2009年 05月 17日
「デュプリシティ 〜スパイは、スパイに嘘をつく〜」
レイ・コヴァルに「インサイドマン/2006」「エリザベス:ゴールデン・エイジ/2007」「ザ・バンク 堕ちた巨像/2009」のクライヴ・オーエン。
クレア・ステインウィックに「チャーリー・ウイルソンズ・ウォー/2007」のジュリア・ロバーツ。
ハワード・タリーに「フィクサー/2007」「ロックンローラ/2008」のトム・ウィルキンソン。
ディック・ガーシックに「幻影師アイゼンハイム/2006」のポール・ジアマッティ。
監督、脚本に「フィクサー」のトニー・ギルロイ。
英国MI6所属の諜報員だったレイはニューヨークにあるトイレタリー新興企業エクイクロム社の一員。彼は老舗で、宿敵のB&R社を探るスパイとして雇われている。一方で元CIA諜報員クレアはB&R社に雇われた産業スパイ。ある日二人は偶然にも再会する...
クライヴ・オーエン狙いで観に行ったクライム・エンターテインメント。
熾烈を極めるトイレタリー業界。発明されればノーベル賞と誰もが確信する新商品を発売するという。そりゃ血眼になり互いの企業にスパイを送ることだろう。
老舗B&R社のCEOと新興企業エクイクロム社CEOをぞれぞれ演じるトム・ウイルキンソン&ポール・ジアマッティがナイス。お気に入りのUK俳優トム・ウイルキンソンはボスが似合う。
しかしラスト、産業スパイの二人はお気の毒だった。
全体的に見てとても面白い!といった映画ではない。ストーリーが時系列で描かれてなく、しょっちゅう過去に飛ぶ。分けが分らないって事はないが、あの展開は好きじゃない。
クライヴ・オーエン、ファン&ジュリア・ロバーツ、ファンが観れば満足するかな?
観たのが日比谷で、最終回ってこともあるが、ジュリア、ファンのojisamaがいっぱい観に来ていたのが印象的だった。
IMDbによると、英国のスーパー・スター、クライヴ・オーエンはトップ・ランクにブレイクし、ハリウッドで大活躍中。彼の魅力は深くドラマティックなバリトン・ヴォイスと表現している。賛成!彼のバリトン・ヴォイスは素敵。
「グリーンフィンガーズ/2000」以来ファンになったクライヴ・オーエン。先だってwowowで放映されてた「シューテム・アップ/2007」を観た。観終わってシアターに行かないで良かったとは思ったけど、撃ちまくるクライヴにはホレボレする。
「ボーン・アイデンティティ/2000」の孤独な殺し屋はハマり役だったし、「インサイドマン」のもの静かな銀行強盗も中々イケてた。でもなんてたって「キング・アーサー/2004」のクライヴは最高!
ジュリア・ロバーツはオーラのある女優でさすがの貫禄。
「ある愛の風景/2004」「ザ・バンク 堕ちた巨像」のウルリク・トムセンがスイス人大物重役でワン・シーン出演している。
日比谷 みゆき座にて...