イタリア映画祭2009...「赤い肌の大地」

「BirdWatchers - La terra degli uomini rossi 」2008 イタリア/ブラジル

先住民オズヴァウドにアブリショ・ダ・シウヴァ・ペドロ。
先住民リアにアリセリア・バチスタ・カブレイラ。
先住民ナジオにアンブロージョ・ヴィリャウヴァ。
雇われ見張り人ロベルトに「007/カジノ・ロワイヤル/2006」のクラウディオ・サンタマリア。
農場主夫人に「リプリーズ・ゲーム/2003」のキアラ・カゼッリ。
監督、原案、脚本はマルコ・ベギス。
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ブラジル南部アマゾンの奥地。先住民の住む特別保留地では貧困や若者の自殺に苦しんでいた。ナジオたち先住民は先祖の土地に移り住んで来る。しかしそこはヨーロッパからやって来た入植者の所有地だった。ある農場主一家はプール付きの豪邸に暮らし、観光客相手にバード・ウオッチングに興じる日々を送っている。そして豪邸では先住民の女性がメードとして働いている。
ある日、雇われ見張りがやって来て先住民追い出し作戦が始まる...
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プール&テニスコート付きの豪邸に住む農場主一家。何でもお金で解決する傲慢なマダム。そしてその娘は先住民オズヴァウドを誘惑する。一方で見張り人として雇われたロベルトを誘惑する先住民のリア。娘がオズヴァウドを誘惑したのは単なる好奇心からで、オズヴァウドも娘に惹かれる。しかしリアがロベルトを誘惑したのは、先住民追い出し作戦に雇われた彼を追い払うためだった。それは見事成功するが、最後に農場主が選んだ解決法は暴力によるものだった。
ブラジルの奥地に今だ先住民と入植者が相容れない状態にあるという現実。全く知らない世界で驚いた。
リアにしてやられるロベルトを演じるイタリア人俳優クラウディオ・サンタマリアってイケメンぽいのに滑稽な役柄で笑える。

イタリア映画ってどうして公開されないのだろう?昨年はイタリア映画祭以外では「マリア・カラス 最後の恋/2005」一本観ただけ。厳密に言えばこれもイタリア/フランス合作映画。今年もイタリア映画祭以前にイタリア映画は観ていない。
40〜60年代はイタリア映画がよく公開されていたらしい。日本でも人気ある、名の知れた俳優が存在したせいもあるし、その時代に観る人々が共感出来る内容の映画が多かったのかも知れない。日本の配給会社って出演者で選ぶ傾向があるよう。イタリアじゃ売れていても、日本で知られていない俳優が出演する映画はリスクが高くて公開がためらわれるのだろう。
今年のイタリア映画祭で公開された12本のうち配給が決まっているのは「ジョヴァンナのパパ」一本のみ。他はなんとかDVDにならないかな?と待つ以外にない。

映画祭が終了して1週間以上経った。映画祭の前と後にも新作映画を観ていて、それらのレビューも書きたいのだが、時間がないのが実に哀しい。おまけにPCの調子が悪くて、そろそろ寿命かも。
で、7本+短編1本観た中の最後の2本も実話&ドキュメンタリー・タッチの作品。
今年観た作品は「私を撮って」以外全て重厚な映画だった。
有楽町 朝日ホールにて...
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by margot2005 | 2009-05-16 01:48 | 映画祭 | Trackback | Comments(0)
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