2008年 05月 25日
「チャーリー・ウイルソンズ・ウォー」
1980年代のアメリカ。テキサス州選出の下院議員チャーリー・ウイルソンの、実話を元にしたポリティカル・コメディ。
チャーリー・ウイルソンに「フィラデルフィア/1993」「ダ・ヴィンチ・コード/2006」のトム・ハンクス。
富豪の女優ジョアン・ヘリングに「ペリカン文書/1993」「エリン・ブロコビッチ/2000」のジュリア・ロバーツ。
CIAエージェント ガスト・アブラコトスに「カポーティ/2005」のフィリップ・シーモア・ホフマン。
チャーリーの補佐官(秘書)ボニー・バックに「魔法にかけられて/2007」のエイミー・アダムス。
「ジェイン・オースティンの読書会/2007」のエミリー・ブラントがちょい役で出演している。
監督は「ワーキング・ガール/1988」「クローサー/2004」のマイク・ニコルズ。
原作はジョージ・クライルの“Charlie Wilson's War”
“チャーリーズ・エンジェル”と呼ばれる3人のナイス・バディ女性を秘書に持ち、“酒と女”の日々を満喫している下院議員チャーリー・ウイルソン。
ある日、ラスベガスで歓楽中TVの放映に目が釘付け...
チャーリーは秘書のボニーを伴って一路アフガニスタンへと向かう。
ソ連軍がばらまいた対人地雷によって、手足をなくした子供たちの姿を見たチャーリーは唖然とし、帰国する。
同じくテキサス出の富豪女優ジョアンは共産主義者。彼女にけしかけられたチャーリーは、落ちこぼれCIAのガストを巻き込んでアフガニスタンを救おうと立ち上がるのだった...
アフガニスタンでは、ソ連の戦闘機を撃ち落とす度“やったぁ!”と歓声が起き、それがワシントンのチャーリーに知らされ、チャーリーは、チャーリーでボニーと抱き合って喜んじゃう...なんてとってもコメディ・タッチに描かれていて笑ってしまう。
ノー天気チャーリーの行動は本当に事実だったのか?とあきれてしまう。
ジョージ・クライルというアメリカ人ジャーナリストが書いたノン・フィクションが元になっているようだが、本もこのようにコメディ・タッチなのか気になる。
それとなぜ今頃このような映画をハリウッドが作ったのだろうか?
アフガニスタンを救った事で表彰されるチャーリー。しかしチャーリーがなし得なかった事がある。それは子供たちのための学校だったようだ。
チャーリー役のトム・ハンクス、富豪女優ジョアン役のジュリア・ロバーツ、そして落ちこぼれCIAのガストを演じるP.S.ホフマンのトリオは絶妙の配役である。
何れの作品を観ても感じるが、あの平凡な顔で、どのような役も難なく演じるってやはり演技派なのだろうトム・ハンクス。
癖のある役はこの方!P.S.ホフマンで、これでも様になっている。
ボニー役のエイミー・アダムスって「魔法にかけられて」の時もそうだったが、とってもチャーミングな女優。
撮影時40才のジュリア・ロバーツ...貫禄だなぁの一言!
ワーナー・マイカルにて...
彼の演技は、さまになっていたとのこと、気になります。はい。
実話を大分コメディタッチに描いてるみたいですけど、
まじめにやっちゃ受けないからないのかな。アフガンの話は。
それにしても、ジュリアはまだ40才なんですか!
芸暦があるからか?貫禄あって、もっと上の歳かと思ってました~
早速お越しいただいて嬉しいですわ。
ホフマン出てます。この映画は3人のオスカー俳優の出演と、すっごくチャーミングなエイミー・アダムスの存在がナイスですね。
俳優人あっての作品かと思います。
ノンフィクション・ライターが書いた本ですから、元は真面目で、映画ではしっかりとコメディに仕立てたのでしょうね?きっと...
そう今頃マジに描いても、今更っていわれそうですものね?
「マグノリアの花」の時はまだ20才ちょっとで、かれこれ20年第一線で頑張ってますジュリア。
シネコンでも上映してますしお勧めでございますわ。
いつもお世話になっております^^・
この映画は豪華キャストということで楽しみにしていましたが、今一つ好きになれない作品でした。
起きたことの深刻さと映画のノリの軽さのギャップが肌に合わなかったようです。
ソ連のヘリが何機撃墜されたか―のテロップにも寒いものを感じ、何だか引いてしまいました。
シリ・アップルビーがチャーリーズ・エンジェルの中にいたのがすごくびっくり、というか彼女を観たのが久しぶりでして。
「ロズウェル」、かなりハマってたので。。。
エイミー・アダムスもよかったです。
予告の軽さ(笑)とはまた別の内容でした。でも何となく中途半端な告発?だったような。。
こちらこそいつもTBありがとうございます!
>起きたことの深刻さと映画のノリの軽さのギャップが肌に合わなかったようです....
同感ですね。
しかし随分前の出来事(歴史)なので、こういった描き方にしてお茶を濁したかったのでしょうかしら??
確かに引きましたが俳優人に助けられたコメディでしたね?
コメントありがとうございます!
「ロズウェル」は未見ですが、あのナイス・バディの一人なんですね?
初めてお目にかかった女優さんの気がします。
エイミーはほんとにキュートな女優ですよね。若く見えるし...
ブッシュ批判なのかCIAへの駄目出しなのか?
テーマが定まってなかった気もします。
当時の内情を見られたのが一番良かったです
あとはホフマンの演技ですね
ハインドにビビリながらも釘付けになってしまいました
やっぱり最強ヘリです
コメントありがとうございます!
いつも飛ばし逃げでごめんなさい。
>ブッシュ批判なのかCIAへの駄目出しなのか?...
どうなんでしょうね?
アメリカ合衆国よ!なぜに今頃こんなの作って?なんて思いましたが....
深く考えないで娯楽として観れば面白かったと思います。
俳優人良かったし...
あのへりはスゴかったですよね。
という訳でこの作品、大御所揃いで貫禄のアル映画になってました。しかしながらこんな政治家、今のアメリカでは直ぐにタブロイドにすっぱ抜かれて消えてしまうのでしょうね。そういえばちょっと違いますけど、前NY州知事が売春スキャンダルですっぱ抜かれてましたね。(まあこれは当然って感じでしたが)そういえばクリントンも、今は怖いアメリカ社会です。
仕事帰りに映画を観に行くことが多いので、職場では“夜遊びのし過ぎ!”なんて言われてますが、“芸術鑑賞ですので...”なんて返してますわ。
さてコレはCCさんのレビューを観て以来待っておりました映画です。
俳優人あっての作品でしたね。
成る程今ならタブロイドですか?80年代はすっぱ抜かれることはなかったのね?
そういやラスベガスでのコカイン事件ももみ消してましたものね。
前NY州知事売春スキャンダルってなんか記事読んだ覚えありますね。
20数年前は彼らにとって良い時代だったことでしょう!