イタリア映画祭2008...「カラヴァッジョ」

今年も楽しみにしていたイタリア映画祭。
私的には“映画祭”じゃなくて、有楽町でまとめてイタリア映画を観るといった感じ。
で、一番最初に観たのがコレ...

「Caravaggio」2007 イタリア/フランス/スペイン/ドイツ
“カラヴァッジョ”と呼ばれたミラノ出身の画家ミケランジェロ・メリージ。
彼の壮絶なる迄の波乱万丈の生涯を描いたドラマ。

「輝ける青春/2003」「13才の夏に僕は生まれた/2005」、そして一昨年のイタリア映画祭で上映された「心の中の獣/2005」のアレッシオ・ボーニがミケランジェロ・メリージ(カラヴァッジョ)を演じている。
独身だったカラヴァッジョが生涯慕った侯爵夫人コンスタンツァア・コロンナにエレナ・ソフィア・リッチ。
宿敵ラヌッチョ・マッソーニにマウリツィオ・ドナドーニ。
カラヴァッジョの才能を見抜き手を差し伸べるデル・モンテ枢機卿にホルディ・モッラ。
カラヴァッジョが愛した女性レナにサラ・フェルバーバウム。
監督はアンジェロ・ロンゴーニ。
元は2エピソードの3時間TV映画として作られたもの。
3時間バージョンが観たくなる。
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主演のアレッシオ・ボーニは実物に比べ、ちょっとハンサム過ぎちゃっているが、以外に似合っていたなぁカラヴァッジョ役。
カラヴァッジョは1573年に生まれ、1610年に30代の若さで病死している。
彼はルネッサンス期の天才ミケランジェロを巨匠と崇め、自らはバロック絵画最大の巨匠と呼ばれた。
後のルーベンスやフェルメール、レンブラントに影響を与えた人物という。
映画の中、この頃には珍しくモデルを使い、徹底した写実主義を貫いた描き方。それは娼婦の顔を聖母にしたり、処刑され首を落とされた死人の顔であったり、とにかく凄まじく血なまぐさい。
この時代に起こった史実に基づいた処刑の場など目を覆う残酷なシーンがわんさと登場する。
短気で決闘好きだったカラヴァッジョ。彼が短気でなく、争いも好まなかったら、もっと、もっとたくさんの絵画を残していたかも知れない。惜しい...

有名な作品(模写にしてもスゴイ迫力)が多々登場する。
宗教画って大好きなのでこの作品は是非観たいと思っていた。
パリのルーヴル美術館にも彼の有名な”聖母の死”や“女占い師(ジプシー女)”があり、本物を見た。
フィレンツェのウフィツィ美術館にもカラヴァッジョの絵があるようだが、急ぎ足で見たので記憶にない。
でもカラヴァッジョの絵といえばローマの“サンタ・マリア・デル・ポポロ聖堂チェラージ礼拝堂”にあるものが一番有名なようで、ローマには行ったけど駆け足で...行きたい!ローマ!いやイタリア!イタリアの教会にある宗教画って半端じゃないほどの数がある。
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1986年に英国人のデレク・ジャーマンという監督が作った「カラヴァッジオ」という作品がある。
ベルリン映画祭で銀熊賞を受賞したという。
カラヴァッジオ役のナイジェル・テリーという俳優は知らないが、宿敵ラヌッチョ・マッソーニをショーン・ビーンが演じ、レナ役をティルダ・スウィントンが演じているというので見てみたい。DVDになっている。

本作は今冬、銀座テアトルシネマで公開予定との事だったが、伸びて...伸び過ぎ...2010年(“カラヴァッジョ”没後400年とか)公開予定になったようです。
イタリア映画祭では“プレミア上映”とのことだが、どこが、どう“プレミア”なの?
有楽町朝日ホールにて...

カラヴァッジョの絵画たち
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by margot2005 | 2008-05-04 00:25 | 映画祭 | Trackback(5) | Comments(6)
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Commented by amore_spacey at 2008-05-07 04:11
おひさしぶりです。
今年もイタリア映画祭では素晴らしい作品が上映されたようですね。
このカラヴァッジョをTVで観ました。もちろんアレッシオに会いたくて(^^)
カレンダーに丸印までつけておいたのに、すっかり忘れて
第2夜の後半あたりをちらりと観ただけでしたが…(号泣)
リアリズムを追求する正気と狂気のはざまにいるカラヴァッジョを
もう少し掘り下げて演じてくれるかなァと期待したのですが、うーん。
Commented by margot2005 at 2008-05-08 00:43
amore_spaceyさん、こんばんは!
どうもご無沙汰でございました。
今年もイタリア映画を満喫してきました。
昨年はコメディ・タッチが多かったのですが、今年は選んだ映画はどれもどれも重厚な作品ばかりで、でもどれも素晴らしかったですね。
アレッシオ・ボーニは大好きなイタリアンなので是非とも観たかった1作です。
そうこれってTV映画なんですよね?アメリカでも長いバージョンで公開されたようで...
アレッシオは“うーん”でしたか?
UK映画の「カラヴァッジオ」を見てみたいですね。
レンタルあるかしら??
Commented by MACHI at 2008-05-09 15:00 x
王妃さまもいらしたんですね。
公開が二年先だなんて、今回見てよかったですわ。
3時間バージョン、PCで無料で見られます。
詳しくは、ブログの記事を参照してくださいませ。
Commented by margot2005 at 2008-05-10 02:00
MACHI さん、こんばんは!
通いました有楽町へ...お会いしていたかも知れませんがお顔を存じ上げないのでわかりませんわね。
3時間バージョン貼付けてあります(「対角に土星」の記事に)。
イタリア語が理解出来ないのとPCの画面が小さいのとでちょっとしか見てませんの。イタリア語理解したいですわ。
Commented by claudiacardinal at 2008-05-13 18:48 x
こんにちわ。こんなイタリア映画祭なんてやってたんですね。せっかく東京に居たのに全く知らなかった・・・。マルゴ嬢のサイトを滞在中にチェックしたらよかった・・・。カラバッジョって私がティーンエイジャーの時にローマで見てとても感銘を受けました。そこからイタリア好きが始まったようなもの。デルク・ジャーマンの「カラバッジョ」も彼特有の映像でとても楽しめました、とってもオブセキュアーでしたが。やっぱり東京はいい映画が多くていいですね。
Commented by margot2005 at 2008-05-14 00:04
claudiaさん、こんばんは!
そうなんです。毎年有楽町で開催されています。
開催は10年くらい前〜でしょうか?観始めたのは3年前からですが、開催時期がGWなので盛況のようです。でも当日チケットも買えますので、宜しければ来年でもお越しくださいませ。
カラバッジョの絵ってスゴくインパクトありますね。
また見てみたいなぁと思います。
UK版の「カラヴァッジオ」ご覧になったのですね。
ここ映画も機会があれば見てみたいですわ。
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