「マリア・カラスの真実」

「Callas assoluta 」2007 フランス/ギリシャ/オーストラリア

“カラスの前にカラスはいない。カラスの後に第二のカラスは現れない。永遠に...。”
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“マリア・カラス没後30年目の2007年9月16日にミラノ・スカラ座、パリ・オペラ座でガラ上映され、エンドクレジットが上がっても観客はしばらく席を立てなかった...。”とチラシに書かれているが、東京では渋谷のミニシアターでひっそりと公開されている。

20世紀最高の歌姫〈ディーヴァ〉を描いたドリュメンタリーで、ナレーションはフランス語、マリア・カラスのインタビューは英語とフランス語で語られる。
監督はフィリップ・コーリー。

マリア・カラスにまつわる世界のセレヴたち...アリストテレス・オナシス、ルキノ・ヴィスコンティ、ピエル・パオロ・パゾリーニ、グレイス・ケリー、ジャン・コクトー、ジャクリーン・ケネディetc.彼らの実写を交えながらカラスの華麗なる真実が描かれる。
ルキノ・ヴィスコンティがカラスの舞台を演出したなんて知らなかった。オペラに関しては無知に近いので致し方ない。
マリア・カラスものは過去に「永遠のマリア・カラス/2002」と「マリア・カラス 最後の恋/2005」の2作を観ている。
「永遠のマリア・カラス」は晩年のカラスをフランス女優ファニー・アルダン、「マリア・カラス 最後の恋」はイタリア女優ルイーザ・ラニエリがそれぞれ演じている。
ルイーザ・ラニエリ版で、カラスは太っていて舞台映えしないからオペラ歌手など無理と酷評されるシーンがあったが、実際の彼女、若い頃(20代前半)過食症で体重は100kgあったという。それじゃ確かに舞台映えしない。しかしその後、体重を落とし、磨き上げたカラスは、30代ではファンション・アイコンと化したモデル並みのスタイルに変身している。
同じくギリシャ移民であるアリストテレス・オナシスとの結婚を希望しギリシャ国籍迄取得したにも関わらず、彼はケネディ大統領の未亡人ジャッキーと結婚してしまう。しかし、二人は密かに逢瀬を重ねたという。その後、オナシスはカラスの住むパリで亡くなっている。
とてもスキャンダラスで、アン・ハッピーながら“恋とオペラ”に生きたマリア・カラスのドラマティックな人生を堪能した。

ウイークディの夕方、シアターの席は半分も埋まっていなかった。
ユーロスペースの待ち合い(廊下?)にチラシがたくさん並んだ棚があり、ベンチが置いてある。映画を観終わりベンチに腰掛けたおばさま二人組。彼女たちは“ざーます言葉”でカラスを絶賛していた。きっと本物のカラス ファンなのね。
渋谷 ユーロスペースにて...
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by margot2005 | 2009-04-13 01:13 | フランス | Trackback | Comments(0)
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