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「ブラインドネス」

「Blindness」 2008 カナダ/ブラジル/日本
全世界、失明...のパニック・サスペンス・ドラマ。
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医者の妻に「美しすぎる母/2007」「アイム・ノット・ゼア/2007」のジュリアン・ムーア。
医者に「夫以外の選択肢/2004」「ゾディアック/2006」「帰らない日々/2007」
のマーク・ラファロ。
最初に失明した男に伊勢谷友介。
最初に失明した男の妻に木村佳乃。
サングラスの女に「シティ・オブ・ゴッド/2002」アリシー・ブラガ。
黒い眼帯の老人に「ドリームガールズ/2006」「ザ・シューター/極大射程/2007」のダニー・グローヴァー。
バーテンダー/第三病棟の王に「キング 罪の王/2005」「恋愛睡眠のすすめ/2005」「バベル/2006」ガエル・ガルシア・ベルナル。
泥棒(脚本も)にドン・マッケラー。
監督は「シティ・オブ・ゴッド」「ナイロビの蜂/2005」のフェルナンド・メイレレス。
原作はノーベル賞作家ジョゼ・サラマーゴの「白い闇」。
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ある日、車を運転中の男が突然視力を失う。彼の車を運転し家に送っていった男は泥棒だった。視力を失った男は妻に急かされ眼科医を訪ねる。しかし彼の目に異常はなく原因不明であった。
そして最初に視力を失った男から感染し次々と失明していく人々。政府は彼らを隔離しようと、かつて精神病院だった隔離病連に強制収容する。しかし失明した人々の中に唯一目が見える女である医者の妻がいた。なぜか失明しなかった彼女はただ一人隔離病連の想像を絶する惨状を目の当たりにするのだった...
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日本人俳優も出演している巷で話題のこの映画。
ジュリアン・ムーアが頑張っている。ただ一人目が見える女という設定なので、頑張らざるを得ないのだが...
「フォーガット/2004」や「フリーダムランド/2006」といったちょっと変わった趣向のサスペンスのヒロインが似合うジュリアン・ムーアには適役かと思える。
ガエル・ガルシア・ベルナル演じる第三病棟の王が食糧と引き換えに女を出せ...という展開からちょっと??になってしまったが...ガエルは相変わらずクレージーな役柄似合い過ぎ。「ヴエノスアイレスの夜/2001」や「アマロ神父の罪/2002」ではとっても繊細でキュートだった彼も、今では強烈な個性を放つ俳優となった。
目が見えなくなった夫に子供のように接する妻、それが耐えられない夫は思わずサングラスの女とsexするシーンが登場する。
極限状態になると人間てとんでもない欲望に走ってしまうのだろうか?
日本人俳優二人、特に最初に失明する男を演じた伊勢谷友介は存在感ありで頑張っている。
原因不明の失明、それがどんどん感染して行くなんてぞっとするが、ラストは救える展開で良かった。
何となく観に行ってしまったがこういうジャンルの作品はあまり好きではない。でも原作の「白い闇」には興味を覚えた。いつか読んでみたい。
ワーナー・マイカルにて...
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by margot2005 | 2008-12-12 00:46 | Comments(0)