イタリア映画祭2009...「プッチーニと娘/プッチーニの愛人」

「Puccini e la fanciulla 」...aka「Puccini and the Girl 」2008 イタリア
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ドリア・マンフレディにタニア·スクイッラーリオ。
ジャコモ·プッチーニにリッカルド·J·モレッティ。
エルヴィラにジョヴァンナ·ダッディ。
フォスカにデボラ·マッティエロ。
ジュリアにフェデリカ·ケッツィ。
監督、原案、脚本にパオロ·ベンヴェヌーティ。

作曲家として成功を収めたプッチーニは家族と共にトスカーナの湖畔の町トッレ·デル·ラーゴの屋敷に住み、新しいオペラの作曲に取り組んでいた。
ある日、メイドのドリアはプッチーニの妻エルヴィラの連れ子フォスカが愛人と浮気している現場を目撃する。日頃からドリアと夫の浮気を疑うエルヴィラは、ドリアを敵視するフォスカにそそのかされ二人の不貞を確信する。しかし夫の浮気相手はドリアではなく、彼女の従姉のジュリアで、ドリアは二人の密会の手引き者だった...
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1908年10月〜1909年1月の間に起こったドリア・マンフレディ事件をベースに描かれたドラマ。
トスカーナの美しい湖畔風景と、プッチーニの美しいオペラ音楽が物語を盛り上げる。まるで演奏付き無声映画のような展開に酔いしれた。
登場人物同士の会話はない。台詞は手紙を読むシーンやささやきくらい。
しかし芸術家って女好きが多かったのか?プッチーニもその一人。
クラシックやオペラに疎くともプッチーニの“マダム·バタフライ”は余りにも有名で誰でも知っている。
鬼ばばぁのようなプッチーニの妻エルヴィラに罵られ、自室に鍵をかけられ、窓に釘を打たれて幽閉されたドリア。やがて死を選ぶドリアが気の毒過ぎ。
でも20世紀初頭のこの時代ならこのような事は起こっても不思議はないかと思える。
上に酔いしれたと書いたが、ストーリー展開は以外に滑稽で笑いを誘う。
今回観た中で気に入った作品の一つ。

「プッチーニと娘」の前に「太陽はひとりぼっち/1962」「赤い砂漠/1964」etc.の鬼才ミケランジェロ·アントニオーニのドキュメンタリー「ミケランジェロのまなざし/2004(Lo squardo di Michelangelo)」が15分上映された。
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有楽町 朝日ホールにて...
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by margot2005 | 2009-05-07 01:09 | 映画祭 | Trackback(3) | Comments(2)
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Commented by JT at 2009-05-09 16:52 x
こんにちは、
オペラのことを知らなくても「誰も寝てはならぬ」を聴くと無条件に感極まってしまうのは、自分だけじゃないと思うのですが、プッチーニってやっぱり凄いですね。去年の12月、プッチーニ生誕150年を記念してNHKでまるまる一日プッチーニ特集をやっていましたが、私生活のことも「ダークサイド・オブ・ザ・ムーン」というドキュメンタリーでやってました。愛人も沢山でてきましたよ。はい。
Commented by margot2005 at 2009-05-10 19:40
JTさん、こんにちは!
お元気でしたか?
さてさてプッチーニ生誕150周年記念とやらやっていたのですね?見たかったですわ。
この作品は彼の「西部の娘」を作曲する過程で物語は進行して行くので、その美しいピアノ曲が流れます。全く知らない旋律でしたが、とても美しくて、CDを仕入れて聞いてみたくなりました。
ドキュメンタリー面白そうですね。やはり愛人たくさんいたのですね。本妻、映画では年上っぽい鬼ババおばさんの雰囲気でしたが、実際もそうだったのでしょうかしら??
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