2009年 07月 24日
「ノウイング」
ジョンに「月の輝く夜に/1987」「リーヴィング・ラスベガス/1995」「ワールド・トレード・センター/2006」のニコラス・ケイジ。
ダイアナに「ホワイト・ライズ/2004」「トロイ/2004」「マリー・アントワネット/2006」のローズ・バーン。
ジョンの息子ケイレブに「ベンジャミン・バトン 数奇な人生/2008」のチャンドラー・カンタベリー。
ダイアナの娘アビー(ルシンダとダブル)にララ・ロビンソン。
ジョンの友人フィルに「ニュー・ワールド/2005」のベン・メンデルソーン。
ジョンの妹グレースにナディア・タウンゼンド。
監督は「アイ,ロボット/2004」のアレックス・プロヤス。
MITの宇宙物理学教授ジョンは妻に先立たれて息子ケイレブと二人暮らし。ある日、ケイレブの通う小学校で50年前に埋められたタイムカプセルを掘り起こす式典が開催される。当時の生徒たちが描いた未来図が在校生一人、一人に手渡される。ケイレブもその中の1枚を手にし、その後家に持ち帰ってしまう。絵ではなく紙いっぱいに数字だけ書かれたそれを見たジョンは興味を示し、書かれた数列に意味があるのではないかと調べ始める。やがてそれは過去に起こった大惨事の日付けや犠牲者の数であり、ジョンの妻が亡くなった2年前のホテル火災の日付と犠牲者の数とも一致していることに彼は気づくのだった...
マズいけど少々ネタバレ...
“ディザスター・パニック・サスペンス”であるこの映画。予告(紹介されていたのは飛行機の場面と津波のシーンと記憶する)は何度も観ていたが、例によってなんの前知識もなくSFとは知らず、息子ケイレブの前に現れる怪しい男たちの存在で宇宙人と分った。
ラスト近くに宇宙船が登場する。宇宙船といえば必ず思い出す映画がある。傑作SFといわれるスティーヴン・スピルバーグの「未知との遭遇/1977」。30年後の宇宙船はとてもファッショナブルでお洒落。しかしあの宇宙船ってひょっとして“降臨”?とも解釈した。
地球破滅&人類滅亡の後新しい世界が生まれ、Newアダム&イヴの誕生。あのエンディングには少々引いてしまった。
しかしながらCGがスゴい!飛行機の墜落や、ニューヨークが津波に呑み込まれて行く様はもうスゴいのなんのって...いやあの映像はスゴかった。
ニコラス・ケイジ映画は「ワールド・トレード・センター」があまりにもつまらなく、あれ以来シアターで観ていない。
「リーヴィング・ラスベガス」でオスカーをゲット。多々ある作品の中でシェールがオスカーに輝いた「月の輝く夜に」がベスト!一番好きな彼の映画である。
「フェイス/オフ/1997」「8mm/1999」「天使のくれた時間/2000」「60セカンズ/2000」etc.数え上げたらキリがないくらいのハリウッド映画に出演している。2000年以降は「ウィッカーマン/2006」「NEXT -ネクスト-/2007」も中々面白かったがDVDで見た限り。
「リーヴィング・ラスヴェガス」や「月の輝く夜に」のようなヒューマン・ドラマにはもう出演しないのか?ニコラス・ケイジ?彼のヒューマン・ドラマが懐かしい。
ワーナーマイカル・シネマズ板橋にて...