2007年 10月 24日
「グッド・シェパード」
CIA誕生の秘話を描いた社会派ドラマ。
諜報部員エドワード・ウイルソンに「ディパーテッド/2006」のマット・デイモン。
彼の妻となるクローバーにアンジェリーナ・ジョリー。
監督&将軍役にロバート・デ・ニーロ。
脚本はエリック・ロス。
なんてったって俳優人が豪華極まる。
デイモン、ジョリー、デ・ニーロ以下...
「キング 罪の王/2005」の ウイリアム・ハート、アレック・ボールドウィン、ジョン・タートゥーロ、マイケル・ガンボン、ジョー・ペシ、ティモシー・ハットン、そして「ママの遺したラヴ・ソング/2004」のガブリエル・マクト。
「善き人のためのソナタ/2006」のマルティナ・ゲデックがウイルソンのドイツ人秘書役で出演している。
1930年代の終わり、名門イエール大学の学生エドワード(デイモン)は、サリヴァン将軍(デ・ニーロ)のスカウトによりアメリカ合衆国の諜報活動に関わっていく。
エドワードはある日、図書館で耳の不自由なローラ(タミー・ブランチャード)と出会い付き合い始める。
一方で友人ジョン(マクト)の妹クローバー(ジョリー)とも出会い、関係を持つ。
やがてクローバは妊娠する。エドワードはローラを忘れる事は辛かったが、子供のためクローバーと結婚する。
結婚式が終わってすぐに、OSS(戦略事務局)の一員として働くためロンドンへ向かうエドワード。そして遥か母国より電話で男の子が生まれたと知らされる。
1946年、家族の元へ戻ったエドワードは、息子エドワードjr.と初めて対面するのだった。
エドワードは良き夫、良き父親になろうとするが、仕事の事が頭から離れない。
そんなエドワードを責めるクローバー。しかし彼はますます仕事に没頭していくのだった...
映画は1940年代と、現在(1961年)を交互に描いている。
歴史に残る著名なピッグス湾事件が軸になっている。
しかしそんな過去の歴史や政治事件を知らなくとも、家族を犠牲にし、国のために身を捧げた男の生き様として、見飽きずとても見応えのあるドラマとなっている。
マット・デイモンは有能かつ寡黙な男エドワード・ウイルソンを好演していてナイス!
彼の出世作となった「グッド・ウイル・ハンティング/1997」では心に傷を持った青年役が似合っていたが、この作品での寡黙な役も素晴らしい!
アンジェリーナ・ジョリーって好きな女優だが、私的にはこの役は今イチかなぁと思う。
脇を固める豪華俳優の中でも、エドワードと一緒に仕事をするレイ役のジョン・タートゥーロが存在感ありでgood。
最近ハリウッドが作る大作映画ってあんまりシアターで観ないのだが、これは久々で観に行って良かった製作費が高額な(出演者のギャラ高そう)ハリウッド映画。
ワーナー・マイカル板橋にて...
見て良かったですわね。私もそれほど期待しないで、なんとなくコレ見るかぁ...みたいな感じで観に行きましたの。
エリック・ロスの書いた本が文庫になっているので読もうかと思っています。
TBありがとう!!
聖書による「よき羊飼い」ってラストに出て来た気がするのですが...記憶が...是非ご覧になって確認してくださいましな。
マット・デイモンはどんどん素敵な俳優になっていきますね。
私的にも「リプリー」のマットは受け入れられませんでしたわ。
これは、劇場で鑑賞できた数少ない1本です!
大きなスクリーンで見てよかったと思いました。
その後『ボーン・アルティメイタム』を観たのですが
FBIを作った男と壊そうとする男
どちらも見事に演じたマット・ディモンが素敵だと素直に思いました♪
今気づいたのですが、脚本エリック・ロス
今日の記事にアップした『ラッキー・ユー』の原案もエリック・ロスでしたっけ・・
素晴らしい才能に触れることができて幸せだなぁ~と思いました♪
間違えました・・・(汗)
FBIじゃなくてCIAですね!!
CIAを創設した男となってますが、それってやはりスゴイ人だったのでしょうね?
脚本家エリック・ロスはちょっと調べてみたら色々と書いてますね。「ラッキー・ユー」もそうですげ、同じバナ主演の「ミュンヘン」も書いてますね。ハリウッドの売れっ子脚本家なのでしょうね?
まあこの顔ぶれを見たら、制作費は想像するだけで、恐ろしいですね(笑)
ほんと豪華な出演陣でしたね。
製作費のほとんどが出演料でしょうか??
今日はハリウッドでお邪魔します。
見応えのある作品でしたよね。
政治的裏事情に切り込んで、人間模様もしっかりと描かれていて
なかなか骨太で。
しかも映像も陰影に富んで素晴らしいと思いました。
マットの魅力にやっと気付いた迂闊者です(笑)
TBさせて頂きました。
いつもTB、コメントありがとうございます!
たまにハリウッド大作を観て満足すると嬉しいですね。
これは正にその一本でしたわ。
人間も、ストーリーも掘り下げて描いてあるので見応えありました。
マットは年々、年を重ねるごとに魅力的になっていきますね。
次回観る彼の映画が楽しみです。
これは凄いスパイ達がモデルになっていて、ほとんど日本ではマニアにしか知られていないことで、映画として消化するには、複雑すぎる内容だと思います。Dulles、CIA長官に関する私のBlogのurlを上に入れておきました。映画出演者達の座談会へのリンクもつけていますので、時間があれば、クリックして下さいね。
そちらのBlog拝見させていただきたいと思います。