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「モンテーニュ通りのカフェ」

「Fauteuils d'orchestre」...aka「Avenue Montaigne」「Orchestra Seats」2006 フランス
パリ8区にあるカフェを舞台に描いた群像劇。

ヒロイン ジェシカに「ロシアン・ドールズ/2005」のセシル・ドゥ・フランス。
ピアニストのジャン・フランソワ・ルフォールに「地上5センチの恋心/2006」のアルベール・デュポンテル。
妻ヴァレンティーヌに「息子の部屋/2001」「エンパイア・オブ・ザ・ウルフ/2005」のラウラ・モランテ。
女優カトリーヌ・ヴェルセンに「輝ける女たち/2006」のヴァレリー・ルメルシェ。
初老の資産家ジャック・グランベールに「輝ける女たち」のクロード・ブラッスール。
彼の息子フレデリクに「ディディーヌ/2007」のクリストファー・トンプソン。
ジェシカの祖母に「ガスパール/君と過ごした季節(とき)/1990」のシュザンヌ・フロン。シュザンヌ・フロンにとっては遺作となった。
アメリカ人のプロデューサー(監督)ブライアン・ソビンスキーに「フィクサー/2007」のシドニー・ポラック。
監督、脚本は「シェフと素顔と、おいしい時間/2002」のダニエル・トンプソン。
やはり息子のクリストファーも脚本に参加している。
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田舎から希望を胸に大都会パリへやって来たジェシカ。
8区にあるカフェへ飛び込み”働きたい!”と願い出る。ここは“ムッシュー”しか雇わない名門カフェ“カフェ・ド・テアトル”。
自分を売り込みなんとか働かせてもらえることになる。
この次期、有名なオークションや、コンサート、そしてシアターで舞台も開催されるため、カフェにとっては人手が足りなかったのである。
カフェの常連であるピアニストのジャン・フランソワは今の仕事の環境に満足していない。
TVドラマの人気女優カトリーヌは舞台の初日を控えイライラをつのらせている。
初老の資産家ジャックは長年集めてきたコレクションをオークションにかけるため忙しい日々。
しかし彼の息子フレデリクは亡くなった母親の思い出がいっぱい詰まったそのコレクションを売り払おうとする父親を許せない。
そんな彼らに持ち前の素晴らしい笑顔でサービスするジェシカだった...
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現実ではこんなことあり得ないと思うが...特にラスト...まぁ映画だから許してしまう。
ジェシカの存在って、カフェのお客であるセレヴたちにとっての癒しみたいなものだろうか?
出会う人みんなに好かれてしまうジェシカを演じる、セシルの笑顔がたまらなく愛らしくって、愛らしくって困ってしまうほど...
クリストファー・トンプソンて自分で脚本書いてるから仕方ないけど、若い女性にモテる役が続く...しかしながら文句なしに素敵なフランス俳優!!
シャルル・アズナブールしか判らなかったが、流れる60年代のフレンチ・ポップスがお洒落。
ライトアップされたエッフェルや、ダイアナが事故にあったアロマ橋(シャンゼリゼに近い)側のモニュメントがキャンドルの明かりに照らされ、モンテーニュ通りにある高級ホテル プラザ・アテネも登場し、パリ好きにはたまらない。
原タイトルは“オーケストラの肘掛け椅子”。
渋谷ユーロスペースにて...
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by margot2005 | 2008-05-10 01:38 | Comments(0)