2009年 07月 01日
「それでも恋するバルセロナ」
フアン・アントニオに「宮廷画家ゴヤは見た/2006」「ノーカントリー /2007」「コレラの時代の愛/2007」のハビエル・バルデム。
クリスティーナに「ママの遺したラヴ・ソング/2004」「理想の女/2004」「マッチポイント/2005」「タロット・カード殺人事件/2006」「ブラック・ダリア/2006」「私がクマにキレた理由(わけ)/2007」
「ブーリン家の姉妹/2008」のスカーレット・ヨハンソン。
マリア・エレーナに「ノエル/2004」「ボルベール/帰郷/2006」「恋愛上手になるために/2007」「エレジー/2008」のペネロペ・クルス。
ヴィッキーに「フロスト×ニクソン/2008」のレベッカ・ホール。
ジュディに「あぁ、結婚生活/2007」「ラースと、その彼女/2007」「幸せのレシピ/2007」「エレジー/2008」のパトリシア・クラークソン。
ヴィッキーのフィアンセ ダグに「近距離恋愛/2008」のクリス・メッシーナ。
監督、脚本に「ウディ・アレンの重罪と軽罪/1989&誘惑のアフロディーテ/1995」「さよなら、さよならハリウッド/2002」「僕のニューヨーク・ライフ/2003」のウディ・アレン。
ヴィッキーとクリスティーナは大学以来の親友同士。二人の恋愛観は全く違いヴィキーは真面目な青年と婚約中だが、クリスティーナは自由気ままに恋愛を楽しんでいる。
アメリカから夏休みをスペイン、バルセロナで過ごそうとやって来た二人はマークとジュディ夫婦の家に迎えられる。ある夜、フアン・アントニオと名乗るセクシーな画家と出会った二人は彼に誘われるまま小型飛行機に乗ってアストゥリアス地方オビエドへと向かう...
70歳過ぎた人が監督したとはとても思えない過激なラヴ・ストーリー。
ウディ・アレンは俳優として好きじゃないけど、監督となると俄然好みになってしまう。「何かいいことないか子猫チャン /1965」以来彼の映画は殆ど観ている。
ダイアン・キートンの「アニー・ホール/1977」や、一時期もめた元妻ミア・ファーローの「カイロの紫のバラ/1985」はアレン・ムーヴィーの中でも極めて素晴らしい!作品。ベット・ミドラーの「結婚記念日/1990」もちょっとブラックの入った面白いコメディで印象的だった。
21世紀になってからの彼の作品は「マッチ・ポイント」が最高かな。アレンの作る映画は少々ブラックが入った方が面白い。
オスカーをゲットしたペネロペ・クルス。オスカーってほどではないかな?しかしながら&毎度ながらスペイン語で喋ると精彩を放つペネロペの存在感がスゴイ。スカーレット・ヨハンソンが霞んでしまっている。“カルメン”の国スペインならではの激しくて、情熱的な恋(愛)に逃げ出すアメリカ娘の姿が滑稽。
フアン・アントニオとヴィッキー、フアン・アントニオとクリスティーナ、そしてフアン・アントニオと元妻マリア・エレーナ。それぞれが激しく違う性格の女性3人。女性なしには生きられないフアン・アントニオもまた情熱の国のスペイン男。
モテモテ男を演じるハビエル・バルデム映画は「夜になるまえに/2000」も「海を飛ぶ夢/2004」も機会がなくて観てない。で、「ノーカントリー」や「コレラ〜」のイメージが強く、3人の女性に愛されるこんなにセクシーで素敵な彼は初めて見た。
世界遺産に登録されているスペイン北西部のアストゥリアス地方オビエドの美しい景色にただため息。
ワーナーマイカル・シネマズ 板橋にて..
自由奔放に見えたクリスティーナの存在がマリア・エレーナの登場で
隅っこに弾き飛ばされてしまいましたねー。
自分で自分を「天才」と言い放って許される女ってスゴイ!
ただ私としてもあの役でペネロペがオスカーというのは少々疑問が残る
ところですね。
美しい街並み、美味しそうな料理やワインを観ているだけでも
楽しい作品でした。
自らを天才と呼ぶ女を演じるペネロペはさすがの存在感でしたが、わめけばオスカーっていうのもどうでしょうかしらね??
ワイン&お料理美味しそうでした。
スペインも良いですよね!こういう映画を観ると飛行機に乗りたくなります。あくまでも願いですが...
軽いタッチのこういった映画は楽しいですね。アレン映画も今やシネコンで公開とは驚きでした。