イタリア映画祭2008...「ひばり農園」

「La Masseria delle allodole」...aka「The Lark Farm 」2007 イタリア/ブルガリア/スペイン/フランス/UK
第一次世界大戦下、トルコ軍によるアルメニア人(アルメニア共和国/旧ソ連邦)虐殺を描いた戦争ドラマ。

アヴァキアン家の娘ヌニークに「スパングリッシュ/2004」のパス・ベガ。
ヌニークの兄アラムに「三銃士 妖婦ミレディの陰謀/2005」のチェッキー・カリョ。
トルコ軍兵士ユスフに「太陽に恋して/2000」「暗闇の女たち/2007」のモーリッツ・ブライブトロイ。
アルメニア人ヌニークを密かに愛するトルコ軍人エゴンにアレッサンドロ・プレツィオージ。
監督はパオロ&ヴィットリオ・ダヴィアーニ。
原作はアルメニア系イタリア人の歴史家アントニア・アルスランの小説“ひばり農園”。
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1915年第一次世界大戦下のトルコ。裕福なアルメニア人のアヴァキアン一家。
ある日、アラムとヌニークの父親が病死する。
長男で父親が残した“ひばり農園”の相続人であるアッサドゥール(マリアーノ・ジリッロ)の元へも知らせが入る。
彼は若い頃にトルコを出、今は妻子と共にイタリアで暮らしていた。
迫害の気配を感じていた一家は近隣の人々も伴い“ひばり農園”へと向かう。
しかし、その場所で男は子供も含め全て虐殺され、女たちは強制移動のためトルコ軍に連行される。
そして脱走を図ったものは拷問の後惨殺され、レイプは日常茶飯事の出来事だった...

a0051234_1233992.jpgドイツ軍(ヒトラー)によるユダヤ人虐殺は広く知れているが、トルコにおけるアルメニア人虐殺についての知識がないのでちょっと調べてみた。
この虐殺は未だもって解決していない、世界的な“歴史問題”のようで、トルコ政府は虐殺を認めていないという。
残虐なシーンが余りにも多く、目を背ける事多し。
world wideに活躍しているスペイン女優のバズ・ベガ、フランス人俳優のチェッキー・カリョ、そしてドイツ人俳優のモーリッツ・ブライブトロイが出演していなきゃ観なかったであろうこの作品。
チェッキー・カリョはユダヤ系トルコ人。
たんに、戦争による悲劇として隠されたままにしてはいけない事実を又一つ知ってしまった。
有楽町朝日ホールにて...
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by margot2005 | 2008-05-06 01:46 | 映画祭 | Trackback(3) | Comments(0)
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