2008年 03月 01日
「いつか眠りにつく前に」
死の床に付く老婦人が見守る娘たちに自身の人生を振り返り、語り始める感動のヒューマン・ドラマ。
主演の老婦人アンに「上海の伯爵夫人/2005」のヴァネッサ・レッドグレイヴ。
若きアンに「幸せのポートレート/2005」のクレア・ディーンズ。
アンの娘ニナに「リトル・ミス・サンシャイン/2006」のトニ・コレット。同じく娘コニーに「上海の伯爵夫人/2005」でも共演したレッドグレイヴの娘ナターシャ・リチャードソン。
アンの親友ライラにメイミー・ガマー。ライラの弟バディに「エリザベス1世 〜愛と陰謀の王宮〜/2005」のヒュー・ダーシー。
ライラの母、ミセス・ウィッテンボーンに「美しい人/2005」のグレン・クローズ。
ライラとアンに愛されるハリスに「リトル・チルドレン/2006」のパトリック・ウイルソン。
そして年老いたライラを「プラダを着た悪魔/2006」のメリル・ストリープが演じている。
監督はハンガリー出身のラホス・コルタイ。
原作はスーザン・マイノットの“Evening”
死の床にあるアン(レッドグレイヴ)は、熱にうなされ“ハリス!”という男の名前を何度も繰り返す。アンの娘たちコニー(リチャードソン)とニナ(コレット)は訳が分からず戸惑うばかり...
一方でシーンは変わり、1950年代のアン(ディーンズ)はベスト・フレンド、ライラ(ガマー)の結婚式のブライドメイツを勤めるため海辺の街へと向かう。迎えに来たのはライラの弟バディ(ダーシー)だった。
そして海辺に建つライラの親が所有する別荘で医者のハリス(ウイルソン)と出会ったアン。やがて二人は急速に惹かれて行くのだった...
現在(40数年前の設定)と、数十年前のシーンがめまぐるしく変わり、最初はちょっと戸惑ったが、中盤位からは物語に入り込めて中々ナイスな映画であった。
死の床に付く母。迷いに迷う人生を送って来た次女ニナは母の過去を知り、強く生きて行こうと決心する。
娘って母の過去を知りたいのだなぁと痛切に感じる。
若い世代を演じるクレア・デーンズ、トニ・コレット、ナターシャ・リチャーソソン。
老いた役のヴァネッサ・レッドグレイヴとメリル・ストリープ。
母たちの過去の男を演じるパトリック・ウイルソンとヒュー・ダーシー。
おまけでグレン・クローズ。
とても、とても豪華な出演陣なのだが、作品は地味で観客は呼べそうにない。
しかし、私的には素敵な作品だった。
ヴァネッサ・レッドグレイヴとメリル・ストリープは一回りの年齢差があるため、メリルは老けメイクで頑張っている。
ライラ役のメイミー・ガマー。名女優メリル・ストリープの実の娘で初めてお目にかかった。母そっくりなのだが、母の持つ強烈なオーラとは縁のないとても地味な女優で親近感を覚えてしまった。ホント、マジで地味な女優。
男性二人、パトリック&ヒューも中々素敵だが、パトリック・ウイルソンが実に美味しい役なので彼が余計素敵に見えてしまう。
パトリック・ウイルソンってまだ30代前半なのだが、「ハード・キャンディ/2005」とか「リトル・チルドレン」でoyajiな役が似合う。
クレア・ディーンズは新しい作品を観るたびに素敵なクレアに逢える気がする。
プロのシンガーを夢見たアン。歌うシーンが何カ所か登場するが、アン演じるクレア自身が歌っている。歌の上手いパトリックがフォローしてるシーンもあり。
いつも個性的なトニ・コレットも大好きな女優で、出演者で満足してしまった作品かもしれない。
アメリカ、ロード・アイランド、ニューポートでロケされた景色が美しい!
ワーナー・マイカルにて...
パトリックは,額が後退してきたので
落ち着いて見えちゃいますが,いいオトコですよね。
「オペラ座~」の頃と少し面影が変わってきたような・・・・。
女優陣はほんとに豪華でしたが
何といっても群を抜いていたのは,やはりメリルだったかな~
彼女にあんなそっくりな(オーラはないとしても)お嬢さんがいたなんて
全く知りませんでした。
ヴァネッサには,もう一人女優の娘さんがいるんですよね,確か・・・。
パトリック・ウイルソン頭後退してますね。
つい最近「オペラ座の怪人」を録画してあったDVDで観たんですが、数年前なのになんか若いですね?でも今の彼の方が魅力あるかと感じます。
これは女性映画なので、女優陣は皆素敵でしたよね。
メリルは出番が少ないながらもさすがの存在感でありました。
ヴァネッサの娘ナターシャ&ジョエリーってとっても似ていて、最初区別がつかなかったです。