2008年 06月 13日
「ラスベガスをぶっつぶせ」
MITの頭脳明晰学生たちがラスベガスのカジノで荒稼ぎする痛快青春ドラマ。
主演ベン役はUK、ロンドン出身のジム・スタージェス。
ベンをラスベガスに連れ出す教授ミッキーに「シッピング・ニュース/2001」「スーパーマン・リターンズ/2006」のケヴィン・スペイシー。
ジルに「綴り字のシーズン/2005」のケイト・ボズワース。
カジノの監視役コールに「マトリックス・シリーズ」「M:i:III/2006」のローレンス・フィッシュバーン。
監督は「キューティ・ブロンド/2001」「ウエディング宣言/2005」のロバート・ルケティック。
製作にも名を連ねているスペイシーはボズワースが好きなのか?この作品でも共演している。
原作はベン・メズリックのベストセラー・ノンフィクション“Bringing Down the House: The Inside Story of Six M.I.T. Students Who Took Vegas for Millions”。
MITを優秀な成績で卒業予定のベンはハーヴァード・メディカル・スクールへの入学を希望していた。しかし母子家庭の彼には30万ドルかかるという学費を捻出する事が出来ず奨学金頼み...
ある日、そんな彼はギャンブル好きな教授ミッキーの強引な誘いで“ブラック・ジャック”の手ほどきを受ける事になる。ベンが気になるキュートな学生ジルもメンバーの一人だった。
ブラック・ジャックを学び、仲間たちとラスベガスへと乗り込むベン。
授業のない週末、飛行機でボストンからラスベガスへ飛んだ彼らは、一晩で大金を稼ぎだすのだった...
原タイトルの“21”はブラック・ジャック(当たり)になった時の数字。
ラスベガスには行った事はないが、いつかべガスのカジノへ行たいとは以前から思っている。
カジノで儲けた後の引き際って難しいだろうなぁと切に感じる。
このストーリーでも、始めは学費の30万ドルを稼げばやめると宣言したベンなのに...
実話という事だが、あの教授ミッキーもホントにあのようなラストなのか?ちょっと驚き。
MITの貧乏学生と、ラスベガスでブラック・ジャックに興じる金持ち御曹司のふりしたベンの姿が対照的で、ジム・スタージェスはそれぞれの役が似合っている。
ブラック・ジャックについての知識がzeroなのと、先に説明があった、ベンに送る仲間のサインが良く理解出来ていない事が、観ていて少々歯がゆいが、ストーリーとしては面白い。
教授に“君の頭はコンピューターだ!”と言わしめるベンの頭ってどうなっているのだろう?
アレだけ脳に記憶を貯める事ができるなんて...人間業じゃない。
やはりカードをカウンティングする「レインマン/1988」のお兄ちゃんは病気だったが、ベンはノーマルな人間だし...やはり驚き以外の何ものでもない。
ラストはveryアメリカンでgood。
原タイトルの“21”という数字は日本人にとっては、とても中途半端な数字だが、アメリカ人にとって、この“21”というナンバーがしばしばラッキー・ナンバーのように語られる意味が良く理解できた。
8月に公開予定のジム・スタージェス主演の「アクロス・ザ・ユニバース/2007」が楽しみとなってきた。
有楽座にて...
私も,カード・カウンティングの仕組みや仲間との作戦の詳細はわかってないのですが
追っかけっこやヒューマンドラマの面で楽しめました。
ゲームに勝つときって,ほんと引き際が難しいですよね。
パチンコも,勝ってるうちにやめろと言われてるし・・・(ちょっと違う?スケールが)
スタージェス君は,純朴でダサい青年キャラと,華やかなオーラを身につけ始めたセレブなキャラ,どちらも自然に演じていましたね。
カードのルールも良く知らないし、あのカウンティングもなんか良く解らなかたですね?確かに...でも展開は面白くて惹き込まれましたわ。
ラスベガスって一度行きたいのですよね。
引き際ですか?
行った人の話を聞いたのですが、海外なので大金を現金で持って行かないし、以外にあきらめちゃうらしいです。
ジム・スタージェス NICEな雰囲気を持つ素敵な俳優ですね。ファンになりましたわ。