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「チェンジリング」

「Changeling」 2008 USA

“どれだけ祈れば、あの子は帰ってくるの──?”...名匠クリント・イーストウッドが描く感動のミステリー・ドラマ。
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クリスティン・コリンズに「マイティ・ハート/愛と絆/2007」「ウォンテッド/2008」のアンジェリーナ・ジョリー。
グスタヴ・ブリーグレブ牧師に「リプリーズ・ゲーム/2002」「クリムト/2006」のジョン・マルコヴィッチ。
J・J・ジョーンズ警部に「恋愛依存症/2006」のジェフリー・ドノヴァン。
キャロル・デクスターに「カポーティ/2005」「その土曜日、7時58分/2007」のエイミー・ライアン。
息子ウォルターにガストン・グリフィス。
製作、監督に「真夜中のサバナ/1997」「ミリオンダラー・ベイビー/2004」のクリント・イーストウッド。

1928年、L.A.。クリスティン・コリンズは電話会社で働くシングル・マザー。女手一つで9歳の一人息子ウォルターを育てている。ある休暇の日、ウォルターと映画を観に行く約束をしていたクリスティンは同僚に頼まれ出勤するハメになる。気になりながらも息子を残し家を出るクリスティン。仕事を終え急ぎ足で家に戻ったがウォルターは忽然と消えていた。警察に捜索願を出し、やがて彼女の元に戻って来たウォルター。しかしその男の子は彼女の息子ではなく全く別人の少年だった...
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実話の映画化。ウォルターを始めとして数人の少年が誘拐された事件も絡めて描いている。ウォルターが見つからないまま映画はエンディングを迎えるが、彼女はきっと生涯をかけて息子を捜したに違いない。
この役のため痩せたかどうか定かではないがアンジェリーナが激痩せしている。1920年代のシングル・マザーってかなりの小数派だっただろうな?電話会社で働きながら9歳の息子を育てるクリスティンを演じるアンジーは適役。
クリント・イーストウッド映画はどれも、これも映像が美しい!この作品も20年代のファッションやL.A.の風景がとても美しく描かれている。
クリスティンや他の女性を、理不尽極まるやり方で精神病院に閉じ込めた警察の行動には呆れ返る。それと闘ったクリスティンは本当に強い女性で拍手を送りたい。でも彼女はただ疾走した息子を取り戻したかっただけなのだが...
違う子供を連れて来、ごり押しで母親に認めさせる警察って?何考えているんだろう?ハリウッド映画で時々お目にかかるジェフリー・ドノヴァンは、クリスティンの声に全く耳を貸さず太々しいまでに憎らしい警部役が似合っている。
いつも強烈な個性を放つ、お気に入りの性格俳優ジョン・マルコヴィッチもさすがの存在感。
精神病院でクリスティンが出会うキャロル役のエイミー・ライアン。出番は少ないがきらりと光る演技は素敵だ。
アンジェリーナは“静かな作品もハードなアクション満載の作品もどちらも好き。”と語っているが、やはり彼女には「Mr.&Mrs.スミス/2005」や「ウォンテッド」のような激しい役柄が俄然マッチしている。
ワーナー・マイカルにて...
Commented by なな at 2009-03-08 15:50 x
こんにちは
アンジー,また痩せてましたね。
ウォンテッドの時よりも・・・・
私も彼女は激しくアクションするキャラの方が好きです。
でもこのアンジーも,仕草はともかく
気持のありようはとっても「強い」女性を演じていてかっこよかったですね。
社会派を撮らせるとやはりイーストウッド監督の手腕には唸ります。
Commented by margot2005 at 2009-03-10 01:09
ななさん、こんばんは!
コメントありがとう!
アンジー激痩せでしたよね?余りにも痩せちゃって、足なんて棒状態ビックリでしたわ。
さてさて、やはりアンジーは過激な役が合いますよね?気性も激しそうだけど、あの顔のせいかしら??
イーストウッドは将来名匠と呼ばれそうですね。
by margot2005 | 2009-02-27 22:39 | Comments(2)