2009年 11月 13日
ハリウッド、ヒット作3本...「私の中のあなた」「あなたは私の婿になる」「きみがぼくを見つけた日」
「My Sister's Keeper」 2009 USA
“病気(難病)もの”は好きではないので観るつもりはなかったが、シネコンのポイントがたまっていたので、買い物ついでに出かけでしまった。
巷では評判良いみたい。しかしながら、どうもあの母親サラの行動が分らなかった。あこまでして子供を守りたいのは同じ母親として良く分る。しかし他の子供たちを完全に犠牲にしてしまっている。“Sister's Keeper”として生まれたアナは勿論の事、完璧に阻害されている息子ジェシーが気の毒でならなかった。
サラはケイトの病気を治す事に全身全霊をかけ、それに陶酔しているようにも見えた。
サラを演じたキャメロンは全くもって母親って感じじゃなくてミスキャスト。キャメロンからは安っぽいドタバタ・コメディのイメージが抜けないで困る。
父親役のジェイソン・パトリックはとても良かった。
判事を演じたジョーン・キューザックは最高だし、弁護士役のアレック・ボールドウィンもgood。
ケイト役のソフィア・ヴァジリーヴァ、そしてアナ役のアビゲイル・ブレスリン、二人共上手いなと思った。
「リトル・ミス・サンシャイン/2006」から少し成長したアビゲイル・ブレスリンは将来楽しみな女優。
上のポスターには違和感ある。サラがあのような優しいまなざしで一度でもアナを見つめだろうか?
「あなたは私の婿になる」
「The Proposal」 2009 USA
サンドラ・ブロックは「スピード/1994」以来好きなハリウッド女優。サンドラの代表作といえばやはり「スピード」かな?その後公開された映画はシアターやDVDで殆ど全て観てきたが、これって言う映画はない。「クラッシュ/2004」は素晴らしい作品だったが、群像劇でサンドラの出番は少ない。
ちょっと前彼女がドイツのTV番組か何かに出演し、女優になったのは“人を笑わせたいため..”と語ったそう。コメディで精彩を放つサンドラのこの映画は久々の大ヒット作品。
上司マーガレットの婿に選ばれたアンドリュー役のライアン・レイノルズはとても、とても良かったな。この映画を観て彼のファンになってしまった。
アンドリューのママ役のメアリー・スティーンバージェンも良かったし、後、アンドリューの実家がアラスカって設定も大胆で面白かった。
40代半ばのサンドラのスタイルはゴージャス。
いつも履いている高いヒールには仰天する。あのヒール15cm位はありそう。
結末見え見えの他愛ないストーリーながら楽しんでしまった。
上下の作品と比べるのもなんだが、こちらの作品が私的には一番のヒットとなった。
「きみがぼくを見つけた日」
「The Time Traveler's Wife」 2009 USA
エリック·バナ ファンだし、かなり期待して観に行ってしまった。しかし映画から感動を受けることは全く出来なかった。ロマンティックなストーリーながら“Time Traveler” なるものが良く分らなくて...映画は少々説明不足。
ブラッド・ピットの“Plan B”が製作会社だったとは残念な事。でもこれって本国では流行ったみたい。
タイム・マシーンとか好きそうなアメリカンとは感覚がずれてるのかも知れない私にはダメだった。でもシアターもガラガラだった。
原作が翻訳されているので読んでみたい。本ならもうちょっと感動できるかも?