2009年 09月 22日
「幸せはシャンソニア劇場から」
ピゴワルに「コーラス/2004」「運命に逆らったシチリアの少女/2008」のジェラール・ジュニョ。
ミルーに「ロング・エンゲージメント/2004」のクロヴィス・コルニアック。
ジャッキーに「コーラス」のカド・メラッド。
ドゥースにノラ・アルネゼデール。
ジョジョに「コーラス」のマクサンス・ペラン。
監督、脚本に「コーラス」のクリストフ・バラティエ。
1936年、パリ。下町のミュージック・ホール“シャンソニア劇場”は不況のため閉館に追い込まれる。劇場の裏方として長年働いて来たピゴワルは解雇され酒に溺れる日々。そんな折、彼の一人息子ジョジョは日銭を稼ぐため健気に街頭でアコーデオンを弾く。しかし警察に見つかり、保護者失格の父親ピゴワルの変わりに別れた妻がジョジョを引き取る事になる。息子を取り戻すため彼は元仲間を招集し劇場の再建に奔走する...
父と息子の愛を描いたハートフルなミュージック・ドラマ。
「コーラス」もコレもそうだが主演のジェラール・ジュニョは温か味のある癒され顔なのだろう。
今年のイタリア映画祭で上映された「運命に逆らったシチリアの少女」で反マフィア治安判事を演じた彼は別人のよう。
ピゴワルたちが催したオーデションで採用された歌手志望のドゥース。初日、芸人ジャッキーのマズい演技にブーイングの観客。そこでピゴワルはドゥースに歌わす。これが拍手喝采となり歌姫が誕生する。やがて歌姫はスカウトされメジャーな場所へ...へこむピゴワルたち...ありきたりのストーリーに加え“幸せ”とついた邦題も相当ありきたりではあるが映画は癒してくれる。
歌姫ドゥース役のノラ・アルネゼデールは歌も上手くとってもキュートなマドモアゼル。ノアもキュートだけど、ジャック・ペランのまるで孫のような息子のマクサンスの笑顔が可愛い。
シネ・リーブル池袋にて...