかシアターで観た事がない。「フォー・ルームス/1995」「ジャッキー・ブラウン」は良かった。「キル・ビル」はあまりのくだらなさに呆れた。しかしながらこの映画を観てタランティーノの才能を再認識した感じ。
カンヌ映画祭で最優秀男優賞を獲得したクリストフ・ヴァルツの怪演は大いに映画を盛り上げている。ドイツ語、フランス語、英語を操りながら冷酷な笑いを浮かべ、この映画には欠かせないコメディアンぶりもさすが!である。
オープニング、ショシャナの家族を匿うナンシーの酪農家でのシーンや、パリのレストランでミミューと名乗っているショシャナとケーキを食べるシーンは見事。
今やInternational俳優となった兵士フレデリック・ツォラー役のダニエル・ブリュールや、ハンスに絞め殺されちゃう人気女優ブリジットを演じたダイアン・クルーガーも今だかつてない面白さで楽しめる。
どのシーンも見応えがあるが、ラストは血祭りになる事請け合いの居酒屋でのシーンは素晴らしかった!こちらではクリストフ・ヴァルツに負けぬ怪演ぶりのヘルストロム少佐演じるアウグスト・ディールが見事。
ヒトラーとゲッベルス役の両者による成りきりぶりは語るまでもないし、「わが教え子、ヒトラー」で笑えるゲッベルスを演じたシルヴェスター・グロートはタランティーノの世界でもイケてる。
今年の12月で46歳になるブラッド・ピットも年を重ねる毎に味な俳優になって行く。
ワーナー・マイカルシネマズ板橋にて
by margot2005 | 2009-11-29 22:26 | Comments(0)